本日はこちらのニュースに興味を持ちました。アップルの起債です。およそ1兆4700億円(1$=105)です。どの程度の資金を自社株買いに充てるのか分かりませんが、ROE経営では自社の成長力が市場金利に勝るなら…借金をして投資をした方が得になります。理屈に合う行為です。過去、米国はこのような形を通じて経済成長を維持しています。
「借金をして株を買う? なんと馬鹿な!」…と思うかもしれません。
しかし我々は低金利を活かして信用取引を活用すると配当利回りを得られるのです。カタルはこの度、野村証券に信用口座を作り、野村証券株を2万株だけですが買いました。仮に30円配当が続くなら…株価が550円なら配当利回りは5.45%です。でも現在の野村証券の信用金利は業界でたぶん一番安く0.5%だそうです。労せず、5%近い収益を得られます。
これと…アップルは同じことをしています。アップルのTTMによると、売り上げは2738億ドルかな? 最終利益は584億ドルになっています。つまり…20%近くの収益性です。それならアップルの格付けは高く1.15%~1.2%だと言いますから、その資金を活用して自社株を買えば…18%近くの鞘が抜けます。だから理屈に合います。
つまり…世の中のお金を効率よく利用するわけです。これがROEの基本的な考え方です。ところが…日本の多くの企業は金利もつかないような低金利で預金をしています。企業の内部留保は2019年度で475兆円もあるのです。自社株買いをすべきでしょう。使わないお金を積み上げるのは馬鹿経営者です。その為に前田道路などのような事例が生まれます。
TOBを掛けられてからアタフタするわけです。たぶん多くの企業が、この本当の意味での時価総額より…低い株価に甘んじています。基本的に純資産倍率が1倍以下の企業は、資産を活用して自社株買いをすべきでしょう。保身の為に、悪戯に資金を積み上げておくのは如何なものでしょう。カタルには理解できない謎です。
このような謎はたくさんあります。ロコンドの株価も謎の一つです。
このパターンはカタルが最も好む…「赤字から黒字に転換する」鉄板の形です。しかも一気に配当までする…気配です。更に、売り上げ、利益とも伸びており、何故、株価が下げ続けるのかは謎です。
ゲームストップの株価が空売りをターゲットにした買いなら…真逆の信用買い残が重いために株価が下げているケースです。企業業績のファンダメンタルによるものではなく…需給バランスによる株価の下げと思われます。
実は、最初はそう考えていましたが…最近は、カタルの考え方が間違っており、ロコンドの企業業績は一時的なフロック(まぐれ)の可能性を考えています。
市場が付ける株価が正しいとすれば…あの企業業績はヒカル君たちの一時的な現象で、実際の実力はもっと低いのだと言う考え方です。そうでないと…この株価推移は説明が付きません。この結果が分かるのは、今年、明らかになる来期の2Qや3Qの発表時でしょう。その時には減収減益になる筈です。
ここにロコンドの株価の焦点は集まっています。
自分があの数字を見てどう考えるか?という事です。一時はどんどん売り上げも利益も伸びると言う評価で…株価は4180円まで飛びました。しかしその後の展開を見て、やっぱりね。一時的な現象なんだ…と言う理解が浸透しており、株価の人気が離散をしました。
でもカタルは、それでも価値があると思っているから…株を買い続けていますが、いつも買っては投げ、買っては投げと「損失」を積み上げています。一貫して…株価が下げ続けているからです。
何故、負け戦を続けるか?
仮に成長路線が続くなら株価は1万円だし…逆に一時的なフロックの評価でも、下値はあと500円程度の話だからです。ロコンドの場合はそうですが…他の株もみんな同じような解釈になります。
例えば…昨日から買い始めた「グロームHD」(8938)にしましょうか…。債務を株式化したことで…借金が減り健全な企業になっています。ですが、例えば…大和証券なのでは、未だに信用で株を買うことが出来ません。仕方なく…カタルは別の証券会社で株を買いました。
昨日、話した証券会社により個別株の信用の扱いは違うのです。基本的に危ないような会社はリスクを避けるために、信用取引をできないようにしています。今回、ロビンフットは資金調達に動いているそうです。
例のゲームストップの事件で、資金ショートをしたのでしょう。その為に一時的に賑わっている株の「取り引き」に制限を掛けたのでしょう。もちろん、資金面だけではなく、顧客が損をしてお金を払えないケースも想定して…制限を掛けたのでしょう。
このグロームHDも、意見が割れます。カタルは金子さんのビデオを見た時に、未来図を直ぐに構築できました。でも時間が掛かる話です。その為にあの時の推奨株価は高く、その後、資金ショート説などがあり、そのたびに乗り切ってきました。そうして先ごろはグロームHDの成長を信じた買いで、株価は2000円を超えた評価を得ました。
ようやく、ここから加速する…とカタルは考えていますから、昨日は1380円から…実はあの後、300株を買い増して合計で500株を買い、それから1365円、1360円で、500株ずつ買い増しをしました。本日は高いので売りに出しましたが売れていません。何しろ1500円の指値です。
逆に株価が、もし下がるなら、どんどん買おうと思っています。ですが…貧乏人ですからね。要するに企業が描く戦略を、自分がどう考えるか?…と言う話です。株価が上がるか…下がるか…と言う問題ではなく、自分がその企業をどう思うか?
