もともとカタルの「出遅れ」が明らかな…今回の海運株相場。しかし…「夢」の「エーザイ」(4523)で敗れたカタルは現実を買うしか…選択肢はなかったのです。この発想にカタルは大きく傾きました。
しかし昨日はショックでした。予期せぬ「追証」が発生しました。
「野村証券」(8604)です。まさか…520円になるとは思ってもいませんでした。もともと野村の下値は550円ラインだろうと思っていましたが、「まさかの動き」です。仕方なく…また、かみさんの「へそくり」から…50万円を拝借しました。何しろ…いきなり200万、300万と下せません。故に下準備をしたのです。
日経平均株価も昨日は27255円の安値を付けて…27270円の関門を破られました。まぁ、30年前の砦だから、あまり意味がないと言われれば、そうですが…やはり「デフレの出口の関門」を死守できないのは心理的に落ち込みます。
「まさか」と…は思いますが…2018年のような展開もないとは言えないようなチャートの形です。砦が、次々に…突破されています。
日銀は「ステルス・テーパリング」を実施しており、4月から2回しか…ETFの買いを入れていません。4月と6月です。完全に政策支援は期待できないのでしょう。しかし企業業績は悪くなく内部留保の蓄積から増配銘柄が溢れています。しかし…市場にお金が流入していません。
ここでは…「アノマリー」に揺れます。
紹介しようと探しましたが…その記事が見当たりません。その内容は17日から20日前後は、いつも株式相場が「弱い」と言います。オプションか…指数に絡む「投資戦略の影響」と思われますが…毎月、この20日前は、警戒を怠れないと言う記事を何処かで観ました。この記事を読んだときは…これを無視していましたが、昨日の相場を観ると…ここ3日間の動きは、そんな展開です。この仮説が正しいなら、本日の株価は高くなるはずです。
しかしエーザイに続き…海運株にも「暗雲」が垂れ込みます。
昨日のトヨタの減殺報道で…市場参加者は過剰に反応したようです。自動車の輸出船と言うのは、今回の海運株相場とあまり関係はありません。全くないとは言いませんが…基本的に自動車輸出は、安定収益源です。
事前に決まられた輸送価格で運行されていますから、海運相場に影響を与えるとは思いませんが、船株は、このような「危うい市況」だという事を理解されて「相場」に臨まれるべきでしょう。利益が溢れる構図が長く続く筈はないのです。あくまでも「目先の博打」相場です。故にカタルは、「ITバブル」と比較して…期間は約半年程度と踏んでいます。
基本的に野村証券が良いと思っても、このような予期せぬ下げの場合、カタルは、先ずは持ち株を投げます。今回は3000株程度を外そうと思っています。
昨日、久しぶりに野村証券の口座を見たらお金が足りず…50万円を入金しました。仕方ありません。貧乏人は、シクシクと…相場観に関係なく整理を進めます。先ずは持ち高を落とすことです。本日は野村証券3000株を「生贄」に捧げます。神様…そろそろ反転してくださいね。
貧乏人は「株価が上がると思っても」いつも…無理をしてはなりません。シクシクと追証は整理しましょう。所詮、自分の見込みが甘かったのです。でも本音は、本日の株価は高くなると考えています。
さて昨日は「相場環境が悪い」という外部環境の話をしています。
ここでマザーズ指数を観ると…その状態が分かります。この指数は日経平均株価より怪しい展開です。個人投資家が、如何に、やられているかが…分かります。このように全体市況が悪いから…個別の「材料仕手株」は相場が育ちます。海運株は常識的な一服です。
もともと…カタルが商船三井を利食いした株価は7550円でした。8月17日です。利益を抜いて…他の株の損切りをして川崎汽船を買い増ししました。その買い増しの株価は5200円台でした。ほぼ高値です。でも、やっぱり…下げました。
チャート上は、3週間の上昇です。4週目は「一服」を入れると思っていました。しかし…小さな「横ばい」の可能性もあり…強気説で買い乗せを実施しましたが、案の上…下げました。
仕手系の株は、人気が付いたときに「下押す」可能性があります。初押しは、大きくなる場合もあり…どうなりますか…。
この間の出来高はナカナカです。良い出来高水準に見えます。日本郵船は8/17日がピークですが…その日は1107万株、翌日は高値を抜いていませんが1310万株、昨日は完全に利食いに押されましたが、それでも932万株の商いをこなしています。本題は…本日の出来高です。
