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日本企業の経営者はこれまでは村論理で守られていましたが、スチュワードシップコードが確立しはじめ、コーポレートガバナンスの取り組みが…進み始めています。王子製紙が北越製紙に敵対的なTOBを掛けましたが…あの時は失敗しました。その当時は、市場の支持を得られなかったのです。

しかし今回は、行ける可能性が高いですね。前田建設の前田道路へのTOBはグループ会社と言えども…資本論理が独立していることを示しているのでしょう。

東芝のニューフレアへのTOBを巡り、東芝機械に村上ファンドが注目したのは面白い現象です。一所懸命に経営をしない経営者は、何れ、排除されるのでしょう。オーナー企業のサイバーエージェントの藤田さんが、社外取締役の不備の為…スチュワードシップコードの影響を受け…80%台の信認から、50%台に低下した現象は時代の変遷を感じさせます。

米国では20兆円単位の自社株買いが四半期ごとに行われ、ROE経営が確立されていますが、日本は日経新聞を読むと…依然、村論理派閥が抵抗を続けています。資本は、時代を大きく進める企業へ流すべきです。先駆して市場経済で成功したアップルなどが自社株買いをすると、そのお金は市場を通じて、新しく…時代をラッセルする企業に流れます。そうして新陳代謝を促し…時代は進化を続けます。だから米国がGAAFなどの企業が誕生するのでしょう。

しかし…日本は経団連の村論理派閥は、いつまでも重鎮として政財界を支配し、地検などの力を利用してグローバル化の社会変革を妨げます。なかなか新しい若者が時代を変えようと思っても…問題は資金がネックになります。アマゾンは、どうして1兆ドル倶楽部のメンバーに成れたのでしょう。赤字、赤字と…毎年続け、市場の一部からは批判をされ続けましたが、市場は資金を提供しました。それは売り上げが伸びていたためです。

丁度、今のテスラの評価が、あの当時のアマゾンに似ています。今のテスラのような形でアマゾンは世界的な企業に変身したのです。要するに資金を流せ続けるかどうか…。ところが日本は赤字に厳しいですね。赤字でも、売り上げの伸び率が高ければ…それを支持するのが市場経済でしょう。だからROE経営により、旧態化した企業は、市場に恩返しをすべきでしょう。それなのに…使わないお金を463兆円も貯めこみ…何をしているのでしょう。

もし業界内でTOBが進むなら…どんどん効率的な社会に変貌を遂げるでしょう。M&Aが活発になるなら…市場はその真価を評価し、海外から資金が流れるでしょう。東京地検さん、どっちが…本当に日本の未来のためになるのでしょう。日産は日本の会社?などとの狭い視野が果たして良いのでしょうか?

日本の政治家も情けない…桜を見る会や政治家のモラルなんかより、政策論議をすべきでしょう。安倍政権はキャッシュレスも後手、後手、電子カルテも後手、後手、遺伝子治療も顔認証も…みんな後手、後手で、遅々として時代が進みません。

何故、法律で一元化させて、一気に進化させないでしょう。これではプライマリーバランスの実現は遠のくばかり…です。政策論議をして…代替え法案を提出して、真剣に日本の未来を論議しましょう。野党の資質は、馬鹿以下のレベルです。何故、支持率があがり、政権を奪回できないか? 未来のプランを示さないからでしょう。自らの頭で考えない政治家は情けない。

市場経済はフェアなルールの下で…頑張る経営者を応援する制度です。現状維持を目指す偽物経営者の居る場所ではありません。どんどん敵対的TOBが炸裂する事が、日本を押し上げるのでしょう。

日本の土地資本の推移

本日の日経新聞の5面に国民経済計算の話が載っています。何故、日本は「失われた時代」になったか? その原点は地価が下がったために、そのストックの損失を、日々に稼ぐフローの稼ぎから…埋めてきたのです。その為に年金問題を始め、空洞化など…色んな諸問題が発生しました。

1994年より資料が変更になっており、その前は、前の基準のものを合成させたので…少し数字が違うかもしれませんが、大まかなイメージが分かると思うのです。土地だけのグラフを付けておきます。

カタルは「1300兆円の逆襲」と言い…ケネディクス株を買い続ける根拠の一つです。日本が豊かなになるためには、株価だけでなく…地価を上げないと駄目なのです。わが国のバブル期の土地資産価値は、2477兆円もありました。それが政策の失敗で1135兆円まで減り続けます。この1300兆円の損失を埋めると…日本は豊かになります。こんなバカな実験をやった国は日本しかありません。清貧思想も、「いい加減にしろ」と言いたいのです。

