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今の相場の見所は…何処か? 見方が割れています。此方の解説が一番わかりやすいかな? 基本は米中貿易摩擦による世界経済の悪化はハッキリしておりある程度、悪い数字が出ています。事例を掲げると…中国の自動車販売などですね。

しかしTSMCのようにグーグルやアマゾンなどのサーバー需要の堅調さが設備投資の増額に動き始めたのが確認されており、在庫循環を上回るスマートコミュニティー、つまりコンドラチェフの波の効果の方が大きいと言う見方が浮上し…半導体株の裏付けが取れています。

安川電機(6506)の日足推移

この動きに反応しているSUMCOなどの後発ですが…株を買う種族が現れましたね。先週かな? 安川電機の決算を受け、株価は悪材料出尽くしになり、安川は戻り高値を更新しています。 この安川電機は設備投資関連ですから、本来なら、景気が良くなり…企業業績の改善を待って設備投資が増えます。だからこの時期に動くのは、明らかに早過ぎます。だって本当に景気が、この程度の落ち込みで復活するか…どうか分からないからです。

しかし市場は内部留保の高まりで設備投資は落ちない、あるいはスマートコミュニティーの進展で効率化投資は続く、更にもっとも重要な事は、市場にはお金が溢れていると言う事です。たぶんこんな理由で…株価は動いているのでしょう。誰もが、このタイミングで「進化論」が始まるとは思っていません。強気のカタルでも来年かな?…と考えていたわけです。

この進化論の株が、堅調なのは外人投資家の好みだからです。外人投資家は基本的に日本株を売り続け、在庫がガラガラ…故に、買わざる得ない背景があります。此処に加えて日銀のETF買い、企業の自社株買いなどがあるので…8月のように弱気相場の環境下でも株が下がらないのを見れば…下値を固めているとみるべきなのでしょう。

今でも…先物相場に対し現物株は、常に10円ほど…株価は上で動いています。つまり裁定の売り残の解消は進んでいません。通常はイールドスプレッドと同じで、先行きは高いと思うのが普通です。でも先物と現物の関係は、債券の逆イールド状態になっています。債券は既に順パターンになっているのに…可笑しいですね。

まだ個人投資家の心理が、「疑心暗鬼」の為に、相場は今年のイメージ。つまり米中貿易協議で、世界の2大争いだから…景気は更に大きく落ち込むと言う悲観感が漂っており、8月には日経平均株価16000円説が出た程です。その悲観の中で、「強気相場は生まれ」…、上記に紹介したように市場の意見は二分され、現状は「懐疑の中で相場が育っている」段階なのでしょう。故に日経平均株価はデフレの関門の22750円をクリアしています。

さて此処までが…現状の相場解説です。常に先物と現物株の鞘を見ながら…全体相場の動きを見るのです。1200円台で買ったSUMCOが1870円だと買いにくいよね。だから「もうはまだなり」…なのでしょう。このような相場の時は捕まるのを覚悟して…資金を残し、ガンガン買わねばなりません。進化論は、これからなのです。

どの株が良いか? 何でも構いません。どの株も上がるのでしょう。ただ株ですから、高い日もあれば…安い日もあります。

カタルは田中化研が個人投資家のバロメーターの一つだと考えており、この揉み合いを買っています。此処から…本番です。外部環境が整えば…今年狙ったJトラストに、チタン株、更に千代化なども、本当はこんな感じの推移で…株価は動くはずでした。

でも千代化はMDRの影響があり、チタンはBAの影響を受け、Jトラストはホワイト国など…踏んだり、蹴ったりのカタル君でした。

上手く…外部環境がマッチするケースに恵まれるか…恵まれないかは、「神のみぞ知る」領域です。誰も未来の出来事は分かりません。だからカタルはブツブツ投資を推奨しています。失敗を前提にして売り買いをするのです。

加藤あきらが、相場を新たに手掛ける前に…お詣りに行くのが分かります。未来の環境の応援を願うのです。田中化研のノーベル賞なんか…神様の領域です。背景があるが…あのようなニュースが「切っ掛け」になり相場に発展して行きます。

進化論の買いの輪が、次第に個人投資家のマインドを温めますから、個別株も上昇を開始します。だから東邦チタンも900円台に入ってきたのです。日経平均株価の上昇は、どの銘柄も順番の差はあれ…確実に潤いを与えます。

