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かたる:この所、明らかに「投げ」が一巡しているようです。でも、まだ安心はできません。何しろ古河電工やSUMCOでも分かるように…一度、カタルは底入れをしたかな?…と勘違いをするような「戻り相場」がありました。しかし…その後、再び安値を割りましたからね。カタルの短気は7月5日ですが…その後、相場は8月13日から8月16日にかけ底値を再び探りました。

実はこのケースは、結構、見られる現象です。ダメ押しを演じるケースが良くあるのです。だから株式市場には「売りは早かれ、買いは遅かれ」と言う諺があるのでしょう。カタルは、結構ユトリがあったのに、買っても、買っても回転が効かず、結局、追証水準に追い込まれました。

ただチャートを見る限り、まだ新安値を更新し続けていますから…カタルが考える「進化論」は、市場からの支持を得られず、一般的な解釈は、モルガンスタンレーのような景気後退期に突入するという考え方が、多くの支持を得ているようです。WSJにも…SP500の新高値更新を疑えと言う声がレポートに載っています。

この考え方もあり得ます…からね。株式相場の場合、「二番天井」と言う言葉も存在します。チャート論も、なかなか難しい。企業業績はそんなに悪くはなく…構造改革が継続しているようにも見えます。古河電工やSUMCOなどは新安値を更新していましたが、三菱UFJは二番底を探る展開で、底入れの形は崩れていません。7月5日のカタルの短気の株価位置が下値になって、次のステップに移行出来そうな展開です。

でも市場マインドは、かなり弱いように感じています。 何故なら…スルガ銀行などは簡単にストップ安になりました。 でも逆に、好材料が飛び出たIIJ(3774)は寄り付きが2188円で、その日は2244円でした。本日は2273円ですから…マズマズの値動きですが、これだけ見ても市場マインドの状態が分かります。

仕掛けるタイミングも難しいのです。素質のある株を、どのタイミングでやるか? 下手をすれば…相場を壊しかねない「シコリ」を作ることもあります。だから上げそうで上げない、下げそうで下げない相場展開になるのでしょう。でもお盆も終わり、台風も通過します。ソロソロ…年末年始に向けた新しい胎動が芽生える時期でしょう。

故に市場を注意深く観察して…出来る事なら躍動感のある株には、みんな唾を付けて…相場を観察できるユトリがあると良いのでしょう。カタルの場合は貧乏人なので、とても、とても…その水準を保つ事は出来ません。困った性格です。そもそも年初から今年は難しいと述べていたのです。この有様で負け組に転落ですからね。何とか…後半相場で形だけでも創らないと駄目ですね。

IIJはマズマズで、スルガは買い気配スタートですから、売り人気は一巡するのでしょう。下げ波動を払拭できるか…の判断は難しく、カタルはいつも言っていますが、前の二つの山を越えることが最低条件です。そうして移動平均線が上昇し出すのが正常な転換のパターンです。前回、古河電工は、もうちょっとでしたが、結局、駄目でした。これじゃ…再びやり直しです。SUMCOも200日線が下降に転じました。時間が足りなかったのでしょう。

ジャムコの日足推移

その点、先に調整入りした、でも少しクラスが小さいから参考になるかどうか…。カタルが取り上げた「ジャムコ」(7408)は、本日も高く、完全に高値圏に入って来ました。先駆する事例です。 カタルが取り上げたタイミングは、的確で…実に素晴らしい紹介のタイミングでした。自画自賛です。

カタル自身は4月9日に2170円で200株を買い、その後も、何度か…売り買いを継続していました。これだけ…やっていれば大正解でした。結果論は、評論家ではないから…クドクド言いません。カタルは既に売っていますからね。馬鹿野郎です。

つまり下手な「進化論」などの拘りを捨てて、素直に「相場の声」に耳を傾けるべきだという事でしょう。でも今のカタルには、これは無理な注文です。下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる口なのです。もともと素質を秘めているから、カタルが狙う訳ですが…その素質が開花するタイミングと、自分の行動がピッタリ合うようにするのは至難の技。余程、ユトリある行動がとれる金持ちに成らないと…いつまでも負け組のままで人生が終わります。

