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先週はマザーズ指数が節目の1000ポイントを割れ…小型株好みの個人投資家は大変な年末だったのでしょう。この株価指数を観ると日経平均株価とほぼ同じ波動ですが…下げ方が違いますからね。日経平均株価は9月に菅政権の交代を受け大幅高し…僅かな買いの先物からの誘導で新高値を更新しました。この事実を、皆さんは忘れているんじゃないかな?

日本企業の利益推移

基本的に新高値と言うのは、なかなか取れないものです。それが…僅かな先物からの誘導で新高値更新です。もう時期が来ている…のでしょう。論理的にも日本企業の業績は上積みされておりPERは割安圏に移行しています。「日本製鉄」(5401)を見れば分かります。

日米のPER比較推移

長い「失われた時代」の為…何しろ30年以上ですから、日本人の多くは自信を失い、「日本株は駄目だ」と言う先入観を持っています。米国株が少し下がると…それ以上に、日本株は下がっていましたが、今度は逆になります。

「日本株の復活」です。だれも…この事を述べていませんが、カタルは日本製鉄の予期せぬ変貌を観て…「ようやく始まるんだなぁ~」と思っています。

この日本製鉄は過去、日立や東芝と同じように歴代の経団連の会長を多く輩出してきた日本を代表する名門企業です。傘下の企業も多く…記憶に新しい所では、「東京製綱」(5981)へのTOBでした。この報道後、ゴタゴタが続き…浅野正也社長を含む現経営陣は総退陣になりました。日本製鉄は1500円で買収すると表明しましたが、今の株価は877円です。今年1月の話です。この辺りから、変化をしているのかもしれません。橋本社長はどんなカラーなのか…興味がそそられます。

自分でやってみると分かります。構造改革は並々ならぬ決意と行動力が必要です。まして古い日本の慣習を打ち破るのは大変な努力でしょう。でもこの事をしないと日本企業は新しい世界へ脱皮できません。

「ブリヂストン」(5108)も構造改革に着手しています。世界に160もある生産拠点を整理し4割を削減すると言います。この一環でしょうが…今回は8000人に転籍を求めると言います。何も、日本製鉄だけでなく…本格的な構造改革がスタートしているように感じています。

基本的に、どの企業もそうでしょうが…本社に晩年まで残れる人数は限られます。それ程、上場企業のレベルは高い筈です。「終身雇用」の幻想を植え付けた…メディアの責任は大きいと思っています。だから日本人が、殊更に騒ぐから…改革が遅れ「失われた時代」になりました。どんな世界も、自己研鑽は欠かせません。

株式市場も例外ではなく…企業が淘汰されるのは仕方ありません。本日の日経新聞にROEの文字が躍っていました。欧米に遅れている…この水準が問題です。ROEを世界水準に上げる為には、積極的にお金を借り入れて、設備投資などの行動を興さねばなりません。だから「ファナック」(6954)などは…未来では有望なのです。

自分の頭で、日本の置かれた環境を考えれば…簡単に、未来に上がる株は見つかります。それを考えないで、ただ…目先、株価が上がりそうだから、下がりそうだから…と単純に行動をする人が多過ぎます。大切なお金を投じて株式投資をするわけですから…もっと勉強をして…背景を考えましょう。

カタルは本日、マザーズ指数関連の小型株に買いを入れ…三菱UFJも再びと言うか、三度と言うか…買い始めました。ソフトバンクは指値が厳しかったようです。今のところは買えていません。川崎汽船が目先の高値7290円を取ったら、成り行きで1000株の追加で買うと宣言しているために、その分の信用枠を空けておかなくてはなりません。

でも担保の関係で買えなかったらゴメンね、公約違反になりますが、それは勘弁してください。基本的にカタルは「有言実行」を貫き…「本物の投資家」を目指します。事前に路線を発表して置き、その成果を、みんなが認める水準になれば…一人前でしょう。

