今年の夏までを…振り返る②

昨日の「会員レポート」の前半は、その「価値」は、非常に高いものでしょう。しかし後半は「色んなこと」を盛り過ぎて…焦点がボケました。やはり「良い原稿」を書こうと思っても、難しいものです。

その理由は「明白」なのです。「読者層」が特定されてない為に、幅広い…投資家向けにレポートを書いているからです。 読者も、それぞれの「個性」があります。それに「資産運用」をしようと、思う人達ですから、読者の社会的な地位は、それぞれ…高いのでしょう。メールを読んでいると、やはり「社会的な成功者」の方ばかりが、カタルの講読者層のようです。

今回も一時的ですが、15000人に、このサイトの「閲覧者」が超えたようですが、既に8000人を割り込んでいました。一度は、読んだけれど、分からないか…。内容が「上手く」伝わらないのでしょう。

でも同時に、今回は1週間程度の「初めての休み」を頂き…「隠れた購読者」が、多い事にも驚きました。その人達は、社会的な成功者なのでしょうが「株式投資」は、疎いようです。経済学を大学の頃に、学んだ筈ですが、「資産投資の勉強」は、してこなかったのでしょう。働くお金と投資で増やすお金の価値は、同じなのです。自分が働いて得るお金など、たかが…知れています。やはり「資産投資」を、しっかり勉強すべきです。

「みずほ」(8411)の2003年当時の日足

リーマンショック前の2003年、「みずほが倒産する」と…騒がれました。これは本当の話ですよ。そうして年初は10万円程度の株が、ドンドン…下がるのです。確か…5月頃でしょう。株価は5万8300円かな? そうですネ。今チャートを確かめました。その当時の「みずほ」の株価の値動きを載せておきましょう。この成功で…カタルは「西葛西の暮らし」から、憧れだった「高層ビル群」の佃に、住居を移転しました。

カタルは、当時も「崖っぷち」でした。だから全顧客に「みずほが倒産するなら、日本は沈没だ!」…「絶対に復活しますから、株を買いましょう」と…猛烈なセールスをしています。たぶん…昔の「カタルレポート」を読めば、その時分の事が、よく分かるでしょう。右のカレンダーから読めるのでしょう。

あるいは「別の形」かも…知れませんが、カタルレポートは「日本株式市場 みんなで日本を考える」だったかな? そのサイトは既に消えており、観られませんが、直ぐに専門家と共に…「新しいサイト」を立ち上げたので、その時分からの原稿は、過去に遡って…読めます。

その後、リーマンショック前まで、日本は「名目経済」の道を、歩み始めたのです。

しかし馬鹿な政策官僚が、また「失政」をするのです。日本は「バブルの清算」を終えたばかりで綺麗なのに…バブル期に「遅れた政策対応」を悔やみ…バブル期の失政が「トラウマ」になって、過剰な「清貧思想」を振り…撒きました。

この頃、「収益還元法」で不動産の運用額を1兆円台にした…金子修は、「金融の仕組み」を使って…「ダビンチ」を不動産業界の新星として「鳴り物入り」で登場させたのです。非常に「優秀な人」だそうです。何しろ、一流銀行から「1000億円単位の融資」を引き出す…辣腕です。その金額が合わせて1兆円と言われていました。

しかし政策官僚は、自分達の「失政」を正当化する為に、強引とも思われる…「一時的な不動産取引」を基準にして、全体の「不良債権処理」を金融機関に迫ったのです。収益還元法により、「返済は滞ってない」のです。それにも拘らず、帳簿上の厳格化を求めたのです。

だから…日経平均株価は「二番底」の形成になりました。

リーマン前後の日経平均株価の月足推移

本当は2003年の7603円で「底打ち」の筈が、政策官僚の「トラウマの失政」の為に、7000円を割れる6994円の「二番底」を2008年の10月に付けたのです。そうして…「下値」固めです。2009年の春になると、流石に、「叩き過ぎ」が徐々に明らかになります。

しかし…その清貧思想の為に、日本は「泥沼の戦い」を強いられます。安倍政権が誕生する2012年末まで「底練り」相場です。折角、カタルは「預かり資産」3億円を、40億円まで増やして、いよいよ…これからが「本番」とおもって、更に100億、200億と増やそうと思っていた矢先…赤字法人への「融資の停止」です。銀行が貸し出しを出来る企業は、「現金の要らない」超一流企業だけです。

