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かたる:最近は状況判断に、迷う事がしばしばあります。相当、先行きの読みが難しいのでしょう。年初からカタルは一貫して、「今年は難しい」と述べていたと思います。いや…途中かな? 「債券のフラット化」の話を述べたのは、いつの事でしょう。

カタルの進化論支持者を、他で…初めてみました。その意見は此方です。嬉しい事にJPモルガンのダイモン氏の発言です。これは銀行マンの意見ですから、レポートのように批判されて当然です。でも米国の経済成長スピードが加速すればありえます。本日の日経新聞には、台湾勢の中国依存から米国回帰の話が掲載されています。

日銀の第二段の「ステルス・テーパリング」は、世界経済のコストを高めます。この話は日経一面の新興国債券償還ラッシュの話に通じています。中国は貿易で稼いでいますが…ドル債務も多いようです。「地獄の沙汰も金次第」と言います。

上海総合株価指数の月足推移

逆回転し始めている様子が、新高値を更新しつつあるNY株価と、新安値を付けそうな上海総合株価指数です。掲載したチャートは上海総合株価指数の月足です。実はこの話…日本株投資の「儲け話」に繋がりますが…読者に見えるかどうか。

中国はシャドーバンキング問題など…地方政府の固定資本依存度を下げ、過剰債務の企業淘汰を始めて…2年程、経過していました。この改善は道半ばなのです。この時期に貿易戦争を仕掛けたのは…非常に巧妙な仕掛けが施されています。中国は貿易戦争の勃発を受け、強気に構えています。貿易が鈍るので…内需振興に舵を切り金融緩和を実施しています。その影響からか…鉄鋼の生産高は上がっています。だから東海カーボンの好業績から、大平洋金属の株価の見直しになったのです。

でも果たして、もつかどうか…この見極めが大切です。どちらにしても…カタルは時間の問題だろう…と考えています。米国がその気になると…最後は金融を締めます。イランのように…イランと取引をする企業を、米国から締め出します。

仕方なく…多くの企業がイランから撤退をします。覇権主義のいやらしさです。だからイスラムの高学歴な派閥が米国を憎むのでしょう。中国も例外ではないのです。中国はアジアインフラ投資銀行(AIIB)などを利用し、自国の主張を強要しています。中国からお金を借りて、返済に苦慮して乗っ取られたケースは数多いのでしょう。

早い話、中国が力を付ける前に、米国が自国の権利を守っている攻防戦です。知的財産権の話は一つの手段なのでしょう。公正な戦いなら…中国に負けません。しかし中国では中国論理を受け入れないと参入できません。検閲対応を求められているグーグルのケースなどを観れば分かります。全てにおいて、中国独自の対応が必要になります。

「株価は全てを語る」と言いますから、今の所は米国勝利なのでしょう。もしEUにも強硬姿勢を貫いていたら、ドルの信認が危うくなります。これはカタルが一番恐れるシナリオです。この事はトランプ就任当初から述べています。だからNAFTAの動向も注目です。

先ほどのダイモン氏の発言は…意味深いものです。米国の金利は上昇するのでしょう。日本の地銀は、今、ドル投資の含み損を計上するかどうかで迷っています。この辺りの流れは、カタルの進化論が、生まれる背景でもあります。ドル債務問題で中国を叩くには、金融コストをあげれば、悲鳴をあげます。

中国人は賢いから、すでに金持ちは海外に資産を移しています。元安の背景は、なにも投機だけとは限りません。何しろ…中国の不動産価値は世界トップ水準です。日本の不動産市況にも、既に大きな影響を与えている中国資本、何処かでケネディクスの復活シナリオがあっても…おかしくありません。

ざっと、世界経済の背景に触れました。このように…色んなシナリオが混沌として進行しています。そんな簡単に、先行きが見える道理ではありません。状況は刻々と変化を続けています。

日本人は自分の頭で物事を考えません。メディアの主張に流されます。戦争もそうでした。昨日も…そうですが、この時期は、毎年、半藤一利などがNHKに出ています。彼は、まだ生きているのかな? 司馬遼太郎は有名ですね。村論理を痛烈に批判していました。

株式投資をすると…カタルのような馬鹿でも、仕方なしに歴史を勉強します。日本の指導者は馬鹿ばかりの寄せ集めです。その結果が「失われた時代」です。でも世界基準はリーマンショック程度の落ち込みで、ブレグジットやトランプ政権が誕生するのです。日経新聞に政治の話が載っていましたが、日本は、ずっと揺れていました。

だから経団連の中西さんが、3選は避けたいが…未だに「流動性の罠」に位置しているので仕方なく、安倍さんの支持に回っているのでしょう。カタルは「権力は腐る」と述べています。だから本当は3選を避けるべきですが、まだ日本経済は完全復活していませんからね。三菱UFJの株価を見ると分かります。JPモルガンと比較すれば、その差が分かります。

野村証券などは…駄目な事例の最たるものです。昔は1000円を割れることはなかったのです。馬鹿が上に居ると…末端は大変です。そのトップが10年ぶりに変わったと言われたパイオニアは、嘗ての優良株でした。長らく2000円台の株価だったのに…新安値を更新し続け、とうとう130円台の株価です。経営者の資質が、如何に大切か分かります。

何か、本日はゴタクが多いですね。やはり8月は高校野球だけでなく、終戦も影響しているのでしょう。何故、戦争の道を歩んだのか? 馬鹿が上に居ると末端は苦労をするのです。サラリーマンも大変です。馬鹿上司に付ける薬はありません。

まぁ、相場は当分駄目なのですが…注意深く観察を続けていると、この時期に玉を拾っている痕跡が見える株があります。その株は年末年始のスター株になるので…参加しながら、観察を続けます。無理して上を買う必要はないので、株価はなかなか上がりませんが…徐々に下値を切り上げるパターンになります。買う方も急ぎません。この時期に高望みをする方が欲と言うものでしょう。

本日もPSS(7707)の465円が買えました。下がれば買えば良いし…上がれば売ればいいのでしょう。ケネディクス(4321)も買いました。他には…チノー(6850)も僅かですが買いました。ジャムコ(7408)は昨日買ったばかりだから、時間を置いて…また買います。東芝(6502)の439円は厳しそうですね。でも大概、上がる前に株価は下がるものです。だから買えるかもしれません。

無理をせず、のんびり構えようと思っています。所詮、カタル向きの相場ではありません。だからカタルには珍しく…ソニーにワンタッチで参加したり、東芝などを掲げている訳です。今は馬鹿カタルに成果を求められても…そんな無理な要求に応えられるような優秀な人間ではありません。所詮は負け組の戯言に過ぎません。

ほぉほぉ~エナリスが高いですね。この銘柄は有料会員向けに紹介した銘柄です。先日、2日間連続でストップ高して人気になったアドウェイズも、あの時にカタルが批判した新興御三家の株です。

互いに最善の努力をして…時を待つしかないのでしょう。それでは…また明日。



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