脱皮

先ずは忘れないうちに…昨日の宿題と言うか、課題の答えです。まぁ解答と言うと、おこがましいのですが…カタル自身がバフェットのような金持ちならそう言えますが、貧乏人では幾ら述べても説得力はありません。一つの観方です。日本企業は村論理の為に非常に多くの無駄があります。東芝は長年、経団連の会長を生んできた大企業です。

不祥事の在った石川島(IHI)もそうですが、基本的に日本の歴史のある企業は多くの含み利益を抱えています。例えば…カタルは前に佃に住んでいました。

この佃と言う町は、昔は不便で貧民街でした。でも今は映画の撮影など…テレビにもたびたび登場するような高層ビル群です。その一等地に最近閉鎖されたようですが、IHIは診療所を設けていました。自前の病院があるのです。社員の健康管理の為に、病院を建てたのです。その周りに駐車場もあり…空地もありました。たぶんもう売却したと思います。

開発が進んでいる豊洲もそうです。此処にはIHIの本社がありますね。この周りは開発が進み、ここも高層ビルの開発ラッシュです。でもその隣は広大な広場など…企業の遊休地が豊富にあります。東京ガスは展示館を設けています。

これら大企業、ソニーなどは新興企業の部類です。それでも今回の赤字転落からの脱却でも豊富な財産があり、その困難を切り抜け克服しました。人材も豊富です。東芝の社員は優秀ですよ。指揮官である経営者が馬鹿なのです。今回の東北大震災も不幸な出来事でした。これで原発開発が一気にストップしました。でもNECも、富士通も、なんでも構いませんが…この時期まで、半導体で残ったのは東芝だけです。

もともとフラッシュメモリは、東芝が発明した快挙も産物です。学者級の社員がウヨウヨしています。日本は村論理が強く根回し社会で…トップに登るのが優秀な指揮官とは限りません。大企業の場合…実力があり本当に仕事が出来る人間は、だいたい常務止まりで、下請け企業の社長に転出されます。これが実体です。

カタルを和光証券に入れてくれた興銀常務の杉下さん(故人なので実名を用いました。)は凄い人でした。ブラックな面にも対応し…故にその手の人脈も豊富にありました。でも結局は常務止まり、そうして新光証券の社長に転出です。彼は辞表を胸に2000億単位で勝負をしていたのです。度胸がないと数千億の博打は打てません。商社マンもそうです。今の時代は兆円単位でしょう。シェルはLNG投資を再開するとか…みんな兆円単位の投資です。

でも本物の実力者より村論理の場合、調整型の人間が好まれます。だからなかなか今回の試練が克服できず、「失われた時代」となり長引いたのです。トヨタが異質な企業文化を持つソフトバンクと手を組んだ意味は、非常に大きいのです。カタルは20年程前になるのでしょが、日立の社長室長と面談し、その時に、IR活動のセールスをしたときに、「うちは変わらないのが、日立の企業文化」と述べたのです。石橋を叩いても渡らない企業なのです。これを内部から壊しているので時間がかかります。だから「失われた時代」と呼ばれる冬眠をするわけです。

この辺りの背景を知らないと…時代と言うか、株式の価値を認識できません。東芝の社員は学者級なのです。みんな…そうですよ。官僚もそうです。出来が悪いのが政治家になったり、大学の先生になったりします。トヨタの方針転換と言うか…これはシンギュラリティー(AIなどを使ったスマートコミュニティーの爆発的な開花の時期のこと)を前にして経営者が止むにやまれず…前に進んだ結果です。

昨日のNHKでも、孫さんが述べていました。どう捉えるか? 前を向き一歩踏み出した方が良いのです。

ところが日本人は…やる前から否定的な見解ばかりを並べます。メディアは商売だから人々の感情を煽ります。不安に陥れ、それを餌にします。第二次世界に至る過程を、時々NHKなどが特集番組で報道しています。ナチスが、何故、台頭したか?それは歴史的な背景があるのです。第一次大戦の戦争責任から多額の賠償を科され、大恐慌があり食えないから暴走したのです。日本のメディアも似たようなものです。戦争前の朝日新聞を読めば分かります。

カタルは食えないから…様々な経験をしました。国会図書館には古い資料がたくさんあり、過去を遡れます。食堂も併設され一日中居られます。

今、日本はようやく変わろうとしています。嫌々かも知れませんが、時代に背中を押され…ようやく前を向き歩き始めたように感じています。東芝がその先陣を切る「好事例」になる可能性があります。ソニーやシャープでは役不足です。経団連の会長に選出されるという事は多額の経費が掛かります。何十億円ほど必要なのかどうか…。少なくとも10億円以上でしょう。小さな会社など負担できるものではありません。

先日、東レから榊原さんが生まれました。住友化学の米倉さんの時は…辞退する話もありました。経費が馬鹿にならないからです。その東レ、軽井沢にある社員の為の保養所(福利厚生設備)を見たことがありますか? あの別荘地の苔を管理するだけで、いくらお金がかかるか分かりますか?

兎に角、日本企業は不稼働資産と言うか…無駄が多い国なのです。仕組みを維持するために協賛金だとか…何とか常に必要になります。もし東芝がROE経営に目覚め…本気になったらどうなるか? 見ものです。

幸い車谷さんは自社株買いを、早々に発表し世間を驚かせました。世間の認識は、倒産企業のイメージだった為に…直ぐに復配をするとは思わなかったのでしょう。

東芝は村論理の中核をなす会社です。故にソニーとは違い、日本企業の本当の実力を発揮する可能性があるのです。車谷さんは、就任当初に「リカーリングビジネス」を発表しました。具体的な案件はこれからでしょうが、グループ力がモノを言うでしょう。このリカーリングは光通信の重田さんが先駆しています。ITベンチャーの経営者は彼に心髄している人も多いでしょう。相当なカリスマでしょう。

この東芝が引っ張り…日本が大きく変化する可能性をカタルは考えています。なるとは言っていませんからね。あくまでも可能性の話です。

でもトヨタの動きや…22750円のデフレの関門を突破、AIの開花などのシンギュラリティーの話などの整合性を考えて行くと、非常に大きな可能性があるのです。5000円なんか…単なる通過点で1万円、2万円の企業になっても、なんら不思議ではありません。

日経平均株価10万円のシナリオに、欠かせない立役者になる重要なアイテムかも知れません。もし東芝が完全復活すれば…日本の経営者は、一気にROE経営に走ります。

車谷さんが、自社株買いを受け入れる「決意」を、市場は評価するのです。これ程、劇的な変化はありません。名門企業の東芝が凋落して、銀行から融資をストップされ、一気に復活するのは姿は、村論理からの脱皮を示す…凄い事例になります。

果たして車谷さんが、その器かどうか…。今はその路線を歩んでいます。だからヘッジファンドが売りではなく、自社株買いを種火にして、一気に買い増しに動く可能性もあります。カタルもその路線を考えています。

馬鹿には、日本の歴史が見えません。欧米の株が「失われた時代」の中で8倍になったのに…日本だけが取り残されたのです。これほど日本食が素晴らしいのに…。何故、ステーキを焼いただけの米国に負け続けるのでしょう。社会の仕組みです。

目覚めよ!日本企業、世界標準のROE経営に…

東芝の週足推移



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