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本日は、先ずは此方の話題を読んでもらいましょう。

カタルは「時間軸」の話を良くします。上がる株は事前に決まっていますが…その時間軸が読めないからです。この中には株価の理解できない株価の矛盾もあります。カタル自身が間違っている場合と時間が訪れてないから、その考えている株価が実現しないケースです。

しかしカタルは昨年から「難しい相場」と言っていましたが、今回はFRBのテーパリングを受け、「霧が晴れて…儲かる相場環境になった」と述べました。故にこれまでのカタルの会員レポートの銘柄の多くが、軒並みストップ高を交えて…高騰し始めています。2週間に1銘柄か2銘柄程度しか…掲げてないのに、高い確率で…多くの銘柄がストップ高した現実を会員の方はご存じでしょう。

この現象は「個別株」要因より、「市場」要因の外部環境の問題だと述べています。

何故、米国と比較して外部環境が悪く、上がった株が継続して上がらないか? 

基本的に「日本村」社会論の話です。われわれ日本人は狩猟民族ではなく…農耕民族と言われています。故に、村社会の秩序を重視して…周りに合わせようとします。

ノーベル物理学賞の受賞が決まった真鍋淑郎さんは、「私はまわりと協調して生きることができない。それが日本に帰りたくない理由の一つです」と述べました。日本人は、いつも…他人の目を、気にして生きているように感じます。

メールを読むと、よく分かります。誰々がこう言っていた…。野村証券はこう言っている。この手のメールを頂くことが良くあります。そうしてカタル自身の行動分析です。カタルはこう言っているとか…。よく掲示板なんかでも…見かけます。しかし…そんな他人の行動は関係ありません。投資と言うのは、自分がどう考えて…どう行動するか? すべては此処です。

このような風潮の中で…村社会を守るための判決が、確定しました。「東京機械」(6335)の最高裁の判決です。第3小法廷の「林 道晴」裁判長です。前回のブルドック事件と同様の判決でした。あの時は「今井 功」と言う最高裁の判事が、同じ村社会論の判決を述べています。会社側の意見を採用しました。変化を拒む判決です。

しかし常識で考えると…買った時点ではそんなことを会社側は言っておらず…TOBの話が出てくると途端に慌てます。東芝も同じです。新生銀行も同じです。つまり…株券の価値は買う人によって、変わると述べています。憲法の「平等の概念」は、何処に消えたのでしょう。

日本は選挙もそうですが…「一票の格差」が存在します。

恣意的に現実を捻じ曲げて…社会秩序を重視するのです。これが日本村社会です。その為に1993年にパイオアの「指名解雇事件」が起こりますが、終身雇用の維持を声高に叫び…メディアはグローバル化論理に反対して、「パイオニアは悪い」と述べました。でも日産自動車は倒産の危機に遭い…日本人は、誰も村山工場の廃止を決断できないのに、外部から来たゴーンは英断を持って「効率化に邁進して」…日産自動車は、多くの社員が助かったのです。

その立役者のゴーンを、東京地検は内部抗争に加担して…逮捕したのです。

やはりカタルには、住みにくさを感じます。真鍋さんは凄いですね。カタルはこの年になって…と言うより20年前かな? このサイトを始めた時分、年収が120万円で食えない時代に「日本株の矛盾」に気付きました。道理が通らない偽物国家です。仲間に入らないと排除されます。

エンゼルスの大谷翔平選手が、アメリカンリーグのシーズンMVPに選出されたそうです。米国はある意味でフェアに見えます。一方、日本人は大相撲界の白鵬をみると、情けない対応に思えます。

カタルはこういう人間ですから、相場観にも自身の「アイデンティティー」が入ります。どうしても…自分がこの流れを変えてやると言う「ラッセル精神」が相場観を入るのです。これは仕方ないですね。そのつもりで読者の人は、このレポートを読まなくてはなりませんからね。気を付けてください。

でも時間はかかりましたが…ようやく日本株は変わります。心配は要りません。

もう31年も眠ったままで…ようやく日本は「新しい扉」を開けた現象が溢れてきました。昨日の外人の永住権ではないのかな? 表現が違うかもしれませんが、日本もグローバル論理に変わって来ました。

日本製鉄のトヨタ相手に薄板鋼板の値上げを主張した行動は、明らかに「ROE経営」の概念です。これまでは下請けと言うか…部品の提供会社は、取引相手に対して弱い立場で交渉を飲んできました。メーカー論理が優先されました。しかし大きな変化を迎えました。

たぶん…世界的に大きな「パラダイム・ショック」(枠組みの変更)が背景で、動いているのです。カタルもまだスッキリ見えている訳ではありませんが、冒頭に掲げたサプライチェーンの問題(バイデンの政策矛盾説)、最近では…これに安全保障を絡めた議論が進んでいます。この概念は非常に重要です。

時代考察をするうえで…重要なポイントですから、自分なりに解釈を進めないとなりません。これからの相場動向を理解できなくなります。

カタルの仮説が正しいか…どうか、分かりませんが、カタルはインフレ加速が道理のように思っています。

この時間軸は、目先ではなく…来年に流れる過程です。故に、既にピークアウトしていると思われる「半導体」の設備投資の会社、東京エレクトロンやレーザーテックなどが高値を更新し続けています。

