アーカイブ:2024年1月3日

新春を迎え…相場に挑む少女

明けましておめでとうございます。

実は昨日は、昼頃から家に帰ってきていましたが…流石に、2日から書き始める気力は失せていました。

元日に、正月早々…能登地方で地震が発生しており死者数は増え…1995年の「阪神・淡路大震」を連想しました。しかもその上に…昨日は、第一報のJALの報道から…ボーングの事故を連想し、実際はエアバスとの報道を耳にして…若干、安堵しましたが、最初は乗客の安否が分からず…2日間連続の事故は、「嫌な連想」を、新年早々に…しなくてはなりませんから、書く気力も失せた次第です。

株屋と言うのは「連想ゲーム」の世界ですから、ついつい…色んなことを考えます。

1995年当時の不動建設の相場

1995年は「不動建設」(1813)の「仕手」乱舞でしたが、長く続きませんでした。当時、カタルは和光証券に在籍しており…株式部が「ボイス」と言う相場の実況中継をしており、和光証券の新宿支店が「不動建設」の相場を創った旗艦店でした。

毎日、連日、1000円前後の株価だった不動建設を10万株、20万株と何本も…相場を観て「買い」に行きます。主役は、品川自動車の早川さんでした。カタルも一度だけ、彼を訪問しており彼の「気資」を知っています。

まぁその話は、兎も角…所詮、演出だけで「大勢観」の流れを、大きな相場の流れを変えることは出来ませんから、単発の仕手相場で終わりを迎えます。当時のチャートを付けて置きますが…カタルの記憶と株価は合いません。合併比率か、併合か、株式分割か…何かが、違うのでしょう。

今年は「辰年」で…過去の統計では、かなりいい成績を残すそうです。此方が参考になるでしょうか? 

まぁ株屋と言うのは、基本的に「信心深い」…人種です。相場は「神様の裁量」による部分が大きいと考える種族の人間です。今回の「能登地震」も「阪神・淡路大震」も「東北大震災」も…自然災害だと思っていました。

しかし…東電の原発事故の結論は「自然災害」ではなく…「人災」だと言います。今回の羽田の航空機事故は、まだ解明されていませんが、真っ先に疑われるのは人的なミスです。AIが主導するようになれば…このような人災は減るのでしょうか?

人間がすることですが、その日の体調や感情により、判断を間違えることは良くありますから、暖かな気持ちで…たとえ人的なミスでも「仕方ないなぁ~」と諦めて、そっと見守ることが出来るかどうか…全ては、世相がそのムードを決めます。阪神大震災の頃は、多くの高速道路の耐震性が疑われ…その後、改善が施されていますが、人災認定になっていません。あくまで…あの当時は、「自然災害」です。

しかし…東北大震災の原発事故は「人災認定」でした。きっと現場で働いた…東電の吉田所長は、大変なご苦労されたのでしょう。この心理的な圧迫が、彼の命も縮めたのでしょう。昔は、もっと「大らか」だったような気がします。相場を観ると…市場参加者の世相を感じます。

さて気持ちを切り替えて…今年もきっと様々なドラマが市場で演じられるのでしょう。

株屋のレポート言うのは…当たり、ハズレがあります。それは未来を考えるものですから、当たり前ですが、なるべく好成績を収められるように、いつも事前予想をしますが、当たった「ためし」がありません。

「ナ・デックス」(7435) の日足推移

昨年は年末から…「お年玉銘柄」として「ナ・デックス」(7435)を掲げ…「日本製鉄」(5401)などの「割安株投資」を主眼にしていました。基本的に、その後の相場を観ると「東証のPBR改革」の追い風もあり…その流れは継続しています。

「日本製鉄」(5401) の日足推移

当初は「薄利多売買」の短期売買の路線でした。でもカタルは当初は、駄目相場だから…あるとすれば「仕手材料株の相場」を考えて…「エーザイ」(4523)と「大阪チタン」(5726)で乗り切ろうと思って、何度もチャレンジをしましたが、年初こそ…エーザイはマズマズでしたが、一貫して「大阪チタン」は好業績にも拘わらず、先取りした相場の為か…業績とは裏腹に「冴えない相場」に終始しました。

「エーザイ」(4523) の日足

しかし、この「大阪チタン」の失敗は、カタルを、たぶん…「開眼」させました。

「大阪チタン」(5726) の日足推移

「ボーイング社」(BA)の相場との比較を覚えました。「米国相場の観察」の重要性です。この発想のお陰で、カタルの相場観は更に進化したように感じています。今のところは実証されていません。やはり「検証結果」を観ないと…自身の変身は「独りよがり」か、どうか…確認できませんからね。

でも9月の「謎の米国金利の上昇」など…色んな進化を、カタルレポートで感じることが出来ると思っています。この発想は非常に大切なようです。

春頃から…「三菱UFJ」(8306)を中心として、割安株投資から、指数相場に移行したので、カタルは基本戦略を「薄利多売買」から…何度も「雪だるま投資」への「あこがれ」を胸に、基本戦略の方針を変えていました。

