かたる:ようやくファンドの決算も終了したように感じています。FRBへの圧力も終わりでしょう。 12月は利上げで難しい景気の読み筋はこの辺りで揺れています。ISMは良く…物価もマズマズですから、急浮上してきたゴロデロックス相場の復権も視野に入っている様子です。
この行方は米中貿易戦争の行方次第でしょうが…米国への圧力を掛けながら交渉している習近平政権は、一定の面子を保ち打開するのでしょう。共産党内部もZTE騒動に至る前に妥協すべき…との意見もあったのでしょう。反対勢力にとってのファーウェイまで来たのは、ある意味で勝利です。習氏の汚点になりました。でも難しいものです。情報の扱いは…。どう方向性を出すか?
あとひと波乱あるとすれば、FOMCを控えた18日頃でしょうが…でも19日にはソフトバンクが上場しますから、資金の還流が起ります。だから今日のSQで、概ね…終わりでしょう。読者の人は、もう心配ないと思っています。大きな乱高下の時期はまもなく通過します。遅れていたアノマリーの年末年始高の開始でしょう。
小さな動きから下値の確認作業終了の機運が高まり…上昇を開始すると考えています。まぁ、外れっ放し…なので、この見方は説得力がありません。
逆金融相場の意味を理解してない人も多いのでしょう。カタル自身が駄目なのです。所詮、駄目相場だと思っていましたが…でもその中でも先日観たユニー・ファミリーマート株のような存在もあり、バブル期に指数絡みで買われた東宝(9602)も、同じような株価波動です。結局、日銀様の力は強く、来年、再来年と名目時代の確立が見られるのでしょう。景気も「いざなぎ」を超え、戦後2番目の波動です。来月には最長に並び、2月は未踏の領域とか…。
ECBは量的緩和を終了しテーパリングに入るのでしょうが、国債の再投資は続けるそうです。マネタリーベースの拡大に動く日本は、この力でアジア圏をどの程度、引率できるかどうか…。食品株が髙かったのも、この辺りの覇権と言うか…。シェア拡大を念頭に置いたものでしょう。 日本の低金利はアジア圏に活動を移す材料になります。成長力は高いままです。中国から資本の流出が起り…アジア圏の経済活動は活発化しています。
やはり来年は元号改正もあり、比較的…明るいと思っています。景気後退観測が盛んですが…FRBのパウエル議長の裁量に影響されるのでしょう。 問題は資金量の減少です。FRBもECBも量的緩和を終了し…日銀と中国だけです。民間の金融は依然、ドイツ銀行などの整理にまごついています。だから…カタルは金融規制が厳しすぎると…ずっと思っています。まぁその分、金融体制は強くはなりますが…危機を迎えずに体制転換が完了するかどうか。
景気も株価も…要するに資金量がモノを言う世界です。もしお金が潤沢なら、追証などならずに買い続ければ、1年半も我慢すれば、多くの株は上がり始めます。通常、名目時代の下落相場は、普通の経営者なら1年半が限度でしょう。要するに…株式投資は自分の力量をどう判断して、行動するかと言う問題です。
今、新しい四季報が届きました。東邦チタンの一株利益は52円予想から57.6円に変化しています。問題はこの時期ですから…既に半分くらいは来期の読みに入っています。この来期は2020年3月ですから、まだ全く見えませんが…この数字は53.4円から60.4円に変化しています。僅か…3カ月ですが、こんなものです。
東芝の今期はもう終わりですから来期の予想です。前の四季報では12円(120円)になっていましたが、今度の四季報では171.5円予想になっています。株式併合があり12円か…と、中には勘違いする人も居ます。今度は完全に変わっていますから、なるほど…と思う人も居るでしょう。
要するに…個別株の企業業績予想は、全体相場の圧力に敵わないのです。特に、この逆金融相場は、弱気相場の中でも、最も下落が激しい時期なのでしょう。逆業績の頃は、もう景気の悪化が一般化しており対策が講じられますから、金融相場の色彩を強めます。
この逆金融ではマルピー(大日本製薬=4506)などは強いですね。でもカタルはエーザイの動きを見ても分かりますが、小野薬でもそうですが…下がりませんが上がりませんでした。むしろ中間反騰から逆業績の時に物色されるのかな?
でも日本は依然、日銀がステルスですが…量的緩和政策を実施しており、消費税対策も万全です。財政も過去最高なのです。安倍さんは良くやっています。まぁ、合格点ラインなのでしょう。決して優れているとは思いませんが、イザナギを超える景気拡大です。
この上昇波動が非常に弱く、なかなか流動性の罠を超えられない。ケネディクスの宮島さんの事例をよく出しますが、これほど外部環境が恵まれているのに…なかなか経営姿勢を反転させませんでした。でも彼は一般の人から見れば、早い方です。それほど外部環境に恵まれています。今回の移民法も追い風です。
SUMCOなどは空前の好景気の到来ですが…ラインの増設だけでした。でもこの場合は、前回過度の投資をしたから、その反動があります。何か…いい事例はないかな?
そうですね。本日、日経新聞の空室率の話が良いかな? 「○○年危機」…メディアは大量の新築ビルラッシュを見て、よくこのような○○年危機と不安を煽りました。でも結果はどうでしょう? 株式相場と同じです。
先日カタルは、不安材料は山ほどあるが…と米中貿易など書きました。でも好材料はなかなか思いつきません。今は「万民、総弱気」なのです。意外に…来年の早い時期に、本物の名目時代を迎えるかもしれないと淡い期待があります。
でもやはり本当は再来年だと思っています。どっちにしても…そんなに弱気になることはないでしょう。カタルは本日も、買いを先行させています。どうなりますか…。でもまだ三菱UFJは下値を切り下げています。12月11日の580円で止まったのかどうか…微妙です。本日は580.4円まであります。あちゃちゃ…今、原稿を読み直してしていたら、安値を割れました。
この辺りの「市場の整合性」も、下値を判断する材料になります。今日、後場から一段高してプラス圏に浮上すると良いのですが…何か出ないかな? 果たして、どうなのでしょう。やはりFOMCの通過を待つしかないのかどうか。20日まで、今日を含め…あと4日です。東邦チタンも、東芝も窓埋めです。トホホの世界でアリアンす。
それでは…また明日。