アーカイブ:2024年5月

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最近EUの問題国は、経済が回復しているようです。ギリシャは当たり前ですが、イタリア、スペインなどの銀行はかなり改善しているようです。その状態がよく分かるのがEUの優等生のドイツ国債とのスプレッドです。そのグラフは此方です。ただドイツがロシアの影響を強く受けて…経済成長力は芳しくなく、EUは6月にも利下げをするとみられています。

ドイツ国債とのスプレッド格差の推移

問題は米国ですが…米国はFRBの金融政策に頼り過ぎ…インフレなのですが、中国との覇権争いがあり、「国内回帰」を始めています。その為に「財政出動」の割合が高く…なかなかインフレ圧力が消えません。

米国への直接投資の推移

簡単な事例が「EV市場」を観ると分かります。米国は「米国第一主義」の観方が強く…以前の寛容さは消えて…関税を中国中心に掛けています。でもこの基本的は、「米国の我儘」です。ロシアのウクライナ侵攻を批判しますが、自分の身内であるイスラエルが、同じ侵略戦争をしても寛容です。これでは…理屈が通りません。ダブルスタンダードです。日本の村社会論ですね。

米国の財政問題

基本的に、このような「身勝手な体制」を繰り返すと…ドルの基軸通貨の立場が悪くなります。市場は、円安ばかり強調していますが、カタルは「円高」になるのだろうと思っています。所詮、円安があったとしても…「170円前後」までだろうと考えています。この水準は「プラザ合意」の場面なのです。

基本的に…カタルの「為替」の観方は、何れ「円高」に向かうと思っています。

今の海外投資家のドルの日経平均株価では、高値を取っていません。

ドル建ての日経平均株価の推移

基本的に海外投資家から、日本株を観ると…日本人とは、「少し違う景色」を見ている訳です。でも最近、日本企業の多くは「ものを言う株主」からの「株主提案」が増えています。反論が出来ないから…あの「豊田自動織機」(6201)が「持ち合い株解消」の動いているのです。そうして、どの企業も「ROE」の資料を掲げてきました。

遅ればせながら…日経新聞の掲載を観ると、徐々に「総資産」経営色が薄れ…世界基準の「ROE」の概念の記事が増えています。そもそも…日経新聞社は「総資産」経営なのです。

でも最近の岸田政権は、海外投資家の要望に対し…「聞く耳」を持っています。だから金融庁の新発田参事官の発言が、表に登場します。昔は「内部抗争」で「埋もれる…考え方」なのです。時代背景が、徐々に変化をしているのです。

ライドシェアも「時代遅れの規制」を掛けた「成田闘争」です。ですが…河野さんは「自動運転」なども、積極導入派閥のようです。時代の流れには逆らえないのです。その「移行スピード」の問題です。

やはり日本は、「本格的な構造改革」期を迎えており「肥沃な大地」なのでしょう。

ようやく市場原理の資産効果を取り入れるのですから…どの株価も上昇を続けて…正常な株価に向かうのだろうと思っています。もともと「日本製鉄」(5401)だけでも良いのですよ。だって…純資産価値を割れており、グループ企業の構造改革も出遅れています。

「東京製綱」(5981)で、TOB事件に発展しましたが…結局、親会社の意向通りになりました。抵抗した子会社の役員は「総入れ替え」です。このような「株主の権利」の意味を理解しないとなりません。この事件は2021年の春の話です。我儘な…総資産経営の元である「村社会論」は、確実に後退を続けているのです。

このような事象を、歴史的な時間軸で追っていくと…「時代の流れ」が見えてきます。

何れ…東京地検の内部も、完全に変化すると思っています。昨日、NHKのプロジェクトXの番組を紹介しました。苦労をしてEVの電池を開発していました。日本時間は通用しないのです。もう…決まっているのですが、時代の流れを読まないと…時間を待たされることになります。たった、2年や3年ですが…その時間を「我慢できる奴」と「出来ない馬鹿」が居ます。

カタルはいつも上がる株は、「事前に決まっている」と述べています。

しかし見えないのが時間軸なのです。でもブラックロックのような規模になると…自分で、その時間を勝手に操作できます。

皆さんは、経験がないから、株価を観て騙されます。野村証券の福島副社長かな? 誠備グループの加藤暠(あきら)も同じなのです。やり方は一緒です。あの誠備事件は、個人投資家が「村社会」の権力に立ち向かったから…加藤さんは、「個人投資家ら」から…絶大な人気を得ていました。

でも彼は、折角の「力」を間違った方向性に使ったので…自滅したのです。

カタルは日本人の間違った思考パターンを、「正常に変えたい」と願っています。そもそも…最後は教育論になりますから、日本人は本当の意味で変わるのは「世代を超えた時間」が必要になります。先ずは、教育にお金を掛けねばなりません。市場が変わるなら…お金の流れが変化します。やはり「お金」なのです。