あの時に宮澤喜一などは…年収の5倍で家が持てるようにするために、賃金を上げる政策ではなく、地価を下げる政策を採用しました。このデフレ政策の為、当時、貸しまくっていた銀行に大量の不良債権が生まれたのです。何が…東大のエリート官僚だ! 馬鹿丸出しです。その為に…失われた時代に突入し、就職氷河期が生まれ、振り込め詐欺などが発生します。自殺者は山のような数字です。これは犯罪でしょう。

能力のない馬鹿が、上になると国民は大変です。サラリーマンなら…誰でも経験をする馬鹿上司に仕えるむなしさです。だから西川は、正々堂々とメディアを味方にして、ゴーンに挑めばいいのです。それなのにコソコソしやがって…。情けない連中ばかりが、日本中にウヨウヨしています。本物が上に行く世界が、株の世界です。

まぁ、偉そうに語っているカタル自身が貧乏人の負け組です。なんとしてでも…復活せねばなりません。因みに…現状は、所得と家の平均倍率は8倍を少し上回る水準でしょう。年収1000万で、8000万円の家が世界標準です。

千代化は270円を割れましたね。早くMDRが破産宣言をしてスッキリした方が良いのでしょう。まぁ、どっちにしても…あと少しの辛抱です。

SUMCOは安いですね。昨日、良い気分になって…また高値を買ったのです。このいい気分の素が、L君なのですが、昨日はVWAP(Volume Weighted Average Price)は1030円です。このまま一気の上値を取るケースもあるし…難しい判断です。カタルは下値に行くなら、更に買い増しをするつもりです。だから出来ることならこの出来高加重平均取引価格以下の水準を狙っていますが、株価が下にブレルかどうか…。

今日は…エルテスが高いですね。市場人気の一番人気はサイバーステップ(3810)のゲーム株ですね。まぁ…ノンビリやりますか。今、L君が下げてきました。1041円までありますから1040円から下値を買いに行きます。折角、1940円の高値を買ったSUMCO、本当は株価が重いから少し下げた方が良いと思い、先日、僅かな儲けで利食いをしたのですが。どうでしょう。今、またその分を昨日と本日、今、1880円で1000株を買ってみました。「市場の整合性」から見れば…時間の問題です。

でも株は難しいですね。ブツブツは資生堂の空売りで大ヤラレしました。昨日資生堂のセグメントと今回のカタルのレポート銘柄のセグメントを比較していました。何故、資生堂のPERは高い評価なのでしょう。この辺りの解説も面白そうですね。でも本日はあまりもうスペースがなく次回の機会にしましょう。

カタルは「市場の整合性」や「効率的市場仮説」…そうして「市場の体温」などの話を良くしています。市場の体温は低いようで、昨日の売買高も1兆4179憶円とか…。スター株の誕生が必要なのでしょう。でも最近の空売り比率は下がって来ており…株価上昇に向けた準備が進んでいる様にも感じます。

そうして気になっていたFRBの資金供給の話ですが…このような報道が流れています。

「NY連銀、レポ取引で526億ドル供給  米連邦準備制度理事会(FRB)の金融調節を担当するニューヨーク連銀は17日、レポ取引を通じて金融市場に526億ドル(約5兆7900億円)の資金を供給した。FRBは1200億ドルを供給する用意があったが、応札額はこれを下回った。担保として、国債109億ドル、住宅ローン担保証券408億ドルが差し出されたが、住宅ローン担保証券が国債を上回るのは異例。」

だから潤沢な供給なのでしょう。少し気になるのは国債より住宅ローン担保証券が多く差し出された意味の解釈をどう判断すればいいか…。このような現象を市場の値動きの中でどう結び付けるかが…「市場の整合性」と言う理解を深めることに繋がります。基本的に経済は雁行型です。リーダーの存在に注意を払わないとなりません。一つの現象が、次の現象を生み…それが連鎖して広がって、時代の流れを作ります。僕らは…如何に早く、その変化に気付くかどうか。その変化を株式市場において利用しないとなりません。

あちゃちゃ…1040円は厳しかったね。でも本日は飛ばないと思っています。右肩上がりの株価の値動きの現象は玉が吸い上がっている現象を示します。SUMCOもそうです。でも前の壁を前にして足踏みを続けています。次こそは…一気にステージを変える筈。…そう考えています。それでは…また明日。



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