かたる:ようやくNY市場でも利上げ「打ち止め観測」が浮上しているとの事です。12月の利上げ(9回目)の可能性は残っているとの事ですが…市場の読み通り、来年は1回あるかどうか…に変化しています。この報道を受け三菱UFJの株価は610円台に入りました。果たして割れるかどうか。たしか…608円でしたね。
今年は一貫して、この「債券のフラット化」の話をしてきましたが、でも実際は逆イールドにはなっていません。過去の事例では逆イールドになり、それから2年もの国債の金利が下がると…株価は大きな下落を迎えています。カタルは正しい政策が実行されるなら、景気拡大は永遠に続くと考えています。でもなかなか正解を続けるのは難しいのです。日本の事例は間違いだらけの政策実行です。
ダヴィンチを上場廃止に追い込んだ金融庁を始め、日銀の間違った金融政策から…東京地検の判断も影響を与えます。今回のゴーンの逮捕は海外からみれば、奇異に映るかもしれません。やはりルノー支配を免れたい日産側のクーデターとの評価が正しいのかな? この動きに地検が加担したのでしょう。
この動きは、過去の日本空港ビルディングやブルドックソースなどと同じ次元の鎖国政策に見えなくもありません。日本は難しい…と思います。日本人のカタルでもそう考えています。社会主義国のフランスと似たようなものでしょう。
11月8日の日経産業新聞にSUMCOの社長談話が載っていました。カタルの推察通りの内容でした。企業業績は落ちませんね。問題は次の伸びが、どの時点か…と言う問題です。この動向を探るのは難しい。インテルのCPU不足も影響していました。此方の記事は今の実態を良く表しています。東芝の株価にも影響を与えますから、重要ですので読んでおくと良いですね。
中国のスマフォメーカーはすごいですよ。サムソンのシェアが消えました。今度はインドに火がつきます。同時にホンハイの人員削減の話が市場の話題になっています。アップルは早く次の革新技術を確立しないと駄目ですね。やはりAIだろうと思っています。喋るスマフォです。カタルはAIスピーカーとスマフォが一体化するんじゃないか?…と考えています。最後はロボットも…。
このSUMCOや古河電工などの株価推移が全体の下値を決めるのでしょう。たぶん既に下値は確立されており、上昇波動に移行していると考えています。でも先ほどのNAND市況解説のように非常に鈍いのです。これは米中貿易なども影響を与えています。
FRBの利上げ打ち止め(休止)観測が、市場に浸透すると中間反騰(進化論)の相場が鮮明になると考えています。今はその端境期なのです。日本の場合はソフトバンクの資金循環が、ずれますから…多少の影響を受けます。でもこれは、吸い上がる訳ではなく時間がずれる印象との実感です。だから上場は12月19日かな? 急速に市場はそれから上昇するのでしょう。こんなイメージで相場を観ています。
この金利上昇打ち止めの市場浸透度の目安としては、「三菱UFJ」の株価が、一つの「整合性」の要になります。ポイントですから株価を観察する必要性があります。ケネディクスも同じようなものです。株価が下げているから心配かも知れませんが、もう決まっています。この下げは上がる為の「必要条件」です。
でも驚きましたね。東芝は、もっと買っていたと思いました。でもあまり応募がなかったのですね。今度は市場から買うと言いますが…高値を追ってまで買いません。一応、メンツは立っています。でもとてもあの金額を市場から買えません。だから3800円以下は買い場でしょう。目先は…もう一度、山場があるのでしょう。
でも…先ほどのマイナビニュースの服部さんの見方が、どうなるか? この話と、これから話す東邦チタンの話も関連しています。皆さんには、この「市場の整合性」の意味が理解できますかね。
ここでまた同じことを繰り返しますが…大切なのでよく憶えておくと良いですね。読者の多くは自分が持っている株価しか見ていません。だから市場リスクの話をしても、意味がチンプンカンプンです。株価の決定要素の大半は全体の市況が握っています。
カタルは今回、読みを間違えました。分かりますか? カタルは米国の減税効果がスマートコミュニティーの投資に結びつき、一気に進化速度が速まると考えていました。でも実際は、過度の期待値が剥がれています。その為に米国のFAANG株は1兆ドルも時価総額を失いました。更に、市場の予想以上の業績を打ち立てても、株価は下がっています。
この意味は時間を置かなくては駄目なのです。カタルの読みは時間がずれても…必ず、やがて訪れます。でもワンタイミングのズレが生じています。
市場の動きは政策動向の影響を受け、米中貿易摩擦が投資意欲を軽減させました。その為に時間がずれたのでしょう。カタルは、この読み方を間違っていました。株価動向を見て…実際の現象と関連付けて未来図を考えます。この繋がりが「市場の整合性」です。ケネディクスの株価と三菱UFJの株価は繋がっています。名目時代の確立です。
