やはり…今の時代は「マニュアル化」しており、独自のスクリーニングをかけようと「試行錯誤」したけれど…上手く、その組み合わせが出来ませんでした。1時間近く時間を費やしたのですが、一旦諦めて…時間のある時に、別の方法で試してみます。
カタルは「昨日の原稿」を書いていて…疑問に思ったので、どの程度、「PSR」が1倍以下の銘柄があるのか…調べようとしたのです。
みなさんは、指標を並べても…その「基礎知識」をどの程度、持っているか…疑わしいですからね。株価価値を考える場合、人気に頼ると「ロク」な事はありません。
バブル崩壊後…日本の地価は「大暴落」を続けます。日本の金融システムの仕組みが、間違っているために…「清貧思想」になったのです。もともと…絶対に儲かる「論理的な価値観」が存在します。「収益還元法」価格です。
そもそも…配当利回りが5%以上なのに…何故「裁定取引」の概念が増えないのでしょう。銀行で資金を借りて、株を買うだけで…その「鞘」が抜けるのです。ただし「株価変動リスク」はありますが、もともと高配当を実施できる企業の財務内容は、良いものです。今でも「PBR」が1倍以下の企業はゴロゴロしています。
何故、M&Aが多発しないのか? 不思議です。時価総額より…企業の持っている「現金保有額」が、多い企業も存在します。それなら自己資本が無くてもTOBをすれば…「濡れ手で粟」なのです。ここまで…清貧思想を蔓延させる必要があったのかどうか…。
「セブン&アイHD」(3382)は、MBOの買収資金を得るために、今は一所懸命に画策しています。何故、外資に「委ねる」のを、嫌うのでしょう。「東芝」もそうですね。今回上場した「キオクシア」(285A)も、そうなのです。日本は最高裁で…「東京機械」(6335)や「ブルドックソース」(2804)などの事例があるのに…。
何故、「日本製鉄」(5401)が、USスチールの買収に動き…訳の分からない理由で却下されるのか不思議ですが、それなら…「東芝」を買収させれば良かったのです。「日産自動車」(7201)の、そもそもの苦境の原因は「ルノー」傘下に入ることに、ダダを捏ねた為です。
それなら…最初の苦境の時に「ルノー」に頼らずに…その時に買収すれば良かったのです。日本はフェアな国では、ありません。「村社会論」で、国民を縛っておきながら…その自由はありません。証券会社の社長が、個別銘柄の推奨を掲げたら…また金融庁は、「あらぬ疑い」をかける可能性が在りますから…一般論になります。
すべて…国家の「基本政策」なのです。市場は、もっと「開かれた」もので…公平で、正当な評価を下すべきでしょう。しかし日本人は「三菱UFJ」(8306)が300円台に低迷していても、誰も見向きもしません。ようやく2000円近くになって来ましたが、未だに、正当な評価なのでしょうか?
カタルは「商船三井」(9104)の株価動向を、追い続けているのは、何も株を買って儲けようとか…そんな気持ちではありません。純粋に「謎」なのです。これだけの歴史的な条件が揃って…実際に爆利益を上げ続けているのに…何故、正当な株価にならないのでしょう。
だから…「清貧思想」の怖さを述べています。「ラピダス」問題は、国が「債務保証」する手前です。でも…批判の渦の中に右往左往しています。「リスク投資」が出来ない…仕組みなのです。
もう狂った時代は、「いい加減」にして…欲しいのです。ようやく…本当に、ようやく…「テスラ」や「BYD」の「後塵に拝する」ことが決まった段階で…「トヨタ」は「ROE」経営へ、舵を切りました。
「日立」(6501)の行動は、10年ほど…前からでしょう。あの時に、カタルは実際に「日立」の社長室長に面会して、IR活動の話をした時に、彼は「変わらないことが日立の社風」と言い切ったのです。
「ソニー」(6758)の広報部長が、こっちは一番だと思って…最初に訪問したら、彼は「他社の動向はどうですか?」 IR活動の重要性を認めながら…他社の動向を気にするのが、一流企業の部長ですか? その後…ソニーは「塗炭の苦しみ」の後で…ギリギリで「立ち直り」ました。
何故、カタルは「納得の投資」を推奨しているか?
