アーカイブ:2024年7月

調整から反発へ…

今日は何故、こんなに「日経平均株価」が下落を続けるか? 

「日経平均株価」 の日足推移

これをテーマにレポートを書きましょう。今の若い市場参加者は、あまりに目先の株価の「値動きに翻弄されている」ように感じます。基本的に、統計学と言うか…経済指標についての予備知識が、余りないと思っています。

カタルも、皆さんよりずっとレベルは低かったのですが、35年目になるのでしょう。この間に、ずいぶん市場に揉まれました。今では、経済学者のような分析も理解できます。

カタルはいつもニュースを聞くたびに…NHKなどの報道を聞いて「馬鹿な文句」を使っていると思うのです。テレビなどは、もっとも「被害の激しい」場所を報道して…同じことが全ての場所で起こっていると言う「不安」を、視聴者に煽ります。

気象庁の表現も「オーバー」だなぁ~と思います。毎年のように…「50年に一度」の大雨だとか…聞いています。この表現を、毎年、聞きます。それが…なんで「50年に一度」の大災害なのでしょう。死者は、せいぜい…多くても10人にもなりません。多くても100人を超える災害は、滅多にありません。そうしてニュースでは「橋」が壊れ流された「映像」が繰り返されます。でも、同じ県内でも全く…被害のない「普通の所」もあるのです。

メディアの本質は、人々の関心を、如何に、惹きつけるか? 此処に尽きるのでしょう。

冒頭の話に戻ります。テレビのニュースは嘘だとは言いませんが、かなり誇張して報道されています。基本的に、ディレクターは視聴率しか…頭にないように思っています。仕事のプライドより…視聴率が優先されるのでしょう。

最近のNHKも「命を守る行動」を取ってください。…と連呼しますが、実際の死者は、せいぜい数人です。何故、こんな表現を用いるか? 

それは「社会の風潮」が常に…批判的なのでしょう。きっと「苦情」の問い合わせが、報道機関に来るのでしょう。だから…自分達の「責任を回避する」ために…「命を守れ」「50年に一度の大洪水」とか…非常にオーバーな表現ばかりが連呼されるのだろうと考えています。これでは「信頼性」が欠けます。まるで…「オオカミ少年」のようなものです。

それでは、皆さんの心に「布石」を打ちました。メディアの本質を理解して、情報を読まないと駄目なのですよ。何故、カタルが「市場の整合性」を、何度も説くか?

一つのメディアの情報が正しいわけではないのです。同じ事象を扱っていても、メディアが違うと、流石に…反対の解釈は余りありませんが、世の中には色んな見方があります。

過激な思想と一般的な解釈と…ネット社会になって色んな主張が見られます。人々は、自分自身が「心地いい」意見に傾斜します。これが社会の分断を生む原因の一つでしょう。米国の大統領選にも色濃く反映されています。

基本的に米国は「ドルと言う基軸通貨」を持って居り、世界の警察官の役割を担っており、誰もが認める国際ルールを作り、世界秩序を維持してきましたが、最近はグローバル化から「力」が落ちて来て…その地位の死守に追われてきました。グローバルサウスの台頭はそういう事です。この辺りは…武者さんの考え方は、ある意味で正しいのでしょう。読者から頂いた情報が此方です。

基本的に統計も相場の流れも…長い「観察期間」が必要なのです。少し諄かったかな?

まぁあまりに皆さんのレベルが、哀しいほど…貧弱なのです。既に日本は「実質経済」から完全に「名目経済」に移行しています。この基礎概念が、どれだけ…確り理解できているかどうか…で、相場の成績は決まります。ハッキリ言って、昨年まで、カタルは「鳴かず、飛ばずの三度笠」なのです。今年から始まった印象を持っています。

でも実際は、昨年辺りから「新しい相場」がスタートしたのでしょう。どんどん広がって来ました。だからもう「心配」は要りません。単なる「乖離調整」だけです。基本的に日銀のETFが高値圏で処理されて…尚且つ、株価はドンドン上がります。この基本的な概念を確り…持ってください。

この流れの解説を、カタルは「毎日のように」繰り返して…皆さんに伝えています。ようやく、社会全体が「方向転換」をした訳です。だから株価は、乖離調整が終わると…基本的に、どの株価も、また上がります。

