かたる:昨日の引け間際の動きは…北朝鮮不安なのでしょうか? 指数絡みは堅調な展開で久しぶりに「ファストリ」(9983)の動きが、注目されるようです。実に綺麗な週足チャートなので、たぶん上がるのでしょう。既に調整期間は…充分のように感じています。あまり会社の中身を見たことがないのですが…チャートだけの判断です。株価は、全てを語ると言う「効率的市場仮説」ですね。一般的に潜在的な材料も必ず株価に現れると言われています。
ある意味で、この説は正しいですね。アベノミクスが成功できるかどうか…全ては、物価目標に掛かっています。本日の日経新聞の一面トップは、ヤマト運輸の値上げです。デフレ環境下なら…絶対に受け入れられない現象ですが、サービス残業などの問題が指摘されており、国民は値上げも、仕方ないかな?…と言う気持ちでしょう。既に値上げを発表している紙製品の話題は、テレビであまり取り上げられてないようです。スーパーには山のように製品があります。買いだめをしないのでしょうか。この後に小麦も上がるので、たぶんパンの価格も上がるんじゃないかな? 失業率の3%割れが、如何に重要な指標か…。ヤマト運輸の値上げを見ると…分かると思います。
昨年、馬場レポートが日経新聞に掲載され、カタルは、直ぐに…これが「流動性の罠」の元凶だ…と述べました。一所懸命、安倍政権は経済界に働きかけ…賃上げ要請をしてきましたが、今度は、待ったなしに…人材を獲得せねばなりません。仕方なく、企業は人材確保に資金を投じます。ヤマト運輸の未払いの残業代を、過去に遡り支給する行為は、電通のTさんの自殺が無駄でなかったと言う証でしょう。一歩ずつ…確実に、実質成長から名目成長の世界に移行している訳です。
だから…ヘッジファンドは「ケネディクス」を買い始めたのです。ヘッジファンドは馬鹿ではありません。みんなが一所懸命に、儲けようと努力している訳です。だから次々に相乗りの動きが、広がると思っています。株式相場が大きくなるためには、1社だけの単独介入では…なかなか上がりません。複数のファンドが競って、株を買う時に株価は大きく上昇します。
この株の最も良い所は…ピーク時の信用買い残が6300万台だったのですね。そうして、今は先週1週間で146万株減り1449万株になりました。つまり5000万株近い人が損をして株を清算したのです。だから、これから株価がドンドン騰がると…、こんなバカな筈が…こんな株が、これほど上がる訳がない…と言う心理が、生まれることです。だからカタルは昨日も述べたように、一大仕手戦に発展する可能性があると述べたのです。
株は、誰が…高値を買うかなのです。株を上げることは誰にでも出来ます。ヘッジファンドは自作自演する事もありますが、長かったデフレ環境(失われた時代)の為に、この手の株は、大きくなる素地があります。「1300兆円の逆襲」は、非常にスケールの大きな相場のシナリオです。資産インフレを容認してインフレにすれば…国家財政も潤います。借金が実質的に減る訳です。1000兆円以上の借金を、デフレ環境で返す事は不可能です。
加えて…本日の日経新聞の一目均衡に、編集委員の西條さんが「水のJRは生まれるか」を寄稿しています。カタルが前から述べている「コンセッション」の活用ですね。税制支援をすれば、良いのです。簡単なことです。早く事業を支援して、時代を前に進めないと…「失われた時代」を取り戻せません。早く早く…そんなに資金など要らないのです。馬鹿が上に居るから、いつまでもクルクルと…同じところ回り続けるわけです。いい加減にしましょうね。
カタルは、アベノミクスの成否は、「ケネディクス」の株価だけを見ていれば分かると述べています。ようやく目先の上値の関門に来ました。最初の一里塚です。まだ箱根の関所のようなものでしょう。あるいは…川崎辺りかも、知れませんね。東海道は意外に長いですからね。1300兆円の逆襲は、壮大なスケールで進行して行きます。こんな難しい所を買わなくても、カタルは新高値を抜いてからでも…良いとも述べています。アベノミクスが始動しての高値は2013年4月の849円です。これを抜いてから…株価の上昇は加速します。
カタルは、何度も…相場を考えるうえで、時代背景が、もっとも大切だと述べています。本日、日経新聞一面のヤマト運輸の値上げが、どんな意味を持っているのか…何故、この現象になったのか? 電通のTさんの死は、歴史上、価値があるものなのです。母子家庭故…誰もが心を痛め、お母さんの哀しみが伝わってきます。しかも電通は超一流企業です。難関の就職先ですね。その一流の筈の企業の実体は「ブラック企業」だったのです。
つまり日本中が、みんな、同じなのですね。事実、パナソニックなども…その後、労働基準監督署から挙げられていました。だからヤマト運輸は、未払いのサービス残業を払う事になったのです。Tさんの死は、日本社会に大きく貢献しましたね。お母さんが、子供の真の「死の価値」を知れば…きっと報われると思います。デフレ環境からインフレへ、「実質の世界」から「名目の世界」に、日本を導いた功労者なのですね。勲章ものですよ。安倍さんは…弔問に行くべきですね。あの自殺が、歴史的な日本のターニングポイントだったのでしょう。
皆さんには、まだこの意味が理解されないかも知れませんが、カタルはそう考えています。奇しくも…銀行株も上がり始め、不可解な動きをしていた、いちごHD(2337)も自社株買いが、切っ掛けかどうか分かりませんが、反転したように見えます。これで相場の整合性が生まれますね。ラッセルをしている先駆者は「ケネディクス」です。雪山をラッセルするのは大変ですよ。丁度、良い売り物でしょう。
昨日は、遂に500円の指値は買えませんでしたね。売る方は売れたのに…トホホ。その人材不足のキーワードに繋がるクラウドワークスは信用の期日が到来しているとか…。カタルは忘れていました。自分自身は昨年末に、損切りのクロスをして買値を下げましたからね。なるほど…ね。このモタツキは…納得ですね。何処で…再び買い増しに動くかどうか。
好決算が確定している半導体も面白そうだし…でも危ういのです。上がり続けていたDXI指標は、この所…頭打ちに見えます。何しろ指標ものですからね。でもSUMCOの姿勢はIoT社会の到来を念頭に置いてないようにも思え…カタルは機会損失が生まれるんじゃないかと危惧しています。日経新聞は、他社の動向を伝えていませんからね。信越はどうなのでしょう。同じ判断なのでしょうかね。メディアは公正な取材をしないとなりませんね。
あまりに片手落ちの記事が、溢れています。中国の間違った取材も多く…もっと人を派遣して、現場周りをさせるべきでしょう。中国の動向は非常に重要なのです。北京郊外の「雄安新区」の話題を、日経新聞で見た記憶がないのですが…。中国の半導体などへの開発動向も、あまり目にしませんね。日本車がEV車開発で、後手を踏むわけですね。日経新聞は全くメディアの役目を果たしていませんね。
やはり…どこも彼処も東芝化現象が広がっているのでしょう。早く本物を育てる仕組みのクラウドワークスの2100円越えを実現させたいものですね。本物が育たないと日本社会もなかなか変化しません。コンセッションへの取り組みも鈍いし…だから「眠れる獅子」(558兆円の待機資金)が、いつまでも目覚めないのでしょう。それでは…また明日。