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人間と言うのは面白いものです。今朝の東京は暗い雨模様の天気です。こんな天気になると多くの人は憂鬱な気分になるのでしょう。先ずは天気によって気分の高揚が決まります。あとは良い事があるかどうか…。健康問題に難を抱えていれば、その問題が最優先になります。多くの人は…あとはお金の問題かな? 

生活が苦しい…と言うのは、明日の食事や家賃などの手当てなどです。つまり衣食住の要求です。何らかの…不安があると、その事がネックになり気分が沈みがちになります。恋をすれば…人間はウキウキするし、学校の成績が悪ければ気分が沈むし…交友関係も大きく精神に影響を与えます。

カタル君の場合は、これに加え株価の上下です。活発に動いていれば、カタル銘柄でなくても、構いませんが…今のような相場の状況は、「失われた時代」下で、散々…味わってきた絶望感に似ています。

もうセールスが出来ないと失望感に覆われ、仕方なく、毎日、通った国会図書館通いは勉強にはなりましたが、辛い日々でした。ただ明日が見えない絶望感の中で日々を過ごすのです。

今は、まだ…マシです。日本株のネックは米中貿易摩擦ではなく、消費税の引き上げに対する漠然とした不安でしょう。もう一つ、これはかなり薄れてきましたが…基本的に存在するのは、清貧思想の保守的な姿勢です。

本日の日経新聞の一面を飾る日本製鉄の設備投資の凍結は、如何にも日本人らしい決定です。この会社の社長は、ある意味で先見性もないのに…日本のリーダーを長く勤めてきました。村論理の塊のような会社です。元が国有企業なので、仕方ないのかも知れません。

本日は2日間連続の米国株高に釣られ…今の所は高く始まっています。ただ投資マインドは、依然、低いままです。カタルのような株馬鹿でも、何度、仕掛けても…一人舞台が続き、失敗を繰り返すと気持ちが萎えてきます。何か…一つでも上昇する相場になれば…気分も変わるのでしょう。

昨日のレポートで、注目したリクルート(6098)は3103-3154-3041-3154=1382万株でした。寄り付きが、安く「陽線」で商いを終えています。この3041円の安値は昨年のクリスマスショックの株価2528円の遙か上の水準です。でも52週線は3236円、200日線は3203円ですから、かなり良い株価水準なのでしょう。ダイエーが苦しい時にリクルート株を担保にして借金を重ねており、金融機関はヤレヤレと思っているでしょう。

あの時に、江副さんを葬るべきだったのかどうか…。彼はその後、投資家として日本株の空売りに着手していました。当時、政財界を巻き込み大きな経済事件になりました。カタルが関係者に意見を聞いたところ…お金のない人に、融資先を提供してリクルートコスモス株を配布した事が、事件の認定になったような話をしていました。でもかなり「ゴリ押し」的な国策逮捕に似たイメージをカタルは抱いています。ホリエモンと同じです。地検を利用し政策の行方を決めるわけです。

今回のホワイト国認定もそうですが…難しい判断です。安倍さんの気持ちは分かりますが、カタルなら、この方法はとらずに…ポスコなどを利用した民間レベルの打開策を考えたかもしれません。世代が変わっても…根強い対日批判、韓国人の成り立ちを考えると面白いですね。中国などの大陸の横暴には、口をつぐみますが、日本だと反発するのですね。

きっと安倍さんも、想定外の反応だったと考えているのでしょう。この辺りの情報力の利用の仕方、日本の場合は公安が担当するのかな? 外務省も含め…情報の価値観を軽視する日本人らしい対応です。情報は生命をも左右するのです。だから日頃からアンテナ意識を高く持たないとなりません。

ゴーン事件の影響を、カタルは心配をしています。外資がTOBをかけても良いと思うのです。三菱UFJなどは魅力的ですもの。

話しは飛んでいますが、冒頭の気分の話ですが、どちらに視点を持って行動をするか? の話をしようと思ったのです。

失われた時代下では、保守的な守りの姿勢が功を奏しました。ダヴィンチは消えましたが、森ビルやケネディクスは残りましたからね。今ではケネディクスは、まともな優良企業の部類に変化しました。僅か10年程かな? 一時的に沈んだ地価を基にして、金融庁はダヴィンチをターゲットにして金融機関に圧力をかけ、融資を引き揚げたのです。