マザーズ指数の日足推移

でもカタルの実力では、どうしても…全体が下がると駄目です。マザーズ指数の推移を観ると分かると思いますが、何故、カタルが今年は難しいと述べたか? その理由は分かるでしょう。カタルは、本来はハイリスク人間です。だからどうしても小型株が好みです。でも最近は少し反省をして…皆さんのメールから、大型株の話題も、多く…取り入れています。理由は、読者層はどうも…カタルと同様に年金世代の為、安全度を優先させる必要も感じているからです。

でも最近、取りあげているソフトバンクや船株は、その中でもリスキーな選択です。今週、注目されるのは、やはり船株でしょう。1週間の休みを入れ…次は一気に新高値相場に向かうはずです。基本的に、海運運賃市況より、この市場評価の問題です。PER2倍以下の評価など…おかしいと思っています。一方、レーザーテックはPERが130倍でしたかね。異常ですよ。

昨年の「BASE」(4477)の相場の時に、コメントしてなかったかな? こんなバカ株評価が人気になっていると、何処かで…述べていると思います。

昔、「新興御三家」相場「エナリス」・「アドウェイズ」(2489)・「コロプラ」(3668)がありましたね。2013年末かな? その後の経過を観ると分かります。エナリスだけは不祥事の後で…700円でKDDIに買収されました。でもあの高値は、結局、維持できていません。10年近く経過する今でも…駄目です。

この年末年始も、たぶん「面白い展開」になると思っています。年末と言うのは、日本人の心を躍らせる魔力があります。カタルは「船祭り」の再来が訪れると思っています。この物流機能を、もう少し…掘り下げる見方が必要でしょう。ヤマト運輸や佐川など…も含め、カタルは市場の評価は、大きく変わる可能性があると思っています。

最近、この「グローバル評価」の話をしています。昨日は「キッコーマン」(2801)の株価がPER50倍ラインだと述べています。つまり50年分の利益を買っている訳で、正当と言う言葉以上の「成長株」評価です。

成長株と言うのは、売り上げの伸び率が高くないと評価されません。この話を昨年の初めに…ロコンドで展開しました。その後、ロコンドはヒカル効果から大きな相場を形成しましたが、そのヒカル効果がフロック(一過性の利益)認定で株価評価を下げました。

でもカタルは田中君を高く買っていますから、また復活すると考えています。こんな事は良くある話です。過大評価と過小評価の中で…株価は常に揺れ動きます。今は、マザーズ指数を観て比較するべきでしょう。この年末特有の駄目相場の中でも…株価が下がらないだけ立派でしょう。

でもマザーズも、また上がると思っています。先ずは日経平均株価の3万円台乗せがいつか? デンソーを始め…日本製鉄など、やはり明らかに日本は変身を始めています。だから38915円をいつ抜けるか? その話題になるのでしょう。何故なら…利益が増えてPERは割安になっています。

だって…配当利回りだけを見ても、「裁定」概念が到るところで起こっています。この金利裁定の概念で、日本の地価は底入れをしたのです。ダヴィンチの金子さんは、勇気をもって…大手銀行がガンガン売る不良債権の不動産に買い向かったのです。そうして…あっという間に一兆円規模の不動産を手にしました。凄いですね。

自分の頭で考えて…行動をしましょう。テレビに出ている人間や新聞を書く評論家など…皆、いい加減な連中です。口で言うのは…誰でも出来ます。でも僕らは実践家です。

身銭を切って、自分の考えを市場で試すのです。株式投資を楽しんでください。ノンビリやれば良いのでしょう。本日は三菱UFJを寄り値で5000株を買いました。ソフトバンクは買えていません。川船は7290円を取ったら…1000株だけ、追加で買います。BASEは金曜日600円で200株だけ買いましたが、本日は下値に10円刻みで買いを用いましたが、今のところは全く買えませんが、他の株を少し買っています。そんな所で…本日はお終いです。

自分が、どの選択をしようが…自由です。ただ無理をしないことです。株価なんて、どっちに転んでも…大丈夫という対処が、必要なのでしょう。それでは…また明日。

本日はKKRの話を…そうして日本人の活躍の話題です。地検さんゴーンの20億円程度のお金は世界では当たり前なのです。日本株も米国株を凌駕する時代になると思っています。それほど…これから迎える「アジアの躍進」は大きいからです。



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