アーカイブ:2024年9月

鐘が鳴る

カタルは「大阪チタン」(5726)の失敗から、多くの事を学びました。別に…「この路線」が消えたわけではなのですが、なかなか「本番」と言う…「順番が来ない」だけの話です。この時間軸の判断は難しく…今、言えることは「市場の総意」と言う「曖昧な」表現になります。


「大阪チタン」(5726)の 対数チャート(週足)

強烈な仕掛け人が登場するなら、株価は時間軸を凌駕して…「仕手化」をします。お船の相場も時間軸がズレました。同じことなのです。今のように市場環境が弱いと、その「仕掛け人」が育ってなく…どの株も「割安圏」に放置されています。理論的に観て…日本株は、大変な「割安」圏なのです。でも…この正しい認識を持っている人は、あまり日本には…居ません。

だから「セブン&アイHD」(3382)のような銘柄を犠牲にしても…市場に「一石」を投じるべきでしょう。それなのに…「外為法上の「コア業種」に変更=財務省」と言う報道です。分かりますか? 過去から、ずっと…日本はそうなのです。

「日産自動車」(7201)のゴーン氏の逮捕は、ある意味で…その延長線上から「浮上」した事象です。日本空港ビルディング、ブルドックソース、東京機械など…数え上げるとキリがありません。この話と「村社会論」は結びつきます。

今回の総裁選もそうなのです。小泉進次郎は、「JA」から標的にされています。

なかなか「改革」と言うのは、口で言うほど…楽に運びません。必ず、既得権力者の利益を叩くからです。強烈な「反対行動」に遭います。「東京地検」や「最高裁」の壁は、高く聳えます。だから34年間も…「成田時間」を演じて、ようやく、ここまで来たのです。この背景は此方が良いのでしょう。

株式投資をすると…世の中の「矛盾」が見えて来て、そうして諦めるしかなかったのです。だから、カタルは「転職」を決意して…この「IRNET」の前身の「株式市場 日本を考える」が誕生しました。既に、あれから…20年以上が経過するのです。1998年かな?

単に…このサイトは、「株で儲ける為」だけに、書かれているレポートではありません。出来る事なら、株式の知識もそうですが、「社会変革」を促したいのです。市場原理主義に沿った形で…「力ある」人間が、叩かれずに「伸びる社会」の構築です。みんなで「叩く」構造を止めましょう。日本国を、本当に愛しているなら…改革は不可欠です。

今回の安倍派閥を叩いた構図を、誰も「地検が画策した」とは、思わないでしょうが…意図的に情報がメディアにリークされ…本来なら、事件にならず「政策活動費」の不記載程度の案件でしょう。しかし…いつの間にか「メディア」は面白おかしく…「裏金」認定です。何故、地検がメディアを利用して、意図的にリークした情報を書かせたか? 

これを「アドバルーン」報道と言います。先ずは大きくメディアが取り上げて、世間の反応を観るのです。そうして「情報操作」が始まります。日本人は、誰も真剣に「自分の頭」で物事を考えません。メディアの誘導に、疑問を持ちません。

株式投資をすると…何回も何回もそのメディアの情報に誘導されて…騙されて「高値」を掴まされます。

今年、春から夏ですが…「半導体株」の高値を、みんなが馬鹿になって買っていましたね。たった…3か月です。そうして半値になったのです。如何に、「自分の頭」で、物事を考えない馬鹿が多いか…実態が分かります。カタルは「自分で考える」投資家になろうと述べています。別にカタルの意見が「正しい」とは、思っていません。カタルだって「試行錯誤」の連続です。

メモリ半導体の市場規模の予測

でもこの報道を観ると…半導体は此処から大きく伸びます。別に死んだわけではありませんね。この後、東芝関連の「キオクシア」が上場されます。だから…「エレクトロン」(8035)の株価は、騰がるのでしょう。

こんな常識を、理解できない馬鹿が多過ぎます。

最後は「教育論」になります。「画一化」教育を止めて…考えることを身に付けさせる…生きた教育です。世の中には、いろんな考え方が在る「多様化」を認めるべきです。小泉君が言っているように…30年間以上も、グダグダ…言うのは止めて「結論」を出しての行動です。だから「労働改革」なのです。

「パイオニアの指名解雇」事件は1992年です。あれから32年間も経過しているのに…未だに…纏まりません。「労働生産性」が問題になり「効率化」が問われているのに…バカバカしい…限りです。最後尾の末端に、時代変革を合わせるべきではなく…仕方がないから強制的に「切る」しかありません。

その代わり…「生活保護」などの利用しやすさも、同時に拡充して、ドンドン前に進むべきですね。たぶん…小泉君は「JA」から標的にされるほどですから…その事を、一番、分かっているのでしょう。

「タイミー」(215A)が、何故、同じ時期に「誕生」したか?

