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かたる:カタルは自分の投資判断に、かなりの自信を持っています。理由はブツブツ投資をしていると長くても1年程度で…多くは利食いになるからです。その事例はたくさんありますが、今回は此方を紹介しましょう。昨年の春の段階で読者からPSSを紹介されました。カタルにしては読者に共感する事は珍しく…紹介されたPSSを4月初めに、先ずは663円で500株を買いました。

PSS(7707)の日足推移

その後…しばらく経過して、8月の段階でも468円でPSSを2000株買っています。つまりこの辺りで、カタルは本格的に買っても良いかな?…と思ったのでしょう。でも結局、この株も維持したかったけれど、12月14日(受け渡し日)に294円で投げています。きっと追証の発生の為でしょう。最後の1000株の投げの損金は16万ほどですから…たぶん買値は470円前後なのでしょう。

その株は今回のバイオ株人気により株価は戻って来ており、本日の高値は今の所660円なのです。その様子をご覧ください。昨年4月から11カ月経過して…こんなチャートの感じです。この株はいずれ「プレシジョン・メディシン」と言う世界になり…遺伝子分析器を手掛けているPSSの株価も大きく上がる場面があるだろうと言う観測でした。

でも実際は、その後…資金調達からPSSは下値で株を増やす増資をします。この玉が種玉になり「仕掛け筋」が、新たに参加したのでしょう。でもこの株式は大きくなりません。利益の計上に欠陥があります。半導体の製造装置に似たイメージです。ソコソコですが、継続性の利益のパターンではありません。単発の機器販売に終わり、バージョンアップの技術革新に利益は左右されます。

良いのだけれど…ソコソコのイメージです。4ケタ程度はあり得るのでしょうが…そこから大きく1万円とか…まで、株価は伸びませんね。5G等の技術革新により自社で遺伝子分析までやるなら話は別になります。そうすると…継続性の利益の蓄積型が期待できます。でも現状の機器販売だけでは、そこまでの評価は出来ません。

結局、どの株も「帯に短し、襷に長し」の関係なのです。滅多に成長株と言うは見つかるものではありません。カタルは会員向けレポートで、この銘柄を二度推奨しています。一度はたぶん8月の500円割れの辺りでしょう。そうして今回の上げ波動の初動場面である300円前後で、株式への転換が決まった時です。充分に、カタル自身にユトリがあれば、この銘柄も手掛けていた事でしょう。でも…カタルは貧乏人です。

このPSSに限りませんが、この程度の時間のズレは良くある事です。この手の株式になると株価の変動も激しく半値になったら2倍になったりします。

こんなカスリばかりを経験していると、奇妙な自信があるから、かえって厄介になります。多少、株式投資に自信が芽生えた時が本気モードになり、危ない結末を迎えることがあるからです。カタルはそんな馬鹿ケースもたくさん見ています。最悪は自殺をするパターンです。仲間の中にはそんな馬鹿も居ました。

お金など…どうにかなるものです。一番の問題は「精神力」なのです。心をどう保てるか。どう自分のモチベーションを維持させるか…。多くの人は、挫折を繰り返すと諦めます。中には振り込め詐欺のように、犯罪に手を染める人も出てくるのでしょう。

もともと…この犯罪も「失われた時代」の為に、社会の不公正を嘆き、自己責任を社会に転換して、犯罪に手を染めたのでしょう。カタルの場合は、このレポートがある意味で気持ちの「はけ口」になったのかもしれません。過去のレポートを読むと分かりますよ。如何に政策批判が溢れているか?

でも…そろそろ日本人も、そんな嘆きをやめて、まっとうに…精一杯の努力をする時でしょう。社会の成り立ちを見ると分かります。江戸時代もそうです。カタルは良く時代劇に出てくる田沼政治と、吉宗の孫である松平定信の「寛政の改革」を引き合いに出して時代解説をしています。

「白河の清きに魚住みかねて 元の濁りの田沼恋しき」と言う句(川柳かな?)を引き合いに出して、清貧思想が溢れる現在の実質時代を卑下しています。パッパラパーが、世の中を明るく、楽しくすると思っています。分からないことを、あれこれと考えても…仕方がありません。株式投資の未来など分からないです。だから割り切りも必要なのでしょう。

でも人間は現状を悲観します。そんな時は我慢をして、時間の経過を待つ事です。ブツブツ投資の基本の中では、株価ではなく…時間を我慢する場面もあります。自分の時間軸を大切にして、時代を観察するわけです。株価の中で「市場の整合性」を求めるのです。

アンジェスMG、オンコリンス、PSSなどを見ると、明らかに逆業績相場の花盛りです。でも河津桜は結構長く花を楽しめますが、ソメイヨシノは短いですからね。

その進化論の第一波が終了した古河電工は、どうも…昨日は、野村証券のレーティングの引き下げにより、株価は下落したようです。でも野村証券の主張も一理あります。チャイナモバイルの入札価格が低かったため、光ファイバーの利益率が落ちると言う理由でレーティングを引き下げたとか…。

でも、よく考えると…おかしいでしょう。需要期になれば…製品単価は下がるのが当たり前なのです。4Kテレビを見ても分かります。それが世の中の常識なのに…それを含んでないレーティングを、今まではしていました。と自らの間違いを公表したようなものです。

こんなバカが一流と呼ばれている証券会社のアナリスト? カタルにはサッパリポンです。自分で株の売り買いをすればいいのです。カタルは昨日2990円で公約通り100株だけですが、打診買いをしました。進化論は、伊達ではないでしょう。曲がりなりにも…第一波動の戻り相場で、200日線ラインを回復したのです。

チャートを見ると分かります。この局面で200日線をクリアすることはなかなかないのです。ましてや…古河電工は、逆業績相場の銘柄ではないのです。どちらかと言えば…金融相場から業績相場の端境期の銘柄でしょう。インフラ整備に絡みますから金融相場の色彩が近いのでしょう。

カタルは早い事を承知で…先走る傾向が良くあります。皆さんは、カタルの性格も知らねばなりません。株を買う場合、会社にも癖があります。ケネディクスの宮島さんは保身行動に見えます。でも今回も大幅増配をしていますからマズマズなのです。今年中に更に自社株買いをするかどうか…器量が問われます。逆に東邦チタンの西山さんは、カタルのようなタイプの人間なのでしょう。なにしろ…見込み生産をするのです。

世の中は、いろんなタイプの人間が居ます。その人間に合わせて背景を読まないとなりません。カタルが、何を言いたいか? このレポートはヒントに溢れている筈です。PSSだって…利用の仕方次第で、「毒」にも「薬」にもなります。要するに、読者が自己判断で情報を賢く利用しなくてはなりません。情報とは…利用する側の問題です。全てそうですよ。

あいつに騙された…などの戯言はやめましょう。賢いなら…その性格を利用して判断が出来るのです。日経新聞もいい加減だし、NHKもそうです。メディアは賢く利用しないとなりません。

株価の動きを比較すると、今の相場の状況が分かります。常に、正解は「市場の整合性」の中に存在します。その季節感や時代の進化のスピードを感じながら、少し先を歩めばいいのでしょう。カタルは今回もPSSで失敗をしています。折角のチャンスを活かす事が出来ませんでした。

毎度、お馴染みのチリ紙交換ならぬ…カタルレポートでした。それでは…また明日。



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