アーカイブ:2024年1月31日

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僕らの生活は「名目数字」で成り立っていることを…どれだけの人が理解しているのでしょう。実質成長率5.2%…しかし中国の名目GDP成長率は4.6%だと言います。この数字が正しいかどうか…。その議論はおいて置き…実際に中国の株価は時価総額が、色んな説がありますが、900兆円程度…減っていると言います。この実質より、名目値が伸びる経済が正しいのでしょう。

中国株の時価総額推移

しかし…現状の米国は明らかにスピード違反です。

大統領選挙を控えていますが、米国の実質経済成長の…2023年は通期で2.5%の成長ですが…名目値では6.3%の増加だそうです。この差は「インフレ率」なのです。つまり資産投資が続きます。

中国は基本的に…日本の「失われた時代」と同じように「デフレの社会」形成になっています。この場合は資産投資が起きません。資産投資をすると負けるのです。「共同冨裕」から…「スパイ法」の強化です。日本の清貧思想と…同じ土壌を抱えています。

つまり…経済の両輪が動かずに、片方の車輪は逆回転をしますから、同じところをクルクル回ります。基本は、なるべく…名目数字が高い方が良いのですが、あまり高いと弊害が生まれ…バブルになります。米国は、かなり「危うい」のです。

だからカタルは米国の「潜在成長率」の話をしています。しかも米国の財政は赤字ですから…大変です。ドルが基軸通貨なので、タガが外れるとドル危機になり、世界の株価は大暴落をします。だから金利は、高いままの方が…「正しい道」の可能性があり、今の利下げ期待が膨らんでいる現象は、明らかに「行き過ぎ」でしょう。まぁ数年間は大丈夫でしょうが「頭の片隅」に入れて置く…必要がある話題です。

「ルネサスエレク」(6723) の日足推移

昨日は「ルネサスエレク」(6723)が「売り出し」報道から、初めて…反発していました。出来高が6249万、3128万、21742万と減ってきており…この材料は、ほぼ市場に「浸透」したと思って良いのでしょう。カタルは昨年の高値2899.5円を抜き、高値を更新すると思っています。まぁ今回の売り出しは「相場のアヤ」の一環でしょう。

「ルネサスエレク」(6723) の日足推移

基本路線は「車の半導体」は、これから大きく伸びます。だから INCJ(旧産業革新機構)の持ち株が、市場で捌けるのです。通常は売れません。大きな時代背景が動いているのです。だからルネサスエレクだけを買っていても良いのです。問題は、ドイツやオランダの企業との競争ですが、日本の自動車産業のトヨタが落ちぶれても…未だに世界一ですから、やはり外部条件は、有利なのでしょう。

これに加え「BYD」が昨日、決算を発表していました。良い数字ですが、アナリストの事前予想には届いていません。日経以外の報道では此方です。

「ノムラのアナリストらは、これはノムラの予想を4~10%下回るとし、10-12月期(第4四半期)の利益が前四半期比7~27%減となったようだと指摘した。「中国の自動車市場における競争の激化を考慮し、中国に進出している全社のマージンと収益性に関して、より慎重になっている」とし、各社が「市場シェアのために収益性を犠牲にしており、短期的には明確な勝者がいない可能性がある」と述べている。 

大和のアナリスト、ケルビン・ラウ氏は、BYDの1台当たりの利益は前四半期から減少しており、11月と12月に販売促進のために実施された値引きが痛手となったようだと述べた。 シティのアナリスト、ジェフ・チョンは、通期の利益予想はシティの予想通りだが、10-12月期の純利益は、年末のディーラー向け奨励金による追加コストが一因で、コンセンサスを下回ったと述べた。」

BYDの 株価推移

そうして実際のBYDの株価は、こんな感じです。

基本的にBYDはテスラを抜いて「世界一」なのです。それなのに値引き販売をしています。シェア獲得のために形振り構わず…生産高を維持しようとしています。他の多くの中国のEV企業は「赤字操業」を続けています。

「ニデック」(6594)の 日足推移

何故、「ニデック」(6594)の株価が低迷したか? 決算数字は、米国の産業復興もあり…好業績ですが、たぶん事前の期待値が高過ぎて株価が大きく飛んだので…その玉の整理が続いているのでしょう。しかし…本日の安値「5500円は下値水準」だろうと思っています。カタルに余裕があるなら、株を買う水準です。

カタルは「下値保ち合い」は長く続かずに…株価は時間の問題で、200日線に接近をして…今年後半には、この水準を上回ると思っています。だから大きなお金なら…買い場でしょう。

