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債務上限問題で揺れる米国は、「議会承認の目途」が立ちそうだという事で…米国株は大幅高になりました。しかし…共和党のマッカーシー下院議長の選出にあたり…「大揉め」になった経過もあり、予断を許しませんが、チャート通りの展開になっています。

S&P500 の日足推移

カタルはもともと昨年の8月に付けた高値、S&P500では4325ですが…この水準を抜くと思っています。しかし…残念ながら反発も「この程度」で、再び下値を模索すると言うシナリオをメインに考えています。やはり…年末にかけ、「リセッション懸念」が強くなるのだろうと思っているのです。

故に年間を通じては、そんなに強い相場ではなく、個別株の「仕手材料株の物色」だろうと思っています。

「村田製作」(6981)や「ニデック」(日本電産=6594)を買う展開になるのは来年なのでしょう。でもこのニデックは興味を持っています。残念ながら、メーカーの内製化などが進行しており、電動アスクル(eアスクル)は標準化されていませんが…日本では、専属のメーカーとしては、かなり…良い位置に付けています。

まぁ先の話を、今からしても仕方ありませんが…昨日も紹介したように、日本はトヨタの戦略により「周回遅れ」など…と言う生易しい段階ではなく、今のままでは、間違いなく…「自動車大国」から転落をします。過去の半導体と同じような構造です。

何故、「セブン&アイ」(3382)の様子を、レポートに盛り込んでいるか? 

日本基準では合格ですが…世界基準では失格の「レッテル」なのです。だから問題化になっているのでしょう。経営の「進化のスピード」の問題です。日本人は、ぬるま湯に浸かって「茹でガエル」になったのです。この状態から、早く脱出しなくてはなりません。しかし仲間意識が強く、「和を以て貴しとなす」の精神です。でも世界競争は待ってくれません。

故に「KPPG」(9274)や「ロコンド」(3558)、「ルネサスエレク」(6723)など…M&Aを活用して変身をしている企業を応援しています。時間軸を早めています。

でもあまりに急ぎ過ぎると…「ソフトバンク」(9984)のように、足止めを食います。逆に「BASE」(4477)の鶴岡君は、現金保有に溺れているように見えます。早くリストラを含めて…利益を計上して、次のステップ・アップをすべきでしょう。良いものを持っていますが、「今一」に見えます。

しかしロコンドの田中君は、ヒカル君相場の反省もあり、早くに黒字転換をして、大会社の伊藤忠相手に…リーボックを取り入れた手腕は、なかなか…見所があります。カタルの妥当株価はPER30倍の評価です。本当は50倍と言いたいのですが、次に残しておきます。

「レーサム」(8890) の週足推移

それにしても…昨日の「レーサム」(8890)の大幅高には驚きました。ただ数字を観ると、納得です。今期の一株利益が384円のようです。つまり株価が、今は2731円ですが…PERは7倍ラインの評価です。悔しいね。観察銘柄なのに…。

しかし…ここでは不動産株のレーサムが買われた背景を理解しましょう。カタルが述べている資産高相場、つまり「名目経済への転換」を象徴する意味を持っています。全て繋がるでしょう。

516兆円の内部留保、1116兆円の個人の現預金、そうして75歳以上の後期高齢者の医療負担の引き上げ、少子化対策…物価高。「市場の整合性」は全て…名目経済の加速を述べています。つまり…この路線の株を狙えば、株で儲かるのです。もう馬鹿だけです。目先の「一買い、二ヤリ」で、「板状の鞘抜き」が株式投資だと考えている馬鹿は、所詮はアルゴリズムを利用した「高速売買」の餌食です。そんな事で…一喜一憂をしても仕方ない話です。もっと株式投資の意義を理解しましょう。

昨日に続き…本日も指数からの株価高現象です。大型株が買われる背景です。

「野村証券」(8604)も506円です。基本的にカタルの狙いは、目先、外れています。ここまで「強い展開」を予想していません。つい先日まで大阪チタンでも駄目で…ロコンドに入れ替えたのです。この意味は、それほど…「市況は弱い」と思っていました。でも実際は違っています。

「リクルート」(6098)などの選択の方が、よほどマシでした。残念です。またハズレです。「ルネサスエレク」(6723)の「高値」追い狙いの方が、良かったですね。人気の「先読み」はなかなか…難しいものです。でも心配は要りません。まもなく…指数買いは「一巡をする」のでしょう。昨日は「ファストリ」(9983)に「ソフトバンク」(9984)まで上がっていました。

ハイ、昨日600円で買った「KPPG」(9274)が610円で利食い出来ましたから、ロコンドを追加で、買いに行きます。今、1550円まで、たった1000株ですが買いに行き…900株の約定です。残り100株はまだ買えていません。あまり余裕があるわけではありません。トホホです。

KPPGだって「買い場」なのです。でも比較感でロコンドと入れ替えました。買いたいのですが…貧乏人の「信用枠」はありません。カタルは、いつも思うのです。

何故、皆さんはカタルが「やられている株」の下値を買わないのでしょう。先日はエーザイを述べています。大阪チタンもそうです。今は、ロコンドかな? Jトラストでも構いませんが…株価が下げたら買えば、良いのです。その為には、確りした「理論武装」が必要になります。このレーサムの「決算短信」が生まれる背景を、確り…理解していますか?

