アーカイブ:2024年5月30日

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辛うじて…5月のFOMCで「QT(量的削減)の減額」を観て、強気に転じた相場もその後の指標をみると…相変わらずの経済の強さです。でも…「エヌビディア」(NVDA)単独のリードでは、他に「波及する力」もないようです。

米国10年債の利回り推移

月末発表の「PCEデフレータ」に怯え…金利は上昇していますから、どうしても株価位置が高いので…「利食い」が先行します。昨日はこのAI革命に賭けてみましたが、結果は「空振り」のようです。

依然、今年のテーマになりそうな「3つの可能性」が主眼です。

ただ一つだけ気になる報道もあります。中国の「融資平台」の話です。あの時の「リーマンショック」は当初は「サブプライムローン」だけでした。だから…カタル自身は住宅が担保だからそれ程大きな問題にならないと思っていました。

CDSの推移

でもリーマンショックの本当に本質は「CDS」(クレジット・デフォルト・スワップ)と言う…影の銀行システムの破綻だったのですね。この経緯が分かり一つの手がかりは此方です。

仮に…この地方債務問題が大きく表面化すると、中国は追い込まれ…「台湾有事」まで考える必要が出てくるのでしょう。まさか…とは思いますが、株の場合は、いつも「魔坂の用心をする」必要もあります。株価位置が高いので、気を付けないとなりません。

カタルは、この基本は「乖離」だろうと思っています。

つまり…200日線より大きく上方乖離している株は、いつの場合も「高い株価位置」では「注意」が必要なのでしょう。今回、5月のQT削減からの上昇相場は、これで一度は「終了場面」を迎えた…と考えるのが、普通の考え方でしょう。

まぁ「サプライズ」があり…インフレの鎮圧が明らかになるなら、話は変わりますが、データや相場を観ていると…カタルはあまり重視してなかった「Aプラン」である「AI革命」が急浮上しました。しかし昨晩のNY市場では、この広がりは感じられません。

つまり…リードできるセクターで「全体の株」を引っ張れません。このシナリオには、「無理」があるのかもしれません。

「野村証券」(8604)の 日足推移

この辺りは「野村証券」(8604)の乖離問題にも似ています。昨日は957円まで…高値があったのですが…最後は安くなっていました。この現象を観ると、まだ「調整は完了してない」のでしょう。やはり75日線を挟んだ展開で、更に「時間推移」を待つことになりそうに感じています。4桁定着は、しばらく「お預け」なのでしょう。

本日は、どちらにしても…大きな動きはないのでしょう。基本的に日本人は、未だに「金魚の糞」です。誰かが「リード」をしないと「駄目な人種」で…自分で「ラッセル」をする人は居ません。それだけ市場は未だに疲弊をしているのでしょう。逆説的にはチャンスです。

いや…強いですね。「大阪チタン」(5726)は可能性が出て来ました。

「大阪チタン」(5726) の日足推移

ここから…「本領発揮」です。株価波動は3000円の時に、カタルはもう下値だろうと思って3000株を買ったのです。今回のタイミングで、この壁(3000円)をクリアできるなら、公募増資を発表すべきですが、儲かる銘柄になる可能性が出て来ます。あの仕手株相場が始まる可能性があります。約1年遅れのスタートになります。

カタルは、まだ「公募増資の発表」がないのが…不思議なのです。借金で300億円の投資は大変です。それとも…詳しく有価証券報告書を観ていませんが、持ち合い株式か、何か…他に財産があるのかどうか…。調べるのは大変ですからね。まぁそんな時間はかかりませんから、後で…暇な時に分析をしてみましょう。

カタルは一応、毎度の事ですが、此処から年末まで損が膨らむのです。

2018年は「最悪」の展開でした。あの時は「古河電工」(5801)に心酔をしており…大きな損失を出しました。そうして…年末は「東邦チタン」(5727)のMLCCに賭けたのですが、これも失敗をしました。

結局、その時の運用成績は、春の段階では2倍以上だったのですが…結果は辛うじて「変わらず」に収めるのが、「やっと」の有様でした。その時に「古河電工」の「復讐戦」を誓ったのですが、今回は久しぶりの「チャンス」なのに、今度は「ジェイドG」(3558)の失敗が祟り…この折角の「チャンス」を活かすことが出来ていません。

本当に…自分の手の内と、相場がなかなか噛み合いません。

これも全て…「貧乏」の為です。やはり…株式投資は「ユトリ」の3文字が大切です。貧乏人は、常に「お金」が忙しいのです。故に、自分のシナリオと違う動きを観た時は、警戒し…常に先行して「手」を空けます。

本日もかなり広範囲に「損切り」を実行しました。でも相場は、それほどの「心配は要らない」ように感じています。また「売り過ぎた」のかもしれません。はやく…「ジェイドG」が1800円から2100円に復帰するなら、カタルの手の内も、かなり改善します。

