6/15

今年に入ってから「警戒感」を抱いてポジション調整をした…損切りの対応は、全て…裏目に出ています。その中心は船株と新興株ですが…いつも損切りをして対応した時が、底値と言うか…目先の転換点です。結局、事前に立てたシナリオは正しく「相場観を修正する」ことはなかったのです。ただ「時間軸の読み」が違うだけの話ですね。しかも…その後の落ち込みも、それ程大きくはなく「追証の懸念」も一時的でした。

このような現象は、やはり「日本株が強くなった」…のだと思います。

昨日の損金は65万円弱でした。これまでは100万、200万と言う単位での損金から見れば余分に買った分の…まさかの対応分です。まぁ「野村証券」(8604)の選択は、まさかの用心の選択でした。これは迷っている証です。

カタルは空売りをしません。しかし常に全力投球を目指して…行動をします。常に、「目一杯の人生」を歩むというのが、カタルの「生活信条」です。故に信用の枠も、常に使い切っていないと信条に反するというか。何と…言うか。だから無理やり銘柄を探して、その僅かな可能性に賭けます。本当は休むのが正しいのでしょうが…その選択肢を最初から断ち切っています。これは困った性格です。

昨日もある読者から「BASE」(4477)を320円で買ったそうですが…株価位置が低いという事は、「時間を掛ける」という事です。カタルはこの時間を、なるべく…短くする努力をしますが、なかなか…この時間軸の克服は、難しいものです。

今回の「Jトラ」(8508)はベスト・タイミングでした。目先の底値からのスタートです。安値で買ったのは287円で、既に現引き対応をしたので買値は289円かな?そこからのスタートです。

エーザイ(4523)の週足推移

まぁ、新興株の反転のタイミングは、基本的に秋なのだろうと思っています。何度か…振れながら…下値を模索するわけです。昨日の新興株の上げの多くは、目先筋の空売りの「買い戻し」のようです。本日、再び買ってみた「エーザイ」(4523)の買値は5180円ですが、この株も、なかなか…底入れが確認できません。このラインでは止まると思っていますが、いつも時間経過で、新安値を更新します。継続的な買いが見られるようになるのは、今の相場環境では…難しいのでしょう。

そんななか…多くの新興株が「底入れ」を示している現象も、見え始めており…なかなか下値が買えなくなっていることも事実です。これまで昨日、掲げた「ユビキタス」(3858)、「J・TEC」(7774)、そうして「グロームHD」(8938) などは観察銘柄ですが…何度も買おうとしましたが、なかなか下値を見せませんでした。結局、僅かな株価の違いだから、買って行けばよかったのです。でも全体の反発を、秋…どちらかと言えば…晩秋の11月頃と思っているために、なかなか勇気がありません。

今年は年初からの下げ相場で、例年のアノマリーは通用しませんが、毎年、夏から秋にかけては良い想い出がないのです。現役の頃は、夏休みを取って…京都旅行の最中に、顧客に電話をして「追証を催促した」苦い思い出があります。それほど…夏から秋はカタルにとってトラウマの季節です。

しかし一昨日は日銀が701億円のETFを買い、昨日はJリートを12億円買っています。国債も買い持ちを増やしていますからね。一部の馬鹿なヘッジファンドが日銀に逆らい…国債をショートしたようですが、なにを血迷っているのか? 日銀様に適う奴など居ませんからね。

カタルは国会で批判されても、緩和姿勢を取る…黒田さんを応援しています。カタルならこんなに気長に構えずに…パウエル以上に豹変します。しかしパウエルの評価も、カタルはバイデン同様に低いものです。ここまで…急激な対応をすれば…実社会は混乱をします。過去、すべてそうです。中央銀行と言うのは、どーんと構えねばなりません。

米国債のスプレッド推移

しかし…今回はコロナに、デジタル通貨の時代変化があり、やはり…誰がやっても難しい場面だったのでしょう。今の話題の「スプレッド」の話をしましょう。此方の記事です。カタルは問題だと思うのはFRBの認識が間違っていた為に、対応が遅れて…スピードを上げざる得なくなった混乱です。

米国債の2年と10年の利回り推移

基本的に金融政策と言うのは、市場の「コンセンサス」が重要なのです。ところが今回は読みが難しいため、何故なら、ロシアのウクライナ侵攻や中国のゼロ・コロナ政策、更にコロナからのリベンジ消費で、物流の混乱など…様々な不確定要素が絡みました。船株はその象徴的な相場の一つでしょう。だから、このように2年物の国債利回りを観ると分かりますが、急激な上昇になっています。

既に住宅市場は、沈静化しています。インフレの先が見えているのに…何故、0.75%の引き上げ説が起こり…株価が大きく下がるのか? これはたぶん買うための「口実」でしょう。今回の船株は、その誠に際どい「綱渡りの場面」の相場に見えます。

でもカタルは最後のフィナーレは「華々しい」…と言うITバブルの活況期をイメージしているために、なかなか…離れられません。上昇角度が此処から変わると思うのです。大きな相場になる前は、必ず、しゃがみ込みます。一旦、ジャンプする前に人間は膝を曲げてからジャンプをします。それと同じ理屈です。今から、やるなら…相当な相場が此処から開始されるはず。まだ8月の姿が見えませんから…皆さんは、「疑心暗鬼」でしょう。カタル自身も本当に最後のフィナーレが起こり、想像を超える相場になるのかどうか…全く分かりません。しかし…その可能性を未だに、描き続けています。