この現象と…日経報道の工作機械の報道と「DMG森精機」(6141)の株価は関連があります。何故か…一番強い値動きをしているのが、このDMG森精機です。

「DMG森精機」(6141)の 日足推移

先駆するファンドの利食いをこなして…この時期から株価は上昇を続け、「オークマ」(6103)も「ファナック」(6954)も遅れてはいますが…株価は追随をしています。報道では今年後半にもEV投資が盛んになるそうです。材料を観て…市場で実際の株価の値動きを観察して…「市場の整合性」が合うかどうか…。それから投資になります。

単に…株価の板状況だけで株を買っている訳ではないのです。

昨日、少し…人気になって来て…期待感の生まれた「BASE」(4477)ですが、本日の値動きには驚いています。まだまだ…市場のコンセンサスが、カタルの気持ちに追い付いていません。

カタルが力説をしても「株価は脆い」のです。本日は少し馬鹿になって株を買っています。308円の15000株の買いは通常ですが…305円、300円、296円、297円と合計で、いくら買ったか分かりません。たぶん本日だけで5万株まで届かないでしょうが…近い株数を買っているのでしょう。

この理由は「黒字化」に向けた投資で、既に述べている通りですがテクニカル面でも「VT指数」は大きく改善しており、下値圏を離脱すると言うカタルの事前観測を裏付けるものです。

「BASE」(4477)の株価とVT指数の推移

このVT指数は一般化されていません。カタルの独自開発です。1回あたりの売買株数なのです。TICK回数は、株価が動く…カチカチと時計が進むような感じで296円、297円を100株でも1万株でも1回に数えます。総出来高をTICK回数で割ると…一回当たりの売買株数が出て来ますが、その数字が大きく膨らんでいます。昨日の平均は1回の売買で…4298株なのです。

「川崎汽船」(9107)の 日足推移

つまり…「大口の投資家」の売買動向を、この数字の推移を追うと…ある程度は掴めるのでしょう。だんだん板状の売り物も減ってきています。ここでは「川崎汽船」(9107)のチャートを使って、その理屈を解説しています。つまり市場に溢れる浮動株式が、大口の投資家に玉が「沈み始めている」のでしょう。

そもそも…株価と言うのは、「浮動株式の吸い上げ」なのです。ある程度、市場から浮動株式を吸い上げると、株価の動きは、だんだん軽くなります。 「継続は力なり」なのですよ。

BASEは長い期間、「空売り筋」の儲け頭になっていた株ですから、空売り筋は、なかなか…へこたれません。だから…狙いとしては面白いでしょう。今年はチャンスです。386円を抜けば…ほぼ青空同然です。100万株単位で株を集めて置くなら…面白い存在でしょう。

いつまでも…馬鹿の一つ覚えで…「半導体」では、体(相場)が持ちません。そろそろ視点を変える季節でしょう。

ジェイドGも弱いですね。また1930円が買えるのです。ビックリポンですが、これも現実です。このジェイドGも川船と同じパターンです。このような時間軸を経過して…株価位置が高くても「値固め」が、まもなく完了して…次のステップに株価が向かいます。どうしても下値圏で、株を買っている人が居ますから…株価が上昇していく過程では「手替わりする時間」が必要になります。これが乖離調整です。

人間と言うのは株価より、時間なのです。1年や2年は長い時間ではありませんが、どうしても時間軸を待たされると次の株価上昇期に、ヤレヤレ…と売りたくなります。だから株式投資で儲けるには「不屈の精神力」が問われます。人間は「時間には勝てない」ものです。

ジェイドGも、嫌になる経過時間を我慢できないと駄目なのでしょう。この株だけを売り買いし続けても…「最後は笑える」と思っています。田中君のような経営者は、なかなか…居ません。

「キャノン」(7751) の日足推移

数日前から「キャノン」(7751)が国内回帰の「一番手」だから、株価は騰がる筈と述べていましたが、何故か…本日は高いですね。「増額修正」と「自社株買い」だそうですね。カタルは、いつも事前告知をしています。

でも根が博打好きだから…キヤノンやルネサスエレクより…どうしてもジェイドGやBASEの選択を好みます。これは性格ですから、仕方ありません。

野村証券だけでも良いのですね。1年間を通じたら…目先、多少、下がったとしても結果論は良いものになるでしょう。でも…利食い玉を抱えて時間経過は、通常の人間は耐えられません。どうして利食いをして…他の銘柄に行きたくなります。

後は自分の好みです。自分のやりたいようにしましょう。お昼から…300円台に復帰できるかどうか…問われる「BASE」です。それでは本日は、この辺で…また明日。



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