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かたる:とうとう分割前の1万円を超えた「アウトソーシング」(2427)、カタルの目標だった1万円の大台を12月1日に超えました。この株式は、今年9月に1:5の株式分割をしており、本日も2000円台を付けましたから、今年5月の発想は、やはり正しかったことになります。

アウトソーシングの日足推移

カタルは、今年5月に日経産業新聞を読んで、アウトソーシング、夢真HD、夢テクのなかから、「夢テク」(2458)を、カタル銘柄に選択しました。今のところは、一番、悪い選択だったようです。果たして今後は、どんな展開になるか…。

経営者の判断は難しいのです。この場合は、大量の人材採用の時期が、一般的な製造企業の設備投資になるのでしょう。しかし人材投資は設備投資とは違い、折角、教育して一人前になると…転職する場合があります。工作機械などのロボットを買う投資とは、少し意味が違います。

楽天の三谷さんは、一ツ橋を卒業後…きっと優秀だったのでしょう。日本興業銀行に入行され、そこで選抜されて米国で経営などを勉強させてもらいます。会社の金で、米国留学ですよ。こうして日本企業は、将来の会社の幹部候補を、一から育てて来ました。でも三木谷氏は、その恩も返さずに会社を辞めて起業するわけです。でも彼の場合は、その後、楽天と言う成長企業を育て、興銀と取引をしており、それ以上に…恩を返しています。

しかし…会社が人を育てるのは大変です。人材教育は、かなりお金が掛かります。カタル自身も、会社から多くの研修をさせてもらいました。その度に…経費が掛かります。カタルが歩合セールスになった切っ掛けも、その研修で岡三の新宿支店を見学したことが、切っ掛けになりました。本当は、最初に勤めた会社が、証券界では名も知れない会社だと分かったのが、入社して1年を経過した頃です。業界での一番は、野村証券だったのです。カタルの無知です。笑える話です。

そこで…会社を辞めて、野村に入ろうと思って上司に相談したら、親会社で一番、成績の良い支店を3日間、見学させてくれました。そこで、一番、輝くセールスがKさんでした。そのセールスの月間の株式手数料が1億円です。おそらく…全国でも1、2を争う業界でも有名な歩合外務員だったのでしょう。その人と仲良くなり、いつか、僕も歩合セールスにと思い…その資格を得るために、10年間、社員セールスで働き、田舎で我慢しました。

でもカタルの場合は、たかが東京への出張ですからね。三木谷さんは、米国留学なので経費は、桁違いです。それにカタルは、現役時代、年間表彰に輝くなど…きっちり、育てて貰った恩を会社に返しています。でも楽天の三木谷氏は…留学後、直ぐに…起業ですからね。成功したから、留学などの恩を返しましたが、失敗していれば、興銀は教育費がパーです。

人材投資ほど…難しいものはありません。証券マンがモノになるためには…最低5年程度は掛かるのでしょう。それまでは…お荷物です。新人の頃は、毎月、10人程度、新規の顧客開拓をしてきました。このレベルは…マズマズの水準でしょう。土曜、日曜も…自発的に、社内競争に勝つ為にセールスです。結構、上手いのです。

でも上には、上が居ます。東京に出てきて歩合セールスになり、よっちゃんに、会った時の衝撃は凄かったですね。よっちゃんは、野村系の国際証券の出身で、野村の社長から野村の社員と共に、夕食に招待です。それほど凄いセールスです。渋谷支店で輝くトップですからね。でもよっちゃんは、会社を取るか、顧客を取るか…の選択で。顧客を選択して社員を辞めて、歩合の世界に入ります。会社から、ある銘柄の注文が出せなくなったのです。会社には、色んな利害関係があり、想像以上の株を集めると…色んな制約を受けます。

結局、彼は週刊誌などを…賑わす仕手集団になります。このよちゃんの話術が巧みです。あの会話を聴けば…誰もが虜になります。そうして、バブル期の話ですが…200億円を飛ばすわけです。カタルの40億円なんか、可愛いものです。よちゃんは200億ですからね。まぁ、カタル40億でも…大きなお金です。まさか飛ばすとは…思ってなかったのです。行ける…と思っていましたが、金融庁に潰された形です。だから「金融規制」と言うのを自体験しています。

相場を理解するためには、様々な経験が必要になります。銀行員のジレンマもテレビドラマの「陸王」を見ていれば分かります。池井戸君は、三菱UFJの脱落組です。彼が会社を辞める決意をするのも、よく理解できます。優秀な奴は、日本を捨てて…中国に行きました。実質経済と名目経済の違いは、真剣に仕事に取り組めば、いくら努力をしても越せない壁があるのです。国家の方針と言うか…政策と言うか…。だから「国策逮捕」と、佐藤優は言ったのでしょう。

まぁ、どっちの選択が良いか…。未来の形は、分かりませんからね。検察だって、正義だと思って、行動するわけですが…結果論は無情です。

一所懸命に仕事をすると、挫折をするのが、常です。そのジレンマを、どうやって克服するか…。場合によれば…狂います。鬱になる人は、沢山いますからね。よちゃんの部下は、実際に狂いました。証券マンのノルマも、すごいのです。上が無限ですからね。

