人間と言うのは実に「浅ましい」…動物です。自分の姿を見ると分かります。欲には限りがなく…これで良いと言う基準がありません。
今回のロコンドの予想数字を見て…カタルは田中君と自分の温度差を感じました。実はこの感覚は昨年の夏にも感じていました。彼の時価総額の目標が1000億円と述べていた発言を聞いて…目標感覚が、カタルとは違うんだな…と思いました。
カタルや孫正義も同年代ですから、やはり「兆円」単位の話を考えます。彼が以前の決算会見で、豆腐に喩え…1丁、2丁…呼ぶことを引き合いに出して、いつか1兆、2兆の利益をあげると若い頃に彼は述べていました。今日では、それは現実化していますが…今の若者は現実的なんだなぁ~と思います。まぁ、世代のギャップと言えばそれまでなのでしょうが、名目成長時代と、実質成長時代の「世代ギャップ」を感じます。
やはい来ています。「NPC」(6255)です。先日、このロコンド追証事件でカタルは持ち株の大半を投げました。実験分は別口座なので売っていませんが、短期保有分の4000株を投げました。損失は計算をすると360472円です。710円で売ったのですが…気になってしょうがないから、736円で5000株を買い直しました。
そうしたら…あの2日間連続の大幅安の下げを食らい…700円割れなので690円台をもう5000株を買おうかどうしようか…悩んでいました。しかし…ロコンドの動きが思わしくなく…再びの追証事態を懸念して、カタルは自重したのです。
でも、やはり来ています。本日は768円です。カタルはその様子を数日前に書いています。三菱UFJを5000株、そうしてNPCを5000株買ったと述べています。1日遅れで銘柄を公開しました。
この理由は、既に日本株は名目成長時代に入っており、昨年の秋ごろと同じで、方向転換により調整を完了させる可能性があります。つまり「潮流の変化」です。相場の流れが変わるのですね。
その候補株として、米国金利高を予想しており、恩恵を受ける金融株の「三菱UFJ」(8306)…今回増額修正を発表したように…5月の決算発表の時には「自社株買い」が期待できます。お情け程度の1000億円や2000億円ではなく…5000億円以上の金額をカタルは考えています。
自己資本比率規制との兼ね合いもありますが…リーマンショックから既にかなりの時間が流れ…厳しい基準をクリアできる低迷期は、終わりを告げます。たぶん…壮大な相場がスタートしたのでしょう。金融は、ある意味で「GX投資」絡みの恩恵を一番受けます。
そうして、もう一つが…もっと「弱い相場」の連想です。やはりアノマリーから来る調整期間は避けられず…日経平均株の横ばいは続き…全体の調整期間が続くと言う考え方です。
その時に飛び出す「仕手材料株」の相場を想定して時代背景に合うNPCを選択したのです。1000円台から株価は下落し…ほぼ調整を完了させている筈です。環境は脱炭素化で、新築住宅への太陽電池の設置を義務化したカルフォニアなど…時代の流れです。相場環境は仕手材料株を求めています。可能性はあります。
本日の日経新聞にも、数値目標が載っています。基本的に僕らは「時代の流れ」を考えて、それにマッチする銘柄を選択するのです。所詮、大きく企業業績を伸ばせる企業は、ほんの一握りなのです。しかも成長株評価でも、途中でこける企業は多いのです。継続観察をする過程で、脱落する企業が殆どです。それ程、高い関門が続く成長株評価のロコンドは、今、試練を抱えています。ですが…長い企業の歴史の中で1年や2年は大きな問題ではありません。
カタルが任天堂の実話を、度々引き合いに出しています。本当の話ですよ。
自分で2000株を買ったのです。証券マンの2年社員だったか…その辺りです。学生時代から株式投資をしており、他の連中よりお金持ちでした。当時、300万ほどのお金で任天堂の株を2000株買ったのです。ゲーム&ウォッチと言うゲームを発売した時です。それからファミコンを発売したのです。大昔の話です。ですが…あのまま、任天堂株を持ち続けていたら、あら大変です。持ち株数は大幅に増え…株価もどんどん上がっています。山内さんのヤクザのような強面の顔が懐かしい。