先日、三鬼商事の空室率と賃貸料の関係を見て、ようやく賃料が上昇してきました。「期待値」が生まれ始めています。今の日本経済は、ようやく…名目時代に転換し始めています。でも今回の地検の動きは実質時代の動きですよ。このように綱引きが行われています。スルガ銀行もそうです。
借金が増えていますが…景気の上昇速度が速くなれば、こんな経費は直ぐに回収できます。事実、中国は天安門事件以降、素晴らしい政策を実行し、的確な成長を遂げています。共産党一党支配で情報をコントロールしているから、出来るとも言えます。その代り人権侵害などの犠牲を生んでいます。
カタルはスルガ銀行やゴーン逮捕の動きには反対です。ルノーの支配下になってもグローバル支配が進めば…進化は早いと思っています。何しろトヨタは自前でやっていますが、日産はグーグルと組んだのです。彼は素晴らしい経営者、その報酬を適正に払わない社会認識を変える必要があるのでしょう。そう考えています。でも、今の所は…です。
今回の移民問題も、日本人はひどい扱いですね。失踪者が出ることが問題ですが、対処していません。矛盾があります。もう大手メディアでは隠せないのです。真実が強いのです。本物が上に行く時代です。カタルはその実験をしています。一応、一歩ずつステップアップしています。あとは実績です。でも今年はトホホの繰り返しです。果たして、東邦チタンが綺麗に立ち上がるかどうか…。
今日はスペースがなくなって来ましたから、簡単に述べます。まだ時間があります。そう慌てることもありません。でも…まもなくです。
昨日、決算短信を読みましたか?
東邦チタンは現在、二つの収益源から、会社の売り上げが構成されています。セグメントを見ると分かります。このセグメント別の売上高を観て下さい。金属チタン事業、そうして機能化学品事業の二つの分野から売り上げが成り立っています。
金属チタンは主にスポンジチタンで、航空機や海水淡水化プラントなどに利用されます。熱交換機器もそうですね。もう一つの機能性化学品の利益を支えているのはMLCC(積層セラミックコンデンサ)の需要です。
ここで近年注目されているのが、このMLCCです。村田製作や太陽誘電の株価が春から夏かな? 大きく上がったのは、この影響によるものです。通常、新しい製品を出すと単価はドンドン下がり、一気に普及していきます。ところが…このMLCCは需要が増すばかりなのです。ではこのMLCとは、何か? 此方のページを読んでください。
コンデンサーの特性を広範囲にカバーしていることが分かります。近年、高性能のスマフォ需要を始め…テレビ、ロボット(工作機械)や車の電装化に絡み、どんどん需要が伸びている分野です。だから村田も太陽誘電も、新工場を建てて増産をしています。その素材を提供しているのが東邦チタンです。ニッケル粉や高純度酸化チタンです。
セグメントを見ると…金属チタンの売り上げは122億01百万円に対し、営業利益は10億51百万円です。つまり8.61%です。一方、機能化学品事業の売り上げは79億83百万円で営業利益は27億02百万円です。此方は33.85%の利益率です。かなり儲かる事業です。しかも…未だに増産要請が来ています。だって村田も太陽誘電も…他にTDKなどもありますよ。新工場を建てるほど好調は続いています。
SUMCOの社長はこう述べています。「新工場を建てるほど、利益を得ている訳ではない。」と11月8日の日経産業のコラム。 分かりますか?
SUMCOは前回、大型投資をして失敗しました。その為に今回はラインの増設に留めて対応しています。メーカーにとって工場の新設は冒険なのです。時期を間違うと赤字に陥り経営破たんに追い込まれます。シャープのケースを観ると分かります。亀山工場は大成功を納めましたが、堺工場を新設したために、倒産の危機に遭っていました。
操業率も利益率に大きな影響を与えます。今日はもうスペースがないから、この辺に留めます。カタルが何故、この年末年始の相場に「東邦チタン」を選択したか? 随時…解説していきます。もう決まっているのです。株価は余程の全体相場の下落がない限り、必ず上がると確信しています。
だから株価が緩んだから下値を買っておくと、年末年始は、笑って新しい年を迎えられます。出来ることなら、まだ時間がかかるので、無理して買わずに…1300円割れを現物でジックリと集めると良いのでしょう。先ほどの「市場の整合性」の話です。
プロは僅かな時間の読みを、的確に読もうとしています。出来高が問題なのです。カタルはもうロケットは発射台に移動していると考えています。早ければ…来週あたりから…でもやはり再来週かな? そんな感覚です。三菱UFJの株価位置が重要なので、よく観察しておきましょう。それでは…また明日。