かたる:休み続いたせいか…頭の中が「ポーッ」としています。まぁ、カタルの頭はいつもの「ポーッ」としているのですが…。輪をかけています。
指数は大きく飛びましたから、此処では「個別株の戻り」が試されるのでしょう。順番に出遅れ修正が始まると思われます。
そうだなぁ~。代表事例は小野薬品でしょうか? 2016年4月12日に今の株価に直すと5880円(1:5の株式分割)前後の高値を付けています。その後は一貫して調整をしていました。昨年夏から上昇を開始して、今年4月に戻り一杯から売られ(臨床の競争に敗れる)、そうして…今は再び戻りを試しています。
株式を商売にしている人間にとって…上下に激しく動く株は好まれます。逆に変動率が乏しい株は、人気がありません。みずほなどは、このボックス圏の動きは長いですね。まぁ、配当利回りで文句は言えませんが…株として証券マンが扱うには論外です。かれこれ5年程、この水準です。昔の銀行株を想い出します。昔は、管理相場時代が長く続きました。
機関投資家のベンチマークはTOPIXなどの指数なのでしょうが、個人投資家は値動きが命です。証券マンを長く続けると、自ずと…会社により変動率の大きな会社と小さな会社の区別が付くようになります。そうして「好み」が生まれます。カタルは手数料に追われる毎日が続いていましたから、大型株は苦手です。どちらかと言えば小型株好みです。
故に四季報をみる時に、株主構成を気にします。先ずは「浮動株率」かな? それから「株主数」なども重要です。メールを読むと、「株価位置」を考えない人が…殆どです。○○はどうか?と良く聞かれますが、大概は、ここ1年間の高値圏の株ばかりです。下値で、注目した人を見たことがありません。
先日、カタルは赤字になったJ・TEC(7774)を、皆さんと一緒に買いました。1200円割れの水準は、この株にとって安値圏の株価位置だからです。この株、カタルは2012年の頃(急騰前)に推奨しました。それから一貫して注目しています。
そろそろ新ステージ…と狙ってはいますが、なかなか難しいようです。もともと、世の中には膝関節に問題を抱える人が多く、年を取ると、多くの人がひざの痛みを訴えます。故にジャックが発売された時は、大変なことになると思ったのです。でも実際の認可は限られた適用で一般化していません。
副作用などの問題はなく、時間の問題で一般化するのでしょうが、技術進化が遅れているのか…、なかなか適用範囲が広がりません。町医者が簡単に手術できるようになれば…凄い高収益企業になり、J・TECの株価は100倍程度になっても、なんら不思議はありません。それほどiPS細胞を使った「人工臓器」の夢は、大きなものがあります。最後は培養技術の問題でしょう。応援の「し甲斐」があるというものです。あの時は1150円程度で買っていますから、もう100円ほど上昇しています。
つまりこの事例から、減益でも、赤字転落でも…「株価位置」が問題なのだという事が良く分かる事例でしょう。どんなに良い材料でも…株価が移動平均線から大きく離れると乖離問題が生じます。乖離問題とは何か? 潜在的に利食い出来る人が大勢いることを示しています。
通常、強い株でも52週線の乖離は、問題になります。200週の乖離も問題です。今回の調整では、古河電工もSUMCOもこの200週乖離がマイナスになりました。ここではソニーを事例にしましょうか…この状態をみると分かりますね。200週乖離が100%を超えるようになれば…当たり前ですが、警戒を要します。
SUMCOだってそうですよ。 2度も超えています。古河電工もそうですね。基本的に100%を超えるような乖離なら、どんなに良いことを言われても投資の対象から外すべきでしょう。本日は「株価位置」の話をしています。
毎日、カタルのレポートを読んでいれば…自然に身に付くと思っています。市場原理は上手く出来ています。基本は競争を阻害しないことです。ところが日本は既得権力者の力が強く、産業育成の考え方が明治政府以降、政策サイドに強く残っています。半導体の失敗をみれば分かると思うのに…同じ失敗を繰り返す日本の政策官僚たちです。この背後には様々な利権争いが働くのでしょう。だからもう少し…消費サイドと言うか、国民目線で物事を考えると良いのだろうと思っています。
牛肉は、流石に和牛の方が美味いと思いますが…牛丼などは輸入肉でも美味しいですね。マズマズ食えます。豚肉など、カナダ産の方が国内ものより、質が上で安く感じます。カタルは女房が働く、髪結いの亭主なので、買いものに毎日出かけますから、良く知っています。自由にすればいいのです。チーズの価格の高さはどうしたものでしょう。あれは高いですね。国内農家の保護育成なら他の方法があると思いますが…参入障壁が高い為に、どんどん高齢化しており、完全に負け組ですね。農業への企業参加を促進させないと日本は、もう手遅れです。個人レベルで勝てる領域ではないでしょう。
ここでは…鉄鉱石や石炭を使う新日鉄は、なかなか鉱山開発をして来ませんでした。原材料の入手が困難になって、初めて高値圏の相場の時に参加表明をしたのかな? 山崎パンは小麦の生産をやっているのでしょうか? 原材料を輸入に頼っている食品企業は、是非、材料の確保の為に、一次産業(農業)に進出して欲しいものです。
三菱UFJの株価が720円台の戻り…カタルのあの時の感覚はやはり正しかったのでしょう。問題は、自分の「力量配分」です。多くの人はこの配分が難しく…挫折します。カタルもその部類なので偉そうに言えません。東邦チタンは1000円を割れており、いくらでもあの時に買えたのです。
ここから個別株も戻り相場に入る筈です。直ぐにガンガンは上がりませんからのんびり構えればいいのでしょう。カタルの評価損もみるみると…減っています。古河電工などの株価の行方は注目されますね。この株は売られた優良株、SUMCOなどの動きに先行しています。果たして戻り相場がどの程度のものか…此処では小野薬品が先行事例でしょう。代表的な銘柄を掲げているだけの話です。カタルの見ている銘柄は限られていますから、他にも同様のケースが多数あるのでしょう。本日は株価位置の話をメインに話しました。
忘れていました。昨日のマジックはチャートの時間を変えています。採り上げる時間により、受け手の印象は変わります。
さて…有料会員に応募の皆さん、全員に返信メールをしました。もし届いてない人が居たら、お手数ですが…もう一度、メールをください。
今回も多くの方が、選に漏れ…申し訳なく思っております。基本的にこれまでの応募回数、購読期間などを考慮して選択しました。ゴメンね。またチャレンジしてみて下さい。でも有料情報は、お金分を多少は考慮していますが…、所詮は、同じ人間が原稿を書いていますから、公開ページと大きな差はありません。
継続を希望された現会員の方には、新しいパスワードを昨日メールにて送付しました。届いてない人が居られましたら、お手数ですがご連絡ください。
皆さんの応援に…感謝いたします。