「ソフトバンクG」(9984)の孫さんのスタートは「ヤフーBB」でした。

カタルは当時、西葛西に住んでおり、毎日、駅前でパラソル戦略を実施していました。あの時代にネットを普及させたのは、彼の「功績」です。たぶんNTTの「村社会」時間の「成田闘争」では、数年…時代変化が遅れていました。

でも孫さんは、「時代認識」が正しかったから、彼はもう一段、「ステップ・アップ」することが可能でした。でもあの戦略は、お金がないと出来ないのです。先行した「設備投資」のようなものです。「水道哲学」です。

カタル自身も「間違う事」は多いのですが…早く、もう少しお金があるなら、自分で相場を正しい方向性に導く…「手助け」が出来ると思っています。「村社会」論の時間軸ではなく、正しい時間で「世界競争」です。村社会論の成田時間を強要することを「破る力」は、やはり「お金」でしょう。

この数年、「時間軸の壁」に遭っており、どうしても「超えられない壁」を感じています。やはり…「お船の相場」の時間軸は、カタルの認識が正しかったと、今でも思っています。でもあの時に、カタルには「相場をコントロールするお金」もありませんから、「無駄な抵抗」です。ブラックロック様のような資金力があるなら…いくらでも「良い相場」を創ることが出来ます。

相場を理解する人は、市場には、皆無に近いのでしょう。誰も分からないようです。

まぁ微々たる力ですが「技術の伝承」の意味を込めて…カタルレポートを続けるのは、ある意味で「ボランティア活動」のようなものでしょう。でも本当は、早く卒業式を迎えたいのです。でも神様は「薄情」です。「カスリ」ばかりで、なかなか…「大当たり」を引きません。たった一銘柄で良いのです。

まぁ今回も失敗をしていますが、この程度なら大きな痛手になりません。

皆さんもお金がないなら仕方ありませんから、ジッと…「亀」や「熊」のように…今の試練の時間が通り過ぎるまで。冬眠をして時間経過を待てばいいのです。何れ…時間が結果を示すでしょう。ノンビリやりましょう。

K君は、なかなか…強いですね。やはり目先の壁を抜け…一気に「立ち上がっても」可笑しくありません。

本日は「さくらインターネット」(3778)も高いようです。カタルが日興マンなら…事前に売らせます。もっと…株価を下げます。むしろ…野村が、此処では「大阪チタン」(5726)の「背中を押す」べきでしょう。早く設備投資のための「公募増資」を企画すべきです。本日は2450円で500株だけですが、株を買い直しています。でも…「東邦チタン」(5727)は既に決めたようです。

本当に…最近の若者は仕事のやり方が、伝授されてないのでしょう。そう感じています。証券マンと言うのは、もっとプライドが高い職業の筈です。今のセールスで、顧客を断る人間が、何人いるのでしょう。

たぶん…この休みに話したクオンツ運用の「ルネッサンス・テクノロジーズ」のなかの「メダリオン・ファンド」は「限られた人だけ」の特権でしょう。

通常、あのクラスになると、お金を預かって欲しいと言っても、お金を受け付けない筈ですね。規模の拡大が邪魔になるのです。「自由に、動ける」程度が丁度、良いのでしょう。お金も一緒です。普通に使える程度のお金があれば…余分には要りません。反って…相続争いなどの不幸を招きます。

使えないお金など…意味を成しません。

「己の器」と言うものがあるのでしょう。株式投資の難しい所は、此処です。例えば…このK君の高値は8830円を付けたのです。その株価は、本日はたった423円です。僅か3年前には、1600円でも「買えない人」が大勢いたのです。その株価が、僅かな期間に8830円ですから…驚きます。でも、もっと驚くのは、つい先日301円の株価を付けたことです。本当に…人間と言うのは馬鹿な動物です。でも、これが「現実」なのです。

僕らは「本物の投資家」を目指しましょう。これをマスターするなら、晩年はお金に困ることはありません。「人間動物園」暮らしに、みんなが、いずれ、そうなるのですが、その時に、子供たちに「介護離職」を迫ることもないでしょう。

自立した老人になって、寂しく死んでいくのでしょう。だから、早く…「尊厳死」を真剣に議論して欲しいものです。カタルも、もう少し…頑張らないとなりません。でもいい加減に…本当に、「卒業式」を迎えたいと思っています。

早く早く…こっちが元気の寿命が、その内に尽きるのです。皆さんも、いつ死を迎えても良いように、自分らしく…精一杯の生き方をしましょう。そうしたら死を迎えた時に、「自分を褒めて」…楽しい時間で、死を迎えることが出来るのでしょう。カタルは、そう思っています。また明日。



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