カタルはいつも自分の「事前観測」を信じて株を売り買いします。もともとこの5月初めの時期は「危ない」と思っていました。理由の一つがコロナ禍から本格的な調整機会がなく…テーマの変更で、相場を乗り切っています。だから本格的な調整になっても…不思議ではないからです。アノマリーもあります。
最初はマザーズなどの銘柄が大幅高しました。アンジェス(4563)やPSS(7707)が相場を引っ張る形で「ブイキューブ」(3681)などの銘柄が大幅高しました。実はPSSもブイキューブも安値圏の時にカタルはその素質を見抜いており、一度は、自分自身で株を買っています。会員にも紹介をしたことがあるかもしれません。
実は最近、大昔…たぶん2年ほど前の会員レポート銘柄だろうと思いますが、その株が大幅高していました。今頃、上がっているのです。
その銘柄は「前沢工業」(6489)です。昔から…400円台で低迷する株ではなく、おかしいと思ってきました。しかも下水道工事は「横河ブリッジ」(5911)などの橋と同じように…戦後構築されたインフラ整備の「更新需要」を抱え…需要は落ちません。しかし…高内容ですが、人気がなかなか付きません。バイオやAIなどの人気業種と違います。
しかし今回は、昨年末…たぶん日本を代表する産業の半導体関連のグロースと言う成長株投資から金利高でバリュー株投資と言う割安株投資への一環で、金融株と共に水準訂正をしてきました。この前沢工業などが…カタルの最後の関門である「時間の壁」問題を表しています。
カタルは、前から述べています。カタルが「面白い」…と思った株は、必ず、株価は上がる傾向にあります。たぶん…この確率は相当、高いと思っています。
PSSもブイキューブも、もともと素質があったものが…相場環境の変化で物色されたに過ぎないのです。もし…自分に時間を左右する力があるなら…良い相場を構築できると思っています。いつも「市場は間違っている」と言う疑問を感じますが…しかし所詮は、凡人の戯言です。
だからメディアが、日経平均株価の3万円台を見て、ワイワイガヤガヤ…バブルなんて言葉を簡単に使って、解説する構図が情けないのです。相場を知らない連中が、さも知ったかぶりをして…相場を解説しています。ここ2日間の相場の下げを説明するためにコロナ対応の「非常事態宣言」を「言い訳」にしています。それを真実だと思っている日本国民のレベルの低さも嘆かわしい。
今、日本は岐路にあります。村論理派閥とグローバル論理派閥の戦いですね。日本医師会、日教組など…最近の日教組は影が薄くなっていますが、それでも日本の知識人と言われる人間の傲慢さは変わりありません。
学術会議は自分たちが変わろうともせずに、菅政権を批判しているとか…。もう国民の税金から補助金をやるのを、止めれば良いのです。そうすれば…何を行っても自由です。言論の自由でも、なんでも…勝手にやれば良いのです。何故、お金をもらっている側が、偉そうに…文句を言えるのでしょう。
こんな国は、日本だけでしょう。大学入試に落ちて…何故、落ちたか? 落とした方が可笑しい…と大学に文句を言っている受験生のように聞こえます。会社に入社して、社の方針に従わずに…業務不履行なら解雇されても当然でしょう。まったく理屈が通りません。
日本には、このような…「ぶら下がり団体」がたくさんあり、税金を浪費して官僚の天下りを受け入れています。村社会の根底は、様々な腐った組織が存在します。日本医師会が、何故メディアと同じような口調で、政策批判を展開するのでしょう。自分たちの責務の果たさず、「医療崩壊」と喚く連中です。まるで投資信託の募集目標のノルマも出来ない奴が、文句ばかり言っているように、カタルには聞こえます。
学術会議、日本医師会、東芝の社員、車谷さんのコストカット要求が厳し過ぎる…と文句を垂れていたとか…。粉飾決算と言う犯罪を犯した立場の人が文句を言えるのでしょうか? 株主に迷惑をかけているのに…。自分たちが「ものを言う」株主と交渉をしたことがないのでしょう。
経産省も経産省…今回の提案は「渡りに船」でしょう。株主の議決権に対して、「政府が関与する」した問題が、今回の臨時株主総会の真相です。呆れる…村社会論理です。だから日本株が下がっているとカタルは思います。だれも真剣に日本の未来を考えず…「我がまま」ばかり主張する…村社会です。嘆かわしい限りです。
何故、船井電機がMBOと言うか、TOBになったのか?
何故、前沢工業が、ここに来て株価が急伸したのか?
