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今年は「実質賃金」のプラス圏が、定着するかどうか…。市場を見渡すと、一部の一流株でそれも改革が先駆した銘柄が「グローバル基準」の株価に回復しました。

日本の賃金動向

その代表格は「日立」(6501)や「重工」(7011)です。この「日立」は、誰もが、「分かり易い」事例です。傘下だった…「日立金属」は、「ベインキャピタル」が主導する日米ファンド連合へ…「日立化成」は昭和電工へ…「日立建機」は伊藤忠商事と日本産業パートナーズ(JIP)への売却です。

「重工」(7011)は少し…分かりにくいですが、「三菱スペースジェット」(MSJ、旧MRJ)」の開発を2023年に中止して…その後、フォークリフトの「三菱ロジスネクスト」の売却を検討しており、「三菱商事」(8058)株の売却と、更に「本牧工場」の一部の土地は、既に売却したのかな?

いずれも共通しているのは、規模拡大の「総資産経営」を停止して、「選択と集中」を実施しています。つまり…今年というか、実際は2年以上、前でしょうが…「トヨタ」(7203)の「ROE経営」への転換と同じ話です。基本的に、日本国全体で…この総資産経営の見直しが実施されています。その為に人員の新陳代謝が促進され…再配備されます。

カタルは、「納得する…投資」をテーマにして…今年は原稿を綴ろうと思っています。

その為に、この休みは主力銘柄の一つの「ジェイドG」(3558)の「株を買う背景」の説明をしました。今回は規模拡大の総資産と効率化のROE経営を述べています。基本的に、一般論ですが…日本は「総資産経営」を実施して、規模の拡大が大切だと思ってきました。「日本製鉄」(5401)の「USスチール」買収は、その考え方の路線です。

「メルカリ」(4385)も同じです。米国に進出しましたが、中古品以上に、中国の格安サイトの影響で、業績は伸び悩んでいます。米国は「名目経済成長」の国です。あの時に、中国を選択していたら…日本のように成功したかもしれません。何しろ…今の中国は、過剰な固定資産投資から、「資産価格の下落」が続いています。日本と同じ構造です。メルカリは実質下の時代に伸びる背景でしょう。日本の「もったいない」精神です。

経営戦略は大切です。

「日本製鉄」(5401)は、いつ本格的な「内部改革」を進めるかどうか…。確かに…高炉の閉鎖などを進め「構造改革」は既に実施していますが、このバランス加減を、どの程度、配分するか…。株価は正直な「バロメーター」なのだろうと思っています。先日の「京セラ」(6981)の株価反発も、その話です。

「京セラ」(6981)の 日足推移

基本的に…PBRが1倍以下の評価の株は、何かしら、その「経営方針」が間違っています。だから株価は「純資産価格以下」の市場評価なのです。経営者は、「猛反省」をすべきなのです。「野村証券」(8604)の奥田なんか…3流以下の経営者です。でも、株は「買い」です。その点、この爆利益の環境を、上手く…活かせない「船株」も同じかもしれません。

日本は「少子高齢化」ですから「労働力」が不足します。

基本的に人口が減る傾向ですからGDPも減って行きます。「移民政策」か…「構造改革」の選択です。付加価値の乏しい「生産性の低い」産業は、たとえ儲かっていても…「切る覚悟」が必要になります。そうして、その経営資源を利益率の高い所に集中させます。その為の「リストラ」が必要なのです。

「ルネサスエレク」(6723)の今は、その試練場面です。

「ルネサスエレク」(6723)の 日足推移

株価は、なかなか…上がりませんが、このような「新陳代謝」が、上手くいくかどうか…。市場は、この動向の観察を続けています。「キオクシア」(285A)の評価は難しいですね。半導体市場は「スマフォ」が5%減かな? 基本的にAI需要だけです。でもこの数字は、やはり「すごい伸び率」です。EVのパワー半導体は伸びる分野ですが、一斉に…世界中で生産時期の見直しになっています。中国の台頭です。ここでは「ニデック」(6594)の株価も、この動向で揺れています。

この時代環境と経営方針を合わせて…株価が評価されます。「企業業績の先読み」が出来る話です。確り…「時代観察」が出来ているなら、後は「株価と投資のタイミング」の話です。

この時間軸を、何処に置くか? 