商船三井も、川崎汽船も同様です。既に7月30日から4週目なので…「当然の一服」でしょう。本日の寄り値が安値の可能性がありますが…直ぐに切り返す展開は考えていません。通常は「2週間」の休みです。最も強いケースは、「1週間」のケースもあります。
カタルは企業業績から見て「1週間説」を採用しています。どっちにしても9月の第一週から第二週は、間違いなく…また新高値を取りますから…この休みは「買い乗せの好機」です。
このまま船株が大きく伸びて…全体相場を引っ張るのが、カタルのメインの相場観です。ですが…「エーザイ」の失敗もあり、カタルの相場観も、いい加減です。
エーザイは行けると考えて…あの高値も、果敢に買い増しして「討ち死」しました。「夢のエーザイ」の方が理屈は正しいと思っています。しかし…あまりに全体相場が「ネガティブ」思考で…戸惑いました。
カタルの感覚ではなく…今の「日本人的な思考」に、自分の相場観も「すり寄せ」ないと…なりません。
仕方なく…カタルは高額配当の記事に「一縷の望み」を賭けました。
相場観は、あくまで中長期の夢を持っている「エーザイ」です。人類の夢に賭ける響きは、良いものがあります。でも日本人の思考回路は、余りにネガティブです。オリンピックに反対、コロナ感染がワイワイガヤガヤ…とメディアに踊らされています。自分の頭で物事を考えないのでしょうか?
昨日のトヨタの減産報道が、海運株にも影響を与えたのでしょう。
相場と言うのは分からないものです。問題は出来高でしょう。郵船株で、出来れば…800万台と「欲を言います」が、8月13日の600株万株を割れるようでは話になりません。今は226万株ですね。9時18分です。
下げても良いのです。どっちでも良いから…大きく出来高が「出来ない」と駄目です。理想的には…午前中は下げて…午後から大きく上がる展開なら短期調整の「1週間」で「ガス抜き」が終わるパターンの可能性もあります。
業績推移と四季報の発売、そうして中間配当などのスケジュールを考えると…カタルは強気に…「休みは1週間説」を採用します。最大2週間で…仮に全体が悪くても、3週間も休むようでは、もう海運株の「ITバブルとの連想」は間違いだと思われます。
本日の安値が、目先の安値になると思っています。
今の株価を記念に書いておきましょう。先ずは日本郵船は79820-7910-7660-7670=3105900(9:29)商船三井は6910-7020-6760-6790=14167000(9:29)そうして川崎汽船は4840-4930-4715-4745=1475100(9:30)ですね。仕手株らしい動きになって来ました。
このような乱高下の相場でないと…高い「乖離」の整理が進みません。
基本的に「仕手材料株」は、このように「乱高下」の相場を演じながら…株価が上昇します。そうして…最後は「ストップ高」を交えながら…株価が飛んで行きます。その「最後の飛び」迄…株を持てるなら大儲けになりますが…途中で、このような「乱高下」を、何度も経験しますから、心臓の弱い方は100株程度にして…ノンビリと相場を眺めれば良いのでしょう。どうせ…「短期の博打株」です。ですが…コロナ汚染も絡み先は読みにくく…不透明です。
海運株は下げていますが…他の銘柄は止まっています。これなら…安心です。エレクトロンは700円高の43520円です。今の川崎汽船は4745円ですから9.1倍の差です。この差が年末から来年初めに、どう変わるか…見ものです。3倍以下になると思うけれど…どうでしょう。
機関投資家さん、どちらを選択しますか? 今のあなたの行動がファンドの成績を左右させます。
さて…FRBの「テーパリング」説が早まっており、最近は「年内にも…実施」と言う観測も出てきました。ここで…少し古いですが、こちらの記事を読んで置きましょう。
カタルの専門家ではないから分かりません。「コンベクシティヘッジ」の意味が良く理解できていませんが、債券投資の場合、このような金利の上昇が「切っ掛け」で…一斉に債券の「ポジション調整」が始まるのでしょう。この記事と野村証券の相場は関連があります。この時期に…野村が「安値を付けた」意味と、この報道を結びつけないと駄目です。本当は野村ではなく三菱UFJでも良いのです。
この話と、こちらの報道、昨日、カタルは中国の「共同冨裕」の話を紹介しました。その時に既に米国へ資金逃避が起きていると述べています。その記事ですね。
何故、カタルが「東芝」を昨年末に推奨して、何度も…何度も取り上げたか?
