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株と言うものは、本当に…分かりません。昨日は、とうとう…連日の一番人気の座を「川船」(9107)が獲得しています。一昨日は68989回で、昨日は、なんと81813回です。依然、批判をしている「東電」(9501)も、相変わらずの人気ですが…「仕手色」が強くなってきています。ずっと…懐疑的だった「レーザーテック」(6920)は、それでも…28007回の人気ぶりです。

昨日のTICK回数の上位15

ここに登場してきたのが…「野村証券」(8604)の11位でした。まだTICK回数は20705回と2万の大台に乗ったばかりです。基本的に…TICK回数上位の銘柄を手掛けないと目先の相場では儲かりません。

「さくらインター」(3778)の日足推移

しかし…過小資本株の「さくらインター」(3778)の良さは、カタルには分かりませんが…大人気です。本日も買い気配です。昨日も話しましたが、「国策に乗る銘柄は買い」と言う…ベンチャリの松本さんの教えです。彼はきっと…小林さんから教わったのでしょう。

ようやく…株価が入りました。なんと4200円の寄り値です。既に、PERは100倍を大きく超えており「常識を逸脱」していますが…「人気」とは、そう言うものでしょう。この背景は、米国での「エヌビディア」(NVDA)の大人気の波及でしょう。昨日の下落相場でも高いのです。「マイクロソフト」(MSFT)と共に…高いのです。M7は侮れません。

本日の相場も…日経平均株価は高く2月のコールは39000円と40000円の攻防だと言います。いずれも短期決戦で時間の戦いです。一般的には38915円の奪回を、誰も…「2月の清算日」までに実現するとは思っていません。でも相場は魔物です。

「野村証券」(8604)の 日足推移

つい最近まで「嘆き節」が聞こえていた…野村証券は、ようやく…野村らしい動きになって来ました。この出来高推移なら「目先の売り」は吸収されます。前回の株価上昇の時と似てきました。前回は、大幅上昇をした後で…3か月ほど「休み」を入れましたが、今回はどうでしょう。この前回の上昇波動が「2倍波動に伸びる」ケースもあります。

「野村証券」(8604)の 週足推移

何処まで、今回は買われるか? そんな事は分かりません。ただ前の週足は、一応、参考になります。今回は800円前後までだろう…と思っています。

しかし意外に昨日の勉強会では、全体の相場が強いのです。カタルは毎日、場が引けると…個別株の「株価データ」を集めています。それも手作業です。その感覚では、多くの銘柄が「上がる」ように見えるのです。

例えば…「謎」だった「スミダコーポ」(6817)の株価です。

「スミダコーポ」(6817)の 日足推移

確かに…「欠陥」はあるのです。しかし…日本企業は、ようやくEVへの取り組みを強めます。一般常識からすると…周回遅れです。でも公募増資をするように、「受注」は舞い込んでいるのでしょう。

同様に…「小田原エンジニアリング」(6149)も、カタルの地元の長岡で新工場の建設です。つまり両社の行動は繋がりがあり、この業界の状態を物語っています。ただ…問題は時間軸です。それにスミダは公募を選択したように…財務内容が良くありません。

自動車産業の中で、高収益なのに「借金が多い」企業があります。この辺りは…競争力、そのものが弱いのでしょう。そもそも…自動車業界と言うのは「薄利多売」の世界です。「ルネサス」(6723)は長年…その慣習に苦しんでおり、万年世界で一番でしたが、株価は500円~800円前後でした。そもそも…「トヨタ」と言う会社は、そういう会社です。

こんな事は常識なのですが…日本企業の中小企業の中で約3割弱が、値上げを出来ないとか…伝えられています。こんな企業は、カタルの「市場原理主義」から言えば…「消えゆく企業」です。賃上げも同様です。

今回の賃上げで注目しているのは、経団連会長の出身企業の「住友化学」(4005)です。経団連の親分が、いくら自社の業績が悪くても…、未曽有の大不況でも…、やはり「賃上げ」を世間並みにすべきです。リストラもせず…に、内部蓄積の「稲畑産業」(8098)を売却するそうです。

このような「のりしろ」を余分に持っているのが「村社会」です。真剣に経営をしないから…どうしても、時間軸が遅れます。内部蓄積がある為です。日本企業の行動は遅いのです。

でもカタルは「住友化学」を応援しています。アフリカに蚊帳を提供してマラリア対策などのボランティア活動をしています。頑張って欲しい企業です。しかし…石化はある意味で「過当競争」なので、各社は大変です。