「ルネサスエレク」(6723) の日足推移

しかし相場は大きく伸びず…未だに「循環買い物色」のイメージも確立できていません。「ルネサスエレク」(6723)は7月の高値を抜くことなく越年しました。この半導体の順番は、先の話です。

ここで半導体の絡む…基礎知識が必要になりますから…二つの動画を観てください。先ずは最近の半導体業界の話題を此方です。(約20分)

そうして…もう一つは「チップレット」の話の解説です。実はこの事は事前に…11月12日の会員レポートでしています。(約30分)

「東京エレクトロン」(8035)

「前工程」の「東京エレクトロン」(8035)を代表とするグループと「後工程」の「アドバンテスト」(6857)を代表するグループと…その中間に位置する「中工程」の誕生になるかどうか…。

「アドバンテスト」(6857) の日足推移

この「さわり」(チップレット)は、重要だと思うから、「会員レポート」に盛り込んだのです。その日付と実際の掲げた二つの銘柄のチャートを掲載しておきましょう。一つは、博打で「アオイ電子」(6832)で何処か…探さないと分かりませんが、関連するサイトとして…こちらのサイトも紹介している筈です。

「アオイ電子」(6832) の日足推移

そうして…当時は調整を続けていた「ソシオネクスト」(6526)を紹介し…予備知識のサイトとしてこちらを紹介しています。どちらも年末に来て人気になって来ました。

ソシオネクスト」(6526) の日足推移

ようやく「チップレット」の重要性が認められ始めています。この効率性を高める為、僅かな距離が、性能の違いを産み…チップ化することにより進化します。カタルは「カスタム」ですから、「利益率」がどうなのか分かりません。専門家でもないですからね。

しかしこの「チップレット」は、日本が得意とする感覚です。日本人は周りの人間の感情を読むことが「得意分野」です。「異業種の組み合わせ」が要求される分野なので…このチップレットは、新しい半導体の成長分野の可能性があります。

半導体と一言で言っても、多品種・多用途ですから…成長分野は「ばらけます」からネ。皆さんが、単純に考えるような…グループ化ではありません。

「ルネサスエレク」に拘りを持っているかと言えば…ここからの「車の半導体」は、兎に角、「新規の分野」に近い…「爆需要」を産みます。EV化から繋がる車の世界の誕生ですから…その中心に位置するルネサスエレクは…非常に重要なのです。

何故、2013年9月30日に、政府系ファンドである産業革新機構と顧客企業8社から第三者割当増資に伴う払い込みが完了したと発表した掌握率69.16%のルネサスを保有した「INCJ」(旧産業革新機構)が僅か…10年の2023年11月9日に、同社が保有するルネサス エレクトロニクス株式の大部分を売却すると…発表出来たのか? 

時代が大きく変わるから…その株の「受け皿」が生まれたのです。この銘柄に、「異常な関心」を示している…カタルには、まだ分かりません。

ドイツの「インフィニオン・テクノロジーズ」との世界競争に勝てるかどうか…。だから政府は、応援をしなくてはなりません。「NTT」(9432)の「IOWN」も重要なのです。この話は「ラピダス」の量産化と同じで…新しい「日本の挑戦」の分野です。

冒頭に…半導体の話を掲げましたが、相場の流れの主軸は、色んな展開が考えられます。

特に「M7」(Magnificent Seven)「GAFAMと呼ばれる主要5銘柄(グーグル〔アルファベット〕、アップル、メタ・プラットフォームズ〔旧・フェイスブック〕、アマゾン・ドット・コム、マイクロソフト)に、テスラとエヌビディアを加えたアメリカの主要テクノロジー企業7社を指します。」の成長度合いです。

基本的に昨年は指数を圧倒したM7の活躍でした。このAI革命を推進するのは「エヌビディア」(NVDA)などですが…昨年の活躍は流石に続かないと思っている人は多いようです。例えば…此方です。

カタルは、最後に…こちらの利下げ説は、今は行き過ぎた期待に見えるでしょうから…年初は若干、相場は「緩む」かもしれませんが…やはりこの仮説を主眼にした相場を中心に据えようと思っています。前半は米国の利下げを背景にして相場にむかいます。

「Fearless Girl」(恐れを知らぬ少女)の銅像

この少女の名前の「Fearless Girl」(恐れを知らぬ少女)の銅像の本当の意味は「リーダーシップを発揮する女性の力を知ってください。SHEは違いを生む」とした…職場の性別の多様性について訴えるメッセージ性を持ち、企業が女性を役員に登用することを奨励していることだそうですが…前は「チャージング・ブル」と向かい合って設置されていたそうです。

「強気相場」の牡牛に挑む…少女の名前が、「恐れを知らない少女」だそうですから…相場へのチャレンジ精神を述べたものだと…勝手にカタルは「相場に挑む少女」を連想しました。今年も、彼女のように…カタルは相場に対して、果敢にチャレンジをしようと思っています。

良いのです。たとえ失敗をしても…。何度、やられても…また立ち上がり、彼女のように「どうだ…これでもか?」と誇らしく「生きる術」を身につけたいと思っています。

本年もよろしくお願い申し上げます。



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