アーカイブ:2024年7月29日

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「米国株」が落ち着くと…一斉に反発する日本株は「金魚の糞」の「付和雷同」人種らしい性格です。日本人はメディアの洗脳で「優秀な民族」、「神の国」説などがありますが、カタルにはそう思えません。ただ「集団行動」だとか、「団結心」は他国に比較して優れていると言うか…勝っていると言う認識はあります。その力が発揮できるためには、有能な指揮官が不可欠です。

終戦から「奇跡の復興」と言われた…日本経済の躍進ぶりは、政策官僚の指導と言うか…リードが時代背景に良くマッチしていました。しかし決して…「政策官僚」が優秀とは思えません。それはプラザ合意前に「政策転換」を出来ずに、「バブル」への道の「小手先」に走ったからです。

今の中国の躍進は基本的に「固定資本投資」です。公共事業投資など…道路や鉄道網などの社会基盤整備が効果を発揮したのですが、日本同様に仮需の分野を、大きく拡大させたのが「間違い」です。故に米国が、今も「過剰生産体制」を批判するのは…良く理解できます。

カタルが好業績の「NPC」(6255)を読者からの問い合わせがあったのですが、「却下」したのは、いくら好業績でも「競争力」がないからです。中国は桁違いの生産力があり、今はあり余っています。

一時の需給バランスで株価が騰がったためです。同じように「一時の需給バランス」で、市況高が生まれ…予期せぬ好業績の「船株」を買っているのは、まだ基本的に株価がPBR 1倍以下の割安水準だからです。

「NPC」のBPS(一株純資産)は392円(四季報数字)に対し、株価は1030円です。しかし「商船三井」(9104)のBPSは6496円なのに、現状の株価は4549円です。そこで…「物言う株主」のエフィッシモ・キャピタル・マネージメントが4割弱を出資している「川船」(9107)の明珍さんの談話が此方です。

今の経営者は「総還元性向」を考えない奴は、間違いなく…失格です。

海運株の株主還元比較

「商船三井」が、今回の「予期せぬ爆利益」で、株主還元をしないとなるなら、その理由を聞かなくてはなりません。既に自己資本比率は57.1%に達して、部外の不動産部門へ多角化投資をしています。PBR 1 倍を達成して、一人前になってから「部外への投資」なら分かります。

「商船三井」(9104)の 日足推移

しかし…現状の「体たらくの株価」を放置して…経営をするなんて、絶対に許せません。こんな経営者は失格で、「落第生」です。橋本さんは「株価低迷の理由」を語らねば…なりません。

明らかに…日本経済は、あの「トヨタ」(7203)でさえ…名目経済に移行してきたので持ち合い株解消に動いて、消極的だった株主還元を始めてきました。時代が大きく変化しているのに…石器時代の遺物の「村社会論」を貫くことは…犯罪に近い、株主への「裏切り」です。間違いなくTOBの対象になります。

現在の海運市況(コンテナ船)

消極的な会社である、保守的な「日本郵船」(9101)が、この時期に「通期の増額修正」をするなんて…あり得ないのです。この1Qの段階で通期数字を増額する会社は、余程、阿保の経営者か…。余程、未来に自信があるのでしょう。

我が国のコンテナ船の海運業は、基本的に「定期船の運用比率」が高い筈です。だから市況に影響を受けない体質の筈ですが…これほど激変をすると言う事は、たぶんONE(Ocean Network Express(Japan)Ltd.)が、昨年、買収した米「アトラス」が想定以上の利益を生んでいるのでしょう。

故に、コロナ禍まで伸びない市況ですが、意外に「コロナ禍に近い…爆利益」の数字まで、これから「増額する可能性」がないとは言えません。何しろ、買収した「アトラスへの用船料金」は不要です。誰も…今は「この指摘」をしていません。

しかも保守的な「日本郵船」が1Qの段階で、通期の増額を打ち出すことは絶対にない筈です。これが「社風」からの観察です。社風や「株価の癖」などは、長く…その企業を観察して、株価を追わないと分かりません。

「ジェイドG」(3558)の田中君の気質を理解するには、数年の観察が必要なのです。毎年、4回も会社説明会を聴かないと…田中君の性格も分かりません。同じことです。

あれれ? また、「高値更新」ですね。博打で推奨している低位株のS君の話です。債務超過スレスレの博打です。しかし怖くてカタルは10万株とか…買えません。今持っている株は合計で15000株しかありません。半端の1000株は売りました。やはり…「大化け」の可能性が在るのかもしれません。でもあくまで今の段階では博打です。来年になれば一般の読者にも紹介できるかもしれません。その時の株価は300円から500円かな?

