アーカイブ:2024年5月25日

難しい岐路

今の市場は、非常に「分かり辛い」面を抱えています。その為に、色んな選択肢が考えられるのですが、皆さんに、理解してもらおうと努めても…どのラインまで理解しているのか? 難しいものがあります。

S&P500の日足推移

カタルはFOMCの「QTの削減」を観て…株式は反発すると思っています。事実、米国の指標はこの5月1日を起点にして「株価波動」は大きく変わりました。

しかし…依然、設備投資から雇用まで、コロナ禍のバラマキや「財政出動」により、米国景気は強い状態にあります。米中対立は、「覇権争い」の面を持っているので、中国のEVの過剰投資からの飽和的な輸出支配が進み…他国を圧迫しています。G7でも…この問題は取り上げられています。米国に続き…EUが、どんな追加手段を採用するか分かりませんが、基本は「資本投資」と「時代変化」の推移にあります。

過剰投資は、何れ…そのバブルは崩壊して「整理」に追い込まれます。故に…「適度の加速」が望ましいのですが、中国は「必死」です。

不動産から鉄鋼など…「適正」と言う言葉を知りません。平気で…民意も「捻じ曲げ」ます。今の台湾独立に対する「嫌がらせ」の軍事演習など…民意からの人気がないから、その「権力」を見せつけます。一見、関係ないような…繋がりが経済活動に影響を与え、市場のお金の配分を変えます。

チャットGPTが登場し、「AI革命」が加速しています。M7などの…世界競争の「勝ち組」は、豊富なお金にものを言わせる設備投資の資金は「兆円単位」ですから「エヌビディア」(NVDA)の株価は更に騰がるのでしょう。何しろ…その技術革新のスピードが、まだまだ…高いのです。

此方の…この報道の一文です。

「トップを走るNVIDIAは、次世代GPU「Blackwell(ブラックウェル)」を発表。前世代と比べ、最大30倍のパフォーマンス向上を実現するとともに、コストとエネルギー消費を1/25に抑えることに成功したという。」

この報道を観ただけで…当面、この分野の投資は落ちません。つまり今の成長は既に大きく加速はしませんが…持続性は、かなり続くと考えるのが普通です。最近では「自然利子率」(R*)の高まりを、言い出す人も増えてきました。5月FOMCを受けたお勉強会の「A」プランの確率が増しているのです。

基本概念を、確り…理解してないから「投資」が出来ないのです。

BBタワー(3776)の日足推移

カタルは、この報道を観て…たぶん…「BBタワー」(3776)は、「一段高」するのだろうと思っています。分かりますか? この「繋がり」が…見えるかな? 何故、「ニデック」(6594)の株価上昇が、此処に来て…加速をして来たか?

「ニデック」(6594)の 日足推移

通常は200日線から、こんなに…見事に株価は立ち上がりません。何故なら、未だに200日線は「下降波動」を続けているのです。だからまもなく…揉み合い場面は必至なのです。

ドイツはロシアの影響が強く出ており、経済活動が奮いません。

商業不動産の様子

昨日は「リンクだけ」張りましたが…やはり、まだ「表」に大きく出て来ませんが…「商業不動産」は大変な状況です。AAAで26%の毀損です。たぶん一般的な銀行の引き当ては、この程度でしかありません。つまり…この後に表面化する「次の舞台」は、既に整ってきました。

一気に「C」プランの転落する可能性もあるのです。

米国市場の時価総額ランキング5位

だから多くのヘッジファンドは「M7の持ち株」比率を下げています。このような報道を観ると…「エヌビディア」は素晴らしいが、同時に「危ない匂い」も漂うのです。

そもそも…これほど「逆イールド」現象が長く続き、しかもM2の「マネーストック」がマイナス圏に転落して、お咎めがないことが、あり得るのかどうか…。やはり、カタルは疑問に思っています。

「ラッセル2000」の 週足推移

チャートも「ラッセル2000」の動きは完璧です。故に…AI革命の本命の「エヌビディア」を認めつつ…同時に、別の感情で、相場を張っているのです。「ジェイドG」(3558)のチャートや「BASE」(4477)のチャートは、「離陸」のために滑走路に向かって…待機しているようにも見えるのです。

選択肢は難しいから…こそ、自分で「路線」を決めて、どの程度を賭けるのか? 自分で決めないとなりません。でも皆さんの知識レベルは「貧困」です。目先の株価を観て、ワイワイ…言うだけです。兎に角、日本人の教育の貧困さを、嘆きます。ロボット教育は「考えない人間」を育て…集団行動を取る人種を、大量に育てました。

メディアは「嘘」と言うか…恣意的な方向性に、一斉に流れます。

馬鹿な政策官僚は「反省」の言葉も知りません。安倍首相はお亡くなりになりましたが、彼の功績は大きいのです。でも「森・加計問題」や「桜を見る会」など…亡くなった後も、「政治資金」問題での鉄拳で、派閥を壊滅に追い込む「村社会論」です。たぶん…地検内部にも、別の考え方の人が育っているのでしょうが、権力争いは、所詮は「醜い」ものです。利害関係が絡むと、その人が亡くなるまで…待つ場合もあります。「成田時間」の強要は続くのです。

メディアのなかにも、「理解している人」は大勢いるでしょうが、最近になって「日産自動車」を叩くのです。でもそもそも…これは業界全体の問題であり、トヨタが「本丸」です。

何故、取引企業の日本製鉄の橋本さんが、トヨタ相手に訴訟を起こしたのか? 既に…撤回をしましたが、その背景が、ちゃんとあるのです。ルネサスエレクの躍進も面白いですね。虐げられた時代を経て…ようやく「コロナの勃発」で、「主従関係」の逆転です。故に…産業革新機構にも「追い風」になりました。

このような「時代のアヤ」は面白いものでしょう。

やはり最後は「運」だろうと思います。大谷君のように「持っている人間」と、努力では、埋められない、どうしようもない「壁」があるのでしょう。サラ…と書いたレポートですが、どの程度の方が、カタルの真意を理解されているかどうか…。

まぁ、この多くの部分は「未消化」なのでしょう。それでも…分からなくてもいいから、毎日、読んでいれば…その内、自分自身も進化をするのでしょう。カタルのような馬鹿でも、ようやく、この程度の文章が、サラッと…書けるようになったのです。やはり「継続は力なり」なのでしょう。

これから会員レポートを書きます。会員の方は、明日にでもお読みください。



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