市場の整合性

「世の中」は、面白いもので…「持っている」奴と、いくら求めても…ダメな奴がいます。これも天の「神様の裁量」です。

5月17日はロサンゼルス議会から祝福され…大谷君の日だと言います。ドジャーズの戦略も、なかなか…上手いものがあります。この日は先着4万人の特典として大谷のボブルヘッドを配布。そのうち1700個は、ビジターのユニホームを着ているプレミア品だった。試合前のドジャースタジアム周辺には、人形をゲットするためにファンが長蛇の列をつくる盛況ぶりだったそうです。

しかも彼は、その日に「ホームラン」を放ちますから…長嶋茂雄の展覧試合のようなものです。まぁ、偶然なのでしょうが、本来の実力がなければ…そんな「奇跡」のようなことも起こりません。

「大相撲」も面白いのです。最近の若者は「根性がない」ように思います。「稀勢の里」なんか観ると、明らかに「自滅した」イメージでした。たぶん…本当の実力は、もっと高かったのだろうと思うのですが…現役時代の成績は、周りの空気に押されて…なかなか「横綱」の地位に、相応しい…成績を残せませんでした。たぶん…精神力の違いでしょう。

その点、白鵬は、部屋をつぶされても…じっと我慢をしています。本来なら貴乃花のような道を選択するのでしょう。ここは「我慢のしどころ」です。

昨日、NHKでプロジェクトXの番組で「日産自動車」のリーフの話題を取り上げていました。日産のゴーンが、健全に導いていたなら…別の道を歩んでいたかもしれません。「地検」内部にも、いろんな意見があるのでしょう。

昨日は日経新聞からのヒントで「GDPデフレータ」の話をしました。

でも日経新聞は記事の最後に…「名目と実質の開きは家計や設備投資で使う見かけ上の金額が増えても、数量は増えていない日本経済の実態を示す。」と結んでいます。そもそもデータとしてあの期間では日本の過去の歴史が理解できませんから、記者のレベルが分かります。真実ですが…踏み込んだ創造の部分が欠けています。「市場の整合性」は、なかなか…説明し辛い領域です。

ある人が事件を引き起こす場合、その多くは表面上しか見ていませんが、人間の行動は「積年の恨み」が蓄積して犯罪に到ります。この積み重なった「鬱憤」は真剣に生きて来ないと理解できませんね。

何故、テレビ局のスタッフを連れて来た…仲間の飲み会の料金を、「みのもんた」は経費として認められクラブの「はしご」をしてもOKなのです。しかし…カタルが情報を集めるために…銀座にくりだした飲み代は、経費認定されないのでしょう。夜の銀座の高級クラブは有名人が多いのです。税務官の「個人的な裁量」に付いて…国税当局は、必ず、地元の税務署員に従うように…と「曖昧な基準」しか示しません。だから国税局の前で、抗議の「焼身自殺」をした…不幸な事件が生まれます。

カタルの大蔵省の友達は、税務大学上がりで…大宮の税務署に配属され、厳格な学歴主義の壁がある事を理解して…夜学に通いました。

その為か…地方の税務署から大蔵の「本省勤務」に「格上げ」です。しかも…米国でも、学ばせてもらったのです。ノンキャリアでも、努力をすれば…「ある程度の地位」に行けます。彼の税務署員の頃の実体験も、なかなか…面白いのです。ある日、知らないうちに「札束」が鞄の中に入っているのだそうです。彼はまじめですから、返したのですが…もっと、面白いのは、高級ホテルで「昼食」を接待されるのですが…これは「食事代」です。…と言って500円を渡したそうです。この話を聞いたときは…流石にカタルも笑いました。みんな、事実でしょう。

世の中には「表面上の現象」と「裏の現象」があります。

みんな「見えない糸」で繋がっています。それを探るのが「市場の整合性」の部分です。昨日の日経報道の「名目と実質値」の差の意味を、日経新聞の記者は、ある面では正しいのですが、本来の意味を理解してないのでしょう。

たぶん記者は、カタルなんか、とても…入れない大学を卒業したのでしょう。東大かも知れません。新聞社も、官僚と同じで…「学歴」重視です。東大と早稲田では、入社後の扱いが違います。

WBSの「テレビ東京」のキャスターの豊島君は、確か…東大出のエリート街道です。だから…海外勤務を経て「格上げ」です。今回、メインに選ばれた相内さんは、なかなかの酒豪と言う話です。たぶん良い性格なのでしょう。

どうしても…生きている時代が違いますから、「考え方」も当然ですが…違います。市場も長く観察すると…いろんな面があります。

そうだ…「長く観察」で思い出しました。この名目値と実質値の違いのグラフで、内閣府の資料元をリンクしましたが、カタルの読者のなかで、自分で内閣府のデータから、カタルと同じように「エクセル」で、実際にグラフを作成した人が、何人いるでしょうか? 