このような事例がある為に、外人が日本株を売ったのでしょう。ここでの外人投資家の売りは、経産省の態度が要因の可能性があります。「やはり日本は駄目だ!」変わらない…と、烙印を押された可能性があります。
中国も同じです。ここに来ての「共同冨裕」の考え方は「市場原理」に反するもので…当然、このような現象は至る所で起こります。
たぶん習近平氏は、自身の親父が毛沢東時代に「粛清」の対象になって、洞窟生活を経験しているから、彼は、自身の考えに染まっている可能性があります。鄧小平が「南巡講話」で「富める者から先に豊かになれ」と述べた「真逆の政策」がスタートしました。恒大集団の過剰債務問題も同じ、ゲームは阿片…は、その考え方が分からなくもありませんが、塾の規制は行き過ぎでしょう。
「壮大な実験」が、スタートした可能性があります。
どちらが、国民にとって幸せなのか…?
格差を認め、市場原理を優先させるか…。それとも規制により行動を制限するか…難しい選択です。この話は非常に重要です。今すぐに…大きく相場に影響を与えるものではありませんが、今の中国の政策は、1990年代に「誤った日本の政策方針」と重なって…カタルには見えます。
トヨタの減産でも明らかなように…ベトナム、タイなど下請け工場群は、コロナで生産が遅れています。この時間軸のズレが…米国のインフレ政策にも影響を与えます。このあと…インドネシアなどが、立ち直る来年、後半かな? その辺りになると原油価格がどう変化するか?
米国は高金利政策を採用する可能性もあります。中国をやっつけるために…壮大な読みですが…いろんな可能性があります。株式相場は奥が深いので、理解が進めば…株を楽しめます。出来ることなら、儲けながら株式投資を楽しめれば良いのでしょう。ですが…この時間軸の感覚を理解するのは、なかなか…難題です。資金があれば…ノンビリたくさんの実践をやれますが…資金がないカタルにとって、仕方なく、目先に走ります。
もうそろそろ原稿を挙げる時間ですが…また日経平均株価は下げています。トホホ…27180円の100円安です。駄目ですね。これじゃ…郵船の株価は7710円の250円安で出来高は511万株です。まずまずの出来高です。これで変わらず程度まで戻すなら…来週から期待できます。しかし本日で3日間の下落なので、月曜日も株価が安いようでは…トホホです。
本日の安値が相場の起点になり…短期利食いが終わり、新たな参加者が生まれると良いのですが…やはり川崎汽船は個人投資家だけの参戦のように見えます。
でも本命かな?。だって…郵船は5306/9324=56.9%で、商船三井は2358/5073=46.4%、川崎汽船は2595/4451=58.3%です。郵船で午前中に600万を超え800万株を超えるなら合格でしょう。出来ることなら…昨日の932万株を超えて欲しいものです。株価より出来高推移が優先されます。
それでは…本日はこの辺で…明日は、出かけますから「お休み」を頂きます。日曜日も「お休み」の予定ですが…夜には、更新するかもしれません。時間が取れるなら明日も書きますが…今の予定では難しいと思います。とりあえず…土曜と日曜日は休みだと思っていてください。
アララ…原稿を見直していたら、日経平均株価は216円安の27064円です。27000円も割れそうです。エレクトロンはマイナスになっています。困ったもんです。郵船の出来高が845万株です。大丈夫そうですね。本日は1000万株を超えますね。これだけ出来高をこなせるなら…大きくなります。
これから…会員レポートを書きます。大切な場面ですから書かずに居られません。会員の方は、明日にでもお読みください。それでは…また明日。