ノンビリやろう!

本日は、何を書こうかな?

「此方の報道」を読むと…バフェットの「株式投資の方法」が書いてあります。本当かどうかは分かりません。しかし、彼らしいな…と思うのは、「買った株の買値を忘れる」…というものです。そもそも、株を買う前に充分な検討をしますが、株を買った後は、株価を観ないと言うのです。本当かどうか分かりませんが…この感覚は分かります。

長年、「株屋」稼業で…株の売り買いを専門にしてきました。でも何故か…「店」に、証券会社に一人いるかどうか…の有名な顧客が、どの会社にも居ます。カタルの勤めていたアイザワ証券では、大山さん…言う伝説上の人物でしょう。もう亡くなった頃でしょうが…長く歩合外務員をして、顧客に儲けさせて…顧客からは「神様」扱いでした。

とうとう当時の社長は「三顧の礼」で…当時としては、破格の1億円の年収で、社員の「証券マン」の「営業指導」を頼んだのです。その為に、何回か…社内で勉強会を開いたとか…。

しかし…当時の給料で1億円の報酬は破格でした。管轄は「関東財務局」ですから、経営指導が入り、この報酬額を問題にしました。そうして大山さんは、「じゃ、良いですよ。」と言って、潔く退社をして、自分のお金を運用していたようです。

カタル自身は、顔を知っている程度です。実際の営業は見ていません。彼の資産は、数十億円と言われていました。まぁ100億円を超えるケースは「レア」なのでしょう。余程の「資産家」でしょう。

よちゃんの顧客だったNさんは、都内でも有名な資産家です。確か…「区」かな? それとも「東京都」かな? あの駅前にある…ごみ焼却炉は、彼の寄付ではないか…と思いますが…どうでしょう。カタルも、上京当時に一度だけですが、よちゃんに「東京の金持ちを見たい」と…おねだりをして、同行させてもらいました。広大な駅前にある庭に「専属の庭師」が居ます。テニスコートが8面程度かな? その前は「幼稚園」を経営していたようです。都心の駅前の好立地な「広大な土地」です。

彼は、結局…400億円を株式相場で失ったようですが、この話はここまで…です。たぶん…個人では、このクラスが都心の「最大顧客」でしょう。都市銀行の常務が出向く…顧客と言うのは、なかなか…居ません。このNさんは、野村証券とも取引があり、専務だった福島さんが担当でした。

あとは上場企業のオーナーなどです。マクドナルドの藤田さんは、もうとっくに…亡くなりましたが、株式投資が好きでした。カタルを和光証券に紹介してくれたKさんの顧客でした。藤田商店です。「THK」の寺町さんや「サンリオ」の辻さんなど…みんな株好きだったのです。経営の神様と言われた…松下幸之助が、追証になったのですよ。これは当時、日興証券(大阪)の信用担当だった社員のTさん話ですから、たぶん…実話でしょう。

まぁだから…この報道のバフェットの「買った株の株価は観ない」と言う感覚は、分かります。兎に角…金持ちは、凡人には「絶対に超えられない」精神力と言うものがあります。カタルなんか…少し噂されるだけで、気になる「凡人」の貧乏人です。

なかなか…「あちら側」を目指しますが、この目標を達成できません。今の配当利回りは5%以上の企業も多いですから、20億円も持っていれば…配当だけで1億円を超えます。お金と言うのは、使ってみると分かりますが、なかなか…使えません。

昨年かな? 亡くなった川本源司郎さんは、一晩で1000万円を使ったと言いますが、本当かどうか…分かりません。でも有名な人でした。

株屋もヤクザみたいなもので…このクラスを、どうしたら…顧客に出来るか…。あの手、この手で…攻めます。ヤクザも凄いですね。大概、銀座のビル持ち「ボンボン」を狙い…「罠」に誘います。

今の「振り込め詐欺」なんか…ヤクザがする商売ではないですね。どうせやるなら…「積水ハウス」相手に、詐欺を働いた…「地面師」のような犯罪をすべきでしょう。ヤクザも、「仁侠心」が欠けた…屑の人間ばかりに、成り下がりました。

まぁ株屋の一流どころも…大変です。

犯罪スレスレの「強要」があります。ヤクザに脅されて…命を賭けますが、流石に、下衆は「家族」に手を出します。女房や子供を、盾に取られると…やはり人間は弱いのです。なんでも…程々が一番です。

でも小手川君クラスの勝負は、あの度胸は「並」では、ないのです。彼自身も「ハラハラ・ドキドキ」でしょう。でもそのような…賭けを出来る「度量」なのでしょう。カタルは、そんな博打を、皆さんに望んでいません。もっと…「ノンビリ」やりましょう。

