アーカイブ:2023年2月24日

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正直な話…最近のカタル君はあまり強気ではありません。目先的に最大で一か月ほど休む確率が高いんじゃないか?…と思っています。本当は儲かる株は、全部、売りたいほどです。この理由は、多くの株価が伸び悩んでおり上昇できません。まだ市場の回復に対し「疑心暗鬼」なのでしょう。でも…同時に大きく上方乖離する「日本製鉄」(5401)などを観ると…このままPBR1倍以上まで回復出来るんじゃないか…との期待もあります。

日本製鉄(5401)の月足推移

その株価ラインは4294円です。同時に配当利回りは、まだ「市況もの」と言えど…5.87%です。この橋本さんの経営改革は、「日経ビジネス」で特集されたように…世間から認知されつつあるのでしょう。最近、日経新聞は幾分…総資産経営からROE経営に報道のスタンスを変え始めています。

事実、同時に株価が上昇している「お船」の株価は実際の市況悪化にもかかわらず…既に仕手化し始めました。「カタルの謎」、つまり…船株の「低PERの謎」が、徐々に…改善されています。本日も高いようです。しかし…全体株の動向を観ていると、その多くは…「割安株の株価修正」相場です。日本製鉄は代表事例ですよ。

しかし…このような割安株と言うのは割安な理由があります。あまり未来に対する「希望」がない保守的な銘柄です。故に、常に…配当利回りなどが高いのです。この現象は今だけです。日本製鉄の株価が、何処で上昇の勢いが止まるか分かりませんが…乖離から見て時間の問題でしょう。相場の潮流が一度、下げた後で「変化する可能性」があります。次のステップ・アップする展開です。この時期は年末だろうと思っています。

この転換の時期に、「エーザイ」(4523)と「大阪チタン」(5726)の活躍に期待をして…本日は久々にエーザイを7500円で100株だけ買ってみましたが、まだ駄目だったようです。勿論、大阪チタンも2850円で500株(300+200)買いました。ここからが下げの本番かもしれません。

そうですね。分かりやすい形では…この2銘柄の底入れのパターンは「川船」(9107)のようなケースが参考事例になるのでしょう。

「川船」(9107) の日足推移

昨年、9月の「恐怖」さえ感じるパターンです。慎重に対処するためには、何も難しい「安値ライン」の予測ではなく…完全に「底入れ」した後に、買い始めても構いません。たぶん…このように底値を確認した後で、新しい相場が開始です。通常の証券マンは「矢印」のラインから参加します。

まだ川船は最高値を奪回する…可能性もあります。何も、既にお船の相場は終わっていると思うのは「早計」でしょう。むしろ最高値、つまり昨年の高値3696円を奪回してからが…本格的な相場の可能性もあります。それが「仕手材料株」でしょう。もともと…「低PERの謎」が間違っていたのです。

今の相場は時間が「ズレた」訂正波動でしょう。でも相場としては…大きな期待があるかどうか…は分かりません。一度、完璧な相場の季節を逃していますからね。まぁこのような矛盾を作った市場は、劣化しています。日本製鉄の「金利裁定」もそうです。何れも…ようやく株価が修正を始めている最中です。この理由が「GDPデフレーター」なのです。

つまり…GDPデフレーターは、名目成長時代を測る「ものさし」です。

「野村証券」(8604) 週足推移

やっとここまで来たのです。故に、「野村証券」(8604)も上がり始めています。なにも…偶然に動いている訳ではありません。皆さんには、見えないかもしれませんが、「東芝」(6502)を、カタルが買っている理由も、同じ「時代背景」です。たぶん…近々、決定するのでしょう。TOB価格は5000円だろうと思っています。基本的に東芝のようなやり方は、もう通用しないと思っています。

最近、電通の高橋さんの検挙から、芋づる式に…「談合」へ、地検は捜査を広げています。最後は大手建設まで行けるかどうか…。そうして日本の建設会社も日本に留まらず、海外、特にアセアンに経営の舵を切る会社が出てくるかどうか…。この辺りが焦点になります。

まぁ、あまり当たりもしない「未来図」を述べても、「空想」も意味がないので、この辺にしましょう。ざっと今のカタルの頭の「空想」をレポートで描きました。完全復活は「日経新聞」社が、総資産経営を止めて…ROE経営に舵を切った時に、メディアの論調も新時代になるのだろうと思っています。

最近のテレビ局の株価は、割安圏になりました。でもやはり価値はあるのでしょう。あの時にホリエモンや孫さんに経営を委ねているなら…日本の意識変化も早かったのでしょうが…東京地検を動かした「村社会論理」の選択でした。でも、結果はどうでしょう。今回の電通の高橋さんの検挙も、時代の変化を認識した人達の活躍でしょう。

