03/31

かたる昨日の世界の動きはすごく、何も日本株だけが上がっている訳ではないのですね。昨日の日経新聞(夕刊)に、世界の株式の騰落率が掲載されていました。意外に欧州株が強く、明らかに量的緩和効果だと思われます。粛清下にある中国も高値を追っており、チャートを見ると分かりますが…実質的な上値追いの相場を演じています。シャドーバンキング問題などを克服して、市場原理の導入がスムーズにいっていることが窺えます。アジアインフラ投資銀行に、カタルは日本も参加し、アジア開発銀行と統合すれば良いと思いますが…米国の手前、そうはいかないのでしょうか。もともと米国には、日本より中国を重視する空気がありますからね。GMの動向などを見れば、分かると言うものです。

上海総合株価指数の月足推移
image-406

上海総合株価指数の月足推移

一方、2年目の賃上げを控え、日本にも脱デフレムードの定着を述べる人が増えてきましたが、追加緩和は弊害を与えるとの指摘も多くあり、その意図が分からなくありませんが、地価動向を見れば、まだ日本人は信じていませんね。株式相場は指数だけを見ると分かりませんが…三菱UFJの株価は、デフレ脱却は、道半ばと言う事を物語っています。しかし市場をつぶさに観察すると、ようやくPBR1倍以下の銘柄の株価修正が始まっているようです。中越パルプやリリカラなどだけでなく、多くの銘柄の高値追いを見ていると…割安に放置されていた銘柄の水準訂正が始まっています。今度、一度リストを作成し、検討する必要があるようです。

まぁ証券マンなら、この作業は無駄になりませんが、今は商売ではなく、必要かどうか…。でも市場を観察するうえで、この作業は意外に重要かもしれません。週末にでもスクリーニングをかけてみようか…とも、考えています。期末株価を支え、期待感を残す展開で3月期末を通過しそうです。法人営業をやっていたので、期末の重要さは、よく分かっているつもりです。多くの経営者は、この期末に合わせ企業業績を作るものです。決算対策と言う言葉は、法人営業には欠かせませんが、一般の人にとって、3月はそんなに重要ではないのかもしれません。株価が騰がると決算を作るのも楽ですね。昔は株価が下がり、その含み損失の消化の為に、無理して利益を作ったものですが、今は逆に、どうしたら利益を表面化させずに隠せるかに重点を置きますね。年金運用などの「積み立て不足」などと言う言葉は、懐かしい響きです。デフレ脱却って、良いものでしょう。一体、誰が地価は高過ぎると暴言を吐き、下げようとしたのか…。あのバカな舵取りが、日本を未曾有の不景気に陥れたのですね。まぁ、その為に長い「失われた時代」を作りましたから、この肥しが糧になり、ウハウハ状態がこれから生まれるのです。だから晩年は、感謝が必要になるかもしれません。

しかし…改革の手綱が緩むのが問題ですね。未だに日本では主導権争いがあります。ある意味で沖縄の基地問題などの意見対立は、自然な事なのでしょう。普天間を撤去し移転するわけで、カタルには道理のように見えますが…。そりゃ、沖縄から基地の撤去が一番望ましいのでしょうが、地理的な優位性など…やはり必要を感じられますからね。もともと沖縄は、米国領土だったことを考えれば、無条件降伏をした日本が、今更、正論を述べる権利があるのか?と、北方領土の返還も実現してない現実を考えると、その考え方も一方には存在します。でも領土と言う価値より、スマートコミュニティーの世界を考えると、重要なのは、制度の覇権ですね。人類初の技術革新の重要性が窺えます。ある意味でインフラ整備に邁進している中国は、誤った方向性を歩んでいるのかもしれません。シルクロード開発などの投資は、効率的なのかどうか…疑わしい気もします。

富士フィルムが米Cellular Dynamics International(CDI)を、約3億700万ドル(約360億円)で買収すると発表しました。IPS細胞を利用した再生医療への時間を手に入れたのでしょう。この事はJ・TECにとって、追い風になりますね。既に実験段階では多くの人工臓器が造られ始めています。しかし量産化技術が問題になるのですね。この分野では、わが国ではトップを走る訳です。J・TECは赤字とは言え、非常に価値がある会社ですね。既に黒字化が見えている訳です。高株価にして増資を実現させれば、世界で最先端の人工臓器製造の会社になる可能性があります。中国のシルクロード開発と、どちらが価値のある投資になるのでしょう。社会基盤づくりは、既に準天頂衛星の時代です。既存の道路などの補修は、やはりコンセッションの時代になりますね。金融デリバティブの技術革新が、社会基盤づくりの価値を変えます。この辺りの認識がないとスマートコミュニティーへの認識は、今ひとつと言うことに成りますね。やはり株式投資は夢を育むものなのです。