危ないから…面白いのです。もう、こうなれば…破れかぶれの精神です。また「買ってみたいなぁ~」この博打心は、なかなか消えませんね。困ったものですよ。本当に…。相場はワクワクしないと意味がないのです。全面安の最中に生まれる「仕手戦」です。

さて…恐いけれど…ここまで言った以上、100株だけ川崎汽船を買いに行きましょうか…今の株価は960-9430-9130-9360=2429900(10:05)ハイ、今9360円で100株のお買い上げです。馬鹿です。昨日買って置けば良いものを…馬鹿は死ななきゃ治りません。

同時に…明日、銘柄発表のK君も…何故か、本日は高かったのです。此方の本日は455-463-452-455=182100(10:09)ハイ、今455円で2000株のお買い上げです。昨日は435円で買ったのですが、本日は455円です。448円に指値を入れたのですが…買えませんから仕方ありません。此方は割安株の部類です。このM&Aは、これから日本企業に取って、是非とも…活用すべき経営手法です。

ルネサスエレク(6723)の週足推移

長年、割安で放置されていた「ルネサスエレク」(6723)は、世界一の車の半導体提供会社だったのです。車のCPUとも言える中核の半導体を提供していましたが、何故か…万年市場評価が低かったのです。しかし外人投資家からは評価は高かったのです。何しろ世界シェアがナンバー1だったからです。

ところが…日本は「村社会」です。トヨタの値下げ要請を受け入れて…正常の評価を受けていませんでした。今回、初めて…適正利益の概念が「芽生えた」とも言えます。その為に増資をしたので「需給バランス」は悪く、仕組債が使われています。

もし早くに適正利益の概念があり、昔の経営者がトヨタの要請を断る勇気があったなら、今回のような半導体不足の混乱は生まれなかったかもしれません。適正な設備投資も出来ないほど…トヨタからの要請は、絶対なのです。これが村社会構造です。故に日本製鉄の橋本さんの自立した対応が光ります。村社会は、「みんなで貧乏をする」論理です。競争を認めません。建設業界も然りです。

もういい加減に、正当な競争をして「切磋琢磨」すべきでしょう。官僚は業界のまとめ役のような旗印を降ろすべきです。山一証券の倒産の意味を考えないとなりません。株式持ち合い構造が消えて、本当の意味での「競争社会」です。だから…「京都銀行」(8369)の対応が注目されます。分かりますかね。「東芝」(6502)に、早くから注目したのも同じ背景です。

まもなく…外人投資家は大挙して、日本株を買いにやって来るでしょう。議決権の意味を経営者は理解しているから、「配当性向」の話になります。最近はどの企業も、必ず…この目標を発表するようになりました。適正概念を持たないと競争社会で勝てないのです。

日本は兎に角…無駄な経費が掛かります。村論理で生きている企業が多く…経団連などの組織を始め、様々な業界団体があり、天下り構造になっています。メディアは、なかなか真実を伝えません。仲間の都合が悪い真実は伝えません。そうして組織を守ろうとして平気で仲間を裏切ります。地検の黒川さんの賭けマージャン事件は、その表面化に過ぎないのでしょう。氷山の一角でしょう。

K君の週足推移

歩合セールスは、そんな後ろ盾もなく「一匹狼」です。そうして自腹を切って、追証になり、カタルのように仲間の損失補填をして本物に道を歩むしか「生きる術」がありません。組織の後ろ盾はありませんからね。今回のK君は478円を抜けると…「青空」です。やはり相当の売り物を覚悟して…相場に臨まねばなりませんが…抜けたら、その果実は、きっと大きいのでしょう。だって、これだけ業容が拡大して…この株価評価は、やはり異常な現象でしょう。

K君の業績推移

明日、この真価をカタルは、市場に問います。日本は果たして新しい時代に入って居るかどうか? その成否の一つの現象かもしれません。Jトラは465円の指値を入れたのですが…こちらも全く刺さりません。此方は「仕掛け筋」が関与しており、彼らの動向次第でしょう。

「ソフトバンク」(9984)が高くなってきました。昨日、久々に200株だけ買ったのですが…これだけナスダックなどが下がっていても「アリババ」(BABA)の株価は確りしています。やはりゼロ・コロナからの中国経済の失速に、相当…神経を使い始めています。習近平体制の真価が問われており…盤石とみられていた体制にも「綻び」が見られます。だからこそ…強引な軍事行動も懸念されます。軍部の力は増しているようです。

まぁ…転ばぬ先の杖で…心配を挙げたら、キリがありません。だから…起こった時に対処をすれば良いのです。何事もパッパラパーが一番です。パッパラパーのカタル君は、また明日。



amazon.co.jp 全品に拡大 無料配送キャンペーン実施中!詳細はこちらをクリック。

関連記事

  1. 2022.01.28

    1/28
  2. 2021.08.27

    8/27
  3. 2023.06.26

    6/26
  4. 2020.02.17

    2/17
  5. 2016.02.05

    2/5
  6. 2017.06.07

    6/7
2024年11月
« 10月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
株式投資関連の本