カタルは金子さんの夢に協賛して投資をしています。ロコンドの田中君にも高い評価を与えています。だって…これまでの実績が素晴らしいのです。
ソフトバンクの資金ショート説が3月に起こりました。そうして株価は3000円を割れました。その時にソフトバンクは自社株買いを発表していました。カタルはムーディーズなどの格付け評価など…を信じていません。むしろソフトバンクの孫さんの方が、ずっと上だと思っていましたから、会員レポートで大推奨をしています。この会員レポート代金が簡単に生み出せる…と述べていました。
株を買うという事は、企業経営者と「共に歩む」ことなのでしょう。自分が良い選択眼を持っているなら、株価が下がれば…不安にならずに買い続けることができるでしょう。要するに…自分が様々な現象を見て、どう考えるか? 儲かるとか…損をするという話以前に、自分がどんな社会構造を望むか?…と言う問題でしょう。
カタルは「寛容な社会」の構築を望みます。その為には、まずはみんなが豊かになれる社会の実現です。だから実質成長率を重視する経済運営ではなく、名目成長率を重視する経済運営が正しいと思っています。
それ故、安倍政権を応援し続け…菅政権も応援しています。森・加計問題などのガヤガヤいう実質論者は、大っ嫌いです。立憲民主党など…他人批判ばかりしています。自分でこういう社会を作りたいと訴えたことを聞いたことがありません。何故、メディアはこんなに他人批判をするのでしょう。次元の低いバカ放送ばかりです。
昨晩、NHKのBSで「マルクス・ガブリエル」の特集をしていました。唯物主義と言う創られた消費世界に躍らされたけれど…今回のコロナ禍で、ボン大学にオウムや蝶の存在に気付いたと述べていました。
へぇ~、カタルと同じようなことを考えている奴が居るんだなぁ~と思いました。カタルは、ものの価値観から、文化を重視する価値観に人間の価値観が移行すると述べています。所詮、ある程度ものが揃えば…もう物質的な豊かさなど求めません。
ですが…昨晩のミャンマーのクーデターで、イオンの人がミャンマーは間もなく「爆発的消費行動」の時期が来ると述べていました。アセアンの多くの国々は、所得水準が上がり、昭和30年代の日本なのです。だからカタルは日本株が10万円を目指すと述べています。同じような考え方に…触れましたね。少し難しいかな?
要するに…様々な社会現象を見て、市場価格を自分なりに検証をします。そうして自分なりの世界を構築するのです。その仮定に沿って…株式投資をするわけです。
例えば…J・TECは部分的なTOBなので820円に届かすに、798円から株価が始まりました。ですが…第2位のニデックは応募をしないと報道されています。本当かどうか分かりませんが…仮にそれが事実だとすれば…あとの14%もの発行済株式の自社株買いと同じ意味になります。
26389900株を市場から買うのです。フィルムは2035万株しか持っていませんから、あと市場から600万株ほどを買うことになります。他の株主はみんな30万株ほどですから…820円で買えるのかな? たぶん…市場で800円以下のJ・TECを買って帝人のTOBに応募をすれば…利益を得られる確率は、高いように感じています。まぁ信用の人はラッキーですから売ればいいのでしょう。カタルはまだ決めていません。ですが…現引きをして応募をするのも手ですね。
あらら…本日のNPCは783円まで…あったんですね。それを見てから785円で指値をしたので買えていません。だって他の作業が忙しかったのです。野村証券は不思議です。きっと誰かが玉を外したのでしょう。その需給バランスに整理を強いられているのでしょう。まぁ、…ノンビリやりましょう。
本日は、いつもWBSに出てくる八百屋さんの秋葉さんの話を見つけました。彼の人生もなかなか面白いですね。頑張る人は報われるか…。カタルも彼を見習って頑張ろうと思っています。それでは…また、明日。