たった1年や2年で成長株投資なんか…完結しません。少なくとも10年以上の歳月がかかります。それが正当な投資でしょう。時間を超越する心が必要です。まず、一般人の99.9%は無理です。凡人にはそんな時間感覚は理解を超えています。
だから何度か登場させている、マイクロソフト株のOLの実例は、非常に珍しいのです。セールスも顧客もお金が増えていることが分からなかったのです。通常、証券会社に株を預けていれば…矢のような催促の営業活動を受けます。そうして投資信託に変身しています。こんな偶然が重なることは、ないのです。
口で簡単に「成長株投資」と言いますが、先ず凡人には不可能です。だから最初から諦めねばなりません。その時々の良い場面に参加できれば、それで「良し」でしょう。
ほら…NPCは770円台に入りましたね。先日は817円でお辞儀をしましたが…今回はどうでしょう。やはりカタル好みの変動率です。イナゴ族と同じ精神構造のカタル君なのです。
本日は今回の会員レポートの参照株のS君を、また3400円で300株を追加しました。これで500株になりました。たぶん…この株の本当の活躍時期は来年でしょう。5割高は確実でしょう。意外に仕手性がありますよ。玄人好みの株です。
今の相場環境なら1万円の掛け声が、来年にはかかる可能性もあります。直ぐではないので…気が長い人向きです。今原稿を読み返していたら…株価が下がっていますから、もう500株3400円で買ってみます。ハイ、お買い上げです。これで1000株になりました。下がれば、更に買う予定です。
一般人は、目先博打のNPCでしょう。どうなりますか…。
カタルは、銘柄なんか…何でも、構わないと述べています。肝心なのは自分の「心の変化」です。同じ銘柄を手掛けていても…儲かる人と、損をする人が出てきます。同じ銘柄ですよ。それは…投資家自身の「心の問題」です。
もう先日、入れた追証金の400万ほどのお金を証券口座から引き上げました。だから適正値になりました。今の時期は、アノマリーに従うなら…ここから秋が深まる時期まで相場で儲けるハードルは非常に高くなります。
一般人が簡単に儲けることは難しいと思っています。お金は大きく減らさないなら…「それで良し」と言うイメージをカタルは抱いています。だから今回は過去の失敗に鑑み、カタルは、本当は300万円にしようと思っていましたが、野村も芳しくなく…ロコンドだけでない為に、200万だけお金を引き上げました。通常は年末まで清算はしないのですが…あまりの好調さ故…お金を引き上げたのです。
だって…このバカ性格は変わりません。お金があれば、あるだけ使います。買いたい銘柄は山ほどあり、儲かるアイディアは「無限」に生まれます。本日もある実験をしています。665円で1000株の買い物を用いましたが、今のところは300株しか買えていません。どうなりますか…。無限のお金があるなら…様々な実験を同時進行させることが出来ます。しかしお金は無限にはなく…何処かで「線引き」が不可欠です。欲張りのカタルにとって、思ったような実験が出来ないのは悲しいことです。
東芝の今回は、今のところは200株だけしか追加で買っていません。次はいつ買えるのでしょう。野村証券は決算を見て買い増ししようと考えています。どんな数字が出ても…買い場だろうと思っています。
だってアルケゴス問題は一過性の事故に過ぎません。継続するリスク管理の課題はありますが…これは無理です。詐欺は巧妙です。ある程度のリスクを覚悟して果敢に挑戦をしないと、世界のゴールドマンサックスを相手に戦えません。しかしこんなチャンスなのに…野村と言うのは、あまり仕事が出来る人間が上に居ないようです。兆円単位の投信信託はいくらでも売れる環境でしょう。