たぶん…5000人のなかでも、一人…居るかどうか…。その程度でしょう。その中で、内閣府のデータに疑問を持った人は、たぶん…居ないでしょう。長く…日本の官僚が作成するデータを観ると、「日銀」も同じなのですが、「歴史的な検証」が出来ないのです。

日本の国の歴史は、太平洋戦争を挟み…明治維新など…様々な変化があります。

でも日本人と言うのは、「過去」を、余り…大切にしません。日本は戦後の復興から「奇跡の復活」を遂げた…非常に稀な成功事例です。たぶん戦後統治で、これほど上手く行ったケースは、他にないのでしょう。失敗した「ベトナム」や「アフガニスタン」や「イラク」を観ると分かります。北朝鮮も似たようなものです。

また話が飛びそうですが…あのデータは簡単に拾えるのは1994年からなのです。

日本の名目と実質のGDPとGDPデフレータの推移

でもカタルはいつも1980年前後からデータを集めています。この1980年代の日本が、もっとも輝いた…時期なのです。名目値と実質値はインフレにより、変わります。「GDPデフレータ」が上向くのは…安倍政権の誕生の時からです。

だから株屋は、安倍政権を支持しなくてはなりません。何故、カタルが「政治資金」問題で、検察に噛みつくか? 一度、安倍派閥に入金され…そのお金が、再び、議員に配分されたなら「政策活動費」とも…解釈できます。だから地検が、世論を誘導するために…「裏金」報道との認識を、「意図的」に…メディアに流したのです。情報が洩れるのは…そもそも「不正」行為なのですよ。

新聞記事の裏を知らずに…株式投資をする馬鹿が、如何に…多いのでしょう。

カタルは、自慢ではありませんが、2年間も仕事をせずに…「国会図書館」に通い続け…何故、日本の国が、間違った方向性に走ったか? その事ばかりを考えて…過去の新聞を読んでいたのです。2年間、毎日です。

カタルの年収を観ると分かります。この2年間は年収が120万円なのです。会社に、「お金を払った」経験が、2回ほど…あります。通常は、会社から給料をもらいますが、歩合給なので…保険や年金を収めないとなりません。だから会社からお金を「請求される」のです。冒頭の…運を持っている人間と、持ってない人間の差は非常に大きいのです。

世間の評価は厳しいものです。日経新聞は、ようやく…

「米半導体大手エヌビディアのジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)は3月に米国で講演した時、人工知能(AI)用データなどに使う「広帯域メモリー(HBM)」に対する熱意を示した。AI用半導体の代名詞になった同社を創業したファン氏はHBMを「技術的な奇跡」と呼び、AI革命の重要な要素であると語った。と報道をしました。

韓国に遅れる事…数年かな? キオクシアが、赤字を垂れ流す…訳です。メディアも人が居ません。その「遅れた新聞」を読んで…行動をするのが、「トヨタ」などの遅れた「村社会」論者です。日立が気付いたのは10年ほど…前からでしょう。デンソーは2年ほど前かな? 全て…メディアの劣化が原因です。

元を糺すと政策官僚の「奢り」でしょう。データ一つ、まともに掲載できないのです。米国のデータと、日本の内閣府や、日銀と比較すると…その違いが、よく分かります。カタルは良く…自分で情報元に飛んで…データを集めますが、米国は、流石に「情報を大切にします」ね。「情報の価値」を分かっているのです。

でも日本人は、この概念が希薄です。

自分でデータを集めたことがないからです。カタルは「表参道」で2日間、データを集めるために…若者に声をかけ続け、実際にアンケート調査をした経験があります。データを取るのも、大変な労力が必要なのです。

皆さんは、毎日、無料で「カタルレポート」を読むことが出来ます。過去分、全部、読めるのです。流石に…大昔の「株式市場 日本を考える」と言う時代の奴は、読めませんが…20年分ほどの「過去分」を、遡って…読むことが出来ます。カタルは日経新聞のような「ケチ」ではありません。ITバブルの頃に、カタルが何を思って…相場を張っていたか? その感想が、遡って…読めるのです。

本日の日経新聞の「農林中央金庫が総額1.2兆円の資本増強」のレベルが、日本の機関投資家様です。「デュレーション」の意味も、理解してないようです。

例の「逆イールド」現象の話です。もう偉そうに…トップは語りますが、みんな「偽物」社会なのです。我々は、真の投資家を目指すために…「本物」人間になりましょう。そうして…昨日、話した現金が112億円もあるのに…何故、時価総額は69億円の株価が、現実にあるのですか? 