この進化論の他に、日本では、実質経済から名目経済に移行する流れもあります。此処で注目されるのが三菱UFJでしょう。

三菱UFJ(8306)の日足推移

でも最近の野村証券は強いですよ。大和証券との銘柄の動きの比べると、野村の強さが分かります。野村総研を売り、自社株買いをしたあのニュースから…野村らしい動きになって来ました。このグループが実質経済から、名目経済への流れです。果たして三菱UFJは、先の高値を更新するかどうか? この辺りがこれからの見所になります。

素人は、自分の持株しか見てないし…全体像が見えないから、相場の成り立ちの解釈が進みません。個人投資家の体温計は、やはり「田中化研」でしょう。あるいはユビキタスの出来でも良いですね。まもなく…個人好みの値動きの良い個別株も人気になります。

要するに…切り口は、たくさん存在します。その中で自分が狙う奴をしっかりやれば良いのでしょう。ホタルのように…あっちの水、こっちの水…など目移りしますが…じっと我慢する「飯炊き相場」かも知れません。

何故、カタルが会員に向けに、臨時レポートを発行したか? この辺りは重要なヒントになると思います。カタルは、いつも事前に相場を語っていますが…読者のカタルに対する信頼感はイマイチのようです。でも今回の有料会員募集で感じたことは…少し市場は、暖まって来たのかな?…と思っています。

まぁ、本物の名目時代が開始されれば…別に会員にならなくても、毎日、カタルレポートを読むだけで、みんなお金持ちになれます。心配ありませんから、のんびり構えましょう。貧乏人はせわしなくていけません。

5%と10%の違いも分かりません。潜在成長率の話は、非常に重要なのです。だから実質経済ではなく、名目経済なのです。

先日、カタルの元顧客と一杯やりました。その席で「社会の寛容性」について語ったのを覚えています。何故、菅原大臣が辞任に、追い込まれるのでしょう。盆暮れにメロンやカニを配ったから? 誰でも世話になれば…中元やお歳暮を配ります。

地元選挙区の有力者の葬式で、香典を出したから? 本人と秘書の違いは、なんなのでしょう。たまたま忙しければ…あり得ます。

メロンやカニ?メロンなんか…安いですよ。ものによりますが…安いのです。1000円もしません。カニもピンキリですが、地元では10匹でひと箱3000円です。勿論、1匹で数万円のものもあります。でも常識の範囲のような気がします。

この程度で法律違反なら…法律の方が間違っています。公職選挙法など改正すべきでしょう。何か…本物の悪と偽物の悪を、はき違えていませんか? 村論理の良い所は…「遊び」があったのです。だから通用したのです。最近の社会と言うか、メディアの資質は…ヒッチャカ、メッチャカに見えます。

まぁ、これも世の中と言えば…そうですが、もっと悪い奴らは、他に一杯います。菅原大臣は、なんで…この程度の事で、辞任に追い込まれるのでしょう。やはりカタルには、サッパリポンの世界です。メディアは、何か、他にやることがあるでしょう。3流以下だね。野党の政治家も、国会で追い込むなんて…馬鹿丸出しに見えます。逆にこれを逆手にとって、公職選挙法の改正を謳えば…国民は野党を支持するでしょう。それを…資質が問われます。

8月の相場と同じ社会構造に見えます。「陰極まれば…陽に転じる」社会の風潮も、株が上がり出だし、実質経済から名目時代に移行すれば…「寛容さ」も芽生えるのでしょう。世の中はパッパラパー。どうにかなるさぁ~。の軽い気持ちで臨みましょう。

年収が120万円の人間でも、犯罪に染まらず、こうして生きていられるのです。良い時は、銀座のおねえちゃんに、うつつをぬかし…鼻の下を、なが~く伸ばして札束をばら撒き…いい気になっていたら、リーマンショックに遭遇し、おまけに税務署に追徴です。経費の基準も人、それぞれです。挙句の果てに借金だらけ…の人生です。

でも頑張れば…その内、良い事もあるでしょう。そろそろ棺桶が近づいてきたから…最後ぐらい、まともな人生に戻りたいね。頑張れ!カタル銘柄。

それでは…、また明日。



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