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1993年にパイオニアの「指名解雇」が行われ…カタルはこの出来事が、日本の「失われた時代」を創った「切っ掛け」の一つだと思っています。

日本人は「弱者救済」などの弱い立場の人を守ろうとします。この事と…営利企業の業績が落ちた事の一因を「改善する」こととは…意味が全く違います。本日の日経新聞の一面に西武百貨店のストライキが載っており、先日の報道では、ビラ配りなど…他の百貨店の組合員が応援に駆け付けたと報道されていました。

もともと…セブン&アイ・ホールディングス(3382)が、西武百貨店を売却するのは「利益率が低く」採算に合わないからです。むしろ…「コンビニ事業に特化しろ!」と催促されています。市場原理は過酷なのです。投資家は、お金を最大限に上手く使って…稼いで「株主に向いて欲しい」から、お金を投じます。別にボランティア活動をしている訳ではありません。

市場と言うのは、互いに「切磋琢磨」して…「世界競争」に勝つために、それを競っている場なのです。立場の弱い労働者が、ストライキを実施して…労働権を行使するのは別に構いませんが、経営に口を挟む立場ではありません。やりたいなら…セブン&アイと交渉をして、西武百貨店を買収するなら分かります。みんなでお金を出して…銀行融資を利用して…独立して経営をすれば良いのです。労働者がMBOをした事例は過去にもありました。

何か…奇妙な巡り合わせを感じています。

1993年と2023年は、時間軸がずいぶん離れていますが…同じ構図に見えて、あの時、メディアはパイオニアの指名解雇を労働者側の立場に立って…大きくパイオニアを叩きました。それを「切っ掛け」に、日本の多くの企業は、国内投資を諦めて…中国へ生産拠点を移す「空洞化」が起こりました。部外者がワイワイ・ガヤガヤ…と騒ぐべきではありません。

成田闘争は…空港の建設に反対した一部の百姓の応援に、部外者が集まったのです。学生運動の時期ですから…格好のターゲットだったのでしょう。最後は、時間軸の経過で…当事者の百姓はとっくに諦めているのに…部外者が活動をしていたのです。何十年間も…馬鹿な時間闘争です。「時は金なり」…投下された「開発資金」にも、金利が掛かります。その結果、何かが生まれたのでしょうか?

市場は「ボランティア活動の場」ではありません。資金を集めて…世界競争に勝てるかどうか…国民を豊かにする「資金の配分」を決める場です。

株価が高い評価だという事は、競争に優れた「良い企業」だと言う証です。そうやって良い企業に資金を集めて…人類の進化に寄与するのです。これが市場原理です。そのような観点の報道がないのが哀しいと思っています。相変わらず…の日本でもあります。

同じ時期に、こちらの話題です。東証が改革の一環としてアクティブ型のETFを解禁するとか…。早速、低PBRの原因の一つの株式持ち合いなど…を叩くファンドが登場するとか…。報道されています。

2003年4‐6月期の自動車販売台数のカルフォニア州の順位

この話とWSJの「デンソー」(6902)と「トヨタ」(7203)の話は繋がっており、そうして未来の自動車業界の構図が、此方の表です。テスラが、トヨタを販売台数で抜いたのだそうです。もっとメディアは「正確な視点」で報道をすべきだろうと思っています。

誤った…村社会の作為的な報道をして、国民を誘導すべきではありません。ある意味で「失われた時代」はメディアの資質劣化が問題なのでしょう。情報と言うのは、非常に価値が高いのですが…日本人は、この意味を全く理解していません。困った問題です。

まぁ、人それぞれ…考え方は違って当然ですが、仕事は、もっとシビアなものでしょう。「ノルマ」が原因になって、経営体質が歪む事例もありますが、ノルマがあるのは、当たり前の時代にカタルは育って来ました。体育会系の部活では、「しごき」は、日常茶飯事で…苦しかった想い出があります。「ユトリ教育」などと言う言葉は、「甘え」を生んだんじゃないのでしょうか?

「第2次中曽根内閣、当時の文部大臣は森喜朗らが主導した臨時教育審議会の答申を受けて推進されたようです。 当時の文部省でこれを推進する担当者としては寺脇研さんが有名です」と言う下りを発見しました。カタルは、元総理の森喜朗が大嫌いです。やはりリーダーはみんなが納得する人物が推挙されるべきなのでしょう。岸田さんは、辛うじて…今のところは及第点です。何しろ…株価は上がっています。市場原理主義者は株価に弱いのです。

「GNIグループ」(2160)の 日足推移

でも内容の希薄な博打は、「いい加減」にすべきでしょう。昨日、調べた「GNIグループ」(2160)の株価上昇を、カタルは、何故、この評価なのか…理解できませんでした。「空売り」は株価が止まってから…すべきです。今は分かりません。危険度もあります。

同じ博打なら…高値から半値になった「ABEJA」(5574)の方が筋は良いのかな? 実は、もう売っちゃったのです。単なる実験は、株価の位置を覚えるために、行動しているだけの話です。あれは4880円前後で買った後、4600円台が在って、今は5540円です。エヌビディアは500ドルに乗りそうですし…「投資の輪」の広がりを観た実験です。