カタルは「確信」はありませんが、その可能性を感じています。その理由は、「新しい世界」を構築したからです。「時間労働」の世界です。この考え方は「終身雇用」の「真逆の考え方」です。つまり時代を「新しく」…作っています。

過去、「時代革新」に成功した企業の株価は、みんな…100倍以上になります。1000倍近いものも…あるでしょう。100万円を投じ…100倍なら1億円です。「夢」を買っても…良いでしょう。

今は、まだまだ…分かりませんよ。しかし…5年後、10年後は分かりません。これが「成長株」だと言う…証明をするかもしれません。

だから…カタルはNISAで100株、そうして、その後の安値で100株の合計で200株だけですが…その「夢」を託し…「売らない株」を持っています。たった200株ですが、ひょっとすれば…30万円ほどのお金が3億円になるかもしれません。

株と言うのは、本当に分からないものです。カタルは本当に「任天堂」(7974)を2000株だけですが、持っていたのです。その後、ファミコンを発売して…大成長をしました。あのまま…株を持っていたら、今頃は、こんな作業をしていません。あれから40年以上かな?

さて…冒頭の書き出しから「道」が逸れました。

「大阪チタン」(5726)の失敗から、米国株の観察時間を増やして、カタルは大きく成長をしたようです。残念ながら、まだ日が浅く…確信には至っていませんが、たぶんカタルが、間違った「時間軸の謎」が解明されます。

米国2年債の利回り変化(長期)

先ずは2年債の利回りを期間の長いもの…そうして短いものを合わせてみてください。


米国2年債の利回り変化(短期)

そうして昨日の米国株は0.25%から、急速に0.5%の金利「引き下げ期待」に、市場が変化したように見えます。この意味は「自分の頭」で、物事を考えない人は、その「理解」が進みません。

だって…最近の市場は「奇妙」ですよ。長く…「利下げ期待」で株価は上がって来ました。ところが…8月初めの雇用統計の発表から「状況」は一変します。

今度は金利が下がると「プラス」だと思っていたのに…逆に、「景気後退」になる恐怖に怯えて…株価は大幅な値下がりになりました。今までは、金利が下がる期待から、株価が上がって来たのに…折角、その準備なったのに…あら大変です。みんな「アタフタ」しました。

約1か月半、まもなく来週は、カタルが述べていた目途である米国の「FOMC」です。会員レポートでも、いち早く…その時期まで調整は続くだろうと述べており、この観測は、ある程度、当たっています。

カタルは2年物金利が下がってきているのに、なかなか…狙っている「小型株の相場」が始まりませんから…イライラしていました。「BASE」(4477)は、既に2年以上でしょう。ずっと…同じことを述べ続けています。もう「オオカミ少年」なんて、もんじゃ…ない「時間軸のズレ」です。「ジェイドG」(3558)ばかりを、ずっと…言い続けてきました。

この「時間軸のズレ」が、何故、起こるのかな?

それが「謎」でした。しかし…最近「逆イールド」現象が解消され、2年債の利回りが10年債より低くなり、ようやく準備が整ったと思っていたのですが、なかなか…小型株の相場が始まりませんでした。本当に…金利が下がると小型株が上がるのか? 

9月のFOMCの利下げ確率

疑問でしたが、今回は、どうも「米消費者マインド、4カ月ぶり高水準-1年先インフレ期待が低下」と言う報道を受けて…急速に0.25%~0.5%説に傾き…そうして「ラッセル2000」の株価指数は、昨晩は2%を超えて…上昇をして来ました。

「ラッセル2000」の 4時足推移

事実、最近は「アーク」(ARKK)が持っている「Palantir Technologies Inc.」 (PLTR)の株価が、上がりだして…来ました。

「Palantir Technologies Inc.」 (PLTR)の 株価推移

この会社の解説は…米同時多発テロ後にテロ対策支援のため、米諜報機関向けにビッグデータ解析ソフトウェアの構築を始めたことが事業の発端。2008年に最初のソフトウェアプラットフォーム「Gotham」をリリースした。諜報機関のほか、米国防総省や米陸軍などのその他政府機関、同盟国にも利用が広がっている。

その後、エネルギーや運輸、金融、ヘルスケアなどの大手企業と協力を開始。16年に商業課題に対処する2つ目のプラットフォーム「Foundry」を投入した。23年末時点の顧客数は497社・団体、上位20社の顧客当たり平均売上高は5460万ドル。20年9月末、「直接上場」方式でNY証取に上場した会社です。

たぶん…「時間ですよ」の「鐘」が鳴るのでしょう。

まだ正式に0.5%になっていませんが、明らかに、市場は、「今まで」と、反応が変わっています。「利下げを良し」と反応したように感じたのです。

「ラッセル2000」が高値を更新してから、運用戦略の「方針」を決めても…十分なのでしょう。ようやく…新しいステージが開始されるかな? …とワクワク感が芽生え始めています。

「ジェイドG」(3558)の2828円の「奪回相場」が、始まる可能性は否定できません。更に「BASE」(4477)でも良いですね。株価が大きく下がった…「タイミー」(215A)は、「新興株」です。でも博打ですよ。

皆さんは、ノンビリ…野村証券でも半導体株でも充分でしょう。半導体株の一つのデータが参考になります。半導体はどうしても…「エヌビディア」(NVDA)の株価に影響を受けます。問題になっている「ブラックウェル」の量産は、そう「遅れない」ような…報道もあります。

こんなところで…良いかな? 霧が晴れそうな「ウキウキ」気分です。

これから会員レポートを書きますから、会員の方は、明日にでもお読みください。



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