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カタルが証券界に入ったのは1979年ですが…第二次「オイルショック」の最中でした。その頃、カタルは証券会社だけを受けたのです。山一證券、三洋証券、山種証券、丸福証券、中証券の5つです。他に立花証券や藍澤証券は受けたのですが、此方から辞退した口です。この理由は長男ですから、地元の新潟の長岡に、帰ろうと思っていました。当時、付き合っていた女性も長岡の同級生ですから、地元の人間で、既に帰っていたからです。今のかみさんです。故に…長岡の地元に支店がある5社に絞りました。

三洋証券も面接日を変えると言う「我儘」を言った口です。山一証券は成績表を観た瞬間に面接官は「ご苦労様でした。」の一言です。山種証券は、役員面接で副社長と口論で…30分も掛ける口で、敢え無く敗退でした。結局、地場証券と言う格下の丸福証券…まぁ地元ではマズマズなのですが、そこに就職をします。

でもそのおかげで…丸福は長岡が本社ですから、株式部長から直伝で…「株のイロハ」を教えてもらう幸運を貰った訳です。この人は、「日本電波工業」で一財産を築いたのだそうです。当時、ネジ巻き時計の時代に、水晶発振器を創った会社です。新聞記事の読み方を教えてもらいました。日経産業新聞、日刊工業新聞、日本工業新聞かな? 他にも多くの専門誌があります。

「日立」(6501) の月足推移

報道の記事が、どのように株価に伝わるか? 「設備投資」などの記事が、如何に大切か…などのイロハを教えてもらうのです。何故、こんな話になったかと言えば…本日の日経新聞です。あの「変わらないことが、我が社の社風」と言い切った社長室長が居た「日立」(6501)が上場来の高値だそうです。 

これを観て…思い出したのです。カタルは「営業第一課」の配属ですが、営業二課の顧客でお爺ちゃんが居たのです。ある日、当時は「産油株」ブームの最中です。日本石油から丸善石油など…の石油精製会社の株価が乱舞します。ほぼ…ピーク時に日本石油の株を2万株売ったお爺ちゃんが居ました。当時の株価は2300円か…2400円だったか? ほぼ…高値なのです。

そうして、そのうちの1万株で家を新築して、もう1万株の売却代金で、当時200円台でウロウロしていた日立製作所を10万株買ったのです。そのお爺ちゃんの印象が、とても強烈に…心に焼き付いています。その日立の株価が2年ほど経過したのかな? 今度は800円台になり、その10万株を売って、今度は、当時、同株価の大正製薬を10万株買うのです。その株も1年後かな? 株価は確か2000円台になるのです。

この「神業の売買」を、現実に見たカタルは、その後も気になっていました。そのお爺ちゃんは、それから、間もなくして…亡くなります。そうして若の代になって…綺麗にそのお金は消えたとか…。あの神業の売買事例は、後にも先にも…それっきりです。ほぼ高値圏での売買で狙った株価が、1年か2年で…また高値になるのですからね。ほんとうに…ビックリします。

日本石油の1万株を家の新築資金にして…もう1万株で動かなかった日立製作を10万株買うのです。まるで…神業ですね。その日立の株価は9828円です。

「この木、なんの木…」と言う日立のCMソングは、耳に残っており…最後に永遠とも思える時間の「日立グループ」の社名が続きます。変わらないことが、「社風」だと述べた日立が時代の変遷で、子会社を売却して…「構造改革」を実行するのです。

面白いでしょう。長く生きていると…色んな経験を積むことになります。この時代の変化に対応できるかどうか…。「スマフォ」の対応も同じ事でしょう。もし読者の中で、「わしは携帯電話はガラケー」とか言っている人が居たら、是非、時代対応せねばなりません。

昨日も近くのレストランで食事をして「ペイペイ」の支払いでした。最近はすっかり現金を使わなくなっていますから…統計数字も変化に対応すべきなのでしょう。貨幣乗数が低迷している理由かも知れません。たぶん…カウントされてないと思うけれど…どうでしょう。よく分かりません。

「野村証券」(8604) の板状況(9:23)

抜けなかった570円の関門を「野村証券」(8604)は抜いてきました。その5円上にも30万株弱の売り物があります。このような売り物を徐々に消化して、いつか…野村証券も4桁を奪回して、上場来高値5990円を超える日が来るのかどうか…。全ては「経営者の器」の問題でしょう。

先ほど…1760円の所に1000株の買いを入れたら、本日は、その指値が全部、直ぐ買えました。でも600株、200株、100株、100株のお買い上げです。その後、1750円にも1000株の買い指値を用いました。昨日は買えずに、株価がスルスル…上がったのですが、本日は買えそうです。ジェイドGの話です。

良い経営者と言うのは、なかなか…居ませんからね。あまり「内部留保」の厚い会社でないジェイドGが、この時期に1億円、5億円の自社株買いをするのは、きっと…かなり勇気が必要でしょう。ハイ、1750円の買い指値が1000株買えました。次は1740円かな?