先日、日経新聞が「死臓金の大山」と言う現金保有の高さを掲げた「記事」を掲載していました。何故、企業が「内部留保」を過剰に…貯め込んだか? この内部留保に税金を掛けようとする…政治家まで「出現」しています。

上場企業の内部留保の推移

何故、企業が過剰な「内部留保」を積み上げるか? その背景が「ちゃん」とあるのです。政策官僚の言う事を聞いていると、企業が倒産するのです。「間違った政策」にも対応するために、時価総額を超える…「内部留保」を過剰に貯め込みました。だから…「デンソー」(6902)の相場も、必ず…大きくなります。あの保守的な「トヨタグループ」全体の効率化を迫った企業が「デンソー」だからです。物事には、ちゃんとした「理屈」があるのです。

この「死臓金」の山は、「清貧思想」を振り撒く…政策官僚の失政にも、耐えるために、余分の資金を、貯め込んだのです。だから…あの報道も「片手落ち」です。

何故、過去の失政を「検証」しないのでしょう。だから、いつも日本は「間違った選択」を繰り返します。「大平洋戦争」の犠牲者は310万人ですよ。ウクライナやパレスチナ戦争が、問題になっていますが…そんな数字ではない「桁違い」の犠牲者です。それでも…軍官僚は、本土決戦を叫びました。

何故、過去の検証を、確り…しないのでしょう。全ての昔の資料を隠すのです。「狡い」奴らでしょう。日本の歴史は、過去と繋がっています。警察関係者に、薩摩出身の人間が多いのは、明治維新の頃、武士が役人に変わった「名残り」です。「士農工商」の身分制度は、今でも…存在します。まぁ今日の本題に、移行できませんから…この辺で「打ち切ります」が、如何に「読者自身」が、「勉強不足」か…分かると思います。リーマンショックからの記憶は、比較的…「新しい」筈です。だから知っているでしょう。

「真剣に」頑張ると…カタルのように、失政により40億円を飛ばした「後悔」が、後々迄…心に響いています。簡単に40億円と言うが…その背景は大変なものです。自分で、やったことがないから、「ワイワイ・ガヤガヤ」…騒ぎ立てます。当事者の気持ちを「汲まない」馬鹿だからでしょう。

自分で「本物の経験」を積めば、簡単に消せない過去も、色々…あります。まぁ今日は「タイミー」の話でしたね。カタルの「失敗談」です。カタルは、昨年は「ウハウハ」でした。たぶん、その儲けは一時的ですが、1億円程度まで、あったのでしょう。しかし…「魔坂の壁」にやられます。

昨年の日経平均株価の日足

8月5日の「過去最大の下げ相場」は、先物を利用した…目先運用の「大量消化」が出来ずに、株価は4451円も下げたのです。一時的でしたが、その後遺症から、カタル自身は、なかなか「立ち上がれず」仕方なく…貧乏人故に、「銘柄を絞る」作業をしました。総体的に持ち株水準を落とすなら、良かったのでしょうが、一番、回復が遅い…「ジェイドG」(3558)の「一本化を選択した」のです。馬鹿でした。

「BASE」(4477)の20万株も、ほぼ…安値水準の200円割れで処分をして、折角、「有望視」していた「タイミー」(215A)も選択から「外さざる」得なかったのです。でも…その後の結果は「ジェイドG」(3558)だけ…回復が「遅れている現実」になっています。

「BASE」(4477)は、その後、牧さんの介入もあり…株価は、目標の500円を回復し…「タイミー」(215A)も、「案の定」2235円の…これまでの「高値」を抜いて、先日の株価は2502円を付けました。全て…「言ったとおり」になったのに…現実は、トホホのカタルです。僅かな…選択ミスです。

しかし…この失敗が「成功の素」に変わったのでしょう。最近の時間軸の選択は「素晴らしい」の一言です。年初に「米国株の割高」を検証し、そうして5月の連休は、この「ジェイドG」が、なかなか「株価回復」しない理由を分析して、その結果、「DX」関連株を掲げて…5月の連休は、「利益率の成果」を述べています。

昔のカタルなら、今でも「タイミー」を「大推奨」し続けているのでしょう。しかしカタルは2000円台を付ける前に「卒業宣言」をしています。だから、カタルの読者は、今回の決算の前に「タイミー」の株を、「売っている」筈です。仮に…持っていても「僅かな株数」でしょう。

その「タイミー」の話を、今日はしましょう。

もともと「タイミー」は「限られた市場」です。株と言うのは、常に「夢」を語れないと…高い評価を維持できません。常に「常識的な観測」を超えないと…駄目なのです。何故、限られた市場か? 

