アーカイブ:2024年7月28日

夏場の戦略

世の中は巧妙で…他人を「騙そう」とする「悪い奴ら」も、たくさん…居ます。本当に…嫌になります。毎日、メールを開くと「同じような詐欺メール」と疑われるものが、何回も、何回も来るのです。一見すると…本物かどうか分かりませんから、カタルは内容を読まずに全て…「削除」します。アマゾン、東電…兎に角、口座のない金融機関からもメールが来ます。電話も同じです。あぁ…日本人のモラル観も低下しています。

前の公園に毎朝ストレッチに行くのですが…ベンチに空き缶や吸い殻など…ゴミが散乱しています。観ていると公園全体の掃除は1週間に一度くらい…トイレの掃除は、たぶん…隔日でしょう。毎年、最低一回は植木の手入れを行っており、枝などを切るようです。この経費も馬鹿にならないのでしょう。維持管理のお金は、かなり掛かります。

最近は災害が多く…昔のような「原状復帰」の方針を「止めたら」良いと思います。カタルの友達が、大蔵省で、この復興予算の担当官でした。三宅島の噴火の時に、その予算額を聞いたらバカバカしい限りの「金額」でした。避難した島民、一人一人に一億円ずつ配った方が、よほど安上がりでした。

今回の能登の地震もそうです。人口が減りますから、公共事業投資の考え方も「変える必要性」が在るのでしょう。カタル自身は移民政策に寛容ですが、治安の観点から観ると、もっと厳格な視点が必要なのかもしれません。

やはりキャッシュレス社会の構築が、全ての犯罪を含め…効率的に思えます。「マイナンバーカード」の活用をもっと…考えるべきでしょう。引っ越しなどの手続きも、一斉に…出来るはずです。

詐欺メールの様な「悪質なもの」は、直ぐに検挙されますから、馬鹿らしくて犯罪をする人は消えるでしょう。モラル上、問題はあるのでしょうが、もっと監視カメラを増やして犯罪を未然に防止できる仕組みにすれば良いと思っています。フェアな社会です。贈賄罪も消えます。脱税もなくなりますからね。

株価を考えると…「グローバル論理」の沿った対応をしたものが、勝者になっているように感じています。今の株価は、ごく一部の株価が正常な価格構成に変化しましたが、まだまだ…PBR 1倍割れと言う「不可解な現象」が、沢山、転がっています。一つ、一つ…その株価を適正ラインに押し上げるのは、大変な時間が掛かります。でも諦めず…努力を続けたいと思っています。

「流動性の罠」などと言う現象が、誕生したことが「狂った…政策対応」なのです。今も歪なイールドカーブなどが存在しています。基本的に、論理的でない現状は、「何か歪んでいる」のでしょう。日本の成長力が高いなら…必ず金利差が生まれ、成長度合いに見合った金利差が生まれ…その差は拡大をする筈です。

このような一般的な「疑問が生まれる」と言うことが、間違った政策なのでしょう。野村証券の株価が、未だにPBR 1倍以下なんて…あり得ない「株価水準」なのです。会計士がイカサマをしているなら、免許を取り上げるべきだし、仮に財務諸表などが正しいなら…必ず、名目成長時代に入ったわけですから、この矛盾は消えます。この移行スピードをもっと早めるべきでしょう。

最近、ようやく…三菱UFJは純資産価格1670円を回復したのです。でも未だに株価は1685.5円です。毎年、配当を払い…尚且つ、「内部留保」をしている訳ですから、この1685.5円も安過ぎます。正常な市場なら、株価は「もっと高い」のが、当たり前です。でも三菱UFJの経営者の総還元性向は、どの程度なのでしょう。内部留保をするより、先ずは株価意識を高めるべきでしょう。

カタルは「市場経済」を望んでいます。厳格な…市場原理主義者です。

日本の経営者の「エゴ」が生んだ矛盾を「ものをいう株主」が、社会を正しい道に導いているとも言えます。全部が全部…そうだとは言いませんが、北越製紙ではなく…今は北越コーポか…。市場で揉めています。あの時に…「王子製紙」の敵対的TOBを受け入れるべきだったのでしょう。2006年の話しです。

