03/04

かたる世の中、様々な見方がありますが、相場は日経新聞の解説通りなのかもしれません。2月の邦銀株上昇は、単なる「出遅れ銘柄」の水準訂正波動との解説でした。なかなか上がらぬケネディクスを見ていると、期待インフレ率が生まれていないことが、良く分かります。日銀批判があるように、基本的に日本はデフレを脱却できないとの見方も多いようです。公務員など基本的に雇用が守られている人間たちにとって、株屋の「失われた時代の痛み」は、到底、理解できないのでしょう。どんなに努力しても徒労に終わる努力をしたことがないのでしょう。通常、10年も修行をすれば、大概の業種は食えるようになり、一人前に成れます。ところが株屋だけは…築いたものは直ぐに崩壊する積み木の作業に似ています。

予期せぬ事態が起こることは多く、市場が軟弱だと壊れやすいですからね。最近の事例では東北大震災でしょう。カタルは当初、人口が少ない地域だから損害は少ないと考えていました。東電の原発事故も地域住民の土地を一括買い上げする試算までしていた程です。しかし実際の政策の選択は違いました。政治家のスケールが小さく、困ったことですね。一度だけ、柏崎の市民会館で田中角栄の演説を聞いたことがありますが、新潟に雪が降るのは越後の山のせいで、あの山を崩して東京湾を埋め立てれば、みんなが喜ぶ…とスケールの大きな話でした。まさに万里の長城のイメージですね。しかし今の政治家はみんな小粒ですね。

カタルは日銀がメザニンローンを引き受け、50兆円ファンドの創設でスマートシティー化を提唱したことがあります。やろうと思えば何でもできるのに…目先の小さな規則や法律に縛られ、動こうとしませんからね。ようやく時代は安倍政権を頂き、黒田総裁の量的緩和の時代、カタルは直ぐに「1300兆円の逆襲」を考えました。日本が疲弊した清貧思想の根幹を正すのが政治ですからね。しかし実際に量的緩和が実施されても日銀批判が溢れ、なかなか上昇しないケネディクスを見ていると…既に次のステップを想定しているカタル君にとって、非常に歯がゆい思いです。信用創造機能の復権が出来ないようでは、どうしてスマートコミュニティーと言う新しい世界に飛び込むことが出来るのでしょう。一昨日、瞬間的ですが、米国ではナスダック市場で15年ぶりに5000ドルを回復しています。稼ぐ力を有したアップルは税金泥棒と批判されながらも時価総額を大きく増やしています。果たして新時代に勝ち抜く事が出来るのかどうか…。

来年は電力の自由化が進み、電力の見える化を実施する007にとっても追い風です。勿論、株価が大きく下がった粉飾絡みのエナリスも復活できるかもしれません。情報を開示すれば、誰かが有効なアイディアを提供し、新しいビジネスが起ります。リクルートの新しい塾スタイルの教育料金の低下は、まさにスマートコミュニティーの産物ですね。今ではネット上で米国などの大学授業も受けられると言います。やる気があれば…誰にでも門戸は開かれている訳です。しかしデフレ社会では、資産価格の劣化が損失を大きくしますね。シャープをみれば分かります。もしインフレならチャレンジして、たとえ失敗しても…救われる事例が、数多く生まれてきます。

今は金利裁定と言う、誰もが労せずに儲かる仕組みも働かない有様です。金利を下げても貸し出しが増えない、無理やりに投資の手助けをして、補助金行政の歪んだ一面が、政治資金で問題になっていますね。みんな金融庁を中心とする清貧思想の蔓延のせいですね。バブルが、何故、悪いのですか? サッパリ分かりませんね。世界の歴史文化の多くはバブル期の産物です。

昨日、小野薬品が大幅高していました。カタルがこの世界に入って、初めて株式手数料を1000万円超えた1984年ですが、その時の主力銘柄でした。毎日、クロスを振るだけでお客様も儲かり、手数料もドンドン上がりました。プロスタグランジンの開発ですね。昨年の夏、8月の時にカタルは遅まきながら、小野薬品の話をしました。株価は8000円台だったようです。いよいよ新高値を目指すように見えますね。過去最高値は1984年の15350円ですね。新タイプの制癌剤は全てのガンに応用できる仕組みのようで…実際の治癒率は画期的に高くはありませんが、遺伝子タイプにより効く人と効かない人の差があるのでしょうか? 夢は株価を育て、開発の後押しを資金面でします。今の所、小野薬は自前の資金で開発をしているようですが…。株高を利用して公募増資をすればいいのでしょう。昨年のシャープの公募(279円)より、価値は高いかもしれません。

そのシャープですが、昨日は空売りが中心だったようで、引けにかけ戻りました。好きな株なので、何とか生き延びて欲しいものです。しかし非常に危ういですね。銀行団の意向次第です。今の金融情勢からすれば、そう危うくは感じませんが…こればかりは蓋を開けない限り、先の事は分かりませんからね。カタルは一昨日かな? オリックスなどで解説したように、早すぎる帰来があります。確かに企業の実力からみれば、オリックスの1万円割れは買い場でしたが、実際はそれからも下げ続け、その後、倒産までも噂され、なんと2000円を、あの時、割れるのですね。結果だけをみれば、持っていれば儲かり、さらにドル平均法で買い続けることが出来るなら、大儲けになっていますが…実は、こんな事例は数多くあります。

