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かたる:先ずは…世界金融の要を担うFRBが「利上げ」を実施しました。この意味はインフレ対応ですが…必要なのかどうか。金融政策効果は「タイムラグ」がかなりあります。この政策の成否は遅行性がある為に、どうしても行き過ぎる傾向があるようです。

米国債の動向

だから10年物と2年物の金利差(スプレッド)を重視しようと言うのでしょう。ただ今回のコメントには「緩和的」の文言が消え、中立金利に近づき…学者によれば「レッセフェール」との評価がありました。つまり放任的な観方になったという事です。

貿易摩擦の事にも触れたようですが…物価は確実に上昇するのでしょう。ただ中国の減速は一次産品の価格に影響を与えます。でも仮に中国が貿易戦争を前提に、国内の落ち込みを緩和するために、公共事業投資(固定資本投資)を増やすと…物価は逆に上がります。この辺りの政策行動が読めません。

今はこの可能性があり、上海総合株価が上がったのです。この動きを受け「東海カーボン」の逆襲を見れば分かりますが…市場は、この方向性が強いと解釈しているようです。

日本も…1985年のプラザ合意から、円高阻止の為、馬鹿政策を採用して、低金利を容認したために「バブル」が発生しました。馬鹿総裁の澄田智の責任です。彼は「失われた時代」の切っ掛けを作った重犯罪人です。

このようなノータリンが日銀総裁ですから、日本は偽物国家です。本物が上に行けない仕組みの村論理です。

この緩和策の可能性があるからカタルは、あの時に東海カーボンの「空売り」を躊躇ったのです。もし一般的な教科書通りの対処なら、空売りの対象です。カタルが、昔、推奨して大成功したVテクも半値になりましたが、ここから更に「空売り」です。

今は、判断が非常に難しいのです。皆さんは簡単に「儲かる銘柄」を…と述べますが、今の時期は、逆金融相場から逆業績になるかどうか…。だから古河電工もSUMCOも半値になったのです。安川もそうです。基本的に市場は教科書通りに動いています。

そこを…カタルは敢えて「進化論」を採用したのです。仮に、この考えが間違っても…どちらにしても中間反騰相場に入り、一旦は、株価は上がると踏んでいますから…敢えて「火中の栗拾い」を狙っています。分かるかな? この解説が分かれば、皆さんの理解度はマズマズでしょう。

先日カタルは…このレポートの活用の仕方として、カタル自身が買ったもので、やられている株を買えば良いと述べました。その事例として「DeNA」を掲げたのを覚えていますか? カタルは2000円から買い下がったのですが…株価は1800円台だったのです。読者の中で利用された方は、居られたでしょうか? 本日の株価は2000円台に乗せています。

昨日買った銘柄で…大きく下げているのは古河電工です。 昨日は…なんと3915円で200株を買いました。当然、本日も買い続けています。3780円、そうして3730円が、今買えました。たぶん…この株は底入れしている筈です。

9月の下げでも…8月の安値を割れませんでした。でも前の二つの山を越えておらず…底入れの確認は取れていません。やっと75日線から顔を出した所です。でも200日線は4830円で…遙か、先にあります。

この点、東邦チタンは200日線より、株価は上に顔を出しており、売り物ゾーンに居ることが分かります。だから信用の買い残が減っています。証券マンは手数料に追われますから、選択する対象の銘柄は、200日線より上に位置してないと駄目です。

ソニーは1割程度の上昇ですが…カタルは他の株が下がる前に、店を預かるなら、ソニー株を沈潜させろ!と述べていました。その成否が、秋以降の相場で、店の水揚げを左右すると述べていましたね。カタルは後講釈の評論家と違い、いつもペンネーム通り、未来を語っています。

今度は…東芝かな? あらら…3680円の古河電工も買えています。本日は3本買っています。大丈夫かな? 仕方ないから…もう一発入れてみます。今度は3630円です。カタルは進化論の支持派です。

銘柄は時代背景が教えてくれるのです。でも今は、交渉の最中で混沌としています。メディアに登場する経済学者は、貿易戦争の悪い面ばかりを強調していました。でも…ね。カタルは、早くから…貿易戦争の別の面にスポットを当ててレポートしています。本日の日経新聞に載っています。中国の関税の引き下げです。

知的財産権の侵害など…日本がどれだけ苦しんでいるか? 偽物ブランドばかりです。モラルの欠片もない。スウェーデンの旅行者の事件を持ち出すまでもない。一人っ子政策の弊害である「小皇帝」なのでしょう。

まだ9月なので、あまり良い気になれませんが…進化論でも中間反騰でも、どちらでもこの年末年始は、一度は戻るのでしょう。来年、その後の展開を考えればいいのでしょう。

でもね…今回の下げは、まだ軽いものです。この時期は非常に難しいから、いつも読者に述べていますが無理をしないことです。

カタルのような馬鹿は、いつも目一杯、生きていますが…金持ちケンカせずとも言います。まぁ、株式相場は世の中の勉強程度に、程々にした方が…身の為なのでしょう。だって、カタルは既に40年以上も毎日、株を見て売り買いをしているのです。それでもこの程度の水準です。如何に本物国家のバフェットは、すごいか…分かります。

はやく小手川君のような若者が、バフェット越えを目指して欲しかったけれど…その後の彼の行動は分かりませんが…不動産に乗り出したという事は、彼はやはり優秀です。

通常は是川銀蔵のように持田製薬で、スッカラカンになるのです。まぁ、是川さんの場合、息子がガンに侵された不運もあるのでしょう。この事例はチャンスをものにするのは、如何に難しいかを…物語っています。結局、100億も、100万円も同じなのです。それぞれの力量の範囲で頑張ればいいのでしょう。

それでは…また明日。



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