でも結果は、ケネディクスを観ても分かるように、良い会社になりました。バブル期の過剰融資を見逃し…大蔵省は行け行けドンドンの裁量を実施、バブル崩壊を招き、今度は収益還元法と言う論理的な地価を認めずに…返済が滞ってないのに…見せしめの為に、金融庁は査定を変えてダヴィンチを追い込み、その結果、過剰な清貧思想が日本に蔓延しました。

カタルはダヴィンチの事を、何度も引き合いに出すのは…象徴的な間違った政策実施だったと思っているのです。その為に日本人の「意識」が、過剰な清貧思想に傾いたのです。

その結果が、今日の日本製鉄の投資削減にも繋がっています。一方、日本製鉄の財務内容は、どうなのでしょう。自己資本比率が40%を超えており、BPSは3510円です。一株当たりの利益は281円で配当は僅かに80円です。株価は1460円です。日本製鉄は、循環企業で日本の成長にもう余り寄与しませんね。だって道路も鉄道も整備されています。だから利益全部を株主に分配しても良い筈です。

これ以上の内部留保が必要なのでしょうか? 自社株買いをするわけでもなく…守りの姿勢が必要なの? このような経営者が、日本のリーダーなのですか? ROEは7.9%ですよ。

カタルはダヴィンチを追い込んだような事例が、今日の清貧思想を創りだしたと思っているのです。あの時期は逆ですね。ダヴィンチのような企業を応援して収益還元法利回りなら、一時的な地価動向に関係なく、どんどん融資を奨励すべきだったのです。

結果はケネディクスが示しています。バブル期の過剰融資を大蔵は承認して…と言うより奨励して…今度は収益還元法と言う論理的な基準を否定する政策が今日の過剰な清貧思想を創りだしているのです。

その為に、使いもしないお金をGDP水準まで積み上げて…お金は、使ってなんぼです。使わないお金は、絵に描いた餅ですよ。これじゃ…日銀がどんなに頑張っても、なかなか日本は活性化しません。

人間は「希望」と言う明日に向かって行動をするのです。漠然とした米中貿易摩擦を殊更に煽り、世界景気の未来を悲観させ…日本製鉄の投資も削減させる日経新聞は、同じ穴のムジナの馬鹿メディアです。

スマートコミュニティーを前にして…希望溢れる紙面づくりをすれば…経営者の気持ちも前向きに変化をします。やはり安倍さんのホワイ国認定除外は、失敗でしょう。74年も前の徴用工事件の損失など、僅かな金額なのに、何故、妥協して…無理な求めに応じなかったのか? 筋の通し方が違うような気がしています。

確かに韓国の文在寅の積弊清算の考え方は、捻じ曲がった観方に思えます。此処で妥協すると…他国との交渉が困難になるのかも知れませんが、民間レベルの妥協策など…、何か、他に方法が在ったのでしょう。

カタルは文在寅が嫌いです。妬みの精神と言うか…。彼の育った環境が、あの歪んだ性格を生んでいるんでしょう。でも…日本は今、非常に大切な歴史の転換点に立っています。

個人情報保護法も見直し…遺伝子データの利用などを促進しやすい方向に変えねばなりません。今のままじゃ…リクナビ問題の再発は防げないでしょう。データの管理などの法令を整備して、早急に走り出すべきなのでしょう。

来月初めに…たしか9月2日かな? 法人企業統計値が発表されます。そうすると…如何に、我が国の企業が内部留保を貯めこんでいるか、明らかになります。既に446兆円も貯めこんでいるのですよ。

物理的に、これ以上のお金を貯めこむことは…意味がないのです。リクルートの持ち合い解消を、何故、カタルがこれほど強く採り上げるか? ソニーがオリンパスの自社株買いに持ち株をぶつけます。たぶん、ソニーはイメージセンサーなどの多額の投資に資金を充てるのでしょう。お金は使ってなんぼです。

まもなく…日本人の特性として、一気に始まると思っています。

株式相場は、常に現実の行動の半年前を歩んでいると言います。そろそろ市場にも新しい胎動が生まれるのでしょう。スマートコミュニティー構築に向かい、ROEの低い企業は倒産していいのです。売上高利益率が10%に満たないような企業は日本に必要ありません。僕らは、もっと高い水準で仕事を選びましょう。日本の残す企業の基準は、生産性の高い…年収1000万円以上を従業員に払える企業だけを残しましょう。

僕らは世界に先駆け…がむしゃらに走り出すのです。まもなく…新しい舞台の幕が上がる筈です。

先ずは…下値が固まった千代化が、最前線か? 何しろ、この環境下で右肩上がりの小さな動きを続けています。爆発間近…。

千代化の日足推移


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