みんな…見えない糸である「市場の整合性」は繋がっています。もっと真剣に日本の未来を考えて行動したら良いのです。もう「待ったなし」なのです。
一例を示します。最近「TPR」(6463)の株価が上昇してきました。しかし…数年後に存在できるのか…どうか。
脱炭素化社会の到来で…日本の自動車関連の4割の業種が、雇用を失います。主要な販売先はトヨタのようですが、トヨタはTPRの株式を売却したとか…。だってエンジンが必要なくなるなら…ピストンリングなどの仕事は世の中から消えます。日本電産の株価は浮上して…その他大勢は消えるのです。でも株価は割安なのです。
自動運転技術は進化し…10年後にはタクシーもトラックの運転手は失業をするでしょう。スーパーやコンビニから店員は消えます。医師もAIの進化で失業するかもしれません。
はやく…対策を加速させないと未来社会について行けません。もうガラガラポンの時代は「待ったなし」の「助走」に入ったのです。それなのに…東京地検様を始め、村社会の権力構造争いをしている場合ですか?
東芝なんか…に構っている場合ではなく、早く次のステップを加速させないと駄目です。悪戯に「時間を浪費した」結果、超優良企業だったパイオニアは市場から消えました。
あの時の指名解雇事件の時に、新しい構造転換を実施しているなら「失われた時代」の存在はなく、米国の時給30ドルと日本の1000円と言う、こんな格差は生まれなかったのです。
何故、本物人間を日本の村社会は暖かく迎い入れないのでしょう? 確かに欠点があるかもしれません。しかし米国はビットコインの詐欺行為やSPACなどの詐欺行為も、寛容に受け入れて、新時代を築こうとしています。まぁ、カタルの倫理観では「行き過ぎ」と思っていますが…それは兎も角、新しいチャレンジに肝要です。
一方、日本は直ぐに国策逮捕です。
やはり良く分かりません。頑張るやつが…恩恵を受けるのが当たり前でしょう。今回の問題が起こらなければ…学術会議の存在も分からなかったのに…そんな組織に年間10億円も国税が消えているとか…。一体、だれが稼ぐお金なのでしょう。
少し頑張ると…銀座のホステスに消えた、たった20万程度の自分のお金が「経費」と認められないのです。情報の価値も分からない税務署員に、いくら説明をしても無駄です。
東芝と野村証券が下がったら買っておけば…「儲かる」選択肢が日本の正しい道でしょう。病み上がりの「名目成長期」に突入したばかりの日本経済は、未だに様々な試練に遭遇します。早く…自分の考え方を変えないと、新時代への対応が大きく遅れます。
株式市場と言うのは、面白いでしょう。世の中の揺れ動く姿を、市場を通じて理解しないと…相場に勝てないのです。
お金を投じる以上、自分なりに正しく理解をしてないと、何故、自分が持っている株が上がらないか? と思いますね。人間は、常に自己本位なのです。これは人間なのだから当然です。自己中心的な考え方しかできません。しかし市場に流れた「潮流」に乗ることが、儲かる秘訣だ…との理解が進むでしょう。
何故、前沢工業の事例を掲げたのか? 2年ほど前に掲げた銘柄が、今頃になって上がっているのです。
「グロームHD」(8938)は、ラッセル組の評価ですが…相場には流れがあるのです。潮流に乗らない時期は、ジッと我慢をするしかありません。昔…任天堂をカタル自身が2000株を買った話をしました。あれから40年以上です。ですが…あの時の300万円の投資を売らずに、今まで株を持っていたなら…今頃は、数十億円のお金に大化けしている筈です。
バフェットのように…何十年もコカ・コーラを持ち続けることが出来る人は、ほんの一握りの存在で、神様領域の精神です。
凡人は東芝が少し下がると…TOBが消えた…と大騒ぎをします。しかし経産省がチャチャを入れる日本の村社会構造が、今、世界から問われている時代背景を考えれば…行く末は、もう決まっているのでしょう。この話と日経平均株価が27270円を超えた話は、同類ですよ。
株式市場の動向は…時代の流れを株価で表現をしています。だから深く読むと株式市場の本当の「楽しさ」を楽しめます。何故、自分が買った株が下がったのか? 自分の行動の…どこが、間違っていたのでしょう。完璧に株価の予測など…不可能ですが、ある程度の方向性が理解できるなら…より一層、株式投資を楽しめるでしょう。カタルレポートがその礎になれるなら幸いです。
難しいかもしれません。ですが…毎日読んでいれば…馬鹿カタルでも、日々の研鑽を積み、既に株で「損をしない」レベルになりました。ただ満足の行く結果ではありません。今回も浮かれていたら…早速、神様はアルケゴスの野村と決算会見のロコンドと言う試練を、お与えになります。
世の中は、なかなか「まま」になりません。あらら…また今年の利益は飛びそうです。トホホのカタルは、何処までも…です。それでは…また明日。