現在のカタルは「意外」とも思うでしょうが…かなり弱気です。大阪チタンもそうですが、「KPPG」(9274)などは、代表事例かな? 買うとすれば…やはり持ち合い解消が一定の決着を観る3月中旬まで…注意は怠れません。持ち合い株式の解消が、やはり気になります。

現在進行形などで…川船のような「後追い講釈」では意味がありませんから、現在、株価が底入れをする可能性のある株として…昔のカタル銘柄の失敗株の「ロコンド」(3558)は、その川船の「c」の株価位置の可能性があります。

「ロコンド」(3558) の日足推移

基本的に株価波動の動きは、底値の「確認作業」が欠かせません。基本は底入れをしたようでしていないエーザイや大阪チタンはまだ早過ぎます。しかし…株数を揃えるには下げ波動を買わないと、なかなか…思う株数は揃いません。テスラやアップルも同じですね。

でも…本当は川船のように「e」の時点が、前の高値「b」と「d」の二つの高値を抜いて…揉み合いに入り…再上昇をした「f」の地点で目先筋が参入するポイントでしょう。

時間軸の話です。自分の力量の懐が深いのか…それとも浅く、性格も短気なのか? それぞれ…株価には「独自の株価位置」がありますから…自分の力量を把握してトライすれば良いでしょう。

この株価観測は仮定の話ですから、安値を更新すれば話は変わります。エーザイは一度、反発らしい動きをしましたが…結局は駄目でした。反転は近いのでしょうが、まだ早いようです。大阪チタンも同じです。しかしロコンドは既に反転している可能性があります。この確認は、株価の動きを観察しての決定になります。つまり時間軸の話です。

どの株も同じですよ。

それぞれ株価位置の関門があります。この動きに…全体相場が加わります。市場要因が重要なのは、いつも手を入れている訳ではないのです。入れるポイントがあります。そのポイントで、確り、援助すれば…相場はどんどん大きくなります。

今は先着1名から、2名程度の改善でしょう。大きく株価は伸びません。更に付け加えるなら…「BASE」(4477)も、ロコンドのような株価位置です。つまり川船の「c」のラインを探っています。必ず、そうなるとは言っていません。しかし可能性の話として、川船の「c」だと時間軸が経過して、後になって判明します。

日経新聞の一面に「FRBの変質」(0.25%→0.5%)が載っています。基本的にこの記者は勉強不足です。利上げの元である「粘着性のある要因」の人件費と住宅、つまり賃貸の推移の話ですが、「Zillow指数」の話を理解してないようです。ただ既に、住宅ローン金利は、一旦下がっています。そうして再上昇をしています。この変化の見極めは、時間が必要です。

たぶん…カタルはFRBのメンバーはそんなに馬鹿ではないでしょう。日銀の審議委員より本物人間が採用されている筈です。もともと…強引な利上げを実行した背景は、選挙を意識しているようです。年末にかけて…相場はかなり強くなると思っています。その頃、野村証券が高値を奪回しているかどうか…。この年末年始は、きっと相場を楽しめるでしょう。

今日のレポートは川船の「低PERの謎」は、まだ解明されていません。

「住友化学」(4005) の日足推移

通常、常識的には日本製鉄もそうですが…市況もののPERは5倍程度が最低ラインです。そうして今の常識では配当利回りは4%程度が妥当な上限でしょう。つまり計算をすれば分かりますが、論理的には、まだまだ…日本製鉄は買えるのです。だから仕手化する可能性もあります。この現象は「住友化学」(4005)にも言えます。何故、大幅な減額修正をしたのに…安値を更新せずに、あの時が安値で…株価が上げ始めているか? ホラ、あの東証改革の流れです。

みんな…同じ経済環境の背景で、株価が動いています。基本的に「名目成長時代」はどんなに高値を買っても…大阪チタンの4190円を買ったのですよ。しかし…「ブツブツ投資」で、正しい戦略実行するなら…株で損をすることはありません。

問題は自制できるかどうか…己の力量把握の問題です。「野村証券」(8604)も今年の年末には…あの時の高値721円の奪回が見えるかもしれません。その理由はGDPデフレーターが示すように、名目成長時代に入っているから…日本製鉄を始め…「三菱UFJ」(8306)も一緒に株価が動いています。

もともと…今、株を買っている種族は、とっても大きな資金を動かす本格派のファンドでしょう。ようやく日本経済も34年の悪夢から解放されると思うのが常識です。それでは…また明日。



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