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パウエルFRB議長の発言が微妙に変化してきました。物価の上昇など「あり得ない」と言う考え方と共に、ある程度の物価上昇を容認するとの態度でしたが、ここに来て再び2%を意識した格好です。

『米日用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が20日発表した1-3月期(第3四半期)決算は増収増益だった。併せて、9月におむつやトイレットペーパーなど生活必需品を値上げする計画を示した。樹脂やパルプなど原材料の価格や輸送費の上昇を理由に挙げた。  同業のキンバリー・クラークも、6月下旬にベビー・子ども用品やトイレットペーパーの値上げに踏み切ることを発表済みだ。』との報道です。

カタルは思うのです。ジャブジャブの資金環境で、ビットコインやSPACなどの詐欺まがいの方策でも資金が集まる現実を見ると…今年後半は非常に危ないと思っています。故に米国金利は当初は2%程度で収まることが出来るかもしれないと思っていましたが、最近は3%越えも、あるかもしれないと考えるようになっています。

昨日は早いかもしれないと思いつつ…三菱UFJを5000株だけ585円で買ってみました。まぁ野村証券と同じなのですが…その野村証券は、先日の安値を割れたようです。僅かなので…誤差の範囲内でしょう。今は相場の端境期で、方向性の「見極め」が難しい場面です。そこで…昨日はロコンドの失敗で、総投げした中の銘柄で気になっている「NPC」を5000株だけですが736円で、また買い直しました。実験分の買い下がりはそのままです。それは別口座です。

村田製作(6981)の日足推移

これから迎える決算動向での「注目点」を書きましょう。既に安川電機を観るまでもなく…好決算は株価に一度、織り込まれています。故に通常は材料出尽くしで株価は下がるのです。しかし村田製作を見ても分かるように…事前に調整を入れています。その様子をご覧ください。やはり200日線は、重要な指標です。この移動平均線からの乖離が高くなれば…通常の株価は、どんな株も休みます。

ソニー(6758)の日足推移

ですが…あまり買われてないと言うか…妥当な株価と言うか…。ソニーなどの株価は全く下がっていません。つまり相場があるとすれば…論理的な背景が説明しやすく、株価が強いソニーの方が、目先は相場の可能性があります。

しかしこのグループは、どの株も人気が続いていましたから、通常は、次の主力にはなりにくい筈です。あるとすれば…米国金利高の恩恵を受ける金融セクター、あるいは仕手色の強い個別材料物色、昨年コロナ禍から個人好みの銘柄のマザーズ銘柄などが考えられます。

既に日証金の平均回転率は鈍っており…60日台に入っています。この指標が表す意味は…多くの投資家は株は買ったけれど…損をしている状態でしょう。つまり全体株の動きは既に調整に入っています。

ただ…カタルは既に、日本市場も米国同様に「名目成長時代」入りをしたと述べました。

しかし米国は失われた時代から、ずっと…名目成長時代のままです。カタルが証券界に入った頃のNYダウは800ドル、日経平均株価は8000円のイメージでした。大昔の話ですが…

今度、日本株はここから「壮大なスケールで大相場」を演じます。アジア圏の人口の多い中間層はようやく可処分所得が上がってくるのです。中国だって、消費のGDP比率は40%未満なのです。日本は恵まれた時代環境と地理環境に位置しています。だから日経平均株価は10万円になるのです。

問題はこのスピードです。時代の流れは変えられませんが、日本は「成田闘争」のような時間を無駄にする国なのです。東芝の第一ラウンドは残念な結果です。

ワクチンの接種に際し…歯科医でも注射を打てるようにするかどうかで、揉めている…国です。一方、海外は素人が打っているのです。日本医師会の中川会長などの発言を聞くと…如何に「村社会」行動と言う物が、「厄介な問題」か…と言うのが分かります。

だからこそ…汚染水の「海洋投棄」と言う英断を下した菅総理の行動力は称賛に値します。

講釈を述べるやつは大勢います。しかし実際に自分が行動する本物人間は数が少ないです。東芝の株を買って、その様子を観察しよう…とカタルは皆さんに述べました。

本日も100株だけですが、寄り値に東芝株を買いました。先日は寄り付きで買わずに高く買いましたから…早速、学習効果を発揮しています。株は上がって良し、下がって良し、どちらでも良し。

その力量配分に失敗したカタル君、本日もロコンドを買っています。昨日の1750円の買いは、内出来でした。100株ずつしか買えなかったので、だから…夜間取引で1750円を1000株買い、本日は残りの900株と400株だから…合計で1300株を寄り付きで買いました。下値の1700円には2000株の買いを用いました。下がれば良いのです。どうせ…時間が掛かります。

時間が掛かると言っても…後半でしょう。昨日の補足決算会見を聞きました。あの説明は優れています。しかし…やはり田中君は実質時代の人間です。カタルのような名目時代の証券マンの考え方ではありません。現実的な計画を打ち出していました。ここがテスラやアマゾンの経営者と違うところです。米国は長く名目時代を続け…多少の悪さをしても、馬鹿をやっても国民はユトリがあるので、社会が肝要です。