これが「今の日本株の現実」です。日本製鉄の株価が、何れ…PBR 1倍を回復すると述べた発想は、やはり正しいのです。でも…ね。今の投資層が、非常に「貧困」なのです。

何れ…日本も米国並みのPERの水準になります。

日経新聞より…

何故なら、国家戦略がようやく…「正しい方向性」に向かっています。何故か…日経新聞ではなく、読売新聞に「SDV」の話が載っています。この記事で一番、潤うはずなのは…「ルネサスエレクトロニクス」(6723)です。

しかし…カタルは最近、迷っています。この報道を観たからです。「車載マイコンのシェア低下、数年かけ取り戻す」との報道を観たからです。「馬鹿、言ってんじゃ…ないよ。」こっちは、世界トップ争いの話をしているのに…。些細な事ですが、この…カタルの思考パターンが分かるかな?

「市場の整合性」を理解する些細な現象を、株価に繋げる…作業過程を明日から、語りますか…、何故、「K君」に惹かれ…始めたか? その「週足」を観ると…分かります。

K君の週足推移

会員の方は昨年の11月25日号の「第15回、2回目」の原稿から掲載を続けているようです。ようやく…200日線の上に顔を出したばかりの銘柄です。

この銘柄も「クックパッド」(2193)同様に、カタルの推奨の後で、「自社買い」をやりました。やはり…筋論から言うなら、幹事の大和証券は1600円の公募増資価格を回復させる責任があります。この時には27万株公募と16万株の第三者割当増資を実行しています。つまり…全部で43万株を1600円で調達したのです。金額は7億円弱です。

K君の日足推移

今の株価は400円を超えた所です。安値から3割株価は上がりましたが…未だに公募価格から1/4なのです。「言い訳」は、通用しません。「幹事証券の責任」から逃避してはなりません。

「BASE」(4477)の幹事も、確か…「大和」でした。イカサマ証券会社です。あれは10810円で、なんと…120万株も公募増資をしたのです。その後、1:5の株式分割ですから公募株価は2162円になります。金額が129億円ですから、「詐欺」になるのでしょう。何故、金融庁は行政処分を躊躇うのでしょう。自分達の落ち度が分かります。もともと「認可された」公募なのです。

今、日興証券が、同じような「イカサマ」を、「さくらインターネット」(3778)を使って…実施しようとしています。

カタルは批判をしていますが…同時に「分からないでもない」のです。

だから「BBタワー」(3776)の「側面支援」が必要になります。此方は「みずほ証券」です。 分かるかな? カタルは、長く…証券会社の花形業務である「法人」を担当しています。約4年間です。地方の小さな会社ですから…金融法人も事業法人も同じ扱いです。

田舎の理事長など…地銀の頭取も同じですが、所詮、農林中金の増資報道を見れば…分かりますね。こいつ等は「最終ランナー」なのです。

ザックリ…「市場の整合性」の理解を、深めるために語りました。

この価値が分かる奴は、このレポートを元にして、自分で「精査」をして…「納得の上」で投資をしなくてはなりません。仮に投資をして倒産をしても、ガタガタ…言わないことです。全て…自己責任なのです。

分かる奴には分かるけれど…例え、東大法科を卒業しても、分からない馬鹿は大勢います。当たり前の話ですが…カタルが「正しいわけ」ではありません。しかし…カタルはそう考えて…実際に行動をして、今回も資金を400万と…ちっぽけな金額ですが、引き上げています。8年前に、たった200万円から始まった投資です。それを900万円を抜いた残りが…「ジェイドG」(3558)の株、3万株程度になったのでしょう。ここから…たった3年間の我慢です。

何故、「アセット・バリュー・インベスターズ」(英国・ロンドン)が、「ジェイドG」の保有株式に関して、変更報告書を提出したか? この報告書によると、報告義務発生日(2024年4月26日)における筆頭提出者の保有割合は12.03%(1.31ポイントの増加)であった。保有目的は「純投資及び状況に応じて重要提案行為等を行うこと」と報道されています。

彼らの投資額は、確か…550億円でしたかね。ジェイドGの時価総額はいくらですか? 200億円以下ですよ。「タワー投信」の清原さんのような人は、市場に大勢います。

お金はいくらでもありますが…発行済み株式総数は限られます。どう考えても…市場に「ない株」は買えないのです。馬鹿でも分かる理屈を考えない「目先の需給」関係で「一喜一憂」するのは止めましょう。

僕らは「本物の投資家」になる為に、真剣にやっているのです。他人の動向なんか…関係ないのです。自分が、どういう判断をして、どう行動をするか? それが全てなのです。また明日。



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