何故、昨日、日本の自動車業界の凋落を述べたレポートを紹介したか? 

この「電動アスクル」の話は重要なのです。だからニデックの永守さんが、日産自動車の関さんを迎え入れたのですが…その「任」を果たせなかったのです。故に、ニデックは大幅減益になりました。もっと働けば…シェアを取れたのでしょう。しかし現実は厳しいのです。どの自動車会社も「内製化」を進めています。しかし…これでは半導体と同じく負け組です。

NTTが光技術を使った次世代通信基盤「IOWN(アイオン)」の世界基準化を狙っていますが…どうでしょうね。このメンバーを観ると「村社会」のようにも感じます。マズマズなのですが…果たして、「デファクトスタンダード」を取ることが出来るでしょうか?

この仕組みは大切なので…もっと予算を入れないと駄目です。半導体では、既に勝敗は決していますが…6Gの可能性はあり得ます。その為には…経営スピードが問題になります。故に「セブン&アイ」の株主総会の話は、重要なのです。日経新聞が悪いのですよ。情報の伝達の仕方が、「間違った方向性」で伝えています。故に「失われた時代」が長引いたとも言えます。日本の馬鹿経営者は、みんな日経新聞程度しか…読んでいません。もう完全に遅れます。

でも言い訳ですが…相場は、あまり早過ぎても…駄目なのです。相場のタイミングをピッタリ合わせないと、貧乏人は「追証の洗礼」を浴びます。もう決まっていますが、なかなか…ね。

「レーザーテック」(6920)が大幅高しています。たぶん…「空売り」でしょう。買いたい株は、山ほどあれど…肝心の「金はなし」トホホのカタル君は、この辺で退散かな?

まだスペースがありますから、最後に「失われた時代」の話しでもしますか…。もともと、2006年から始まった米国の「過剰金融」依存の…リーマンショックは短期間に克服されました。しかし日本は。バブル崩壊により不良債権処理を本格化させたのは…2003年です。だから2006年に起因するリーマンショックに「怯える」必要はなく…清貧思想を止めるべきだったのです。でも金融庁は、バブルの反省が強すぎて、過去の失敗の「トラウマ」がある為に「過剰な行動」に出ました。赤字法人への融資停止です。

故に日本経済は「二番底」を歩みました。今は、大「チャンス」です。

コロナ禍からロシアのウクライナ侵略は、日本にとって、「国内回帰」現象を加速させています。アジアの隆盛も…日本にとってプラスです。EUはそのアセアンの躍動を取り込もうとNATOなどの連絡事務所を日本に設置します。

サムソンも開発拠点を日本に誘致、日本の不動産を中国人は漁っています。アリババのジャックマーは先駆者でしょう。中国の習近平政権の共産党第一主義は、基本的に新興企業の変身を理解していません。政治的な制約は、投資を減退させています。インドの隆盛と面白い組み合わせです。日本はAIの導入に、嫌悪感を持っていません。

開発拠点を「日本に置く」可能性も増えています。自動運転も過疎化で進展するでしょう。一気に、少子高齢化のギャップを埋めるロボットの導入や、情報の統一化です。日経平均株価は10万円、故に、野村証券株も過去最高値を更新するのでしょう。確か、高値は四季報によれば…5990円です。今の株価から約10倍です。

何れ、そんな世界もやって来ます。「34年間の呪縛」から解放される日は、いつなのでしょう。株式投資は楽しいでしょう。

ちゃんとした「仕組み」を理解して、他人より早く行動をすることです。でも貧乏人は慌てないで…「追い風」になってから、参入をしましょう。エーザイはこれからが相場です。

でも、なかなか…売れませんね。なんと、この株は、110円も手数料と金利が掛かります。カタルは短期投資なので…構わないかな?…と思っていましたが、証券会社を変えないと駄目かも知れません。アレレ…KPPGの610円は高値なんですね。ベストな選択とは言えませんが、マズマズでしょう。

ロコンドの業績推移(四季報より)

カタル銘柄は推奨をする、その背景を述べています。ロコンドは、ヒカル効果の落ち込みが大きかったけれど…平均をすれば、田中君の「経営手腕」は優れています。ハイ、残りの100株が1550円で買えました。故に、この下値を買い続けようと考えています。

この後になりますが…米国景気は悪化して行きます。逆金融相場の後は、必ず、「逆業績相場」になります。この落ち込み度合いが、どの程度なのか? この話です。このような基本的な景気循環と株式投資の概念を理解してないと…米国株が8月の高値を奪回して、皆さんは、また「高値を買う事」になりますよ。確りした「理論武装」が必要でしょう。

カタルはいつも「事前告知」をしており、その路線に従い「率先垂範」をしています。

しかし今年は、まだ成果を得ていません。タイミングが微妙に…ズレています。なかなか難しいものです。時間軸の克服は、なかなか…ハードルが高いのです。そろそろ…ヒットが欲しいものですが…なかなか上手く行きません。カタルの行動を「他山の石」にして、皆さんは、このレポートを「踏み台」に利用しましょう。また…明日。



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