アマゾンは売り上げの伸びだけを考えて、赤字を、ずいぶん長く続けたのです。カタルがロコンドの経営者なら…前期は利益を出さず、そのお金を投資に使っています。赤字でも、もっと売り上げの伸びに注力したでしょう。

田中君はバランスを重んじるタイプのようです。あの限界利益率の考え方、費用対効果の考え方、さすが…馬鹿ではなく説得力があります。カタルはあの会見を見て、ポカは多いけれど…許そうと思いました。だからまた長い付き合いになるのかもしれません。

1700円を付けました。追証と現実派閥の戦いでしょう。下値の予測など無理です。ですが…これから買おうと思っているなら、カタルのような「スケベ心」を起こさずに…目先の高値の1918円を抜いた後の下げを狙った方が良いのでしょう。

この内容は株価が大きく下がるものではありません。むしろ良識派の海外勢のファンドが株を買うのでしょう。だから田中君は機関投資家回りをすると良いと思っています。時間を見つけて…機関投資家の訪問をしましょう。経営者は色んなことを頑張らないとなりません。

やはり1700円の2000株が買えましたね。嬉しいな。もっと下がれば…また増やします。ですが…追証の人は、先ずは株を投げましょう。株価がどうなるか…と言うより、自分自身の「力量問題」が、一番、優先されます。無理をせずに、先ずは適正値を探るのが先決です。

この損益分岐点の話は、非常に重要です。別にロコンドだけの話ではなく…どの企業にも言えます。だから田中君が言うように、取扱額の拡大が優先されます。カタルは当初からそれを述べています。

昨年の夏の相場は、長いロコンドの株価の歴史の中の…ほんの1ページのドラマに過ぎません。少し田中君自身が踊り過ぎました。若さ故…仕方がないのでしょ。早く専門家にアドバイスを求めた方が良いでしょう。

本当はカタル自身が、説明する必要があるかもしれませんが、あの会見ビデオは納得できますよ。時間軸が、少し…ずれただけの話に過ぎません。ノンビリやりましょう。

先ほど…切れていた920円の買いが、また入ってきました。船井電機(6839)の話です。カタルの事前観測のように…米国の消費は非常に強く…製品は売れているでしょう。918円のTOBで株を買えないとすれば…期間を延長するか…買値は引き上げるか? あるいは…諦めるか。残り…7000株を保持しています。どうするか…難しいですね。

この期限は確か…5月10日だったように記憶しています。どうなりますか…株式投資を楽しむと良いですね。東芝も、自分がたとえ100株でも持っているなら、事態の推移に関心を払い、この顛末を楽しめます。ロコンドだってそうです。田中君の頑張りで250億円が達成できるのでしょうか? 50億円の限界利益率15%とすると…7.5億円です。商売は利益より、先ずは売り上げ数字です。効率化などは大会社の考えることです。

今頃になってROEを高めようと…「AGC」は動いていると言います。昨日の日経新聞です。久しぶりに…日経新聞は、このROE経営の話を書きました。ですが…あのコラム、上原君は欧米の企業のROE水準と比較した記事を書いていません。出来るなら…村社会構造の矛盾を書いて東芝問題も連想させると…今の日本の欠点が、より鮮明になります。

何故、米国は時給30ドル時代なのに…日本が1000円か、だから韓国から「日本は既に後進国」との非難を受け馬鹿にされるのです。日本の政治家は、東芝なんかに構っている場合ではありません。もっと真剣に…国民の為に、汗を流さねばなりません。メディアがバカだから…どうしようもありません。情けないレベルです。それでは…本日はこの辺でお終いです。

今回の会員レポートの参考銘柄に掲げたS君の株価が下げています。それでは200株だけ買ってみるかな? でも本当はまだ早そうです。でも動きを見るために、先ずは打診買い。今、3420円で200株だけ買いを用いてみました。ハイ、市況全体が弱いので下値に指しても買えました。

株価が上がるのは決まっていますが…どうやって買うか? これが問題なのです。自分の力量と相談をしながら…資金配分を決めないとなりません。

銘柄選択など…何でも構わないのです。ここが肝要なのですが、素人は株を良く知りませんからね。まぁ、警戒感を持ちながら…ノンビリやりましょう。たぶん…既に27270円のデフレの出口を通過しており、日本は「名目時代入り」をしたので…2018年のようなダラダラした下げ相場とは、今回は違います。

あの時は古河電工が下がる前提で、株を買っていました。しかし…あの時は既にキチン循環の景気波動は「下降波動」だったのです。しかし今は、まるっきり…逆ですよ。下降と上昇では未来図の考え方は、全然違います。

日経新聞の安川の150%の記事は、眉唾記事だけれど…設備投資は活況場面で、どんどん利益が積みあがっています。よく自分の頭で、時代背景を考えないとなりませんよ。

貧乏人は無理をせずに、ノンビリとやらねばなりません。ヘッジファンドは時間に追われ、成果を求められますが、我々は自分の金ですから、時間の制約はありません。1年でも2年でも…何れ、株価が上がれば良いのです。それでは本日はこの辺で、また明日。



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