どの時点で皆さんに伝えるか? 時間軸の壁を克服できないカタルです。

ですが…8月から「ココペリ」(4167)に続く…新規の「U」君を紹介します。当面は銘柄名の公表は控えます。しかし決算が8月上旬の予定ですから、その時に明らかにするつもりです。何故、この話をするか? 「ココペリ」は、目先の企業業績から見て…「買いにくい株」でした。たぶん…プロでもこの領域を理解できる人は限られます。

でも…カタルの経験上、この手のタイプの株が大きくなります。今は「休みだろう」と思っていますが、時間経過で…現状が付いてくるなら、間違いなく4桁を奪回します。しかし経営者の手腕が「もの」を言います。新興株は「経営者次第」です。「ジェイドG」の田中君も、1Q段階では、合格です。

本日は金曜日に買えなかった100株を2000円で、追加で買いました。株価が下げてきたので、1950円の買いはそのままで…他に1960円まで500株の買いを入れたら…途端に気配値が上がり買っていません。仕方がないから別口で1980円まで500株を買いに行った時も、同じように直ぐに気配値が上がりました。たった500株の買い物で…株価が反応しています。1980円が買えたかどうか…まだ「出来」を確認していません。

ですが…半導体株も米国株の影響を受けて戻っています。

カタルは新規上場株の「タイミー」(215A)を気に入っていますから、本日も1650円で200株ずつ、合計400株を買い、更に1600円でも買い指値を入れています。しばらく…追う予定です。上がれば…パスですが、「リクルート」(6098)と同じ理由で未来を感じています。

日本経済の「要」でもあります。

一般的な「人材派遣業」は、全く…興味を覚えていません。でも「タイミー」や「リクルート」は別格扱いです。既に「リクルート」の株価は、推奨時より3倍近くになったので…「パス」ですよ。良い会社ですが、流石に時間を置くと思っています。

半導体のようなものです。既にニュースでは、回復途上だった半導体市況…これはDRAMなどの話しでしょうが、在庫が溜まっているそうです。この回復は、来年にならないと見えないようです。株を買った「ルネサス」(6723)も「上値が抑えられる」のでしょう。もともと「リバウンド」狙いです。

「レーザーテック」(6920)の200日線が、どの程度か知りませんが、株価が戻ったとしてもその程度です。基本は空売り株なのでしょう。

「レーザーテック」(6920)の 日足

半導体は所詮、「市況もの」です。何故、お船はPER 10倍未満なのに…半導体の製造装置だけはPER 30倍を超えるような評価なのでしょう。同じ市況関連です。

しかし「大阪チタン」(5726)のスポンジチタンは、航空機需要の予測から、年率で10%以上の伸びが10年程度見込まれ…やはりその評価は、何処かでPERは30倍 以上と市場は判断をするのでしょう。航空機は作っても足りない状態で、生産体制の増大が「喫緊の課題」なのです。「ジャムコ」(7408)が、この段階で…株価が強いわけです。誰かが明らかに株を買っています。

皆さんは、日々の株価観察を「ちゃんと」していますか?

値動きを追っていれば、自ずと感じるものがあります。カタルは株価の値動きを50年まで行きませんが…学生時代から観ているのです。証券マンとしても既に40年以上です。チャートを観ただけで、だいたいの未来予測は可能です。

「ルネサス」(6723) の日足推移

半導体株を木曜日から取り上げていました。実際に「ルネサスエレク」を、金曜日から買い始めています。まぁ後は「読者の判断」です。カタルは一貫して…今年は「野村証券」株だけを買うだけで、充分と述べています。年末までに、1500円近くまで伸びると思っています。だから今は「買い場」です。

コンテナ船の用船料の推移

事前告知をして、銘柄の考え方の解説をして、実際にカタルは船株を買っています。しかしメディアの多くは、「ONE」が、「アトラス」を買収した視点が欠けています。確か…用船料金は40%程度じゃないかな? いや…この資料では50%が最低で…コロナの時はなんと…430だそうです。今は100を超えて…200程度かも知れません。参考にどうぞ…此方です。

この株がPBR 1倍以下の評価は納得できません。やはり短期の利ザヤ狙いでなく、もっと買おうかな? もし目先、微益でも直ぐに売れたら、買おうと言う気になるかもしれません。この指摘は、たぶん…カタルだけでしょう。その当時の新聞報道が此方です。

こんなところで…本日のレポートは終了です。また明日。



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