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米国株が3日間の「連続高」と言うのは、一つの「信頼性の証し」でしょう。今回の下値をもう一度、「下回る可能性」はありますが、懸念する程の「調整」でもないという事でしょう。面白いのは、景気悪化の話題が出て…株価が上がるという点です。金利水準が高過ぎると言う「懸念」の裏返しが、市場に根強いのでしょう。カタル自身も長く…その趣旨のレポートを綴っています。

S&P500の日足推移

カタルの場合は、金利水準ではなく…その変化の「スピード」に懸念を持っています。でも最近の金利水準は、やはり…ここまで上がると問題になるのでしょう。住宅ローンの30年の固定金利は7.31%ですからね。でも現実の実質賃金は、インフレを克服して…成長を続けている指標なので…「R*」(自然利子率=潜在成長率)の話が浮上しています。たぶん…「R*」の解釈は、間違ってないと思いますが、微妙に違うのかもしれません。


「エヌビディア」(NVDA)の 日足推移

この意味は、「新しい世界」の成長過程に入った可能性があります。その為に「エヌビディア」の株価の観察が、重要なのです。AI革命の意味を理解するために、こちらの資料が参考になるでしょう。日経らしく…「尻切れトンボ」のレポートですが、良い内容でした。カタルには勉強になりました。

米国の半導体の部門別売上比較

ここに来て、注目するのは「米中の対話」です。ようやく…開始です。中国は追い込まれているようで…原発の汚染水処理を巡り、日本をターゲットにして、自国と言うか…「共産党」(習近平)を正当化する「戦狼外交」を展開しています。此方の資料はマズマズです。

基本は上手く行っていないから…国民の「不満のはけ口」を、海外のダミーに求めます。日本は情報戦に弱い国民性です。「村論理」を守ることにかけては「天下一品」の反応を示しますが、外交面においては遅れています。その点、中国はうまい「力の配分」です。「BRICs」の新興勢力に、産油国を加えたり…米国に搾取される側の「不満分子」を上手く利用しているように思います。

米国の相場は「横ばい」だろうと思っています。まさか…新高値更新をする段階ではないでしょう。その可能性を秘めているのがエヌビディアなのですが、サーバーの需要は、新時代を象徴しますが…「時代の歯車」の価値観しか持ってないと思っていますから、PER100倍のような評価は間違っているのでしょう。「レーザーテック」(6920)と同じような価値観です。まぁ「レーザーテック」より、質は上でしょうが…。

「ナ・デックス」(7435) の日足推移

日本株の今の課題は、何でしょう。割安株の循環買い物色は、相変わらずの強さです。カタル自身が手掛けた「ナ・デックス」(7435)を観ると…分かります。通常の株価上昇は、こんなものなのですよ。皆さんの期待と言うか…要求は「度を越した」レベルを求めています。仮に「神がかりのレベル」なら、カタルは、既に…とっくに卒業をしています。多くの読者の要望は、「度を越した」要求でしょう。通常は年間で20%、30%になるなら…合格と言うものです。

カタルは基本的に「人生は楽しむ」ことも目標にもしています。

故に株式投資も、どちらかと言えば…「リスキーな選択」に傾きます。ですが…多くの場合ワンタッチでの関与ですが…必ず、相場に参加しています。そうだなぁ~。

「リクルート」(6098) の日足推移

例えば指数銘柄の「リクルート」(6098)にしましょうか…。この株はカタルの会員向けのレポート銘柄だと思います。そのチャートとカタルが実際の売り買いした日付を比べてみましょう。今、調べました。3月12日の会員レポートに登場させています。この株も…2度目の「200日線割れ」は、買い場に見えます。

カタル自身は、その前の2月2日の4165円から…3月14日の3600円まで株を買っています。僅か100株ずつの売買ですから、全部でも…ほんの少しでしょう。だから株価ボードの掲載されており、その後の値動きも追っている訳です。その株価は、今は5077円です。通常は、こんなものです。これでも優秀な方だと思います。この株は10万~100万株単位で…売り買いが可能です。

このレポートに登場する株は、みんな、それぞれ…「何らかの魅力」があるのでしょう。

カタルは「ジェイドG」(3558)を本日も1720円から1705円まで買っています。これは好みの問題です。この株は「新興株の雄」だと考えており、「メルカリ」(4385)や「ソフトバンク」(9984)などに「先駆する」と思っています。「BASE」(4477)もこの部類になります。成長力が魅力のセクターです。故に、ここから相場が始まります。

基本は2020年3月のコロナ禍で人気になって…ひと相場終わったグループの出直りです。

日本株は、色んな「景気波動」が重なっており…どのセクターを選択するか迷います。「野村証券」(8604)などは「34年間の悲哀」を買う相場です。大きな市場の流れを観ています。経済財政白書の「デフレからの脱却」を主眼にした…名目成長時代の銘柄です。それぞれ…狙いが違うので「一括り」には出来ません。