最近、iPS細胞由来のシートの「クオリプス」(4894)が馬鹿人気になって来ました。この内容では、カタルは株を買いませんが、このような「技術革新」が、かなり進んでいるようなのです。カタルは長い…時間観察を続けている「フィルム」(4901)から「帝人」(3401)傘下になった「J・TEC」(7774)は、長く…お気に入りの株です。

本来、カタルは膝関節の「ジャック」に注目していましたが、難しい手術を前提にしています。カタルは、注射をすれば…細胞が再生する可能性を考えていました。でもこれだけの時間を観察していても…その「広がり」がありません。現状は、辛うじて…「帝人」の支援でトントン…です。でもやはり株式投資は未来の夢に賭けるのが道理だろうと思っています。

カタルは昨年かな? 割安株投資を主軸に「ナ・デックス」(7435)などを手掛けたことがあります。でも今でも「割安水準」のままです。「日本製鉄」(5401)も、何れは…PBR 1倍を回復するのでしょうが、カタルの時間ではありません。バフェットのようにノンビリは出来ません。株式投資の基本は「夢」に賭ける投資でしょう。

カタルは、やはり「貧乏人」の根性のまま…死を迎えるのかもしれません。なかなか金持ち感覚になりません。まぁ買いたい株は、沢山ありますが…自分が正当な株価まで買い上がる資金がないのです。株価を「社会認知」させるのは大変です。僅かな…お金なのですが、今はまだ日本市場は「黎明期」です。

上がっている株を観ると…「日立」(6501)などの「大型資本」の株だけです。

「日立」(6501)なの日足推移

やはり今、日本株に投資している人は、初期段階の「先行組」だけなのでしょう。最近の報道を観ていると、トヨタの一兆円の「自社株買い」でも良いのですが、ようやく…この爆利益で、しかも追い込まれて、嫌々…実行したような印象です。「トヨタ自動織機」(6201)も同じですが…ここから3年程度で、日本の文化も変化をするのでしょう。最近の自社株買いは相当な規模です。

日本の自社株買い動向の推移

此方の報道では…「QUICKナレッジ特設サイトの「自社株買いレポート」によると、5月の自社株買いを決議した企業数は27日までに260社となった。23年5月(218社)や22年5月(220社)を大きく上回る。金額ベースでは5兆7438億円と、23年5月の自社株買い決議額(3兆2000億円)を大きく上回り、月間ベースで自社株買いの決議額は過去最高を着実に更新する。」となっています。だんだん…米国企業並みに「株主還元」をするのでしょう。

兎に角、この株主還元率のスケールが違いますから、「新陳代謝」のスピードが「M&A」なので…格段に加速しています。そうだなぁ~。こちらの石油業界の報道が分かり易い事例でしょうか? 日本の村社会時間では、世界競争に勝てません。

「ライドシェア」一つとっても…タクシー業界の「既得権力者の保護」です。こんな事では、国民は不幸になるだけです。やはり末端を切り捨てる…「覚悟」が必要なのです。最後尾に時代の時間軸を合わせたから…「失われた時代」が長く続きました。これでは世界競争に負けるのです。

ようやく…「日立」から、今年から「トヨタ」に広がりました。


「バーゼル3」 のルール

この時間軸は生損保から銀行も同じです。「バーゼル3」への対応はまだ決まっていませんが、近年の損失計上は、その流れを汲むものです。2025年3月がリミットなのです。このルールを読むと…金融庁の新発田参事官が、何故、慌てているか分かります。

そもそも…日経新聞が世界情勢を正しく伝えてないから、日本人は世界の流れを、誰も知らないのでしょう。もう狂った報道姿勢です。いつも後追いの遅れた報道です。だから34年間も失われた時間が永遠に続き、末端の国民は不幸になります。

最近、ワーキングホリデーなど…と言いますが、昔のブラジル移民と同じような状態を創ったのはメディアの責任でしょう。猛省をすべきです。政策官僚に忖度をする報道を止めるべきでしょう。

日経平均株価はかなり安いですが…意外に「大阪チタン」(5726)も「ジェイドG」(3558)も高いですね。本日の買いで「最終日」です。これで合わせて…3000株を追加で買いました。あとは「のんびり」しましょう。一般読者には、来週から…語る予定です。

時間軸が伸びる可能性もありますから、正しい知識がないと「納得された投資」が出来ませんから、カタルなりに「詳しく解説」しようと思っております。

やはり…カタルは「Cプラン」寄りの戦略を採用します。皆さんは、迷ったら「野村証券」(8604)だけで充分でしょう。

基本的に銘柄なんか…「一つで充分」なのです。その株が持っている値動きの癖がありますから、その癖を掴めるようになるなら…株式投資は楽勝でしょう。NY市場は不透明感が漂いますが、日本株は「素晴らしい環境」です。

続々…世界からのお金が参入する…外部環境が整っています。そんな事で…これから出かけますが、明日も明後日も…外出先からアップする予定です。大丈夫だとは思いますが、駄目だったらご了承ください。それではまた…明日。



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