アレレ…本日もおかしな方向性です。そうだ…人材投資の話しでしたね。シャープの設備投資、ファナックの設備投資、時代をどう読み、先行して動くかどうか…。

株式投資も難しいですね。早すぎても待たされます。遅ければ…リスクは増大します。しかし読者も、顧客も…自分が買ったら、直ぐに上昇する株を求めます。そんな都合のいい話がゴロゴロ転がっていれば…みんなが、兆円単位のお金持ちです。バフェット越えなんか簡単ですね。ケネディクスは4年半になりますよ。ようやく…市場人気になりつつあります。

でも邦銀株は、まだ早そうです。まぁ時間の問題でしょうが…。結果論は、誰にでも言えます。カタルはSUMCOを、事前に述べて800円台から、何度か…取り組みましたが、充分に、生かしていません。約4倍だから、これだけでも良かった訳です。2倍水準は簡単ですね。読者の人には、皆さんに、儲けて欲しいと願っています。

どれを手掛けるか…。どの銘柄に力を注ぐか…、この選択が難しいです。後は、人それぞれが、持っている「運」なのでしょう。どれだけ努力をしても、越えられない壁が、当然ですが、あります。でも諦めずに…しつこくカタルは、追及しています。今はケネディクスに力を注いでいます。本日も買っています。寄り付きから随時…。もうカタルの力量を超えていると…思っています。だから、慎重にならないとなりません。

相場観ではなく…売ることもあります。先日の726円の叩きは、その事例です。ただ既に年末モード入りしており、徐々に、短期運用は、ポジションを外しています。先日は、担保にならない東芝を5000株、買いました。東証が、どんな判断をするのか…上場廃止を決めたら、最終日に、もう5000株を買って1万株にして…再上場を待ちます。

まるでライブドアです。ライブドアは、最初から1万株を買う予定だったのに…3000株を買った時に、会社側から注文を拒否されました。おかしな制度です。なにが投資家保護だ…。でも上場廃止でも、儲かったのです。会社は消えましたが、解散の分配金があり、投資額以上の金額を、貰いました。

今回は、主だったヘッジファンドの揃い踏みです。確実に儲かるのでしょう。彼らは…全て、一流のファンドです。東証が、どんな判断をしても、儲かるだろうと思っています。

馬鹿は、あまり深く考えず…識者と行動を共にする事です。最初は、猿まねをして…何故、あいつが、そのような行動を取るか…。自分でも考えて、識者の気持ちを読むことです。それが理解できるかどうか。たぶん、東芝は半導体の会社を、一旦、売却しても…また支配下に置くのでしょう。そんなイメージです。カタルはそう考えています。まぁ、300円以下なら…大丈夫だと踏んでいます。

今日は与太が多く…既にスペースがありません。個人投資家は、今週か…来週か…その辺りから、節税対策に入ります。今年、損をした株を安値でも売り、買い直せば…損金の20%分が返金されます。

今年は、おそらく…全ての人が買いで入っているなら、儲かっているでしょう。ブツブツのように、資生堂を「空売り」する馬鹿は居ない筈です。でも空売り比率は、なかなか減りません。12月8日現在の日証金リストによれば…逆日々が掛かっている銘柄は599銘柄あり、満額の銘柄数は375銘柄です。貸借銘柄は1294ですから、逆日歩の比率は46.29%で、満額を含めると…実に75.27%が、依然…株不足状態なのです。カタルのような…名目時代を前提で行動している馬鹿は、まだ少数派のようです。

良いですか…基本的に、株式投資で儲かる人は、いつも少数派なのです。みんなが株は買いだと言ったら…お終いです。先物取引が始まったビットコインのように…意見対立が相場を育てます。

1987年に、実質的な株式相場は天井を打ちます。その時に多くの金融株は、最高値を付けました。しかし実際の日経平均株価の最高値は1989年末です。最後の1年は、値嵩株だけが買われる…日経平均採用銘柄だけが、乱舞する指数相場でした。同じ事が、たぶんビットコインでも起るのでしょう。

株式も同じですよ。最初の仕掛けは、買うために…先ずは「売る」のです。東芝は、その手口に見えます。本来、今回のゴタゴタがなければ…確実に、株価は4ケタを超えています。それほど…実態と株価の評価には乖離があります。

日立国際のTOBが、何故、2度も買い取り価格が引き上げられたか…。目先は、エリオットの勝利です。でもKKRも成算があるのでしょう。常に相場に参加する人間の心理も重要になります。確かに上場廃止のリスクがありますが…それを補っても、投資に値する東芝株に見えます。300円以下なら、買って於いて、面白いと思っています。上場廃止になっても、必ず、最終的な帳尻が合うのでしょう。

東証の判断は…いつ下されるのでしょう。まぁ、それから参加しても、リスクは軽減され面白いのでしょう。さて本日は与太ばかりでしたが…この辺で、お終いです。本日はこれから、有料会員にメールで返事を書かないとなりません。皆さんの成果は、どんな形でしょう。今年も残すところ、あと3週間余りです。有終の美を飾れるかどうか。「終い、良ければ、すべて良し」と言います。残す時間も、互いに頑張りましょうね。

まだ上を、ガンガン買う必要は、ないと思っています。しかし今週が…最後の買い場にも見えます。出来る事なら…此処では、力を貯めた方が、良いと思っています。カタルが相場を手掛けているとすれば…あと3週間は横這いで流し、大納会だけ…少しドレッシングします。ケネディクスの話をしています。果たして…どんな戦略でしょう。それでは、また…明日。



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