04/01

かたるやはり米国株は利上げ観測に弱いようで…薄氷の景気回復のイメージですね。もともと金融危機は、経済システム全般を大きく傷つけます。日本の事例を見るまでもなく、実体経済規模と同程度の配慮が必要なのですね。カタルは金融経済、所謂、市場経済の鏡である株式市場と、実務取引の実態経済は同規模だと考えていますが、日本の場合、元日銀総裁の三重野氏のように「株や土地が下がろうとも、実体経済は大丈夫」なんて…暴言を吐く認識しかないトップがいたので、日本はおかしくなったと思っています。米国を見れば、明らかですね。あれだけ必死になって金融市場を支えても、この程度の有様です。米国の覇権体制は揺らぎ、中国の台頭が常識になりました。

一方、中国はどうでしょう。共産党の一党支配でありながら、共産主義の基本的な概念である平等主義を歪めても、鄧小平は「富める者から先に豊かに成れ」と格差を容認したのです。現在もシャドーバンキング問題を批判されると、直ぐに市場化に取り組んでいますね。しかし不動産バブルと揶揄されても…決して不動産の重要性を軽視せずに、政策支援をしています。今度は2軒目の購入に際し、頭金の割合を60%から40%に下げるそうですね。しかも売却時の税制条件も緩和すると言います。

もともと中国は日本と違い、頭金も多く取っており、しかも不動産取引も借り入れは少なかったのですね。それをメディアは、その実態を報道せずに、一部の地方政府の暴走ぶりを過剰に採り上げ、幽霊都市ばかり報道します。故に、日本でも中国軽視の風潮が定着したのでしょう。しかし歴史を見れば明らか…。かつては遣唐使や遣隋使を派遣し、日本は中国を敬っていました。AIIBへの不参加は、やはり不満ですね。安倍政権はよくやっていますが…どうも小手先論の面も否めません。デフレ脱却も道半ばで…非常に危うく見えます。この咎めを受けなければいいのですが…。

WSJに、前日銀副総裁の岩田さんが寄稿されていましたが、その通りだと思いますね。次は、当座預金に積み上がった200兆円の資金を動かす番です。いくら緩和しても実際に資金移動が起らなくては意味がありません。企業のROE経営と共に、重要な課題は続きます。38915円奪回に向け、指数上昇の演出は、どうでも良いですね。一方で日本生命の一兆円投資やパナソニックなどもそうですが、ようやく前向きな雰囲気が、日本でも生まれ始めています。あと一押し…と言うイメージです。

取引所の斎藤さんが発言されていましたが、これが日本の実態ですね。原発の時も感じましたが、取引所は上場を認可する為に審査をしたわけで、不正が疑われるようなIPOを認めた責任がある筈です。それを公認会計士や証券会社に責任を転嫁するような発言は、当事者能力を疑われても仕方ありませんね。原発の時も東電の責任にしました。しかし原子力安全委員会の審査責任を、問いませんでしたね。まるでトカゲのしっぽ切りです。この辺りが、日本の村論理ですね。米国は逮捕者まで出し、公正なルールを維持しようとします。これじゃローカルと言われても仕方ありません。グローバル化に向け、更なる努力を期待する次第です。「JDI」は野村幹事ですね。問題にされている「gumi」も斎藤さんの古巣の野村です。エナリスも、野村ですよ。いくら儲けに走っても、モラルの欠如は頂けません。氏家体制以降、本当に腐っているね。

カタル銘柄が不振だと…愚痴も飛び出る有様です。まぁ、ハローウィン緩和で増加した2000万株は付和雷同組ですから、どうしても期日前になると、弱含むのが筋ですからね。これも信用買い残の重みで、人気株故の洗礼です。あと1か月ほどだと思いますが、つつがない整理の進行を望む次第です。この形が重要なのですね。この意味をどれだけの参加者が理解しているかどうか。ハローウィン緩和の高値を多くの銘柄は更新しました。しかし参加者の資質が問題にされたのでしょう。いつも大衆はババを引くものです。この調整過程も上げの為の演出であり、必要不可欠な舞台ですね。まぁカタルの場合、そう思い、いつも前向きに考えているのです。

