今日は…先日の課題「重商主義」をインターネットで検索し知識を補完しました。そうしたら…「パレートの効率性」やら「厚生経済学」やら…どんどん難解になり、馬鹿のカタル君は、お手上げ状態です。だいたい、どうして難解に…解説するのでしょう。もう少し簡素化できないものでしょうか? そこで…辿り着いたのは、此方の二つのサイトを、ざっと読めばいいのでしょう。まだこの問題は、もう少し研究が必要のようです。
もう一つは優れています。それは此方です。確か…彼は商社マンでしたね。違ったかな?
カタルの解釈では、トランプ氏の構想は「貿易差額主義」の…古い概念のように感じました。そこで登場したのが「パレートの効率性」や「アダム・スミス」です。カタル自身、充分に解釈をしておらず…経済はゼロ・サム論理の世界ではないから…いい加減に、切り上げました。何故、カタルが縮小均等の清貧思想であるデフレを批判するか。この辺りにもヒントがありますね。全体のパイがドンドン膨らんでいく名目成長重視の論理を展開している訳です。
カタルの命題と言うか…。謎が解決するかどうかは…こらからトランプ氏が実践をするわけです。カタルは、早くから「ドッド・フランク法」や「ボルガー・ルール」などの金融規制を批判し続けました。その理由は自己資本比率規制が厳しくて…銀行が総資産を圧縮しているからです。だからルールをクリアするために…世界の銀行は総資産の圧縮をしているので、折角、世界の中央銀行がお金をばら撒いても…経済全体の規模が拡大しないのです。イタリアの不良債権処理を観ても…分かりますね。今のイタリアは、10年以上も前の日本の状況と同じです。
故に…ごく一部の勝者が勝ち組になり、世界の富をかき集め、格差が拡大しているから、ブレグジットやトランプ・サンダース現象が起り、パラダイムショックと言うか、体制転換に繋がっています。ドイツのメルケル氏も追い込まれていますね。最後の砦なのに…。本音を言えば、カタルもトランプ評価は…難しいと感じています。でもこのスピード感や行動力は、高く評価できます。大手メディアの批判を受けながら…活動する姿は、一流域ですね。普通の人間は、これだけ批判されると…うつ状態になります。
鬱と言えば…昨日は、NHKが3年前に報道した理研の小保方春子さんのSTAP細胞の問題を検証した報道番組を、BPO=放送倫理・番組向上機構の委員会は「名誉毀損の人権侵害が認められる」として、NHKに対し再発防止に努めるように勧告したようです。
だいたいNHKだけに限らず、メディアの行動は行き過ぎです。可哀想に…彼女はそんなに悪くないと考えています。あのような報道が…良心的な人間を追い詰めて…死に至らしめる訳です。
このような事件と比較すると…、トランプ大統領は、ある意味で…凄い精神力の持ち主です。だからこそ…やれる事があるのです。田中角栄も批判されましたが、彼の晩年は哀れでしたね。難しい問題です。トランプ氏の言うように…見方を変えれば…立場が理解できます。フェイクニュースに対し、もう一つの真実だとか…、代替事実とか…と揶揄されますが、株式投資に於いては、このような別の見解に立つことが、非常に大切です。
だからこそ…仕掛ける前に、「売り」を用いることが多いのです。カタルは想定外のクラウドワークスの下げを、そのような可能性があるのかも…とも考えています。ただ想定外と言っても、小型現物株なので…株価の上下は激しいのです。
さて約束だからクラウドワークスの決算を、カタルなりに解説しましょう。その前に、皆さんの基本概念を補完するために、企業の収益構造を…理解しないとなりません。その解説を、カタルは有料会員向けに行っている「株式教室」で解説していますので、その一部を公開しますね。基本的に、株価は一株利益の増減によって決まります。一株あたりの利益が膨らめば…株価は高くなります。