昨日は「ユニクロ」(9983)、「ZOZO」(3092)、「ジェイドG」(3558)の3社の株価比較をしました。
それぞれ…経営規模が違いますから、一概に…比較はできません。しかし考え方はどれも同じなのです。先ずは…「総還元性向」が100%だと仮定して…株価価値を計算します。実際は日本も上がって来ましたが…60%程度なのでしょう。米国は90%ほどでしょうか? 「アップル」の株高を支えているのは、自社株買いです。だからバフェットが、持ち株を売っても…株価は上がっています。
一概に、日米比較は出来ません。それでも考え方は、同じですね。基本的に物を言う株主の意見は、間違っているものもあるのでしょうが、概ね…正当性のある指摘です。今回の「セブン&アイHD」は難しい事例ですが…コンビニも、スーパーもたくさんありますから…お手並み拝見で、カナダのコンビニ大手「アリマンタシォン・クシュタール」に委ねれば…良いのにと思っています。
「東芝」の時もそう思いました。「日産自動車」の時も…そうです。それなのに…「USスチール」のケースに、噛みつくのは、どうかな? 基本的な経営戦略を変えるのが「筋」のような気がしています。このような買収が実現すると、日本株全体の株価価値を高めます。無駄な内部留保を積み増しません。「クックパッド」(2193)のケースは、その事例でもあります。
話を戻しますね。そもそもカタルが「売上高成長率」に拘る…理由です。
通常、一般的なケースなら、売り上げの10%程度が、営業利益になるのです。それなのに利益も生まない分野を手掛けて赤字を垂れ流します。「住友化学」(4005)のケースは、その「最たる」ものでしょう。規模の拡大の総資産経営から、利益率の高い分野を伸ばす…ROE経営です。
だから経営の選択と集中になりますね。故に黒字でもリストラを実施します。「富士通」(6702)のケースは、このケースです。今の「ルネサスエレク」(6723)も、この試練にあります。
ところが…メディアは「嘘」ばかりを並べます。ここで…昨日、観たNHKの番組で過去…アメリカは事実を捏造して…実際に戦争に突入した事例を報道していました。 「世界サブカルチャー史 欲望の系譜 特別編 メディアと大衆の百年」と言う番組でした。メディアの新聞は、部数を伸ばすために「嘘」を言って…本当に戦争になった過去の歴史を紹介していました。
これからの「SNS」は、ガードが下げられ…嘘も多くなりますから、自分の身は「自分で守らねば」なりません。昨年初めに…議会証言を強いられて、SNSの影響から規制に動いたのに…今回は「ファクトチェック」を廃止するそうです。
東京地検の掲げた「政治資金」問題を、彼らのシナリオに乗っかって…一斉に「裏金」報道です。
カタルが報道を聞いた印象では「政策活動費」のイメージでした。このような事例を、カタルは「清貧思想」の拡散と呼んでいます。日興証券へのブロック取引も「犯罪」かどうか…疑わしい事例に見えました。昔は「大岡裁き」で容認されていましたが、社会全体が「すさんで」来たのでしょう。許容度がドンドン下がります。株式市場を観ると分かります。バブルの頃の不動産株は、軒並みPERが100倍以上です。ITバブル時代もそうです。
しかし、これだけ…「ジェイドG」(3558)は「成長」を遂げているのに「PSR」が、1倍以下なのです。狂った市場判断に見えます。
皆さんは自分で計算をしましたか? 「ユニクロ」の7.57%に投資をすると100万円は10年後に2倍以上の207万4000円になります。「ZOZO」はどうでしょう。「ZOZO」の18.4%なら…100万円が10年後に541万4000円です。約5.4倍ですよ。凄いですね。
更に凄いのが「ジェイドG」なのです。この10年間の平均の成長率は100万円を預けると…なんと10倍を超えて、13193万3000円になるのです。これが株価を決める原潜にある成長力の話です。しかし…問題は売上高「営業利益率」です。
今の「ジェイドG」は「普通の企業」への過渡期にあります。今現在の8.5%は、やがて…「ユニクロ」の15%ラインを超えて…「ZOZO」クラスの30%ラインへの移行期です。
もともと…単純に考えると分かります。「ユニクロ」も「ZOZO」も洋服が主体ですが、「ジェイドG」は靴ですからね。原材料費が高いのです。だから原価率は上がります。今回は「マガシーク」の洋服の導入ですから…上手く統合効果を発揮できるなら、この売上高営業利益率は、ドンドン…上がるでしょう。
前回の会社説明会で田中君は、35億円の営業利益のラインから40億円を狙う話をしていました。この8.5%の数字は今期の数字が元に計算されています。今期はあと1か月と20日程度です。既に来期を見通す…段階です。
だからこの数字の元になっている営業利益の17億円を、来期に変えるのが筋なのでしょう。そうすると…四季報数字でも営業利益率は17.5%に上がります。つまり…「ユニクロ」の14.3%を超えるのです。
成長力(7.57%)に大きく劣る…「ユニクロ」のPERの評価は40倍で…成長力(29.43%)と大きく勝る「ジェイドG」の評価は、もっと高い筈でしょう。
来期の…つまり、まもなく始まる来年のPER数字は「PER」7.2倍なのです。この「ユニクロ」の「PER」40倍とは…「5倍以上のギップ」があります。仮に、ここから…「ユニクロ」の株価が半値になっても、「ジェイドG」の株価は3倍近くに…なるのでしょう。もう2月ですから「来期の数字」を元に考えるのが「一般常識」です。
このような「論理的な理論」を設定して…カタルは投資をしています。今年は、投資をするにあたり…自分が「納得する投資」をテーマにしています。だからわざわざ…売上高成長力の意味を解説しています。
「ユニクロ」は、それでも「2倍」なら、一般常識の世界では「凄い成長力」なのです。だって10年債の国債金利は上がったと言っても1.2%ラインです。確かに米国に比べ…「総還元性向」は、日本が低いかもしれません。しかし基準金利が4.5%以上の国と、1.2%ラインの日本では、株価価値も変わります。
自分の頭で…「物事」を考えましょう。自分が、どのような人間か…まずは理解せねばなりません。そうして…絶対に自分の「力量」を超えては…駄目なのです。しかし時には、「冒険」も必要かもしれません。
今年はカタルと共に…自分が「納得できる投資」をしましょう。他人の動向なんか…関係ありません。「アセット・バリュー・インベスターズ」が、株を売ろうが、買おうが…そんな動向は株価に関係ありません。
300円台に低迷していた「三菱UFJ」の株価は、もう直ぐ…カタル基準の2000円台の株価になります。あの時に、800円割れから打診買いを続け…500円を割れた時は、流石に…「本格的な営業活動」に取り組みました。まさか…318円を付けるなんて、思っていません。株って、「恐い面」もありますが、同時に必ず、元の「一般的な評価」に変ります。
何れ…「商船三井」(9104)も「日本製鉄」(5401)も「本来あるべき」…株価に、戻るのでしょう。ノンビリ構えて…「人生を楽しもう」と…思っている次第です。また…明日。