その内に、時代の変化が「市場の流れ」を変えます。実際に…ようやくですが、「トヨタ」が経営方針を変え…「M&A」が、普通の…時代になって来ました。「淘汰の時代」の到来です。つまり「新陳代謝」が促進されるのです。

2003年当時からの日経平均株価の推移

この現象の「輪」が、どんどん…広がるのです。カタルの技量では…このクラスの相場環境でないと「儲けらしい」儲けを、挙げることはできません。カタルは、実際に3億円の預かり資産を40億円にしたのです。だから120万円の年収が1億円を超えて…税務署に追われました。この2003年は、最後の博打に挑みました。

「みずほが倒産するなら、日本沈没だ!」と言う「セールス・トーク」です。

年初の株価は10万円前後だったのでしょう。この株価が「あれよ、あれよ」…と言う間に、5万8300円まで…下落して行きます。カタルはこの性格ですから、全顧客に「みずほ」の銀行株を、年初から「買わせ続け」ました。

2003年当時のみずほの株価推移

ありました。当時の日足チャートです。この「みずほ」株を「二階建て」で…全力投球です。追証の嵐を、駆け抜けて…カタルは顧客に、「これで駄目なら…何を買っても駄目でしょう。仕方がありません。」そんな…セールスだったように思います。

そしたら…その年の「年末」には、西葛西から「佃」に引っ越すために、あの高層ビル群の一室を借りる手続きをして、翌年2月に佃の住民でした。21階だったかな? 

株屋の人生なんか…全く、分からないものです。相場動向に、翻弄され…「右往左往」するのです。あの時も「失意」の最中でした。年初から下げ続ける…株を買い続け、我慢をしたのです。まぁ。このようなレアなケースが「再現される」か、どうか分かりませんが、今は「ジェイドG」の相場に、賭けています。なかなか…その真価は「市場から」認めてもらえません。

まぁ田中君も、カタルに「似た面」を持ち合わせた…人間なのでしょう。「大谷ボール」ですからね。この話を聞いたときに、余程、手持ち玉を「切ろうか」と…思いました。実際に、カタルは「ビットコイン」が嫌いで…「クラウドワークス」(3900)と言う銘柄を、諦めた事例もあります。

でも宣伝方法としては、「広告費」の考え方では、「すしざんまい」の木村社長は有名になり…「初セリ」効果はありました。今は「山幸」や「おのでら」ですが…この発想は、カタルにはないものです。日本の経営者のなかでは、田中君は頑張っていますからね。多少「勇み足」の…「若さ」も見られますが、上位の部類でしょう。

ジェイドGの大量保有報告

でも…下げ続ける相場の理由も、明らかになりました。年度末ですから「ファンド」も12月末の「決算」を抱えて、色んな…理由があります。この手の小型株は、どの株も、昨年の相場は「酷かった」のです。半値なんか…当たり前の相場でした。「下げの理由」が、明らかになりました。株の世界は、どれも…「知ったらお終い」です。

原因が分かれば、もう…怖いものはありません。そこで、カタルの「主力株」ですから、今年は「納得する投資」を掲げています。カタルの「ジェイドG」の推奨理由は、述べていますから、規模は違いますが、それぞれ…参考になる「株価指標」を見てみます。

昨日は、ファストリこと…「ユニクロ」=9983の成長力の話を展開しました。これに同業の「ZOZO」(3092)を加えて…比較してみましょう。

「ファーストリテイリング」(9983) の成長性

先ずは…「ファーストリテイリング」(9983)先ずは成長性と収益性を四季報から掲載します。2020年からのものです。2兆円だった売り上げが、この5年で…3兆4千億円です。たいしたものです。しかし…肝心のその競争力は15%程度です。売上高営業利益率の話です。実店舗の経営ですから…仕方ない面もあります。

「ファーストリテイリング」(9983) の収益性

そうして…その結果の株価指標が此方です。でも流石…「長い期間」の成長を遂げた…実績がある為に、その株価評価も市場で定着しています。


「ファーストリテイリング」(9983) の株価指標

でも評価はPER 40倍の評価は、流石に…カタルでも高く感じます。既にグローバル評価基準です。好業績にも拘わらず、株価が売られたのは、やはり市場評価は、グローバル評価に変った株は、どれも高いですね。カタルが「グローバル評価」と呼んでいる株は、他には「日立」や「重工」です。

カタルにとっては、既に「魅力を失った」株と言う意味です。

「ZOZO」(3092) の成長性

逆に…同業の「ZOZO」(3092)は、どうでしょう。流石、「前澤」魂が残っている会社です。前澤君のアイディアは、なかなか…の発想ですよ。今回の株主を増やす…「新事業」は、なかなか今のトレンドを分かっています。ただ流石にこのクラスの売り上げになると…1255億円が2144億円です。

