かたる:日経平均株価は、すごい連騰をしていますが…個別株動向は指数に大きく負けています。古河電工やSUMCOを観ると分かります。ソニーなどが指数に近い動きをしています。逆に、一般読者と言うか…投資家の多くは、高値圏で株を買う傾向が強いので古河電工やSUMCOの動きに、自分の持ち株の動きは連動しているのでしょう。
この違いは…おそらく日銀のETF買いの影響でしょう。同様の現象はバブル期もありました。バブル期の相場は1987年に天井を付けていますが、それから1万円ほど…指数だけが上昇する相場でした。でも多くの銘柄は、その後の高値を付けた1989年は、1987年の高値を抜く事が出来ずに…二番天井を付けて下落しています。
カタルは日本人が変化すべきだと思っています。日本人が市場原理を受け入れる精神構造に変わるべきです。日本人は好きですね。うちのおばあちゃん、なんと「貴乃花が辞めた…」と騒いでいました。メディアも、この話題ばかりです。くだらない話題に終始する日本人。井戸端会議の話題は芸能人の動向でしょうか? カタルにはサッパリ理解できない思考パターンです。他人は他人、自分は自分です。
その為には、メディアの人達を証券マンは勧誘すべきです。NHKを始め、日経新聞など…。でも日本はインサイダーとか、何とか…言い訳を言い、官僚も株取引を毛嫌いします。この構造が問題なのでしょう。本物の人材を育てるべきです。
安倍さんは、是非、政治家をはじめ、官僚も株取引を積極的にさせるように、様々な制度を改善すべきです。インサーダーは、別の法律があり問題ありません。此処の改善なくして、メディアの偽物社会は変わらないでしょう。メディアの改革論なくして…日本の村論理も変わりません。
まぁ戦後、マッカーサーの日本人ロボット化教育が、根付いているのでしょう。日本人の資質が劣化しています。「村論理の付き合い」を、どう消化するか…。学校のいじめ問題も似たところがあります。集団性の概念より、個性を、もっと尊重すべきでしょう。株式取引を観ると良く分かります。市場と言うのは、本当に…社会の縮図です。様々な株価の動きの背景を考えるとそう思います。
さて米国株の動向を受けたのか…昨日は何を懸念したのか…古河電工は大幅な下げを演じました。たぶん買うための演出ではないかと考えていますが、どうなのでしょう。カタルは小野薬品を先行事例に選び、皆さんには、今後の動きは、小野薬の推移と同じような経過を歩むと事前に伝えています。小野薬→古河電工→SUMCOの順番です。そんなイメージを持っています。
その小野薬品、カタルは今春に、一度、仕上がり宣言をしました。そうして僅か500株だけ残し、他は売ったのですが…その残した500株も、追証騒ぎで売る羽目になりました。
でもその過程で3000円を割れて来たので、2800円前後で買っていましたね。その株価、本日は53円高の3263円です。如何でしょう。やはり3000円割れから買い下がった行動は正しかったでしょう。でも時間推移を間違ったために、タイミングを上手く捉えていません。
同じことが…古河電工でも、これから起こると思っています。このような調整過程は非常に参考になります。一つの相場が終わり、調整して、再スタートする事例として、小野薬品の動きをレポートでは伝えています。それを古河電工が追っている訳です。この古河電工を追って、この後にSUMCOは続くのでしょう。そう考えています。安川電機も…そうでしょう。業種はそれぞれ違いますが、相場がひとつ終わり、「調整」という過程の検証です。
最初は高値覚えがあり下げの過程で買いますが、その下げが続き…だんだん諦めに変化していく心理の動きが、此処では分かります。通常、人間は2年程度しか…感情が持続しません。だから…下値圏で2年待てばいいのです。それでも相場が上がらない時は、諦めた方が良いのでしょう。何らかの…「選択の過程」が間違っているのでしょう。
高値をすんなり取れなければ…下げるしかないのです。時期が到来してないか、市場のコンセンサスが得られないのです。「自分よがり」の相場観は、捨てるのが筋です。株式投資は美人投票です。みんなが良いと思わなければ株価は上昇しません。カタルはケネディクスが、何れ…一株利益100円台をあげられる器と述べています。その時に日本の地価は上がり続けるという心理が生まれると…PER100倍まで評価しますから、株価は1万円と述べました。
この心理、今はスマートコミュニティーに傾いています。AIや量子コンピュタ、iPS細胞など遺伝子やビッグデータなど…の関連です。この選択は社会変化により変わります。ただ米国はすごいね。テスラやアマゾンなど…赤字でも夢を抱き続けます。しかし日本人は駄目です。この意識変化は、政策が影響しています。実質社会と名目社会構造の違いです。
どちらがポジティブか? 他人を叩く構造の社会が、楽しいのでしょうか?
だからカタルは、いつも「寛容な社会構成」を訴えています。パッパラパーと生きればいいのです。良い大学の選択が正しいの? 近畿財務局の自殺は、たぶんノンキャリアです。財務省はキャリアかな? 折角、東大を出ても幸せかどうか。幸せ、幸福とは…どんな選択なのでしょう。
ネットのページを見ていても…他人の批判が多いですね。そんな人間は、何が面白いのでしょう。「他人の不幸は蜜より甘い」そんな比較はやめましょう。自分は自分、他人は他人です。みんなに同調を求めても…他人は自分を助けませんよ。
必ず…同じような動きで連動するわけではありませんが、調整過程を考える上で…シコリ感が強いと当然ですが調整が長引きます。小野薬はあの最後の高値、あの時、カタルは仕上がり宣言をしましたが、野村は強引に…、力で小野薬を持ち上げました。その分、調整が長引きます。でも古河電工は…あまり見てなかったけれど、一部だけの人間ですから、調整は早い筈です。
だから…「そーせい」(4565)は大変です。2年では底入れしないのでしょう。一つの大相場があると、何年も、何年も…調整の凪が訪れます。