この動きは来年の2月頃まで続く可能性はありますが…非常に「危うい選択」です。ITバブル期のソフトバンクや光通信と同じ現象に見えます。故に日計り専門とか…目先の相場を張るなら危険を承知で臨むしかありません。

逆に時間軸は掛かりますが…ようやく「エーザイ」(4523)は底入れ感が出る…最終局面に突入したように感じています。ただし…ここからが長いから嫌になります。どのリスクを選択してどの時間軸を選ぶかは自分で決めないとなりません。

個人の人気の高い船株は、カタルは上がると思っていますが…時間軸が見えません。一応、クリスマス説を採用していますが…3月に時間が延びる可能性もないとは言えません。カタルの期日は3月でした。だから2月が分岐点になる可能性もあります。クリスマスでは、先行きの相場に確信が持てず…新規の買い需要が、生まれないかもしれません。

本日の日本郵船は7220円までで…昨日の7150円を割れていません。今のところは…ですが、何故、7000円の株価が重要かと言えば…あの時に出来高が非常に多く2800万株台だったからです。たぶん…あの7000円が当面の下値の筈です。この程度の売り物で崩せる壁ではないでしょう。10万株単位で売って、300万以上の株を、纏めて売ってもたぶん消化すると思っています。

基本的に、株と言うのは、自分で叩いてみないと「下値の堅さ」は分かりません。やってみれば良いのです。本日は昨日、売ったロコンドを買い直しています。

1295円、1275円で、今ほど1263円で1000株ずつ買いました。勿論、下値は更に買い続けます。しかし貧乏人にですから…そんなに買えませんからね。この株も、もうそんなに目先の売りは出てこないと思っています。そんな時間軸です。

株の基本は良く出来ています。リスクの小さな銘柄は、時間が必要で…目先をやるなら、捕まるのを覚悟で高値を株を追うことになります。

昨日、船株を買い直していると言う話をしたら…多くの人からメールを頂きました。この時間軸で底入れをするかどうか分かりません。逆にロコンドは、もうあまりメールを貰わなくなりました。面白いですね。

昨日売った分を買っているだけの話ですが…全体相場は、この手の株が底入れ傾向になっています。先日600円割れを買った「シックHD」(7365)なども利食いが効きます。カタルは実践派ですから…利食いできるようになれば、だんだん売りから買いに変わり…株価も上を向くのでしょう。僅かな利幅でも構いません。相場感覚を掴むためには、実践に勝るものはありません。

カタルレポートは様々な銘柄の実践を通じて…作成されています。現場の声です。

チャートが弱く見えても…実際は強いケースもあります。本来なら追証水準の川船は下値を買えるはずですが買えません。なかなか思い通りに行かず…先ほど僅かな利幅で、利食いをしたので…再び、4635円の同値で…株を買った次第です。本当は連続して叩けば…「あく抜け」感も、早まると思っていますが…たぶん自然体で流しているのでしょう。

今の相場の焦点はFRBの人事も絡みますが…インフレの考え方です。ここが非常に重要でこのインフレを、どう考えるかが…相場の流れを左右します。船株も同じなのです。

カタルはインフレが加速すると思っており、先ほど紹介したロイターのレポートの「労組も火種になりつつある。米西海岸の港湾労働者が加盟する国際港湾倉庫労働組合(ILWU)と、港湾施設運営業界団体の太平洋海事協会(PMA)が締結している現在の労働契約は、来年7月に期限が切れる。約6年前に行われた直近の新契約を巡る労使協議では、施設の稼働が滞り、数カ月にわたって混乱が続いた。そして、労組側の交渉力は今の方がさらに強まっている。」この話が新たな焦点になると思っています。だから来年の春まで…相場期待があります。

川船の「低PERの謎」の結果の解明は、来年にならないと…その答えが出ないのです。日本製鉄は、もっと画期的ですよ。日本村の大きな流れが変わるのです。

このような投資を「時代投資」と言います。

カタルは常々、銘柄の選択は「時代の流れ」の中で、銘柄を選択をしろ!…と述べています。大きなお金、小手川君は立派ですが…彼が200億円程度で株式投資から距離を置いたのは…コバンザメ手法だからです。しかし…大きな流れを感じてください。

日立が子会社を売ると言う話から…日立の株価は少しずつ上げ続けています。同じことです。デンソーもそうだし…この日本製鉄もそうでしょう。

カタルは米国時間を見ています。だから野村証券を、昨年末に選択して掲げました。しかし実際は「行って来い」どころか…500円を割れています。昨日の3000株の売りで50万以上の損になりました。まさにコンチクショウです。

冒頭の話ですが…米国が羨ましい限りです。そのゴールドマンサックス(GS)の株価推移を観て…本日はお終いです。カタルは野村証券も、GSのような展開を歩む筈だと思っていたのです。村社会は「恐るべし」また…明日。

ゴールドマンサックス(GS)の日足推移


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