アーカイブ:2023年4月14日

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日本株は、やはり…「米国株」に追随するように感じています。この米国株高の理由は3月の米生産者物価指数(PPI)の話です。でも、かなり内容と言うか…基礎条件は日本と米国は違います。

米国PPIの推移

それなのに日本人は…と思いますが、カタルだけが、そんな事を思っても駄目ですからね。カタルなんか…市場が予測する期待インフレ率(Breakeven Inflation Rate )を昨年の春から夏にかけて、皆さんに紹介していますが…その頃から、既に今回の「インフレ問題」は、カタルの「心の中」で終わっています。その様子が此方です。

米国の 期待インフレ率の推移

ですが、以前のように低い水準に戻らずに…「高止まり」を考えています。その理由は本日の日経新聞にもあるように「インドの自動車販売」です。世界は目まぐるしく変化しています。ロシアによるウクライナ侵攻以来、先進国と途上国の対立は覇権主義の争いが加速しているように思えます。

躍進するインドの自動車販売台数

「理想」(イデオロギー)を取るか…「現実」を取るか…。ここに来てグローバルサウスと呼ばれるグループの勢力が、拡大しているように思います。米国の覇権に対する反感です。サウジアラビアが代表事例でしょうか? ブラジルもアルゼンチンなども…米国のお膝元の中南米も、世界のルールから観ると…逸脱しつつあります。これを陰で中国が支えているように思います。

半導体「戦争」と言っても、過言ではないのでしょう。米国は明らかに中国を排除する動きになっており、日本や韓国など…台湾問題が代表されますが、この渦中にあります。中国は苦しんでおり…市場をアジアに求め始めています。カタルが、何度も述べていた「アジアの躍進」を取り込もうと大きく動いています。

一方、先日、運用規模638兆円を誇る米国投資会社の「バンガード」は「中国撤退」の動きを示しています。同じように…「ソフトバンクG」(9984)は、アリババ株を全部、売ると伝わっています。習近平は、未来産業のハイテク株を「絞めつけています」からね。アリババは、とうとう分割に追い込まれました。現政権は「中国への投資」を望んでいますが、明らかに世界の投資家は、中国の「政策リスク」を意識し始めてお金を引き揚げ始めています。

日本株が、割安にもかかわらず、何故、海外からの「投資」が、舞い込まないか?

基本は、「最高裁」や日産自動車の「東京地検の行動」を観ている為です。東芝問題一つ取ってみると…日本と言う国が、どんな国か分かります。これを、「日本人自身」が理解していません。我々一人、一人の心の中に…ある村意識が強いのです。だからなかなか…制度改革が進展しません。

スリランカのウィシュマさん死亡事件は「氷山の一角」でしょう。既に、管理職の給料では日本は、中国にも劣ります。この34年間の間に、大きく失った「日本の地位」は完全に追い付かれ…僕らは、追いかける立場になったのに…メディアの馬鹿報道の為に、日本人に、その自覚がありません。困ったことです。

株価が34年間も、最高値を取れない意味を、どれだけの人が理解しているのでしょう。ここが問題です。カタルは株式投資を通じて…日本の問題点を共に考えて…一緒に改善したいと願っています。このサイトを続けているのは、食えなくなった「証券マンの悲哀」を綴っています。

34年ですよ。「石の上にも三年」と言いますが…34年ですからね。

もう、どう考えても…政策官僚を中心とするトップは腐っています。どんなに努力をしても食えないから、カタルはレポート屋に身を落としました。まぁ自分に能力がないから…そうなのでしょう。

希望を胸に1989年に上京した時に、既に「リクルート事件」は起きていましたから、この展開を観て、日本の行く末を「悟る」べきだったのでしょう。江副さんは、失意の中で日本株を売りまくりました。彼は、そのお金で日本株を「空売り」したのです。でも一時は成功したように見えても…所詮は犯罪者のレッテルです。ホリエモンも似た展開に見えます。

でもようやく…日本も、変わり始めました。今は新しい日本が誕生する「黎明期」なのでしょう。若者が株式投資を始め現実を見始めています。株式投資は面白いですね。世界の世情が良く分かります。インドの台頭は、これからドンドン…躍進します。でも中国のような加速度的な展開にはならないでしょう。何しろ、現場はかなり「厄介」だと言います。しかし…あの人口ですからね。

