1/27

かたる:やはり株は身銭を切って勉強しないと駄目ですね。これまでも証券マンとして、現物投資などはして来ましたが、所詮は、ままごと遊びです。追証の恐怖に怯えながら…全力投球するのがカタルの投資スタイルです。故に保身に傾く経営者を見ると…嫌いですね。いくら過去最高の企業業績を上げようと…決められたルールに従い、サラリーマンは身を引くべきです。オーナー企業なら別ですが…。伊藤忠は確かにすばらしいけれど…やはり続投は頂けません。米国大統領と同じで…2期間、勤めれば、後進に道を譲るべきでしょう。

今、期日が到来しているのは、8月に入ってから打診買いを始めた銘柄が殆どです。クラウドワークスや日阪製作所など…どれも打診買いなので、株数は多くないですが…投資額が少ないから放って置いたのが失敗でしたね。秋も、いくつか打診買いをしましたが、此方は反省もあるので…損切りしました。日本ヒューム管は、この春の値上げ報道を見越して買ったのです。あれは730円だったかな? 今の株価は617円ですね。高橋カーテンウォールは、何度か売り買いをして830円前後だったと思いますが、今は685円ですね。結局、どれも駄目だったわけです。

市場人気になったのは…何れも小型株の値動きに左右される銘柄ばかりです。おそらく、どれも…企業業績は改善されない偽物銘柄でしょう。だから日本通信やラオックス型ですね。パイオニアも仕掛ける前から、偽物相場の位置付けでしたが…日本通信やラオックス型を狙って失敗しました。アイサンが悔しくて…テクノスジャパンなどに飛んだのも、今から思えば…失敗の口です。でも同じ失敗でも、007やJTECは時間さえかければ、変化が生まれると考えており…ずっと、鳴かず飛ばずのカタル銘柄採用です。

ようやくケネディクスは、再び信用買い残が減り始めており、自社株買い効果もあり、市場からの認知が得られる段階なのでしょう。企業業績は決算発表の度に…上方修正です。これは一所懸命に利益を計上せず計画的な計上の為ですね。それだけ内部留保と言うか…利益の蓄積が多いのでしょう。いくらでも利益操作が出来る体質です。ただし、日本がデフレの世界に逆戻りをすれば、当然のことですが…駄目です。辛うじて…マネーストックは伸びており…非常に緩やかですが、地価動向も改善されています。

でも米国の20都市のケースシラー住宅価格指数動向では前年同期比で5.7%の上昇だそうです。1年間の話ですよ。2012年1月に付けた金融危機後の最安値に比べると29.2%も、高い水準だそうです。しかし2006年7月の過去最高には…届きません。その動向を示したグラフは…此方です。

先日紹介した日経夕刊(19日十字路)の中前さんのコラムですね。リーマンショックから米国の可処分所得は2.6兆ドルの増加だけれど…、この間の住宅を含む家計の純資産増加額が30兆ドル増えたと言う記事ですね。でもこの話だけを切り抜くと…、共和党、新大統領候補のトランプ氏が言うバブル表現は、当たっているかもしれませんが…2006年比較からすれば…まだ水面下なのです。単にリーマンショックで、大きく落ち込んだ価格が戻っただけの話です。

イエレン女史のガス抜き論は、ある意味で…正しいようにも感じられるのです。何故、カタルの予想が外れたのでしょうか? テーパリング発言をしたのは2013年5月です。あれから2年半もかけて利上げをしました。しかしそれ以前も、実質的な金融引き締め状態だったのですね。カタルは何度も述べますが…FRBの過度の金融規制「TLAC」が問題なのだろうと思っています。その為に世界中の銀行が、リストラです。故に金融規模が縮小しているので…本来ならサウジなどのソブリンファンドの売りを吸収できる筈なのに、リスクを取ることが出来なかったので…、世界同時株安になったと思っています。だって原油安は、本来、消費国にとって幅広い業種で、原材料安の恩恵を受けプラス効果が出る筈ですね。とくに日本は、米国と違い…すべて輸入です。

肝心の米国だって原油安効果で可処分所得が増え、消費は落ちずにプラスに働く筈ですね。シェールガス業界の設備投資を大きく上回る筈です。何しろ米国のGDP構成比率の7割は消費なのです。日本や中国とは違います。何故、これほど未来に怯えるのでしょう。サッパリポン…と書いたのは、そういう意味です。当然、訪れる筈のイエレン時間、(しかしカタルは金融規制の方が間違っていると考えており、どちらかと言えば…ダリオ論に近い考え方です。)だから夏に向け、必ず、一度はイエレン時間が訪れると…と思っています。この方が自然ですね。

そうして2度目の引き締めか、3度目を迎えたところで、今度は本当に…ダリオ時間の本番を迎え、金融規制の方向転換が図られると言うのが…基本シナリオです。新大統領の決まり、時間も…ピッタリとイメージが湧いてきます。この仮説で動いており、繋ぎを承知で…自走車関連のテーマ株を選択したのです。しかし、この読みは間違っていましたね。すっかりやられました。何故、2番底ではなく、割れたのか? 中国は当然ですが…、米国も下げチャートに見えます。SP500で1500は、覚悟しなくては…駄目のようにも見えます。イエレン時間が訪れずに…このまま1年以上も下げが続く…展開になるのかどうか…。それとも、ここで踏ん張り、横這い調整に持ち込むことが出来るのかどうか…。1800ラインを維持できれば…たいしたものです。