その利益を稼ぐ為に、生産設備や人件費などの固定費や、モノを作る為の材料費と呼ばれる変動費が必要になります。鉄鋼などは、鉄鉱石や石炭などを加工して「鉄」と言う商品にして販売していますが、売り上げが増えると…それに比例して、材料費の変動費が増えます。だから株式市場では、売り上げ=利益に繋がりませんから、利益の評価は低く、PER評価も低くなります。同じ一株利益でも、変動費の割合が大きくなる構造の銘柄の株価評価のPERは高くなりません。
逆にクラウドワークスの業界は、一度、仕組みを構築して売り上げを伸ばせば…材料費も設備投資も掛かりません。売り上げ=利益になりますね。だから非常に高い評価が与えられます。しかも…人材派遣業のようなリスクもありません。クラウド上で…人材を派遣しているサービスと同じだと考えて良いですね。しかも…優秀な人材を集めるのは、何も、日本でなくていいのです。人件費の安い優秀な人材は、ロシアにもインドにも豊富にいます。つまり、これから人手不足が訪れる日本には、うってつけの産業構造です。
吉田さんは、折角、上場したのに…そのメリットを、あまり活かしていません。業界では、ランサーズがトップ企業のようですが…上場すると、その知名度が増し、もっと利用できるはずです。
カタルが補佐できるとすれば…先ずは直木賞のようなコンテストをするのです。高校野球のような…プログラム開発の甲子園版ですね。そうして…世界中から優秀な奴を集めます。富士通やNECなどの大手のプログラム開発会社などと提携し、経産省を巻き込んでコンテストを実施します。更に金融力も必要ですね。優秀な証券マンを経営陣に加えれば…50億や100億程度なら、直ぐに集まります。インドやロシアの有名な大学とも協賛します。そうすれば…あっという間に、売り上げは、天文学的な飛躍になり、ヤフー型の成長企業に変貌できますね。このアイディアを、吉田さんに、誰か…提示して下さい。
良いですか…上場したばかりの企業は、最初の2年~3年程は上場の為に無理をした返り討ちに遭います。勝負はそれからです。クラウドワークスは、上場しましたが、カタルの目から見れば…未上場企業のようなものです。幾らでも変貌できますね。孫さんは、その点…優れていました。後は運ですね。時(時代)の運が必要になります。
さて右軸の総契約額は、順調な右肩上がりを継続し、疑っていた重要な内部問題も存在してないようです。通常、上場企業は決算を出す場合、問題があれば、その時点で発表しなくてはなりません。今回の決算発表を受け、最も懸念していた重要な問題(粉飾決算など)はないのでしょう。それほどの下げ方だったのです。通常は上記の理由で、赤字であっても4桁水準を維持できる器の企業ですね。だからこそ…サイバーエージェントの藤田さんは株価を1101円で評価して、45万株も出資したのです。総額で約5億円を新たに出資した訳です。
さらに…今回の四季報の株主名簿を見ると…これまでなかった米国大手信託銀行のステートストリートの文字が躍っています。25万株を市場から買ったようですね。通常、米国年金などを運用するステートストリートが株を買うと言う事は、事前に会社の内容を精査します。たぶん、彼らも大丈夫だと判断したのでしょう。だから株主名簿に、名前が新たに登場したのです。
ただ…カタルの見方は、カタルなりの評価ですから…あてに出来ませんよ。自分で納得したら、買えば良いし、嫌な奴は買わなければいいのです。残念ながら、貸借銘柄ではないので、一般の人は、空売りを出来ません。カタルが最も懸念していた問題はなさそうだし…、今日の市況に書いている様に、ここに来てカタルは再び持ち株を増やしています。きっと、更に…買うのでしょう。
ただ当初の想定より、伸び率が鈍っていることは…事実です。だからこそ…1300円台で、更に買い増ししている時に、株価が思うように…カタルの狙っていた2100円をクリアできなかったのでしょう。この後の吉田君の頑張りを期待し…カタルは、これからも応援します。さて本日は、この辺で…。
これから有料会員向けのレポートを書きます。たぶんアップは、今晩、遅くになるので…明日になったら、読んでくださいね。