「ZOZO」(3092) の収益性

自前で伸ばしているから、たいしたものですが…国民所得、「実質賃金の動向」に売り上げは左右されるのでしょう。次の展開が、「出来るか」どうかでしょう。しかし…まだ「売り上げ」は、まだ伸びています。成長性と収益性により「株価評価」が決まります。この業界で30%程度の売上高営業利益率は、たぶん…この水準が上限なのでしょう。つまり株価を上げるには…更なる「売り上げの伸び」が欠かせません。


「ZOZO」(3092) の株価指標

ZOZOの次の展開をどう見るか? …でこの株価の評価は変わります。しかし現状の株式指標の評価はPERが30倍ですから…これも既に株価は「グローバル評価」基準なのでしょう。

先日…カタルは「世界の株価」を観ました。「M7」などの米国株の評価基準を観て、「割高の可能性」を指摘しています。しかし…今は、AI革命の「シンギュラリティ」説も、同時に持っています。まぁ…大きな変身は望めませんが、現状の株価を維持できるレベルでしょう。

さて…最後にジェイドGです。

ジェイドG(3558)の成長性

二つの課題を抱えています。この成長力を維持できるかどうか…。更に、問題は収益性です。明らかに…「ZOZO」より大きく劣り、規模の大きな実店舗を抱える「ユニクロ」にも…劣っているように見えます。

ジェイドG(3558)の収益性

故に現状の株価評価は「仕方ない」面もあります。今期のPERはゼロ評価です。代わって来期は7倍ですから、逆に一気に「割安圏」になります。ユニクロは40倍で、ZOZOは30倍です。仮に30倍の評価になるなら…ジェイドGの株価は6750円です。その為には「売上高営業利益率の改善」が必須です。

ジェイドG(3558)の株価指標

今年はマガシークの導入期の「ゴタゴタ」は、仕方ないという立場です。しかし…ここでは成長力が3社のなかでは、「群」を抜いています。ユニクロが7.57%ですが、ZOZOでも18.4%です。それに引き換え…ジェイドGは29.43%なのです。

3社の株価指標の比較

成長評価は爆群です。代わって…売り上げ規模から見た時価評価である「PSR」の基準では、どうでしょう。今の時価評価は1倍にも満たないのです。明らかに一般常識を「逸脱している」株価です。

小型株の場合、観察している人が少ない為に…「仕方がない」とも…言えます。同様の「BASE」(4477)の売り上げは160億円ですが…時価評価は362億円です。2.2倍なのです。

明らかに…今の「市場評価」は、間違っているように見えます。「BASE」は、辛うじて黒字に転換したばかりです。でも「成長力」は、「ジェイドG」より…高いのです。実績が乏しいのでは10年で観られませんが、この7年間では51%です。ここに鶴岡君の魅力がありますが…今の評価の2.2倍は、妥当なものにも見えます。

でも「クックパッド」(2193)は減収で…「成長力」を失っていますが…その「PSR」の株価評価は2.78倍です。まぁ、株価指標の評価は様々なものがありますが…カタルは、やはり「ジェイドG」(3558)の株価は安い…市場評価だと考えています。

だって決算説開会の解説通りなら、来期は一株利益が四季報予想ですが…225円なのです。何故、2000円以下で、ウロウロ…する株なのでしょう。全く「サッパリポン」です。よって…カタルは火曜日も、決算が明らかになった水曜日も、「業績の如何に拘わらず」…株を、買い続ける予定です。

2003年の年初から、下げ続ける「みずほ」(8411)株を見ながら…あの時は、「みずほ」は、倒産すると言われていました。市場評価なんか…いい加減なものです。その株価が30万円を超えるのです。10万円を割れていたのですよ。58300円だったのです。

つまり…583円に下がったのです。そうして、最後は、この株価は更に上がり…103万円ですから…1万円台になるのです。20倍近くに膨れ上がるなら…預かり資産の3億円が、40億円にもなります。

まぁ、あの時の「再現」になるか…どうか分かりませんが、今の「ジェイドG」の市場が付ける…株価評価は「安い」と思っています。まぁ年末には、その「真価」が分かるでしょう。でも互いに…「ノンビリ」とやりましょう。別に「命」まで…取られません。

無理をしない「100株投資」でも…充分なのでしょう。たった15万円です。この15万円が、ひょっとすれば…20倍の300万になるかもしれません。みんなで…ノンビリ構えましょう。また…明日。

会員の方は、新しい原稿をアップしましたから…お読みください。



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