12/13

かたる:いや予想に反し…年末間際まで整理に追われるとは思いませんでした。今年は初年度に続き目標の未達が確定し…買値の見直し作業に入りました。東邦チタンを昨日1200円で売ったので、本日は同値で買い直しました。手数料損です。もう一段安もあり得るのでしょうが…どうなのでしょう。

でも東芝は、既にヘッジファンドの決算の終了から、売り物が切れたようにも見えます。昨日、売らなかった東芝を本日は3490円で指値をしていたら売れました。予想外に下げた古河電工を見て、本日は先日、追加で買った古河電工を、わずかな利幅ですが利食いしています。

まだ望みは捨てていません。もう諦めたので…どうでも良い話ですが、なるべく最後まで努力して、目標達成値に近づけようと思っています。

本日のニュースは中国の「製造2025」が「2035」に変更されるニュースです。面子を生かす処置に見えます。問題は…知的財産権だけの話しでしょう。既にファーウェイは世界トップの技術力なのです。研究開発費も兆円単位の資金を使っておりエリクソンやノキアを15%程度、上回る評価のようです。中国の半導体製造装置の輸入も世界トップになり、韓国のサムソンも牙城を脅かされています。

問題は政治の関与です。中国は半導体価格の上昇でダンピング調査を実施しており、米国や韓国を脅しました。この辺りの手段が不透明な対応です。更にネット検索です。言論統制が引かれており、この厳格な対応が問題になっています。監視カメラから人物の特定まで…すごいスピードで管理強化されています。まるでSF社会です。このような監視社会でしか、安全が保てないのかどうか。難しい問題です。

フランスの現状など観ると、人間と言うのは浅ましい動物です。日本でも先日ハローウィンで自動車が横転させられ…監視カメラなど駆使して逮捕者が出ました。カタルのマンション内の敷地にも監視カメラがあり、近くの歩道にも設置されています。

当然、NECなどの技術が注目され、セブンイレブンの無人店舗実験など…オリンピックを控え…一気に実用化時代に入るのでしょう。このスマートコミュニティーのスピードがどの程度なのか? 路線バスのAI自働運転も実用化が始まりました。だからカタルは「進化論」を述べています。

新しいアイディアが芽生えています。まぁ、これは何れ、発表するにして…。少し心境も変化してきたようです。でもいつもカタル君は早過ぎますからね。今回も進化論の考え方自体は、正しいと思うのですが…問題は市場の消化度が進んでないのです。だから…苛立たしい日々が続くのでしょう。通常1年程度だと考えていますが…中には1年半程度も調整を続けるケースも多いのです。年初から…もう1年です。

カタルと同じように…こちらの記事などは、米国大手金融株の動向を気にしています。カタルが三菱UFJの株価をバロメーターとして観ているのと…同じ発想です。ドイツ銀行はコメルツとの合併の為に法令を改正するとか…。最近はイギリスの金融機関の弱体化がささやかれています。イタリアもそうなのですが…イギリスの方が危ないかも知れません。

カタルは世界の中央銀行がテーパリングを急ぐ事が問題だと思っています。たぶん今回の下落作業は、その事への忠告だと思います。だからこの市場からのメッセージを、指導部(FRB)がどう扱うかが…米中貿易摩擦以上に重要だと考えています。

トランプ氏は、たぶん非常に…勘が鋭いのでしょう。FRB批判は彼の我が儘ではなく…この辺りの注目点を、言い当てている可能性がありますが…金利水準だけではないのです。

読者から非常にいい情報メールをもらいました。断ってなかったけれど…皆さんにも紹介しましょう。彼も、きっと了承してくれると思います。此方のサイトです。

この中でダリオ氏が、カタルと同じような懸念から、株価の下落を予測していると言います。カタルは先日、日米のマネタリーベースとマネーストックの推移を検証しましたね。同じことを懸念しています。

この読者は優れています。カタルのポイント解説を、十分理解しているから…このようなメールになり、情報を提供してくれるのでしょう。ありがたい限りです。感謝申し上げます。このような情報メールは大歓迎です。銘柄相談ではなく…考え方の質問は、嬉しいです。カタルレポートの背景にある部分を、充分に理解してないと…このようなメールは書けません。つまり読解力が優れているのでしょう。

今の世界経済の問題点は、「ドル債務」問題が浮上した今年春の時点で、このダリオ氏の考え方の問題が浮上しています。米国内の債務問題も同じです。だから金利引き上げなどで成長スピードが低迷すると…債務が不良化するのです。この考え方は非常に重要です。

日本の元日銀総裁の三重野は、こう述べました。「株や土地が下がっても経済活動に関係ない」と…とぼけた会話を述べたのです。株が下がれば…消費が落ちます。米国では、今は所得の増加で消費は堅調ですが、間もなく落ちます。

先駆する中国の消費は株安の影響で高額商品の消費が低迷し、自動車も11月は前年比で14%減と2桁減で…しかも5カ月連続なのです。年間でも、既に11月までの累計は1.7%の減だと言われています。

更に地価が下がれば…銀行の不良債権などが増加します。こんな小学生でもわかる論理が日銀総裁に理解できないので…バブル崩壊になりました。だからマネー投資と言う科目を作って、中学生から高校生への教育が必要です。知的財産権問題は、平等な環境を保護する問題です。株式投資を通じて、色んな要素を考えさせられます。ゴーン事件は果たしてグローバル論理なのか?

東京地検は優秀な連中の集まりですよ。多くが司法試験をパスしています。ただ市場経済の考え方は疎いのでしょう。自分達の行動が、どう波及するか…が問題なのです。

あの事件が「資本の流入」を阻害するとの反対意見は、内部でなかったのでしょうか? 金融庁もそうです。スルガ問題で名目資産価値を下げると思わなかったのでしょうか? 政策担当者は、目先の問題で正義を貫いては…駄目なのです。高度な政策対応が必要です。特に幹部はそうです。末端は走れば良いのです。正義を追求し…でもトップは、その行動が、社会にどう影響を与えるか? 未来の日本の方向性を決めるのです。

中国は今、習近平氏の面子を保ちながら…妥協の模索を探っています。日本は我慢できず…軍部が独走したために、太平洋戦争の選択になりました。馬鹿ですよ。前進しか考えず、立ち止まるどころか…後退も視野に入れなければなりません。カタルにも言えます。でも買いは易しいが、空売りは難しい。自己の心理戦の戦いです。この処理が難しいのです。

まぁ…読者にこんな心理推移は、つまらない呟きに映るのでしょう。株の話です。カタルは既に決めていますから迷いません。東邦チタンに、東芝を継続していきます。

この路線は不滅でしょう。だって…こんな報道がありますよ。「ボーイング、737型機の納入数が回復 月間ペース上回る  米航空機大手ボーイングは、同社の主力商品であるボーイング737型旅客機を11月に61機納入したことを明らかにした。 納入数は737型機の月間生産ペース52機を上回った」そうです。

今、東芝の3435円が買えました。先ほど3490円で売ったのです。まぁ、要するに買値調整に過ぎません。今度は…古河電工かな? 下がるでしょうか? 今の市場心理は非常に不安定なので…株価は乱高下するのですね。でも、もう先は見えています。でもFOMCの結果が判明する20日まではこの可能性があるのかもしれません。

本日は…此処までです。「市場の整合性」を見て、それぞれの読者が判断して下さい。今、先ほど売った古河電工が2890円で買い戻せました。乱高下の市場も活用すると良いのでしょう。それで…またね。



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