裁定買い残の推移

そう言えば…「裁定買い残」が増え始めてきました。また先物誘導があるのかどうか…「ルネサス」(6723)は、昨日は2450円程度を買ったのですね。今度は2400円かな? 同じ株価に「みずほ」(8411)がありますが…カタルは「三菱UFJ」(8306)を観ていますが、やはり最近…変化を感じています。明らかに「大きな資金」が株を買っているように感じているのです。利食いをできる株を、「持ち続ける」のはなかなか…大変なのです。

「三菱UFJ」(8306) の日足推移

カタルが成長株投資などは…なかなか、あり得ない現実だと述べています。チャンスは誰もが持っていますが、その心を維持するのは難しいのです。

本日は「ジェイドG」(3558)が高いですね。この売上成長の度合いは。一応…成長株投資の部類なのです。神主さんも諦めたように…この時間軸になると、通常の人は我慢がききません。先ほど…1710円に1000株の買い物を用いたら…スルスルと株価が上昇してきました。今は1750円です。嬉しいような悲しいような…

実は昨日、売り物と買い物のバランスを観るために、大引けにかけて…合計で4500株を利食いしました。微益です。しかし…株価が崩れなかったのです。どっちか、よく分かりません。たぶん「手替わり」しているようなイメージを持っています。時間経過で…参加者は変わります。


「BASE」(4477) の日足推移

カタルは「自分の価値観」を信じて…投資をしています。本日はあの315円を買わなかった「BASE」(4477)は、その日を境に5連騰です。新高値を切るなら当然ですが、高値でも買いますが、今は、迷っています。

「ニデック」(6594) の日足推移

世の中は「色んな選択肢」が見えますからね。「ニデック」(6594)は下げていますが…200日線を割れてから反発です。このグループは、これからの未来軸の産業です。此方のS君の株価も高値ですが…買いたい株の候補です。ニデックと同類です。株価が高くなってもカタルは怯みません。でも本当は力を入れた株が、上がると良いなぁ~と思います。

J君(7〇○○)の日足推移

会員レポートに登場させたJ君も100円ほど…株価が上昇しました。やはり市場環境がかなり好転しているのです。「市場要因」と「個別株要因」の話で…いくら個別株要因が勝っていても…やはり全体市況の市場要因に株価は影響を受けます。

カタルは…口が酸っぱくなるほど…この事を述べていますが、なかなか読者は、この理解が進みません。理解をするという事は、「会得する」と言う意味ですよ。頭で分かっていても行動が伴わねば何にもなりません。相場で負けている人は、確りしたストーリーが構築できてないのです。

先ほどの「裁定買い残」が増える話ですが…3月から5月の場面の指数相場を誘導したのは昨年の12月に黒田さんが方針転換をしたからです。その為に三菱UFJの株価が上がって、一服しているときに「指数買い」が起こっています。

これは海外投資家の第一陣のイメージです。中国などから移動した資金もあるでしょう。先ほど紹介したアクティブ型ETFの話しとも通じます。「市場の整合性」の話です。一般の人は…このような複合的な目に見えない「繋がり」が、なかなか理解できません。

でもカタルが感じるという事は…かなりの確率で、その事が現実になります。何しろ…「34年間の悲哀」なのです。世界市場で…自由市場で…こんなバカな実験を永遠と続けた事例はありません。だから日本市場は、焼け野原の「肥沃な大地」なのです。日経平均株価は10万円を目指すのでしょう。

そんな馬鹿な?…と皆さんは思うでしょうが…34年間の間違った「政策のギャップ」を此処から…埋めるのです。黒田さんの「マネタリーベース」への資金投下の効果は、ここから始まります。ここから「マネーストック」が大きく増えて…「貨幣乗数効果」が発揮されるのです。

言葉を並べると…サッパリポンの人も多いでしょうが…カタルは丁寧に説明を繰り返しています。識者は、また始まった…同じことを「諄い奴」だと思うでしょうが、馬鹿は何度、説明をしても理解が進みません。

カタルは一貫して…同じことを繰り返し、説いています。今日は指数だけでなく個別株も良く上がっているようです。この所の順番です。それでは…なかなか2400円になりませんからもう300株を買って合計で500株にしようかな? 

何しろ…ジェイドGが上がり、気分が良いのです。昨日、売った4500株のジェイドGが「肥やし」になったように思います。また後で、「買い直そう」と思っています。そんな事で「馬鹿をやっている」カタルです。

皆さんはカタルを「他山に石」にして…賢い投資をしましょう。「循環買い」物色は、名目成長時代の「証し」の相場です。また…明日。

S君(6〇○○)の日足推移

原稿を読み返していたら…忘れていました。ルネサスを買う事を…トホホ…。昨日、買った株価と同じです。今、2450円で300株の買い物を入れましたが、買えませんね。アレレ…2451円です。まぁ良いか…J君の1560円が1000株だけですが利食いです。それでは、高いけれど…S君を1680円で500株だけ買ってみます。

この株とルネサスも同類です。「未来の主軸」の銘柄です。「ニデック」も同じこ事です。しっかり…「色分け」を理解して、自分が納得したら…投資をすれば良いのです。大切な事は、いつも「ブツブツ投資」です。どんな高値から参戦しても…恐くはありません。



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