一応、曲がりなりにも…昨日は1766円と先日の1758円の高値を抜いています。そうして本日は1774円が高値です。今のところは…カタルは1875円も買って、あの時は、次の下値は1830円前後ではないか…と感じて、そのラインでも買っています。

その自分自身の価値観を大切にしています。他人が…何と言おうが、カタルはカタルです。「BASE」(4477)も、いつか500円台の株価を超えると思っています。このジェイドGは基本的に4000円から、株価が下がってきており…あの時に2400円台の買いを、現物株に変えたのです。駄目なら、そのまま売り切りになっているのでしょうが…何故か、現物株で残っています。あの感覚が正しかったか、どうか…の実験です。

そろそろ…あれから3年程度が経過するから、通常の経営者なら株価は期待に応えるのでしょう。

カタルは、株価を観て…心が揺らぐことはなく、何故、「間違った判断」をしたか? その理由を考えます。

昨日は「ルネサスエレク」(6723)の残り2450円の300株が買えて合計で500株になりました。この流れと… 銘柄の流れは違いますが、「日立製作所」が上場来高値を更新している現実と…「野村証券」株が…ホラ、先ほどの575円の売り物を消化しました。同じ意味ですよ。

馬鹿は「この繋がり」が、なかなか…見えません。異業種ですからね。これが「市場の整合性」の話ですよ。

ジェイドGの板状況(9:44)

如いては…ジェイドGも1929円を奪回できるのでしょう。名目時代は、「循環買い」物色が続くのです。それでは…1740円はなかなか買えませんから、もう1000株だけですが、先ほどは、簡単に買えた1750円で指値を入れてみます。あらら…今度はスルスル…と買い物が入り、こんな板状態になりました。

「ラッセル」をする奴が居るかどうか…の問題です。「金魚の糞」では駄目なのです。

先日、1万株を買ったJ君が、あっという間に100円ほど…株価が上がり、気分が良くなっています。故にジェイドGは、1830円まで…「買い続けよう」と思っていますが、担保の問題もあります。貧乏人には、困った問題です。「だんだん…良くなる法華の太鼓」なのです。名目時代はみんなが、儲かりますから…プラス思考の「ポジティブの考え方」が世の中をどんどん変えます。日立の上場来高値は、色んな…波及効果を生むのです。これが「名目経済」なのです。

馬鹿は、自分の経験が乏しいから…出来ない連中が、たくさん周りにいます。でもこれからの時代は、日立のように構造改革を積極的にやったものが「勝利」を収めます。この動きを観て…日本製鉄の橋本さんも勇気づけられるでしょう。だから「うちもがんばろう!」と…となります。流石、日本製鉄クラスになると…簡単に方向転換は出来ませんが…やる意思があるなら、近いうちに変わります。株価は正直なのです。

本日はF君を1055円まで昨日の高値水準ですが買いに行って…1052円で買えました。そうしたら、今は1057円です。この株はチャートだけ付けておきます。

F君の日足推移

あの時は、なかなか…1000円の株が買えず、500株だけだったのですが、面倒になって途中で売りました。この株も読者からの推奨です。なかなか優れた内容ですから、いつかは…株価は2倍以上になります。

実は日本製鉄もこの読者から教えてもらった株でした。何故、下がるのか…意味が分からんと言うようなメールでした。全ては、市場環境が成熟せず…時間軸の問題です。個別株要因ではなく「市場要因」の話です。

最近、「グッドコムアセット」(3475)も上がったように…、このF君も、近い内、たぶん来年でしょうが、大きく人気になります。それまで…10万株程度買えるようになりたいものです。たった1億円ですが、されど1億です。

今の日本株は、本当に割安な株ばかりが「ゴロゴロ」しているのです。でも日立のような頑張り企業が、上場来高値を更新したことは…時間の問題で日経平均株価は38915円を奪回することと、同じことを先駆した日立が示しています。

「住友化学」(4005) の日足推移

経済活動は「雁行型」なのです。日本人は、他人の行動を観て「右に倣え」なのです。批判した経団連の「住友化学」(4005)でも同じことです。こんな株価に、居る器の株ではありません。今の日本株は、本当に株価が安いのです。馬鹿は、このような「宝物を目の前にしても」行動が出来ないのです。

実質経済から名目に変化する意味を、どれだけの人が実感しているのでしょう。楽しい相場になりますよ。お金なんか…所詮はあまり使えませんからね。でもいつか…「フェラーリ」に乗ってみたいかな? そんな…俗っぽいカタル君でした。また…明日。



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