皆さんの多くは、ソフトバンクが世界的な企業の育ったのが、孫氏だけの力と勘違いしていませんか? ボーダーフォンの買収の時から力を貸しているのは、氏家体制に嫌気がさした、仕事が出来る野村証券マンなのですね。大量の人間がソフトバンクに流れました。北尾さんなどは、代表的な事例でしょうが、彼以上にバックオフィスを支える人脈が居たから、あの金融危機の最中…綱渡りの財務運営が可能だったのですね。資金さえあれば、どんな企業も、夢が実現可能になるのですね。だから興銀の中山素平氏は、我々が赤字の企業を支え産業基盤を作らないで、一体、誰が産業を育てるのか…と、既に消えたのですが、アスキーを、あの時に応援したのです。その人脈は、今でも007にも居ます。人脈が企業を育てているのです。J・TECの株価を支えることは、我々、証券マンの責務ですね。ようやくホトニクスも収益基盤が整ってきましたが、ホトニクスも助けられ、ようやく一人前になりつつあるのです。セガの大川さんの事を、先頃、書きましたが、金融機能が正常なら産業は育ち、冒険が可能になります。だから清貧思想などは糞食らえ!なのです。

目先の1買い2ヤリを、否定するものではありませんが、ロマンを売るのも証券マンの商売の一つでしょう。小さな努力が、やがて明日の日本を、世界を、人類の未来を創るのですね。人工臓器製造の技術が確立されたなら、多くの人の命が救われ、人類の歴史に貢献できますね。みんなが1000株ずつ、いや100株でも良いのです。そうして長い目での成長を、一緒に育もうではありませんか…。社会貢献活動も、やはり市場経済には、その役割があるのです。儲けなど…どうでも良い。でも貧乏人のカタル君は儲けたいのです。コンセッションが日本を救う、やはりケネディクスには、その素質がある訳です。

さて…今日の相場は、どうかな? そのロマンにあふれるJ・TECは、高寄りをして下げているようです。僅かな売り物なのに…ね。何も、皆さんは高値を追う必要はありません。下げが続くようなら、現物で、のんびりと100株ずつ拾えばいいのです。いつか、必ず華が開くのですね。007も同じことですね。ケネディクスも、今は変わらずのようです。下値を切り上げ続けることが出来るかどうか…、この辺りが見所でしょう。その内、500円割れはなくなりますね。今度は、メザニンローンへの投資だそうですね。宮島と言うのは、やはり時代認識があるのかどうか…。リスクを避け、僅かな利益を狙う方針はカタルの意に沿いませんね。まぁ、経営者には、必要な才覚かも知れませんが…。

相場は、どうもどれも、へばっているように見えますね。DeNAに過度の期待を持っては、駄目かもしれませんね。一度は、2518円を奪回すると考えていますが…この後は、仕掛け人の動向次第なのですね。相場環境にもよるし…色んな条件があるのです。三菱UFJは762円ですね。800円を割れていても良いのですが、重要なことは、株価を保つ事ですね。大型株ですから、どうしても調整に時間を要します。利食い売りは続くものです。昨日も感じましたが、やはりアイフルは、この400円絡みが下値になりそうですね。

先日、BBタワーの事に少し触れましたね。仕掛け筋の玉と言うのは、残るものです。だから企業業績の改善が続くなら、必ず、何度も相場になります。カタルがBBタワーに注目したのは、一昨年末の新興御三家相場の時ですね。あれから観察を続けてきたわけです。その為に、兆候は捉える事が出来ました。でも所詮は、質が悪いから相場になりません。資質の問題なのです。JVCKWもそうですよ。仕掛け人の動向が需要なのですね。しかし、条件が揃わないと相場にならないものです。

多くの人は、企業業績が良ければ、相場になると勘違いをしていますね。業績は必要条件の一つに過ぎません。そんな企業は、ゴマンとあります。それより人々を惹きつけ、魅了する力の方が、余程大切です。さてゴタクは、この程度にして、おそらく爆食は終わり、調整ですからね。でもそんなに下げませんね。だから新しい仕掛けが入りやすいのですね。のんびりやる時は、のんびりと休めばいいのですね。それでは、また明日。



amazon.co.jp 全品に拡大 無料配送キャンペーン実施中!詳細はこちらをクリック。

関連記事

  1. 2021.01.08

    1/8
  2. 2021.12.15

    12/15
  3. 2021.05.17

    5/17
  4. 2015.04.15

    04/15
  5. 2023.03.15

    3/15
  6. 2022.09.22

    9/22
2024年4月
« 3月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  
株式投資関連の本