日経平均株価への寄与率の順位表

さて…これは金曜日の日経平均株価に影響を与えた順番です。これを「寄与率」と言いますが、そのリストです。日経平均株価と言うのは「値嵩株」の影響を強く受けています。近年は半導体株の影響を「もろ」に受けます。だからここに来ての市況の悪化、つまり市場要因の悪化は…「投資マインド」全体に影響を与えます。個別に良いものも、悪いものも…みんな一緒です。「個別株」要因より「市場」要因の影響が、強く株価に現れます。

カタルは既に…自慢ではありませんが、「市場要因」さえ、良いなら…誰よりも運用成績は良いのだろうと思っています。まぁカタルの好みは少し特殊な面もありますが…一般的な基準も、同時に伝えています。そうして半導体の解説もし始めています。

SOX指数の日足推移

既に半導体株の多くは「200日線」を割れ始めていますから…「乖離調整」は完了しています。この200日線が「みんなが持っている平均株価」だと思ってください。このラインを基準に「株価位置」を考えます。この株価位置と言うのは、今の株価が、どのレベルに位置しているか? 200日線より大きく離れた株価は、必ず「200日線」ラインに戻ります。

この半導体と一括りしていますが、全く「違うもの」と言う認識もあるのです。DRAM、フラッシュメモリが代表格でしたが、最近はドンドン分散され…派生しています。だから製造装置などの「個別株」に比べ…SOX指数はそんなに大下りはしていません。

きっと皆さんは、CPUは一般的な処理や制御を担当しOSの管理やプログラムの実行など幅広いタスクに適しており、一方、GPUはグラフィックス処理や機械学習などの並列処理に特化し、大量のデータを高速に処理すると言う基本認識も知らないでしょう。

近年、話題になっているエヌビディアの「H100」は、GPUの変形と言う認識です。既に今年はバージョンアップされ…「H200」になるのでしょう。このGPUを円滑に動かすために…「HBM」(High Bandwidth Memory、広帯域メモリー)が必要になり…熱を帯びるために冷却装置が必要になります。

たぶん…一般の読者は、この程度の基礎知識もないのでしょう。SKハニックスがHBMの首位、サムソンが激しく追い上げていることも知らないのでしょう。基本的に東電の株価が騰がり…カタルは北海道電力を取り上げていました。Super Micro Computer, Inc. (SMCI)が何故、高騰したか? 冷却装置絡みですが…そんな流れも理解していません。この絡みで…「さくらインターネット」の株価が暴騰して…公募をした「繋がり」も見えないと思います。

「エレクトロン」(8035) の日足推移

しかし一般的に一番手の銘柄から、二番手、三番手に主役が入れ替わり始めた危険性をカタルは知っていますから…滅多に取り上げない「空売り情報」をレポートを取り上げています。

あれから…「レーザーテック」(6920)は、どの程度、株価が下がりましたか? でも昨日も一昨日もソロソロ…転換期と述べて珍しく…「エレクトロン」(8035)を2日間連続で採り上げ、昨日は「エレクトロン」は買わないけれど…「ルネサスエレク」(6723)を3回に分けて200株ずつですが、株を買ったと報告しています。

「レーザーテック」(6920) の日足

たぶん今週で市場要因の悪化による市況は「峠」を越えたと認識しています。まだ半導体のSOX指数は底打ちをしていませんが、基本的にDRAMの価格は一服感が出始めていますが…「上昇波動」の途上なのです。

DRAM市況の推移

政府の補助金を受けた半導体人気はあまりに先走り過ぎています。それがPER 30倍超えの株価水準です。でも「レーザーテック」は、200日線に近づけば…「空売り」体制が継続されます。つまり…最後に全体株が急落したのは行き過ぎています。だからソロソロ…転換期と言う意味で半導体株のチャート分析をしました。

「野村証券」(8604) の日足推移

「野村証券」(8604)を買って「弱い」と感じた株価は945円だったかなぁ~? 可能性としては、最も強いパターンは、この株の一気の「戻り相場」から…新高値街道を続伸です。そこまで強い展開かどうか分かりませんが、全く下値は心配いりません。FOMCで利下げまで読んでいます。しかし、日銀の利上げ観測は「杞憂」です。正しい、市場分析をして…ノンビリ構えましょう。無理をする段階ではないと思っており、「ゲリラ戦」を掲げることや野村証券を買うことは、カタルにとって、「保守的」な対応だからです。

でも上手くいけば…一気に「戻り」が加速します。でも強気のカタルも流石に、ここまで考えていませんが…まぁ一般の人は何度も言いますが…野村証券だけで充分でしょう。そうしてゲリラは、海運株か…新興株です。そんな事で…目先のリバウンドは小さいですが…半導体株も可能でしょう。また…明日。



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