将来性だけでも駄目ですが、カタル自身は、この時代の流れを重視して…銘柄を選択します。しかし経営と言うのは、実際にやってみると分かりますが、なかなか…思うように行かないものです。逆に「幸運の連続」に恵まれることもあります。「ラピダス」の今は、試作段階ですが、このハードルは、そんなに高くありません。問題は「量産化」です。

この辺り…仮に「エヌビディア」からの出資なら、一気に投下資本の「資本金」は集まるのでしょう。しかし、どうも…「独自路線」の「困難な道」を歩んでいます。成功すれば、「途轍もなく」大きな話ですが…日本はソフト面の「仕組み利益」を構築するのが下手な国です。「NTT」(9432)の「IOWN」も、なかなか…軌道に乗りません。

もっと…アグレッシブな行動が必要です。その為には「リスク」を取らねばなりませんが、既に「清貧思想」が始まって…30年以上です。どんどん…日本人の心は荒んでいます。「他人批判」に、明け暮れる…時代観です。ジェニーズの中居くんなど…国民民主の玉木さん、まぁ人間ですから、色んなことがありますが、アリもしない…「安心・安全」神話を求める傾向が強くなっています。

「寛容な社会」形成を望むは、何も、カタルだけではないでしょう。

自分が他人を批判しないことです。そうして「ワハハ」…と笑う事です。面白事をする「奴」がいるなぁ~と、暖かく見守るのです。若者を叩く文化から、若者を称える文化へ…「頑張っているなぁ~」と言う報道が増えるなら…やがて「社会の風潮」も変わります。その風が、回りまわって…株高になって、何れ…僕らの「背中」を押してくれます。この成功体験が多くなるなら…どんどん、「名目成長時代」が加速します。

既に一部の先駆した銘柄は「グローバル株価」に変身しました。

この輪が広がっている最中です。「実質賃金動向」は、その指標として…分かり易い事例の一つです。現状は、ようやく名目値が3%台に入って来ました。これを加速させて5%台にしましょう。そうすれば…嫌でも実質値もプラス圏が定着します。

何故、「ジェイドG」(3558)の株価を説明するに辺り「売上高成長率」と言う誰の目にも分かり易い事例を説明したか? 29.43%もの成長を遂げる企業の株価が、下がり続ける道理は、全く…ないのです。それも10年間の平均値です。2年や3年では…ありませんよ。この期間経過は、既に田中君の実力なのでしょう。

こんな…小学生でもわかる説明をしているのに…株価が需給バランスで下落しただけで、「ワイワイ」…と騒ぐ気持ちが、カタルには分かりません。「不安」に思うなら…売りなさい。きっと…自分には「相応しくない」数量か…。あるいは…選択肢なのです。

「デンソー」(6902) の日足推移

カタルはたくさんの選択肢をご用意しています。本日はまだ買えませんが…「デンソー」(6902)は、既に「構造改革」が、かなり…進んでいます。ただ「トヨタ」(7203)が競争に勝てるかどうか…分かりません。でももし勝てるなら…ここから5年程度かけて…株価は1万円を目指すでしょう。

逆に本日も100株だけですが、1750円で株を買った「大阪チタン」(5726)は「度重なる」ボーイング機の事故があります。韓国問題では、一斉の検査で済みました。しかし他にタイヤなどの破裂事故も多く、なかなか…スンナリ行きません。でも間違いない「未来の確約された市場」です。量産化を、どう促進させるか…今年はそんな年でしょう。

本日は「タイミー」(215A)や「ジェイドG」も買いました。ただ…1445円の指値は厳しかったかもしれません。でも無理はせずに…明日もあります。明日は、買う株数を200株に増やして…1445円の指値をします。買えても…買えなくても、どちらでも構いません。既に沢山あります。

基本的に、選択する銘柄なんか…あまり関係ありませんよ。自分の力量に配慮して…「ノンビリ」やりましょう。1年で駄目なら…2年待てばいいし、2年で駄目なら3年間、我慢をすれば…また別の観方も見えるでしょう。株式投資の基本は「ノンビリ」なのです。

貧乏人の馬鹿は「目先ばかり」を追います。はやく…「金持ち時間」に慣れないと駄目です。この心理を克服できるなら、どの銘柄を買っても大丈夫でしょう。自分が、どんな人間か? 

故に、カタルはドンドン…持ち株を減らして、今年もお金を引き上げようと思っています。何しろ、そろそろ「卒業式」の準備です。いつまでも…こんなバカ作業に、時間を取られる人生は、いい加減に飽きています。

早く…早く…カタルが生きているうちに…日経平均株価10万円を観たいものですね。3年から5年程度で…失われた30年以上の時間を、一気に挽回するのです。

株が上がっても、下がっても、「ワハハ」…人生は、楽しいものです。市場は、「あなたの判断」を、待っています。カタルらしく…自己主張の「事前告知」で、「有言実行の人生」です。まぁ失敗したら…失敗した時に、また考えましょう。

人生は面白いもので…この失敗が「成功」に変ります。「塞翁が馬」と言うのは、本当でしょう。本日は、半導体株が下げて来ました。「指数銘柄」の「ファストリ」(ユニクロ=9983)も弱いですが…、何故か…「新興株」は、強く見えます。

まぁノンビリやりましょう。また…明日。



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