ただ今回の「腰折れ」相場で分かったことは、まだ市場参加者は、よちよち歩き…の「赤ちゃんの印象」を持っています。早く…「新人類」が躍進すると良いのですが…。僅かな売り物に怯むのです。ジャイコム男と言われた小手川君の凄いのは…億単位のお金になっても冒険が出来る器量です。通常、相場に確信を持っていても、「まさかの用心」をするものです。人間は、必ず「安全パイ」を用意しますが、彼は冒険が出来るのです。発行株数以上の売り物が、出るのはおかしいと結論付けて、直ぐに行動に移しています。

つまり株価が上がると思ったら、全力投球できる器なのでしょう。ここが小心者のカタルとの違いです。10万株単位で、場に出ている売り物を、買えば良いものを…そんな度量もお金もないですからね。少し冒険をできるお金が欲しいなぁ~。「ジェイド」は、もう直ぐ「離陸」だろうと思っていますが、残り僅かな…売り物が消化できないようです。良い素質を持っている株でも、この評価ですから…「市場の懐」は浅いのです。

今の日本株の焦点は、この「循環買い」物色が機能をするか?…です。このジェイドGもそうです。少し「仕掛け筋」と言うか…既存に株を持っているファンドが素人なのでしょう。一緒に、相場を創ろうとはせずに…あまり経験がない人間と言うか…普通の運用者なのですね。

だから僅かな「利幅で」利食いを急ぎます。たぶん今回の下げ(1602円)も、その連中でしょう。発行済み株式総数から考えると…あの時から、出来高は100万株を超えているから、次の「仕掛け」で綺麗に抜けると思っています。大きい所で97万株しか持っていませんからね。カタルに力があるなら100万ほど買うのですが…今の証券マンと言うのは小粒になったものです。

こんな相場の時に、誠備の加藤さんのような人物が登場すると面白いですね。きっと、どの株も成功できます。何しろ…この株価位置ですからね。

一杯、仕掛けてみたい株はありますが…肝心のお金がなくては、評論家様の机上論と同じで「絵に描いた餅」です。やはりN君も、下値を叩いたようですね。あの日、2200円だったかな? そこで買って、直ぐに利食いしましたが…今は2440円です。昨日、変化がありました。皆さんの持ちが多い「Jトラスト」(8508)も確実に上昇波動に入っています。

それでは少し余裕があるので…「ルネサス」(6723)の実験をしましょうか…。今、2445円で200株の買いを用いましたが、なかなか買えませんね。こんな板上のバランスです。

「ルネサス」(6723)の 板状況(10:24)

本当はもう少し観察をしたいところですが…カタルは指数株も、「循環買い」物色になり、また高値を更新する…と述べています。なかなか買えませんから成り行きで…ハイ、2449.5円で200株のお買い上げです。カタルは、普段から述べているように…口だけの評論家様を見下しています。自分が、主張をするなら…この言動通り行動を伴うべきです。まぁ実験の僅かな200株ですが…それでも「率先垂範」です。1900円処で売り買いをして500円以上も…上の株価で買い直しています。馬鹿でしょう。でもこれが相場だろうと思っています。

仮に、この株が高値を更新できるなら、日経平均株価も高値を奪回する筈です。野村証券でも同じことです。ジェイドGも近いうちに1929円を奪回して…また高値を更新すると思っています。

相場の流れは違いますが、この循環論は「名目時代」になった「証し」の現象です。どのグループの株も同じです。基本的に、昨日の高値は、明日の安値と言う、どんどん…市場のパイが膨張するのです。インフレは、株式市場にとってプラスなのです。

僕らは実質の時代に生きているのではなく、名目の時代に生きています。買い物をするのに…○○から10円上がったとか…20円上がったとか…気にして行動をする人は、あまり居ません。今、ついている正札を観て…高いか安いか…自分にとって必要かどうか…を判断して物を買います。

給料だって、手取りの数字が1万円プラスになるなら嬉しいのです。これが素直な感触です。実質時代の物価動向を加味した数字なんか…関係ないのに、政府もメディアも皆実質率を話題にします。

僕らの生活は、名目時代の数字に反応をして行動をするのです。だから先日みせた名目GDPの金額が、実質GDPを上回る形が、正しい政策運営で…僕らの「やる気」を刺激するのです。人間は、この「モチベーション」が、非常に大切なのです。34年間も…本当に馬鹿が上に居ると…末端の人間は苦労をします。本日はもう一度このグラフを示してお別れです。また明日。

日本の実質と名目GDPの金額推移


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