「世界競争」と言う観点が、日本の経営者には欠けています。

任天堂と日立の株価比較の推移

嫌ならMBOでもして「上場廃止」すべきです。上場企業は、常に上昇志向でないと駄目です。強靭な競争力で世界競争に負けない仕組みなら構いません。でも「任天堂」も山内さんが消えて…娘婿は優秀だったのでしょうが、今の姿を観ると「草葉の陰」で、山内さんは悔やんでいるのかもしれません。ここでは「日立」と比較してみましょう。

安川電機とファナックの株価比較の推移

カタルは「ファナック」を推奨していますが、ファナックも先代、創業者がなくなり、今の会長は二代目、そうして三代目の代になり、色んな噂が流れています。何故、嘗ての栄光は消えたのでしょう。今頃、株価は数万円になっていても不思議ではなかった筈です。それが4000円前後の株価で、低迷を続けています。工作機械のなかでは「安川電機」が変身を遂げましたが、最近はDMG森精機など…です。ここではファナックと安川電機を比較してみましょう。

このグラフは、カタルの意向に沿って…作為的に「期間」を選択しています。

このようなマジックを直ぐに気付かないと駄目なのですよ。だから新聞報道を読んだら、自分で、そのデータ元まで行き…自分でグラフを作成して「様々な角度」からの「検証」が必要になります。

大概…日経新聞は「近視眼的な視点」で、記事を綴っています。嘘ではなく、昔の話を重視するのは「おかしい」との意見もあるでしょうが、相場の流れを理解する為には、人間の行動を知る必要性が在ります。

人間と言うのは、基本的に「目先」に踊ります。カタルのような「朝三暮四」が、一般的な人間です。しかし、あのバフェットは違う視点で物事を考えています。彼は現状の利益をかなり重視します。ESGなどと言う「流行」に踊らされず…「確実な利益」を追うように感じています。彼は「コカ・コーラ」を長く…持っている理由は、安定した利益の食品業だからです。

「石油資源開発」(1662)の週足推移

近年は日本でも日本の食品業の株価は高評価されてきました。冷凍食品の開発力は凄いですからね。「現実の利益」と言う観点で…カタルは2年ほど前だろうと思いますが、「石油資源開発」(1662)を会員レポートかな? 1900円台の株価で採り上げています。

期間を長めに取ると…やはり株価はよく上がりましたね。会員からメールを貰ったからよく覚えています。その方はこの時間が我慢できず、あまりうまく利用されてなかったようです。

でも流石に2年から3年もの時間が掛かると、人間は「嫌」になります。でも本来の投資と言う観点では「現実利益」は大切なのでしょう。

海運株の利益はイスラエルとハマスの戦いの結果、生まれたフーシ派の紅海への船舶の攻撃でコンテナ船の運航が滞り…これが基点になって生まれた市況高ですから、「継続する市況」ではなく…目先の利益に見えます。

「コロナ」と言う一時的な混乱の「限られた時間の利益」と同じ考え方です。しかしバフェットもウクライナ攻撃の為に、ロシア制裁で生まれた「一時的とも思える市況の高騰」が、資源株の利益を支えています。事実、原油価格は落ち着きを取り戻し…80ドル台を割れて来ています。実際に原油価格30ドルに対応した戦略を練っている企業もあります。オーストラリアの資源の会社です。

でもバフェット流に現実利益を買うなら…海運株は純資産価格も割れるような株価水準ですよ。だから、買い場とも言えます。

以前なら、自己資本比率は20%程度で、とても買える水準ではなかったのですが、これまでの爆利益の恩恵で、海運各社は、軒並み正常値(50%)を超えてきました。カタルは先日の日経新聞を読んだ商船三井の経営者は、今回は、フロック的な…フーシ派(イエメン)による偶発的な利益ですから…「予期せぬお金」が舞い込んできています。この利益は完全に予定外の利益ですから…遅れていた株主還元を厚くするのが、「普通の経営者」です。