三菱UFJも、最初に買い始めたのは…確か800円前後だったと思います。そうして500円を割れる辺りから、本格的に取り組みましたが…自己資本比率規制の為に増資を余儀なくされ、下値で大量の株を発行したために、需給バランスが大きく崩れました。その為に回復は鈍く、ようやく最近、800円の壁が目標値に据えられるようになって来ましたね。オリックスの事例もそうですし、三菱UFJの事例もそうですね。シャープのようなケースは、時間を置き眺めるのが、きっと正解なのでしょう。2年程度、ウォッチしてから参戦すればいいのかもしれません。でもカタルの評価は、シャープは500円以上に見えますね。場合によれば4ケタ以上の器でしょう。仮にここで仕手化してもV字型は難しいように思いますが…実際はどうでしょう。充分に仕手化の要素を秘めていますね。

シャープのケースは容易に、空売りなのだろうと推察できますが、昨日のケネディクスの下げは、どうなのでしょう。どうも実弾による下げに様に見えますね。何処かのファンドが痺れを切らし、外したようにも見えます。よく考えれば…新規のファンドの為の誘導とも捉えられますね。既存のファンドだけでは力不足のようで、新規の参入が待ち望まれる訳です。どうして、そう考えるか?…と言えば、日証金の動向からの推察ですね。昨日は引けに150万ほど買っていたようですが、あまり株価は飛びませんでした。まぁ、一値、20万~30万程度の商いが出来る株だから…当然かもしれませんが、買っている身としては、潮目が変わるチャンスかも…と、期待感も同時に存在します。でもカタルは本日も投げています。分相応に「買っては投げて…」を繰り返し、もう直ぐ2年になりますね。この8月で再推奨から、2年になります。

心の中では…もっと下げろ。と余裕の自分が居るのですが…来週になれば、再び資金を用意して買い増しを狙おうかとも考えていますが、何しろ限りある資金ですから、大きく下がれば…の条件付きです。今は追証対策を優先させ、無理をしない。分相応に投資も自重しないとなりませんね。サッパリ、相場が理解できてないようなのです。だいたいソニーなどは偽物との評価ですが、株価は強く上昇していますからね。ファナックも良いとは思いますが、これから大規模投資をするわけで、新工場の立ち上げから軌道に乗るまでは、通常は時間が掛かるものです。場合によると、2年も3年も歩留まりが上がらずに、試行錯誤する企業もあるほどです。ベトナムに進出したユニデンがそうでした。

円高対策で機敏に動いた日産が勝ち組だったかどうか怪しいですね。周回遅れのマツダが政策変更により浮上するのです。勝ち組の村田は素晴らしいですが、負け組のアルプスもしぶとく耐えた為に、復活するわけですね。株式投資は何が幸いするのか…分からないものです。昨日、写真印刷を見て思ったのですが…カタルがウォッチしている銘柄の中で、以前、紹介したSMKがあります。車載搭載のカメラモジュールに注目したのですが、この世界はソニーが強く、日立も捨てたものではありません。結局、大手との競争に勝てるかどうか…。最近はカメラ画像の分析が、ものを言う世界で東芝も進出していますね。画像処理能力が問題になります。車のセンサー化は、時代の流れですからね。でもなかなか良い銘柄が探せないのですね。FAのキーエンスは既に高株価で、機関投資家じゃないですからね。

結局、なかなか新規のカタル銘柄を打ち出せないでいるわけです。でも既存のカタル3兄弟が、何れ華を咲かせる時がやってくるのでしょう。まぁ、当分は…のんびり待つしかありませんね。焦りは禁物です。大規模に仕掛ければ、カタルは必ず成功すると思いますが…こればかりは、時代の推移を見守るしかありません。でもみんな下手糞だな。良い銘柄が放置されているのに…。利益が見えないうちから仕掛けるから、仕手化するのですね。実際の利益が上がるようになってからの値打ちは、ハッキリ言って半減します。売れない役者の時代が、最も面白いのですね。有名になりスターになれば、人間は傲慢になるだけの話です。「リートはPFI」との認識が、日本を救うと思っています。それではまた明日…。これから銀行に行かないと…。トホホ予期せぬ下げで追証なのです。みんなは新高値で浮かれているのに…だから、貧乏人は嫌いです。



amazon.co.jp 全品に拡大 無料配送キャンペーン実施中!詳細はこちらをクリック。

関連記事

  1. 2019.07.03

    7/3
  2. 2023.04.18

    4/18
  3. 2016.09.26

    9/26
  4. 2015.05.08

    05/08
  5. 2023.04.03

    4/3
  6. 2018.07.31

    7/31
2024年11月
« 10月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
株式投資関連の本