そんな事より、三菱UFJの動向は、気になります。やはり追加の緩和が、まだ必要なのでしょうか? 大手銀行の含み利益は8兆円と言いましたかね。大和証券の試算だそうですが…。何故、純資産以下に放置されたままなのでしょう。論理的にはあり得ない現象です。デフレ脱却が道半ば…と言う現象を、如実に物語っています。でも最近、銀行株の水準訂正と同じように、PBR1倍以下の株価の水準訂正が始まっています。まもなく条件が揃えば…カタル銘柄ではありませんが、参考銘柄として、新規の銘柄を御披露できる日も来るかもしれません。

僕の通っているOKと言うスーパーは、4月から値上げをしたのかな? 兎に角、ナショナルブランドが安いのです。今まではイトーヨーカ堂ぐらいしか、スーパーと呼ばれるところに行ったことがなかったのですが…東陽町に引っ越してからというもの…激安スーパーがあるのですね。並んでいる品物は、価格同然に3流品ばかりですが…、それでもナショナルブランドまでもが、常時、安売りなのです。世の中って、面白いものですね。食品株や薬品株が買われると言う事は、実体経済に、勢いがなくなっていると言う証ですね。

ただ日本の場合は、アジア市場に向けた取り組みをしている会社は、将来が有望なのでしょう。ピジョンの成長を見れば分かりますね。経営者の資質次第で、企業業績は様変わりするのですね。味の素やニチレイなど、更に問題のあったニチロもそうでしょうが、冷凍食品の進化は、目覚ましいものがあります。味の素の餃子は水が必要ないのですね。あまり投資対象として考えなかった食品株ですが…意外に「ピジョン化現象」が、生まれるかもしれませんね。いつの間にか…株価は2000円台になっているんですね。でも資本効率は悪い会社ですね。現状は、かなり期待値が先行しているように思えますが…。

昨日は、やり過ぎ感のあったDeNAですが、2400円台に近づくと上値も乏しく感じられ…この揉み合いで仕手化するかどうか…。需給バランスが問題にされるのでしょう。もともと敗者連合の組み合わせで、成功する確率は疑わしくも感じます。でもゲームは市場人気を得やすいですからね。ガンホー、ミクシー以来、成功者は当然のことですが、3匹目のどじょうを狙いに行きます。でも前者と違うのは、実態を反映した数字ではなく、期待値だと言う事ですね。故に仕手化するわけですが…シャープ同様に見ものです。

今日も、既に500万株を超えていますね。何故、これほど出来高が膨らむのでしょう。ケネディクスの話ですが…。信用買い残が重いだけに、まさかの下げを覚悟しなくてはなりません。全体相場も新営業年度に入り、サラリーマンの運用マネージャーは利益の確定売りを出しやすい環境下にあります。だから注意せねばなりませんね。現引き対応できるなら問題はありません。でも更に買うのは、日柄が必要なようで…、あと1か月ほど後が、正しいのかな?

逆に、そこそこで踏ん張るようなら、期待値は一気に上がりますね。拾っている投資家もいるわけです。目先筋ではなく…。次のステップに向けた投資家たちの存在が感じられるかどうか…。この辺りが見ものなのですね。値動きで分かります。だから、どの銘柄もそうですが…見どころを、確りと整理して把握して置き、観察しなくてはなりません。カタルが、春にも相場があると踏んだのは、商業リートや介護リートの上市により、利益が膨らむからです。故に1Qや2Qの数字は、好調な筈ですね。この事は5月、8月に判明します。通常はIPOと同じで、未上場の時に仕込み、上場を機に売却して、利益を計上するのです。その為に仕手化の時間を考え、年末から春と事前に予想したのです。でも外れています。

三菱UFJなども、そうなのですね。当然、ソニーなどもそうです。DeNAもそうですよ。シャープもそうです。銘柄には、それぞれカラーがありポイントがあります。多くの場合、必ず、仕掛け人たちは、痕跡を残すものですね。ある日、突然、始まる相場なんて、あまりないものです。DeNAは、ある意味で調整が充分ですから、相場になりやすいのですね。でもカタルは2500円に近付くと、流石に目先でも腰が引けます。でもかなり興味を持っていますね。だから一度は、参加したのですが…所詮は目先だからね。そんな1買い2ヤリの相場は面白くないものね。やはり投資は王道です。007は何故か高いですね。J・TECは今度こそ、下値を切り上げることが出来るかどうか…。みんな、それぞれ魅力があるのです。

さて3流役者は、そろそろ退場です。サクラのような短い命ではなく、躍動感ある相場を望む次第です。金持ちは、確りと下値で買い集めてくださいね。貧乏人は、粛々と整理をする次第です。所詮、市場は弱肉強食です。



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