既にスマートコミュニティーの世界は見え始めています。つまり高値の保ち合い場面で、あっても良いようにも感じています。今年後半にかけ…株価を大きく上げることはできませんが…ソコソコ堅調な展開が続いても良い筈です。何故なら、米国のテーパリング効果から資金回帰は続き、米国景気が落ちるとは思えません。自動車を考えれば分かります。リーマンショックの為の買い控え需要は…この程度のものではありませんね。米国の落ち込みは1060万台まであったのです。通常のラインが1700万程度とすれば…2009年は1060万台で、2010年は1177万台、そうして2011年は1304万です。つまり…この落ち込んだ更新需要が存在する筈で、今は、ようやく1700万台に戻ったばかりなのですね。

そんなに世界同時株安を心配するほどの事ではないと言う見方があります。事実、カタルは年初、日本株の今年の天井は…参議院選前と述べていました。竹中平蔵が主張する補正拡大と同時に金融緩和のセットが正しいかな?…と考えていました。しかし急速に下落する株を見て、1月の追加緩和に傾いたわけです。この一番の理由は、今年の春闘の出来が今後の日本経済の動向に与える影響が大きいからですね。もともとカタルは、もっとアクセルを踏み込むべきと言う論者です。完全に…デフレマインドが払拭されるまで…アクセルを踏み込まないと…スムーズにスマートコミュニティーへ移行できないと考えていました。

この辺りの政策判断の読みが…今後の相場観にも影響を与えます。銘柄選別も変わるのですね。今日の相場も値動きが信条の…小型株です。終わった筈の「さくらインター」の二番煎じに、ZMP関連のジグソーなどが、主役のようです。でもカタルは久しぶりにケネディクスを、短期投資でも…先日、買いました。昔からの分は…クロスを交え3年越しになるのですが…短期でも妙味が在るかも知れないと考えたので、買ったのですね。事実、ようやく信用買い残も減っており、やり易くなっています。今なら、ある程度の株数を買う仕掛け筋が出てくれば…成功しそうに見えます。何しろ…戻りはヤレヤレの売り物が出てきますね。今度、500円を超えれば…空売りが大半でしょう。これを実弾で買えば…良い相場になります。ただ経営者が問題ですが…ね。あとは政策当局の動向が問題になります。

昨日かな? ホンハイが経産省に、経過の説明に出向いたとの報道がありますね。シャープの話ですよ。着々とTOBに向けステップを踏んでいるように見えます。3月末までに経営権の委譲を行う必要があります。期間限定の株ですね。TOBが起るかどうかの博打です。カタルは今の株価だと…あり得ると思っています。問題は村意識ですね。もともと日本の資産を買う訳ですね。そうして日本の従業員を使って生産をするのです。今、亀山にしても堺にしても…工場を売却なんてできません。日本のテレビ市場を獲得するチャンスでもあります。だって捨て値ですからね。日本企業が海外で、高値買収する案件とは違います。それもリストラをして、再度またリストラをしている訳です。しかも投下資産価値以下の買収金額で済むのです。俄然、有利ですね。技術の伝承もあります。日本で投資するわけだから…技術の流出と畏れることはないと思います。

むしろ従業員にとっても、日本にとっても…長い目で見れば良いと思っています。何故、官の村意識が働くのか…サッパリポンです。加えて…何故、株不足に陥っているシャープは空売りが出来るのでしょう? 不思議ですね。非常に危ないように見えます。もしTOBになったら…揉めそうですね。TOB価格を大きく上回る相場が実現する可能性もあるように思えます。カタルが証券会社の社長なら、完全に売り禁ですね。それも早期に…空売り分の買戻しを、顧客に薦めます。TOBになれば…銀行団は上場企業故、産業革新機構の話しに乗れませんね。株主代表訴訟があります。安倍政権も、公に日本への投資を推奨しており…経産省の意向を反映する判断をするとは思えません。だって日本への投資ですからね。

時間の推移を考えれば…江戸から明治と同じ構造改革の時間が流れています。つまりこれまでの常識が、覆る時間推移なのです。あの時も揺れました。最初は尊王攘夷なのですが…最後は開国論です。そんな案件にシャープが、カタルには見えるのです。ただ…あくまでも博打なので、やはり買うには自分の力量と相談して、お金がなくなっても良い金額に留めねばなりません。投資の意味合いが、少し違うのです。

さて全体相場ですが…、通常は揺れながら底入れしますから…大きく上下するのはセオリーの一つですが…、まだ分かりませんね。論理的に見て、どうも今回の株安は時間推移も合わないし…株安論理の背景も希薄に感じられます。やはり、いつもながらの強気を堅持しており、カタルは…持ち株を増やしています。でもレポートを読んでも分かるように…当然ですが、カタル自身の気持ちが揺れていることも事実です。何しろパイオニアの読みが外れた、失敗が応えています。へなへな…へな。また…明日。



amazon.co.jp 全品に拡大 無料配送キャンペーン実施中!詳細はこちらをクリック。

関連記事

  1. 2016.12.19

    12/19
  2. 2017.09.29

    9/29
  3. 2022.07.22

    7/22
  4. 2023.01.27

    1/27
  5. 2020.10.07

    10/7
  6. 2016.07.25

    7/25
2024年11月
« 10月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
株式投資関連の本