カタルの「社風」認識が間違っていたのかどうか…。今回の商船三井の経営態度は、意外の連続でした。確かに長く…海運不況が続いたから、毀損だらけの財務内容でした、その為に今回の爆利益を、財務内容の補填や成長投資に使うのは分かります。でも社風はもっと…違うはずです。

川船の商船三井の株価比較推移

カタルが2021年8月1日かな? 最初に、「商船三井」の決算を観て株を100株だけ買ったのです。読者の勧めもあり…その後、彼の意見に従って、カタルは利益だけを観て…海運株は「川船」だけに傾斜して行きます。

今回は保守的な「日本郵船」が先行して増額しています。あの三菱ですからね。

本来は定期便比率が高く…不定期船市況に大きく影響を受けない筈でしたが…それでもこれだけの増額です。それも保守的な郵船が…増額なんて、カタルの辞書にはない現象です。たぶん商船三井は、今回こそ…最低1000億円以上の自社株買いを発表して、川船も継続して株主還元を実施するのでしょう。そう読みました。

だからゲリラ戦に相応しい…対象です。

せめて…商船三井の純資産価値の6496円を超えるまで…一気に株を買うのが道理でしょう。時価は4545円ですから、約2000円幅、つまり5割高です。この狙いが一点です。

そうしてPCEデータからも、明らかになり…カナダは「二度の利下げ」を実施したように、米国は7月にも利下げをすべきだろうと考えています。一般的には9月の予想です。しかしパウエルは、現状を知れば…早めに手を打つべきです。

「ニューヨーク・コミュニティー・バンコープ(NYCB)が発表した4-6月期(第2四半期)決算は、3億2300万ドルの赤字となった。前年同期は4億ドル余りの黒字だった。商業用不動産の不良債権が増加し、将来の損失に備えて引当金を積み増したと明らかにした。融資審査を拡大し、商業用不動産と集合住宅のポートフォリオの75%をカバーするようになったという。

今年に入り、これらの債権、特にニューヨーク市の家賃安定型の集合住宅を裏付けとするローンが苦境に陥ったため、混乱に直面。株価が急落し、格下げされた後、投資家から緊急的な救済を受けた。それ以来、経営陣を一新し、問題債権の処理と集中緩和を図る計画を打ち出した。そのために、特定の資産の売却など、戦略的な動きも検討するとしている 25日には、モーゲージ・サービシング事業を売却すると発表。また最近、3対1の株式併合を実施した。」と報じられていました。

やはり商業不動産の多くは「基準値」を大きく割れています。解約も儘ならない「停止状態」が多いのです。だからFRBはインフレ懸念が完全に消え始めていますから…早めに次の行動をすべきです。後手を踏むべきではありません。

米国2年債の利回り推移

ここで2年債の利回りは急低下しており…「新興株の強さ」が、目立ち始めてきました。ハッキリ言って、「ジェイドG」は、もっと下がると思っていましたが…1960円の窓を埋めただけでした。驚きました。

カタルは1万株程持ち株を減らしたのです。あの日の動きを観て…急落はないと思い、連日、株を買い直しています。金曜日は2000円まで500株を大引けで買うと言う注文でしたが、あの2000円は400株の約定で買えない2000円です。自分で実際に売買をしているから相場の感覚が分かるのです。

「BASE」も最近は下値を割れましたが、意外に下げず…現物株の比率が増え始めています。新興株全般に下値は、総じて…堅くなっています。これだけ…日経平均株価が下げている場面なのです。

この選択もアリでしょう。王道は「野村証券」、ゲリラで…「お船」、しかし流れでは「新興株」なのでしょう。カタルはそう考えて…7月から8月の相場に臨みます。

半導体株は、まもなく…落ち着きを取り戻します。株と言うのは一方通行で、動き続けるものではありません。空売り派閥も…「買いながら株を売る」のですよ。

あまりに皆さんの考え方は幼稚なレベルです。株価は反対意見があるから、株価が騰がるのです。全員が同じ意見なら…間違いなく天井です。売り手がいるから…買い手が存在をします。売り物があるから…買うのです。もっと大人の対応をしましょう。それでは…また明日。



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