それは、タイミーの「業態」を考えると、地方では効率が落ちるのでしょう。だからタイミーの小川君は、効率の高い都会を求め、市場を「アジア圏」に広げるべきでしょう。もともと…タイミーの形態は、労働のピンハネですから、現状の利益率の20%を欠ける水準から、30%、40%に増やすのは、無理な業態です。

「タイミー」(215A) の収益

故に利益をあげる為には、売り上げを「伸ばす」しか…ありません。しかし…儲かれば競争相手は出てきますし…市場の奪い合いになり、売り上げの数字の伸びは、徐々に失われるでしょう。上場当初は159%の伸び率、次いで2024年は66%、2025年は30%まで落ちます。そうして来期の予想は17%です。

「タイミー」(215A) の四半期数字の推移

今回の四半期決算では、「業績予想」を修正しています。これからの売り上げの「伸びは期待できない」と宣言をしたのです。現状の3Qだけの発表なら、ここまで、株価は一日で下げなかったでしょう。しかし未来の利益が「伸びない」となると、途端に成長力を加味していただけに…株価評価は大きく下がります。

「タイミー」(215A) の 日足

金曜日の空売り残は、まるっきり…減っていません。「逆日歩」攻勢でも「踏まなかった」プロ集団による「空売り残」でしょう。一株利益が50円~60円で横ばいなら、株価は大きく下がるのが、「道理」でしょう。成長力が見えないからです。ここが…カタルは「期待感」を維持していましたが、タイミーの2000円を前にして「収益性の問題」を感じたので…「卒業宣言」をした理由です。

カタルは、「ジェイドG」 の田中君の評価を「大谷ボール」事件などから、彼の「個人評価」を引き下げましたが…「他と比較すると」やはり…田中君は優れているのでしょう。この後の…「彼の行動力」に期待している訳です。しかし「サイバーエージェント」の藤田さんもそうですが、なかなか…「高いモチベーション」を維持し続けるのは、大変な事です。常に、株主は、最大限の期待を経営者にします。

「ジェイドG」も「貸借株申請」を早く…することです。「配当」は、実施しますから「合格」です。しかし…「株式の仕組み」も整えないと、株価も「本物」評価になりません。田中君は「流動性がソコソコあるから…問題ない」と述べていましたが、専門家から言わせれば「投資手段」が制約されます。彼の株価認識は「疎い」のでしょう。やはり、一度、専門家に株価対策も学び、「市場の資金」を活用すべきでしょう。

その点は、やり過ぎに思える「データセクション」(3905)です。彼らは「GS」の連中ですから、これが「世界レベル」の…「株価の活用」なのでしょう。

そうしないと、だんだん…大きくなる「売り上げの伸び」を維持できなくなります。確りした「専門家集団」を味方に付けるなら、「ソフトバンクG」の孫さんのような活躍も可能でしょう。もともと…ソフトバンクの「兆円単位」の話は、最初は「法螺話」だったのですが、現実になったのは、「金融力の活用」なのです。

もう少し…田中君には、「大人の対応」を望みます。会社の規模は大きく成れば、自分自身が「身渡せる」領域は、限られます。優秀な人材を「スカウト」すべきでしょう。株を上げるのは、簡単なことです。そうして、株価を早く…1万円台にして、その高値で「資金調達」を利用すれば、更に「大きな仕事」が出来ます。彼の成長に期待します。

会員の方は「新しい原稿」をアップしましたから、お読みください。



amazon.co.jp 全品に拡大 無料配送キャンペーン実施中!詳細はこちらをクリック。

関連記事

  1. 2017.07.23

    浮動株理論
2025年9月
« 8月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  
株式投資関連の本