そもそも…このような日本的な会社が、日本には多いのです。儲からないのに…食えるだけで…その分野を維持します。終身雇用などの為に、リストラが出来ません。だから効率が悪くなるのです。平時でも、リストラを実施するのがROEの考え方です。

ダイハツの報道で、「トヨタ」(7203)の佐藤さんが、会見に応じていました。本来は「トヨタ」(7203)の不正です。言い訳が出来ません。同じ不正なのに…トヨタは助かりと言うか…大きなお咎めもなく、ビックモーターは消える運命です。「伊藤忠」(8001)の傘下でしょうが…。

このケースと…「富士通」(6702)は類似性があります。もともと…今回の不正は子会社の不祥事ですが、買収をして、かなりの時間が経過しており、事件の発覚は、イギリスの郵便局の問題が大きいのでしょうが、やはり「富士通」(6702)も大きな責任があると思います。早く…処理をした方が良いのですが、難しい案件です。「買収」と言うのは、そう簡単ではありません。

こんなケースを観ると…やはり「ジェイドG」(3558)の田中君は、優れているのでしょう。仮に…この成長を維持するなら、本当に1万株を持っているだけで…都内のマンションを買える可能性があります。億ションです。

だから時間軸は、先になりますが、数年、我慢をするなら、株価は1万円台の可能性がないとは言えません。「継続観察」を続けるなら分かります。株式投資は、目先、長期、時間軸の考え方は、人、それぞれで…違います。

2000円を割れそうで…ひやひやしながら、株を買った「川船」(9107)を、あのまま…1年半かな? 持ち続けているだけで…「あちら側」に行ける距離が、かなり縮まる場合があります。目先の「朝三暮四」か…それとも「ノンビリ」か…。

「大阪チタン」(5726)が、また安値圏に転落です。しかし先ずは基本をしっかり認識しておきましょう。こんな業界は、聞いたことはありません。エアバスの昨年の納入実績が735機なのに…既に受注残は10倍以上の8598機だそうです。

「大阪チタン」は「ボーイング」(BA)が主たる納入先ですが…スポンジチタンを作れる国は、ロシアに中国です。エアバスは、未だにロシア産を使用していますが…徐々に変更し始めているから、「東邦チタン」(5727)とサウジが共同で作った工場も稼働率を上げます。

しかし…目先は4本のボルト問題です。

ボーイング社(BA) の日足推移

色んな説が流れていますが…出荷の停止になっています。この問題でボーイング社(BA)は一時200ドルを割れました。株って、分からないものでしょう。まさかのイスラエルの戦争も…それを受け、フーシ派が紅海の船舶を狙うとは、当初は誰も考えません。今回のボーイングも同じです。故に未来の予想図を、あれこれ…事前に考えても、株価の予想など当たるわけがありません。

だからこそ…「ブツブツ投資」なのです。この運用の仕方を会得するなら…「鬼に金棒」です。でも「言うは易く行うは難し」なんです。なかなか…難しいのです。

「ニデック」(6594) の日足推移

昨日は「ニデック」(6594)が6000円を奪回していました。でも200日線に遥かに及びません。ようやく75日線をクリアです。

「ファナック」(6954) の日足推移

株価位置の低い「ファナック」(6954)は200日線を回復しましたが、まだ「200日線の傾き」は下向きです。「安全性を優先する」と…「我慢を強いられる」時間軸は、長くなる可能性があります。それを超越するなら…株式投資なんか、簡単です。

カタルはリーマンショックの時に、下がり続ける「三菱UFJ」(8306)を現物沈潜をしたのです。最初は慎重に800円前後から開始しました。そうして500円前後になり、馬鹿になったのです。100万株以上は買いました。でもその三菱UFJの最安値は、318円だったかな? 本当に…人を馬鹿にしています。

しかし…「じっと我慢」をしているなら…やはり800円の時にスタートした株価でも、あの時の「決断」は正しかったのでしょう。震災前の「東電」(9501)を2万株売って…その分を、そっくり…「三菱UFJ」に変えたのです。あのラッキーな顧客は、まだ生きて…居るでしょうか?

世の中は「塞翁が馬」です。

どんなに…大変な境遇に置かれても、じっと我慢をして…頑張るなら、いつか「道は拓ける」のでしょう。短気にならず…ノンビリ構えましょう。また…明日。

先ほど…750円で5000株を売った野村証券を、昨日は買い戻しが効きませんでした。でも、そのうち3000株だけ、昨日の失敗を顧みて…740円で買い戻しました。この740円で買った野村が、「笑える日」が、いつか…また来るのでしょう。「雪だるま投資」を実践します。



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