日本の経営者は、まだまだ…です。やはり日経新聞などが「時代遅れ」な考え方に縛られて…「的を外れた」取材をしているために…日本は大きく遅れています。あのトヨタを観ると分かります。世界で28位かな? EVの販売の数字です。先行した日産もゴーンを排除したので…後が続きません。小さな世界に拘り…「大勢観」を見誤っています。

米国がEV化になったように…脱炭素化は世界の命題と言うか…。この規制の話しが、本日は日経新聞に載っています。鉄鋼生産で、コークスから水素への転換です。日本は非常に遅れていますよ。風力発電でもそうです。三菱商事が入札を「独占」をするのが…世界の水準です。その秋田支店を作った三菱商事でも、世界から観ると大きく遅れています。

「先見の明」を発揮する筈の株式市場を観ると…なんとなく…理解が進みます。

「アイスペース」(9348)のような博打をやるなとは言いませんが…もっと他に色々あると思っています。その候補株の「エーザイ」(4523)を、本日はパラパラと500株買いました。BASEの期日が近いので、一旦、利食いをして、下値を買い直そうとしています。

「エーザイ」(4523) の日足推移

このまま…「行きそうな勢い」ですね。大阪チタンは3165円に200株だけ買い指値を入れました。昨日は、あのあと…また買い続け、2万株のノルマを達成し…更に増やしました。

基本は段々…評価損が消えて来て、信用の枠が増えます。だから…ほんの少し元気になります。エーザイも同時に出発のようです。ただ大阪チタンは「応援団」が足りないようです。良い銘柄ですが…「仕掛け人のセンス」がないと、なかなか…駄目ですからね。本日は3310円以上で終わって欲しかったのですが…今3165円の200株が買えました。昨日の下値は3160円です。

BASE(4477)の板状況

BASEの今の板状況ですが…今までは、この水準になると、毎度、100万株以上の売り物が場に出ていましたが…今回は71万株になっています。すこし時間軸の調整は、進んだのでしょう。

カタルは、この所、大阪チタンに溺れていますから…BASEの残存がどんどん消えています。なかなか…タイミングが合いません。カタル自身に、力があるなら…上手に相場をリードできると思っているのですが…貧乏人の戯言です。

この大阪チタンを観ていると…この3200円割れが「買い場」のように見えます。エーザイはステージが一段上がったように感じています。7400円割れを狙っていましたが、カタルが下値だと思って買った8500円前後でも、株を買っています。

時間軸を気にする人は、もう少し様子を見ても、良いのでしょう。このカタルが買った8500円台の玉が回転する頃から、「仕掛け」をするのが良いのかもしれません。早いと安値で株を買えますが…時間を待たされて「イライラ」します。

そうか…と言って、昨日も「博打」と割り切って、1000円割れのアイスペースを考えたのですが、やはりどうしても…「内容のない株」をやるのは「抵抗」を覚えました。それが今は1501円の買い物です。過小資本の「おもちゃ」を良くやるものです。

此処は、やはり大阪チタンか…エーザイだろうと思いますが、カタルも「時代遅れ」の化石人かな? 好業績の「ファストリ」(ユニクロ=9983)と言い、昨日は「NPC」(6255)ですからね。目先の材料に、弱い現代人です。だから、あまり先読みせずに…合わせた方が良いのかもしれません。今日はエーザイが買いたくて…買いたくて…無理をして、買っています。

本日、ロコンドが決算発表だと思います。どんな数字が出てくるか? 

チャート的には「一段高」を示す形です。でもカタルは、もう既に「手持ち」が切れています。あとは現物株だけですね。これも、みんな大阪チタンの相場の「読み違い」が、影響しています。カタルの感覚は、3600円台で株価を止めて、今頃は4000円台の株価イメージだったのです。

何故、そんなに売り物はない筈なのに…早めに「仕掛けない」のでしょう。この辺りが…カタルの限界か、それとも市場の限界か…、まぁ、あれこれ…考えても仕方ありませんから、本日はこ、の辺でお終いにします。

また…明日。



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