COP26は妥協の産物で、ようやく閉幕です。辛うじて後退を免れた印象ですが…地球温暖化の異常気象は、各国で深刻な弊害をもたらしています。最近では永久凍土の融解で…更にメタンガスが溢れ…一気に、環境破壊が進むと言われています。
日本人は国際ルールの意味を、あまり理解してないようです。
「東京機械」(6355)の東京地裁、高裁の判決を観ると…未だに日本人は「昔のイメージ」(村社会論理)を強く持っているように感じています。カタルも最近まで「日本人の劣化」が、ここまで進んでいるとは…思っていませんでした。
いつだったかな?
夜中の道路工事に腹を立てて…初めての「110番通報」をした事件を紹介しました。結局、深川警察署から、その後、電話もなく…「酔っぱらいの扱い」のままで終わりました。正当な主張が通らない世の中は、どこか狂っています。
今回、カタルは今回の衆議院選で「維新の会」に投票をしました。彼らの主張は正しく…地方レベルから社会変革を進めないと国政の官僚などは動かないように思います。今回の岸田政権の誕生も、村社会に似た背景があると言います。「一気に若返りを」…と訴えたのに結局、派閥論理の村社会が選択されたように思います。
しかし現実は、自民党の「大勝」とも…言える支持でした。これが今の日本の形でしょう。故に、なかなか日本株も38915円の壁が抜けません。
不可解な株価の構成の原因は、一見、関係ないと思われますが…実は、東京機械の裁判も、三菱電機の不正問題も…全て、我々の心の問題です。川崎汽船の株価評価もそうです。
昨日は日本製鉄の株価を観る機会を、読者からもらいは…決算内容をみましたが、やはり日本は変化をしている…と、心を新たにしました。今の市場評価はおかしいと思いました。お金が正常に動いていません。
政治家は、こういう「社会の矛盾」に気付かないとなりません。政策官僚も同じです。
何故、テスラが評価され、それと比較してもトヨタが良い筈なのに…時価総額で、これだけの差が生まれるか?
誰も…真剣に考えてないのです。財務省から慶応の大学教授の肩書を持っている人は、公然とテスラ批判をしていましたが、その現象が生まれた環境を理解しようとしません。
これが…今の日本の政策官僚レベルなのです。
何故、不可解な社会現象が生まれ、どうしたら…日本に眠っているお金が動くのか?
マネタリーベースに、いくら資金を投じても、何故、マネーストックが連動しないのか? その理由を考えようとはせず…自分は正しいと主張するばかりです。黒田さんも、所詮はガキのマスターベーションのレベルです。まぁ、過去の連中と比べれば…ずっとマシですが、本物の世界は、やはり結果が重要です。
でも、ようやく日立が変わり、デンソーが変わり、そうして今回、注目されるのが「日本製鉄」(5401)です。
冒頭のCOP26に関連して、何れ…高炉の在り方も、石炭火力と同じで対象になるでしょう。故に、ようやく重い腰を上げ、新しい時代に舵を切ったのが、今回のトヨタとの訴訟のように感じています。
日本製鉄は、過去、歴代の経団連会長を産み出したエリート集団です。その日本製鉄も、ようやく時代に合わせ…「重い腰」を上げたのでしょう。今回、決算を観る機会を貰い、その事を実感した次第です。皆さんも一度、決算を見てみましょう。此方です。何れ、時間があるときに解説します。
トヨタ社長は、表に出てきませんが…トヨタの不正行為が、正当化される報道がメディア中心に流されています。トヨタは「大スポンサー」だから…仕方ない面もありますが、フェアな報道をすべきでしょう。トヨタは間違っています。
いつ…トヨタが変わるのか?