むかし野村は1兆円規模の株式投信を売ったのです。しかしそれは損をする商品でした。今なら儲かる商品で、いくらでも業績が伸ばせます。今は素晴らしい時代環境が、背景に流れています。「時代投資」とは…こういう「時代の変遷」の中心を行く…銘柄を追い続けることです。
だって30年以上も、証券投資の環境でない実質経済下の「失われた時代」が、ようやく終わり、昨年末に27270円のデフレの長いトンネルの出口を抜けたばかりです。通常は期待感溢れる投資環境なのでPER100倍程度まで買っても不思議ではありません。米国よりずっと素晴らしい…恵まれた環境です。
何しろ…30年間も畑の土づくりをして来たのですよ。こんな実験をするのは日本だけです。清貧思想を振りまいて…国民を「奈落の底」に叩きつけたのです。
みなさんは、もっと時代がどんな風に動いているか? 真剣に観察をしないから、次に上がる銘柄が分からないのです。もう株価が上がる銘柄は事前に決まっているのです。問題はその順番と時間の読みなのです。時間を間違うと大変です。
今回のロコンドのような嵐に、時々遭遇しますが…嵐が収まればまた「順風満帆」でしょう。時間が心を癒します。ロコンドを高値で買っている人も大丈夫です。ただ時間が必要なだけの話です。時間軸が「後ずれ」しただけの話です。大きな問題ではありません。
こんなことは良くあることです。株式投資と言うのは、お金が続くかどうか…。自分の性格を自分がどう把握するか? それが難しいのです。銘柄を当てることなど…ある程度の基礎知識があれば…簡単ですよ。だから田中君が解説した「損益分岐点比率」の話をよく理解すると良いですね。彼はやはり優秀ですよ。ちゃんと分かっています。方向性の問題だけなのです。
右の道を行っても、左の道を歩んでも…同じ目的地に辿り着きます。それだけの話です。ただ時間軸が、先に延びて…イナゴ族がワイワイ文句を言うだけの話です。潜在成長率は高まるのでしょう。カタルなら、前期は投資をもっと増やしていました。若いから彼は踊っただけの話でしょう。楽しいダンスがまた観られる日も来るでしょう。ノンビリやれば良いのです。
この920円の12万株を買うのかどうか…本日は917円まで入っています。やはり5月10日に近づけば…もっと諦める人は増えるのでしょう。ですが…これまでの中で一番、強いことは事実です。船井電機の話です。どうなるのでしょう。沢井のように期間の延長かな? そうなると…決算を発表しなくてはなりません。いくら利益を隠しても数字は正直です。もし事前観測のように、今期、つまり来年の3月ですが、黒字化が見込めるとすると…918円の買いは、安い評価になるかもしれません。どうなるのでしょう。
もう多くの読者は、船井電機を持ってないと思いますが、カタルはあと7000株あります。どうしようかな?
色んな面白さがあります。株式投資と言うのは、見所を事前に考えて押さえておくと相場を楽しめるでしょう。今の最大の見所は米国のインフレ状況です。つまり米国金利の話です。金利高は中国との戦いにも、有利です。何故か? 分かりますね。
米国は本気かもしれません。今回の脱炭素化には中国も参加しますが…ここから中国は「中進国の罠」(中所得国の罠)に陥る可能性がありますが…産業革命を超える技術革新のコンドラチェフの波の最中だから、どうかな? この説が当て嵌まるかどうか…。
面白いね。馬鹿カタルも、こんな空想を頭の中で考えて…相場を眺めています。たぶん…新営業年度入りで米国債を買った馬鹿の日本の機関投資家が、アタフタするのは年後半の筈です。今の米国債の金利安は不自然な現象で、修正が5月の連休明けから6月には開始されるはずです。この読みが当たるなら…三菱UFJや野村証券株の投資が正しい選択肢になります。
少し…長くなりました。ので、本日はこの辺でお終いです。相場を楽しみましょうね。株は下がっても良し…と言う「ユトリ」を大切にしましょう。