でも…過去の結果論を見て貰うと分かりますが、カタルの精度は、かなりのものです。カタルが買ってやられた株を買っていれば、かなりの成果を得られるのでしょう。あとはカタルレポートを、読者がどう利用するか? その問題です。

でもメルカリ(4385)は止まりませんね。このままでは3000円の公募価格も怪しいようなイメージです。先日、カタルは3800円で100株を買ったのです。でも幸い追証水準でしたから、トントンで逃げたら、この有様です。これは大和が、幹事だったのでしょうか? 通常は…専門家が公募価格を決めますから、妥当株価なのでしょう。どっちに道、下げている時に買うのは、カタルのような馬鹿がやる行動です。古河電工で学ばねばなりません。

いくらユトリがあると言って…軽い気持ちで始めたトレードで痛い目にあっているのです。いくら馬鹿でも…時間をおかず、まだメルカリで、同じ馬鹿を繰り返すわけにもいかず…でも魅力はあります。スルガも…実は、地銀を狙う事は前からの選択肢の一つだったのです。兎に角、割安なので…名目時代なら、宝物に変化すると思っています。故にスルガを100株だけ買って、カタルの相場観を試している訳です。

カタルは評論家とは違い、自分自身で、いつも自分の考えを市場で試す実験を繰り返します。その為には大量の資金が欲しいのです。今の状態では直ぐに底割れです。とてもブツブツ投資を、年間を通じてやれる資金量ではありません。

故に銘柄を絞らねばなりません。狙っている株は、これから期日を迎えます。多くの株は1月高値です。この株もそうなのですが、4月の戻り相場で、意見対立から出来高が膨らみましたからね。だから一般株と時間推移が違うのでしょう。10月かな? このまま上がれば…それで良し。

最近カタルは、かなり真剣に勉強しています。何しろ、お金を貰って有料会員向けにレポートを書いているから、いい加減な態度では臨めません。心地いい緊張感を生んでいます。会員全てがプラスになって、しかもカタルのような水準まで育って欲しいと、願って原稿を書いています。

NPC(6255)なんかも、あの時は上手く育たなかったけれど…やはり素質はあるようで、結構、強い動きを展開しています。

市場ではジャクソンホールが、どうのこうの…多くの人は、目先の動きに惑わされ過ぎですね。それぞれの株価には「株価位置」と言うものがあります。ジャムコはそんな選択だったのです。株価位置は、時間が決めます。時間の推移が株価を固めるのです。この意味が理解できるでしょうか?

多くの人は、仮の姿の株価で株を買います。株価の上昇過程で株を買うという事はそういう事です。200日線上で位置するような株価が、一般的には妥当株価なのでしょう。なにしろ、200日間の試練を受けて評価された株価です。メルカリの上場は6月19日です。だから幹事証券が決めた株価が正しいとは限りません。市場の試練を受けてないからです。

でもやはり魅力的な出来高になっていますね。今は194万株です。3410-3470-3335-3370です。でも…どうしようかな? スルガと同じで…後場寄りにまた100株を買ってみるか…。先日のものは売ってしまったのです。

でもカタルは、米国ではメルカリモデルは通用しないんじゃないかと疑っています。何しろ、米国は資産価格の上昇を前提とした完全な名目経済を歩んでいます。だから中古の需要があるのかどうか…もともとメルカリは実質経済時代に生まれ育った株です。日本とは違い多民族国家で、人を騙して生きる人は大勢いますからね。日本人は従順だから商品価値があるのでしょうが…。色んなリスクがあるのでしょう。一度も決算数字を見たことがないし、説明会も聴いたことがないけれど…やはり関心はあるのです。

さて…本日も内容がないゴタクの原稿内容です。今日は「相場の観察」の話でした。IIJやスルガから、メルカリと原稿は流れていますが…核になる銘柄の動きが、全体の流れを決めるから…ソニーなどもそうですが、株価の値動きを良く見てないと相場観が掴めないのです。

プロはいつも株価ボードを予測しながら、相場を眺めており、自分の感覚で株価が動くかどうか…考えながら…株価を見ているのです。その頭の感覚を原稿にしたイメージです。

証券マンの参考になれば…と思っています。それでは…また明日。



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