今の焦点は、此処のような気がします。トヨタは「脱炭素化」反対を掲げ、米国でロビー活動をしています。まぁ、理由は分かるのですよ。構造転換を急ぐと…多くの日本人の雇用が失われます。その為に自動車産業は、エンジン回りの部品会社を通じ、解散価格の株価ですからね。
でも悪戯に…成田闘争をすべきではありません。過去と同じ「過ち」を繰り返すべきではありません。何故、EMSやファブレスの時に、日本は構造転換をできずに…プラザ合意からバブルが発生して、そうして崩壊して、失われた時代になったのか? 世界トップだった半導体産業が、凋落した「二の舞」を演じるべきではありません。
この「ジャパンアズナンバー1」と言われた時代から、方向転換が出来なかった我が国の官僚組織は、既にお荷物集団です。この組織の形態を真似て…日本の民間企業は人材を育ててきましたが、どうも…上手く機能していません。だから…30年以上かけても「構造転換」が完了せずに居るのです。
しかし…ようやく日本製鉄が「高炉の閉鎖」から「効率化」に舵を切り始めたように感じてきました。たぶん…このトヨタ相手の訴訟は、歴史的な事象になるでしょう。カタルが何度も語っている「パイオニアの指名解雇事件」や「電通の高橋さんの自殺」などの出来事と、同列の歴史的な社会現象でしょう。
トヨタと言う会社は、下請けのエキスを吸い上げた吸血鬼のような存在です。そのおかげで…日本の製造業が強くなったとも言えますが、今では、お荷物企業になるかもしれません。300万台の生産体制維持で…雇用の維持と貿易黒字を確保してきましたが…テスラの躍進を観ると、たぶん完全に負け組に転落するように思います。
今回、村社会の仲間である日本製鉄の主張は、フェアな「競争社会の構築」を述べています。EV化になると…参入障壁が一気に低くなり車の価値観が変わります。早く…方向転換をした方が良いですね。故に…章夫社長は、もう辞めるべきでしょう。
きっと、半導体と同じ結果になります。
あの1980年代の世界の社会変革で、日本は雇用を守る為、「垂直型の雇用体制」を維持しようとした結果、TSMCやサムソンに負けました。結局、今でも「失われた時代」で、日本社会の「活力」が失われています。
ここでトヨタと比較する意味で、村田製作の取り組みを、もう一度紹介します。此方の記事です。
この基本はCOP26の世界の流れです。欧州は、ある意味で世界ルールの先端を行っています。米国の実務型とは、少しニュアンスが違います。商売が出来なくなります。村田製作の中島社長はアップルなどの世界企業を相手に商売しているだけあって、世界の世情に敏感なのでしょう。この取り組みを推進しないと日本は負け組に転落です。
何故、長々…と環境問題など取り上げて来たか? その理由があります。
水曜日に掲げたカタル銘柄の「E君」の話です。ようやく…テーパリングが開始され不透明感が消えます。まだ意見の対立は続きますが、日本株は、既に「新しい時代」への扉を開けたのでしょう。故に、個別の個人好みの株式も株価が元気になって来ますよ。
ようやく…昨年末からのモヤモヤが晴れるのです。日本株も38915円の奪回に向けて加速するのでしょう。
このE君は時代背景を捉えており…好業績に、変貌します。時代が逆風では…どんなに努力をしても食えません。カタルの年収120万円は、そういう時代です。しかし時代の風が追い風に変わると、カタルの年収は1億円を超えます。実に100倍の変化です。これは実話ですよ。嘘なんか…カタルは言いません。だからこそ…政策官僚は、世界の「時代の流れ」を知らねばなりません。日本時間ではないのです。
トヨタの売上高とテスラを比較して…話にならないと、テスラ株をバカ株と評価するのではなく…何故、そういう現象が市場で生まれたか?
だから…日本は、どうしたらテスラの株価を抜けるような企業を育成できるか? その環境を作らないと駄目です。東京機械のような判決を、裁判官がする風土が問題です。ゴーンの逮捕の結果、日本株への外国人の投資家の買いが増えましたか? 東京地検のレベルになれば…国家の行方を左右する判断になります。
日本人が世界で活躍をする環境を作るのが、政策官僚の使命でしょう。
そうしてそれを実行するのが政治家です。日本株を見ていれば、今の日本の現状が分かります。明日は、このE株の背景を具体的に見て行きましょう。
何故、カタルが今年6月2日にエーザイと共に…会員レポートで推奨株として取りあげたか? その理由を綴ります。なかなか下値が買えませんから仕方ない…。高値ですが500株だけ…「成り行き」でE株を買ってみましょう。新高値を更新したばかりです。
流石に…このラインになると上値に売り物が並んでいます。ですが…カタルは述べています。ブツブツ投資なら、どんな高値を買っても恐くないと言っています。ハイ、960円に8000株だったかな? その売り物のうち500株だけ…カタルは、この高値で、今、株を買いました。この株価は、なんと…昨日比で133円高なのです。
本日は、本当は…850円で1000株買う予定でしたが仕方がない、これが市場の評価なのでしょう。何しろ、いい決算数字でした。既に、通期予想の数字を2Q(半期)の段階で達成をしたのに、通期の数字を修正しませんでした。日本人らしい数字の出し方です。
そのチャートを、もう一度、掲げておきます。株式コードは6〇〇〇です。
カタルはいつも実践派です。このチャートが素晴らしいから、高値でもカタルは買っています。無理をしない株数で買えばいいのです。ようやく一年で、一番、株式投資で儲かる年末年始になります。本日は既に三菱UFJも5000株だけ買い乗せを実行しました。これで合わせて35000株になりました。大引けでも…もう5000株を買ってみます。
どうもロコンドも、上手く行けば…二番底を形成して新しい株価波動に入った可能性が出てきました。最初の関門は1398円です。また買ってみるかな?
カタルは土曜日の株式教室で、こう述べています。「市場要因」と「個別株要因」の話をしており、多くの株は、この「市場要因」の影響を受けると述べています。
この意味をどれだけの人が知っているかどうか。ロコンドも例外ではありません。そろそろ…時間です。本日はこの辺で…明日はE株の具体的な数字を披露しましょう。カタルはたった500株だけですが、133円高の960円でも500株を買いました。
カタルの認識は既に過去最高値の2730円を超えても不思議ではないと言う考えなのです。果たして…本日は、そのスタートに相応しく…引け値で「ストップ高」を付けるかどうか…が問われます。それでは…また明日。